10月31日(日)
「雑文祭発言汗の如し」「雑文祭と吐いた唾は飲まんようにしいや」などの格言で知られるとおり、ひとたび雑文祭と言ったからには(10/16)、冗談だろうと嘘だろうとだれかが参加してくるものです。私の知っている限りの参加者は以下の通り。
「元山岳部員からのささやかな贈物」(サヨナラダケガ人生ダ)
「ハロー・グッバイ」(拙作)
あと、ふくろう居眠り系のろずまりんさんも参加を表明しています。さあ、どこまで広がるか紅茶の輪。
不謹慎とはいえ思わず笑ってしまった画像。
拉致組織
ゲットだぜ
10月30日(土)
そろそろ忘年会のシーズンですね。宴会といえば隠し芸。今年はなにをやったらいいか、今から頭を悩ませている方も多いと思います。そこで今日は、阪神・岡田監督の物真似をご紹介します。
・いかにも大監督らしくどっかりとベンチに座って足を組むが、目だけは不安げにきょときょとと視線をあちこちに泳がせる。
・眉間に皺を寄せて、世にも陰気な顔つきで虚空を睨み(でもこのときも視線は不安げに泳がせることを忘れずに)、髭剃りあとを確認するようにアゴをなでる。
・地獄の底から絞り出すような陰気な口調で、次のような断片的言語を語る。
「あの一発が余計やった」「七回がすべてよ。ホンマ」「こっちが信頼して送り出してんのになあ……」「吉野がなあ……」「モレルがなあ……」「安藤もなあ……」「おんなじ事の繰り返しよ」「誰かなんとかしてくれ」「いま攻撃中やから、ピッチャーのことなんてわからん」「そらそうよ」「ああ、ホント……」
この物真似でハッピー宴会ライフをお送りすることを期待して貰って結構です。ただしこの物真似で宴会の雰囲気がどよ〜んと暗くなっても、そんなこと現場に言われてもなあ。責任? 何か(考えが)浅いな。
10月27日(水)
台風が本土から逃げたと思ったらまた新潟で地震、そして浅間山に大噴火のきざし、さらにイラクではおっちょこちょいがまた人質か。まあ最後のはどうでもいいけど。
しかし埼玉だけはどれも大したことないんだよね。台風はどれも、ちょっと吹いたな程度だったし、地震は最大で震度4。浅間山も天明クラスの大噴火がないかぎり埼玉までは被害が及ばない。ひょっとしたら埼玉こそが日本でもっとも安全な地域かもしれない。そういうキャンペーンを組んでみたらどうだろうか。
「地震にも台風にも噴火にすら見放されている、忘れられた郷・埼玉にようこそ! 山ばっかりなので風が吹かない、海がないので津波も来ない、温泉がないので火山もない、山が痩せてるのでクマもいない、人がいないので災害がない、注目されないから報道もない! ないないづくしの安全な埼玉へどうぞ!」
たぶん、「オラこんな県イヤだ」と言い返されるとは思いますが。
4連敗のあと3連勝して優勝を決めたレッドソックスが、ワールドシリーズでは3連勝。このあと4連敗したら笑えるんだが、なんかこのままいきそう。それに、レッドソックスはボストンで優勝を決めたらまずいことになりそうなんで、明日か明後日のセントルイスで決めたほうがいい。
なにしろ、ヤンキースに勝って奇跡の逆転優勝を果たしたときは、ボストンの街が暴動に近い大騒ぎとなり、優勝の歓呼のなかで女子大生が暴行され死ぬという事件まで起こっている。こういうのって、中南米のサッカーでは日常茶飯のことだが、アメリカの野球では稀なんじゃなかろうか。
これで86年ぶりのワールドシリーズ制覇をボストンで果たした日には、暴行どころか衆人環境の中でレイプの5件や10件は起こりそうな勢い(サッカーワールドカップのメキシコで起きたことがある)なので、ボストン女性の貞操のためにも、ぜひ4連勝で決めちゃってください。
某掲示板で東京の居酒屋価格について議論されているが、東京でも安くていい酒が呑める居酒屋はある。人間が住んでいる土地で、そういうものがない場所はありえない。ぜったいどこかにあります。そうそう教えないだけで。なんせ人口が多いから、テレビに出たりガイドブックに掲載されるとたちまち処理しきれない客が押しかけてくるから。私が知っているいい店というのは、どこもガイドブック掲載お断り、取材お断りになっている。居酒屋というのはラーメン屋やメイド喫茶とは違い、処理できる客数が少ないうえ、日本酒の供給数も限られているので、客が急に増えても繁盛せず、単にサービス低下するだけなのだ。
