くだらな日記(2006年7月)


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7月29日(土)
 「主人がオオアリクイに殺されて一年が過ぎました」ってメール、インパクトは確かにあるのだが、笑いを招きすぎて、エロスパムとしての効果が薄いような気がする。なぜシンガポールにオオアリクイ?ってな疑問が出てしまうし。

補足だらけの歌謡祭。
 (シオンの)栄光に向かって走る あの戦車に乗っていこう
 裸足の奴を踏みにじる あの戦車に乗っていこう
 (ナチスより)弱い者たちが夕暮れ さらに弱い者を叩く
 その音が響きわたれば ミサイルは加速していく
 (イスラムを)見えない自由が欲しくて
 (あとさき)見えないジューが撃ちまくる
 (民衆の)本当の声を聞かせておくれよ

 ここは(アラブ人の)天国じゃないんだ
 かといって(ユダヤ人の)地獄でもない
 (頭の)いい奴ばかりじゃないけど
 (アメリカにウケの)悪い奴ばかりでもない
 (ユダヤ人にとって)ロマンチックな星空に (アメリカの)あなたを抱きしめていたい
 南風に吹かれながら (シオニズムという)シュールな夢を(いつまでもアナクロに)見ていたい
 世界中に定められる どんな記念日なんかより
 (アラブ人でない)あなたが生きている今日は どんなに(イスラエルにとっては)素晴らしいだろう
 世界中に立てられる どんな記念碑なんかより
 (アラブ人以外の)あなたが生きている今日は どんなに(イスラエル人やライスやブッシュなどの莫迦どもにとっては)意味があるだろう

 (腕十本や首三つもないんだから)聖者になんかなれないよ だけど(アラブ人でない限り)生きてるほうがいい
 だから(イスラエル政府の)僕は(盗人たけだけしい宣言を)歌うんだよ 精一杯でかい声で(アメリカの伴奏つきで、白けきった国連面々の前で)

 (国)盗れ 盗れ 走ってゆく
 (領土)取れ 取れ どこまでも
 (合意)取れん 取れん 走ってゆく
 (アメリカとその属国以外からの承認)取れん 取れん いつまでも


7月27日(木)
 安倍「再チャレンジ可能な社会を実現します」
 加藤「じゃあ私も総裁選に再チャレンジ」
 山崎「では私も再チャレンジ」
 小沢「私も再チャレンジ」
 安倍「あんた党が違うやんけ」
 小沢「それも再チャレンジ」
 猪木、石原「ぢゃあ俺も」
 みたいな展開を希望。


7月25日(水)
 中日の福留は怪我を理由にオールスターを出場辞退したと思ったら、後半戦になるといきなり出場して大活躍。いったいどういう奴なんだ。
 福留ごときにこんな大それたことができるはずはない。おそらく落合監督のさしがねだろう。
 思い起こせば落合監督は選手時代から、ずっとオールスターをサボろうとしていた。「落合、夢の休演」とか、「オールスターは適当にやる」という新聞報道や本人の発言が、毎年この季節にはあったことを思い出す。
 盗人にも三分の理というべきか、落合に同情すべき点があるとしたら、先輩達は休み放題だったんだよね。星野や田淵の世代は、オールスター出場辞退に対するペナルティがなかったので、特にセ・リーグの選手はよく休んでいた。野球漫画の「侍ジャイアンツ」で解説者が憤慨していたこともあった。それが落合の時代になると、出場辞退者は後半戦何試合か出られない決まりになったので、たぶんくやしかったのだろう。
 しかしそれにしても落合の今回のやりくちは、悪徳税理士が法の抜け穴をくぐって脱税するようなもんで、とうてい同情する気になれない。監督としてのみならず人間としての資質にも、おおいに疑問符がつく。
 あと、アレだろうな。もしオールスターの監督が星野仙一だったら、福留の出場辞退があったら、ただイヤガラセのためにだけ中日の中田を代替選手に指名し、ただイヤガラセのためだけに連投させるくらいのことはしたかもしれない。その点でも岡田監督は、すっかり舐められているな。