あとは料理の問題かもね。北海道の人が札幌のつもりで焼き魚や貝類にうかつに手を出すとヤケドするぜ。東京は魚が高いからな。けれど安い魚もあるので、イワシのタタキやなめろう、アジタタキやサンマの塩焼きにしとけばいいのさ。
値段の高そうな居酒屋を事前に判別する方法。まず店に「割烹」「炉ばた」「鮮魚」などあるものは高い。店の前に提灯が吊してある店は意外と高い。店に入ってカウンターが白木だったら高い。生け簀があったら高い。その中でヒラメと伊勢海老が泳いでいたらもっとも高い。酒で「久保田」をクローズアップしている店はだいたい高い。メイドさんが出てきたらわりあい安い。店に入って紫の照明に包まれたら、たぶんそこは居酒屋ぢゃない。
10月25日(月)
ライオンズ日本一おめでとう。しかし最後の最後でここまで大差がつくと、それまでの試合内容がぜんぶチャラになって、なんだかものすごく力の差があったように思えるのが不憫でならない。8回の松坂登板、9回の豊田2失点(実際は外野手の故意失策2)は、ナゴヤドームの中日ファンが暴徒化するのを止めるための懐柔策に思えてならない。あと石井貴さん、ダイエーとのプレーオフ緒戦に先発して滅多打ちされた時点で「だから伊東はダメなんだよこんなロートルの役立たずなんか使って」と思ってしまったことをお詫びします。
しかし、なんかこう、日本シリーズ向けの采配をやる監督がここ最近いないのがなんとなく淋しい。伊東も落合もシーズン中の選手起用をそのままというスタンスだったし、去年の王と星野も同じタイプの、はっきりいって短期決戦がヘタな監督だった。シリーズ用に東尾をリリーフ起用していた頃が懐かしい。
10月24日(日)
NHKBSのワールドシリーズ中継には笑った。日本人でありさえすれば、田口みたいな控え選手でも全球リプレイしてもらえるんだな。
それにしてもレッドソックスのヘルメットは汚い。なかには戦災で焼けたんじゃないかと思うようなのがある。ひょっとして、前回制覇したときのをゲンかつぎで使っているんじゃなかろうな。
このところえらく地震が多い。新潟を壊滅させた昨日の地震は、このへんでは積み上げていた本が数冊落ちるくらいだったが、えらく続くので薄気味悪かった。最近の日本のブームは、東日本は地震、西日本は台風だね。南船北馬か。いやちがう北虜南倭か。
今日もやたらに小さな地震があるんだよね。たぶん、そのうちもっと大きいのが起きるんだろうな。台風にも地震にもあまり被害を受けていない埼玉県あたり、狙われそうだ。
10月22日(金)
一場の金銭授受で、ついに阪神のオーナーと球団社長も辞任。できればもうひとり、監督も辞任してくれると嬉しかったんだが。それにしても、4人のお偉いさんのクビを切ってきた一場選手は、もはや、「たかが選手」などと呼べるレベルではない。一場天皇だ。すごいぞ一場。ビバ一場。
しかし阪神はアレだな。私が予想した最悪の事態をはるかに超える惨事っぷりだ。阪神の暗黒は果てしないものがある。
ディスカバリーチャンネルで「野生動物対決!」というシリーズを放映しているが、これが面白い。要は2ちゃんねるの野生生物板でやっているような「ティラノサウルスは地上最強」「ヒグマの腕力にかなう者なし」「なんといってもネコ科最強」などと口角泡を飛ばして語っている知能指数の低い連中の言動と同じ企画なのだが、なにしろアメリカ人だけに徹底している。それぞれの専門家を呼んで基礎データを集め、それを元にアルミや鋼鉄の模型を作って威力を実証し、さらにそこから得たデータをコンピュータに投入してCGで対決させる。その労力たるやハンパじゃない。くだらないことに時間金銭を浪費するという、テレビの神髄のような企画だ。ホレたぜ。
10月21日(木)
しかしテレビ朝日は、本当にプロ野球を中継する資格がないな。
これまではカメラワークがヘタクソだとかアナウンサーもヘタクソだとか演出過多だとか、技術的なことを言っていたが、イニングが終わってCMに入って、次の回の頭までにCMが終わらないのでは、もはや物理的にプロ野球を中継する資格がない。