7月22日(土)
 ねこいりおさんが私へのダイイングメッセージを残して更新中止していたのをいまさら気づくなんて、あなたそれでも探偵なの?<いや、いろいろとちがうし
 作文好きか嫌いかは、小学校の時の経験によると、ねこいさんの文章を読んで痛感しました。私の場合、小学校34年の先生がとてもいい人で、どんな作文を書いても「おもしろい」と褒めてくれたのみならず、クラスメートや先生が宇宙旅行をして宇宙怪獣と戦うたぐいの物語を書いても、にこにこと読んでくれたのですね。あれでいっきに作文好きになりました。もっともその結果ネット駄文書きになり、人生間違えてしまったことを思うと、世間の先生はココロを鬼にして生徒を作文嫌いにしているのかもしれません。
 故吉行淳之介は「作文が好きだったか嫌いだったかは、その人の文章を読んでみればなんとなくわかる。私は作文嫌いだった」というようなことを書いていますが、作文好きか嫌いかは、その後に書いたものの優劣とは関係ないのですな。なんとなく作文好きだったような気がする作家というと、太宰治、三島由紀夫、小松左京、新井素子あたりでしょうか。ちょっと最後の人はまだ作家なのかどうかよくわかっていませんが。司馬遼太郎は戦後教育を受けていれば作文好きになったような気がする。

 ところでねこいりおさんは1985年生まれなのですか。いやお若い。ひょっとしたらプルガサリの生まれ変わりなのかもしれません。


7月14日(金)
 広島が一点もやれない状況で内野手5人の奇策をとると、一回目はパスボールで失点、二回目はワイルドピッチで失点。もはや、わざとやってるとしか思えない。だから内野手増やすより捕手を増やせと言ったじゃないの。


7月13日(木)
 いや……あのさあ、広島の黒田といえばセリーグ有数の投手だよね? その投手が投げてて、2点ビハインドで、終盤に先頭打者がまぐれっぽい二塁打で無死二塁だったよね?
 そこで代打が片岡、桧山ってのはいったいなんなんですか?
 どう考えても二死二塁というケースしか頭に思い浮かばなかったよ。その通りになったしね。黒田ですよ? なぜに点を取りにいかないのですか? 片岡の代わりに秀太で右打ちで三塁に進めるのはなしですか? あの二人よりはなんぼか期待できそうなリンに望みを託すのはなしですか?
「やはり、君のところの監督が、ガンだ……」(小説吉田学校より)
 ああ、王監督と岡田監督の病気が逆だったら、と思う私はいけないひとですか? ホントに、いけないことですか? さいはいをしました。 勝てるのに負けました。ちょうどいいハンデだと、落合にほめられました。(不良品監督白書)


7月9日(日)
 年甲斐もないったらねぇな。
 母親からの依頼。姪がアーケードカードゲーム「オシャレ魔女ラブ&ベリー」をやりたがっているのだけど、カード3枚ではいかんともしがたい、東京では初心者用カードセットみたいなのは売っていないだろうか、という用件。
 昨日メバルのあとで行った秋葉原ならそういうのも売ってるかもしれないが、楽天市場などで検索してみてもカードの販売はしてないっぽい。ヒットするのはオークションのみ。
 つーわけでオークションに萌えた、いや燃えた。最初は〆切はるか前に入札して直前で逆転されるとか、自動入札相手に値段をつりあげまくって結局断念とか、そんなこともしましたが、しかし次第にかつての勘がよみがえってきましたよ。さあ一分前、入札だ! しまった時間切れだったか。しかしこっちが残っている! 落とせ!あ、最高額更新された! うざったいんだよ!(バルフレア) ハーァッ、ハッハッハッ!(フラン) みんなを助けたい!(パンネロ) 8`(ヴァン:弾けろと言っているらしい) 自分を信じて!(アーシェ) ケロケロ、ウォーウォー(インスマウス)、ゴボゴボ(戸口にあらわれたもの)
 ちなみにミストカートをミスカトニックと間違えていたことは内緒だ。