朝日新聞も公器を名乗る資格がないほどに広告が多すぎるが、テレビ朝日は永久に野球中継から撤退していただきたい。なんだよ得点シーンを生で放映できないって。そんなに広告入れなきゃやっていけないのなら、放映権をテレビ東京にでも譲れ。でなきゃいっそ潰れちまえ。
野球はケーブルのCS放送で見るという習慣がつくと、地上波で見るたびCMの多さや品の悪さや演出過多がイラついて仕方がない。論外のテレ朝や馬鹿女子アナのフジやただヘタなTBSに比べると、アナも解説者も露骨なジャイアンツ贔屓だがカメラワークがよくCMも少なく最後まで放送するG+のほうが100倍マシだ。むろんG+よりも他の衛星放送は10倍マシだ。順位をつけるとしたら、
Jスポーツ=NHKBS>>GAORA>ESPN>TVK=MXテレビ>>G+>千葉テレビ>テレビ埼玉>テレビ東京>>(越えられない壁)>>普通の全国地上波民放>>(越えられない壁)>>テレビ朝日
かな。
JスポとNHKBSは試合の選択以外にはとくに不満はない。NHKのメジャー中継は日本人選手偏重に殴りたくなるけどね。なんだよ今日の中継は。優勝したレッドソックスを語らずどうでもいいヤンクス四番目の打者の話なんかして。GAORAはタイガース贔屓がファンにすら鼻につく。ESPNは解説若菜で減点。TVKとMXと千葉、埼玉の差は、高校野球中継のパンチラの差ではなく、試合を最後までやってくれるか打ちきるかの差。あと放送頻度ね。テレビ埼玉はライオンズ主催試合すら放送するかどうかわからない。埼玉に住んでいながら、西武の試合を見る機会がもっとも少ないのってどうよ。
明大の一場投手が巨人に続き横浜からも金銭を受け取っていたことが発覚し、横浜のオーナーが辞任。しかも巨人の十分の一の金額というのがなんだかなあ。むかしブラック球団の無七志選手が「バッター殺し」、同じくカミソリの竜が「ピッチャー殺し」、ダイエーの新垣投手が「スカウト殺し」と言われてきたが、巨人のナベツネと横浜の砂原、ふたりもオーナーを血祭りにあげた一場投手は、まさに「オーナー殺し」と呼ぶにふさわしい。それにしてもこれで、行き先は阪神かメジャーしかなくなってしまった。でもそこでメジャーを選択されてしまうのがいまの阪神の暗黒っぷりよ。そらそうよ。
10月19日(火)
中有の路を急ぐなゆるゆるとやがて罷りて共に歩かむ
曼珠沙華茎を折りてふ白き汁葉も実もつけぬその潔さ
君がため漬けし朱色の果実酒を深酒ひとり秋の夜かな
10月18日(月)
リガン解雇ですか。思えば岡田が壊した投手だったよな。肘だか腰だか壊して、見るからにおかしくなっているのに、岡田が続投させてますます大怪我にしてしまったんだよな。あのとき解説者の誰かが、「ああいう場面でまだ投げさせる監督の神経がわからん!」と激怒していたことを覚えています。
そして藤本も激怒。「腰を痛めているのに、一軍から二軍へ連絡が行ってなかった。意志の疎通がなかった。バッティングもろくにできないのに、なんのためによさこいリーグに参加させられたのかわからない」はぁ……。
きのうの残ったきのこを味噌仕立ての雑炊にする。
味噌を溶かしながらふと考えた。世の中には味噌漉しという、取っ手のついた深いザルみたいな便利なものがあるのに、なぜ私はオタマと箸で味噌を溶かしているのか。それは、母親がそうやっていたからだ。はたしてこれはうちの母親だけのことなのか、それとも西日本には味噌漉しが普及していないのか。味噌漉しが普及しているのは日本のどの地域なのか。だれか知っていたら教えてください。
10月17日(日)
津山で売っていたという野生のきのこを田舎から送ってきた。マイタケを栗色にしてもっと先っぽを細くしたようなキノコと、かさが開いて裏が網目になっている小ぶりのキノコ。ホウキタケとアミタケというらしい。
とりあえず親に聞いたりネット検索したりして調理してみる。
アミタケは汁の具や煮物、和え物や酢の物がいいらしい。とりあえず酢の物にしてみる。
まずアミタケを茹でる。熱湯に放り込むと紫色に変色すると書いていたが、たしかにやや色が濃くなったかなという感じで、思ったほど凄い変化ではない。それよりも湯がものすごい勢いで褐色に濁ってゆくのに驚いた。よほどアクがあるのか。だから汁や湯で煮る料理がいいのか。
これにおろししょうがを添えて三杯酢でいただく。ぬるっとした食感。柄はスポンジ状ながらも空芯菜のようにしっかりしているのに、傘はぬるぬるふにゃふにゃして、噛もうとすると前歯をつるりと逃げるくらい。網目のなめらかさが舌にここちいい。絹の風味だ。まるで別の植物のよう。
ホウキタケは油炒めがいいということなのでオリーブオイルで炒め、塩胡椒で味つけ。外見と同じように、ちょっとマイタケに似たところがあるが、食感はまるで違う。マイタケは手でちぎろうとすると繊維にそって裂けるように、けっこう強い構造なのだが、ホウキタケは同じように裂こうとしてもぐずぐずと潰れるくらいに頼りない。そのため、口に入れるとほろほろと崩れる。これが心地いい。マイタケなら捨てるしかない根元の部分まで食べられる。ちょっとほろ苦いのが風味かな。先っぽのわさわさした部分を口に入れると、非常に繊細な刷毛で口内粘膜を柔らかくマッサージされているような快感を覚える。味よりもこちらが醍醐味かも。
落合監督ってあんなに敬遠策が好きだったっけ。あれじゃ前任の山田監督と変わらんな。そもそも敬遠が成功するのは、阪神の金本を敬遠して桧山勝負のような、力量があきらかに違う打者の場合だけ。西武打線に敬遠策は通用しないってことは、プレーオフで王監督が見せた「敬遠→打たれる→また敬遠→また打たれる」の完敗コンボを見てりゃわかると思うが。西武で敬遠するとしたら、和田を敬遠して中島勝負(ただし内角で勝負できる投手に限る)とか、中島を敬遠して貝塚勝負(ただし万が一眠った子を起こすと一気に押しきられる諸刃の剣。素人にはおすすめできない)とか、高木を敬遠して投手勝負だけだと思う。カブレラ敬遠で和田勝負、これ大量失点の元凶ね。大昔のバース敬遠掛布勝負と同じだ。
そうか、いま気がついたが、こないだくろさんが買っていたアリクイは、ぽいうさんの前世の姿だったんだ。
「げどーしょーしん! 霊波の光! 汝の正体見たり! 前世魔人アリペロリン!」
「ばーれーたーかー。しかし吾輩は、アリクイに牛久沼のカッパが合成された、ゲル前世魔人エロガッパアリペロリンだ!」
あさましい姿をありがとう。そういえばぽいうさんは、私が以前買った蟻の卵をどこで買えるか、くわしく聞きただしていました。タイ産でもいいですかと誰も問いたい。その答えをだれもが知っているから誰も問えない。エレーンどうしていまさらプロフィールを削除するのですかと誰も問いたいエレーン。
アミガサタケに扮するというのは「きのこ先生」を想像すればなんとかなる気がするのですが、「酒に漬けられた蛇」はコスプレでどう表現するのでしょうか。やはり酔拳か。ああしまった、そんなこと書いている間に「食神」を見そびれた。
10月16日(土)
私のような選手の顔も特徴もろくに覚えていない薄いラグビーファンにとっては、東芝府中のラグビーは戦略がわかりやすくてありがたい。
かつてマコーミック主将で三連覇したころは、PKを蹴らずにひたすらトライを取りにいくラグビーだった。ペナルティをもらうと、ちょこんと蹴ってそのままクイックスタートのスピードラグビー。
そして今は強力フォワード陣で押し込むラグビー。ペナルティをもらったら外に蹴り出して、マイボールラインアウトからモールを組んで押しきるパワーラグビー。いまひとつトップに手が届かない状態だが、難敵NECに勝ったことだし、がんばってほしいものです。
日本シリーズではまたも審判の拙劣なジャッジと対応が出ていましたね。日本プロ野球は、審判の再教育制度を真剣に考えたほうがいいのではないでしょうか。あとはビデオ判定の導入ね。他のスポーツではあたりまえのことなんだから。
それから昔の新人研修のように、監督・コーチに就任するときに管理者教育を施すことも考慮してほしい。選手を人前で叱責したり、コーチに権限委譲できず投手交代に口を出したり、そのくせ聞かれると「いま攻撃中やから投手のことなんかわからん」と答えたり、ブルペンで投げてない投手の名前を審判に告げたり、おまけに責任を投手コーチに押しつけてクビにしたりという、監督というより人を管理する人間としてあるまじき行為をやめさせるために。