7月8日(土)
 築地場内の「高はし」という店でメバル煮付け定食を食った。
 めちゃ混みの行列で朝の十時から十一時過ぎまで並び、そのあいだにメニューはどんどん品切れで消されていき、ひょっとしたらもはやアナゴしか残っていないかもという焦燥感と、こんだけ並ばせてマズかったらただじゃおかんぞコノヤローという殺伐感にさいなまれながらようやく入店。私は最後のメバル煮付け、同行者は最後のキンキ煮付けをゲットしたのであった。あとの人ごめん。
 そして殺伐とした心をときほぐすほどメバルはうまかった。ふつう魚の煮付けってのは、臭味があるのが当たり前で、それをしこたまショウガかどぼどぼ醤油で誤魔化すって印象があったのだが、あっさり薄味なのに臭味がまるでない。おまけに嘘のように柔らかい。皮なんかないかのように箸をつけるとほろほろ崩れる。しかも出てきた姿は煮崩れしてない。どうやったらこんな煮方できるんだろう。
 キンキもめちゃうまだったそうです。アナゴはふんわりと柔らかくふっくらしていたそうです。
 しかしながら築地場内の行列の格差はハンパじゃない。同じ並びの同じ店構えの同じ食品で、一方は長蛇の列、一方はガラガラというのがものすごい。たぶんみんな本で取り上げられた店だけ並ぶんでしょうね。嗚呼。


7月7日(金)
 老齢のせいか、いわゆるカーチャンネタにきわめて弱い。
 むかし2ちゃんねるで流行した「母からのメール」は、もう涙なくしては見れない困ったスレであった。
 この発展形が名古屋万博と楽天イーグルスの、カーチャンの心づくしの手弁当を捨てられるネタですな。
 ソニーのPS3がアホみたいに高価というネタ(はっきり私近辺のソニー社員に聞きたいのだが、あの価格設定は常識の範囲内だと思っていますか? いえ、森本さん、嘘をついてもわかります)で、また登場しているな。「かーちゃん、今月はいっぱい残業したから、4万円もあるんだよ」でひと泣き、PS3を見捨ててWiiにしたら回転寿司を食う金も残ったので喜ぶ母子にひと泣き。やれやれ。


7月6日(木)
 築地場内の吉野家で牛丼を食った。
 長いこと食ってないので味の記憶もおぼろだが、こんなうまい牛丼じゃなかったと思う。まず見た目が違う。吉野家の牛丼というか、どこのファストフード牛丼もそうだが、ティッシュペーパーのようなぺらぺらのかさかさの肉(薄く切るため肉汁はすべて抜けている)を、なんだか妙な合成着味料に漬けて煮込むため、黄土色とオレンジ色の中間の色合いを呈するのがかつての牛丼だったと思う。しかしここのは、しっかりと醤油の褐色に染まっている。
 そして味もいい。噛みしめる程度に適度な歯ごたえのある肉。ちゃんと肉の味がする。そこにすきやき風味の味付け。しっかりした肉に、しっかりした味付けがしてある。
 はっきりいって吉野家は、くそまずくて危険な米国牛丼復活に狂奔するより、この和牛丼を五百円という価格で全国展開すべきだ。つーか、してほしい。三百七十円でアメリカ牛丼と、五百円でこの和牛丼なら、和牛丼を選ぶよ。
 その意味でも、一時禁輸のときカッコつけだけして、あとはブッシュの言いなりに唯々諾々と危険米国牛を輸入再開したデマゴーグまみれのヤメタランス(投げやり怪獣)小泉政権と、安全性も顧客信用度も度外視して、信頼性のまったくない米国産牛の使用に狂奔する安易なササヒラー(兇悪宇宙人)吉野家に対して、強く抗議の声をあげるものである。

 「艱難汝を玉にす」という言葉がもっともよくあてはまるのは、赤星選手だろう。なにしろ、以下のような苦難を乗り越えてきているのだから。
1)これまでプロ野球の監督が通算何人いたのかよくわからないが、仮に千人の監督がいたとして、九百九十九人までが赤星を一番打者にすると思われるのだが、よりによって奇抜さと無能さと莫迦さ加減で千人目となる監督に恵まれ、しばしば二番に追いやられていること。しかも一番打者に鈍足で盗塁センスのない、バントやエンドランで送るのにもっとも不適な選手を選び、赤星の失敗が増えるよう目立つように仕組まれていること。
2)万やむを得ない事情により一番に起用されるとしても、いかにも、しぶしぶ、という感じで、しかも二番打者にはできるだけ、盗塁をアシストするのにもっとも不適な自分勝手打者を据え、盗塁のような個人芸をできるだけ発揮しないよう仕組まれていること。
 私は、あのアホンダラが監督をクビになったら(その日が一日でも早く来ることを切望する)、赤星はとんでもない選手になるんじゃないかと思っている。


7月2日(日)
 ヤツの采配をガンビットにした後だが言っておくッ!
 おれは今ヤツのガンビットをちょっとだけだが体験した。
 い……いや……体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが……。
 あ……ありのまま、たった今、起こったことを話すぜ!

「10連敗でどうみても死に体の相手に、いつのまにか綺麗に連敗していた」

 な……何を言っているのかわからないと思うが、オレも何が起こったのかわからなかった……。
 頭がどうにかなりそうだった……。
 【片岡→6番】だとか【6回→江草】だとか、そんなチャチなもんじゃ断じてねぇ。

 もっと怖ろしい、(関本使うくらいなら片岡使う、関本どうしても使わざるを得んのやったら本職のサードは守らせんとセカンド関本、イヤガラセに本職セカンドの上坂をサードに入れて、守備面のストレスかけて調子崩さしたる。ワイはチームが勝っても関本の活躍だけは我慢ならんのじゃあ!)という、監督の悪意の片鱗を感じたぜ……。
 そ、そして、監督の期待にみごとに応えた守備をしてくれた上坂の片鱗も感じたぜ……。

 逆に考えるんだ。
「そんな監督のもとでも2割5分打ってる関本が愛しい
 そして、そんな監督というハンデを乗り越えて優勝争いしている選手すべてが愛おしい」
 そう考えるんだ。


7月1日(土)
 朝日新聞に小林よしのりの本の広告が載っていた。朝日もクォリティペーパーと名乗るなら、広告費はもらってもこんな本の宣伝は載せません、という態度を見せねばならんとおもうのだが、もちろん朝日新聞はクォリティペーパーなんかではない。絶対ない。
 ともあれその小林本なのだが、なんか、「A級戦犯は罪の重さを表現するものではなく、事実、無罪になったり戦後活躍した人もいる」というようなことを書いているようだ。ABCのクラスは罪の重さでなく質だというのは常識に属する事項で、それを殊勲甲と混同して罪の重さだと思いこむのは小林本を買って読むような馬鹿だけだろ、と思うのだが、そう考えるとこの本は必要な連中に必要な情報を与えたということで必要な本なのかもしれない。
 個人的にはA級指定も絞首刑ももっと増やすべきだったと思います。武藤章とか佐藤賢了とか。広田弘毅は子供のころ、だれかの小説を読んで戦犯なんてひどい、と思っていたが、首相や外相としての無能さを考えると、やはり無能は死刑に値すると思いますね。恫喝に屈する人は、そういう責任ある立場についてはならない、ついたら死刑。おまえはこまわりくんか。


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