しかし新日本プロレスはあいかわらずわけがわかりませんな。今度はランバージャックデスマッチですか。ランバージャックをタッグマッチでやる意味はどこにある。それでも今回は、蝶野がタッチにいけばいいところをわざわざリング下に逃げて戻されたり、相手をリング下に突き落としたりして、ランバージャックらしさは見せていた。きっと前回のチェーンデスマッチの時に怒られたんだろうな。
10月14日(木)
「ふくろう居眠り系」のろずまりんさんは、百円ショップへ行くと有機溶剤の臭いで気持ちが悪くなるそうですが、こないだもっと凄いところへ行きました。秋葉原ガシャポン会館。
2階や3階は、食玩(お菓子のオマケにいろいろなオモチャやフィギュアと称する人物動物怪物の姿をかたどった偶像がついていると称して、実はお菓子の方がオマケというセコい商品。菓子をめくらましに使うのは流通や税金の便宜らしい)の玩具、ガシャポン(10円〜500円を投入してハンドルをぐるぐるまわすと球形のカプセルが1個出てくるしくみの商品販売機。カプセルの中の商品はアニメやゲームのキャラクターフィギュアであることが多いが、中にはバイブや穴あきパンティであることもある)の中身などを個別もしくはシリーズで販売する店になっているのです。そのさらに上にはコスプレ(コスチュームプレイの略で、アニメやゲームのキャラクター、もしくはメイドやスクール水着のような実在特定稼業の人物と同じ恰好をして世間をうろつくこと)の衣装なども売っています。
この店がものすごい。ほぼすべての商品が、軟質のビニールで包装されているのですが、そのせいでしょう。ビニールが溶けたような刺激臭がものすごく、臭いのを通り越して眼がちかちか痛んできました。それでもkasumiさんやとれんびーさんや未鏡さんやくろさんは平気で歩き回っていましたから、やはりこういう店に普段から出入りしていると、慣れてくるんでしょうね。
ふう。普通の人にわかるように説明しようと努力するのが、こんなに大変とは思わなかった。
こないだディスカバリーチャンネルでペルシア帝國の番組を見た。最近の発掘成果からの報告などあって面白かったのだが、ペルシアの専門家として登場してきた太ったおばちゃんが変だった。アレキサンダー大王によるペルシャの滅亡を語るときに、
「アレクサンドルとその兵隊は、野獣のように罪もない一般市民を殺し、ケダモノのように女を犯し、狂ったようにこのペルセポリスを燃やし尽くしたのです!」
と、身をふるわせて悲憤慷慨するのだった。
いわゆる郷土史家などには、こういう地元の英雄に感情移入するあまりにひいきの引き倒しをしてしまっている人間が少なくないとはいえ、国際的なテレビにこういうのが堂々と登場するのにはちょっとびっくりした。
あたりまえのことだが、古代には、敗戦国の非戦闘員を殺すことも奴隷にすることも、その財産を略奪することも、女を犯すことも、街を焼くことも、まったく悪いことではなかった。あたりまえのことだった。ホーマーもその詩で、英雄たちが戦争に出かけ、奴隷と財宝と女を略奪して戻ってくることを賞賛していた。そもそもペルシア帝國自体、勝ち戦では市民を殺し奴隷にし財宝を奪い街を焼いていた。そういうのが禁止されたのは近代以降だ。
前にヒストリーチャンネルで、毛沢東をなんかのケダモノのように中傷する人物が出てきて、怒るよりも呆れてしまったことがある。あのときはヒストリーチャンネルの政治的偏向のせいだと思ったのだが、ヒストリーチャンネルやディスカバリーチャンネルには、そういうキチガイじみた人物の登場を許すアナーキーな姿勢があるのかもしれない。
しかしなんだな、岡田のバカが采配する野球を見る気はまったくなくなってるのだが、佐藤コーチ退団で即日本ハムコーチ就任、前田トレーニングコーチも解雇、楽天が掛布かと思ったら田尾監督、ライブドアがオマリー監督、松井元ヘッドコーチも招聘か。なんか、無能岡田監督のもと、どんどん無能コーチが阪神に集結し、有能な人材はどんどん頭脳流出していくようだな。ここまで惨憺たる光景を見るのは、あの暗黒時代にもなかったような気がするぞ。佐藤コーチは退団の記者会見で「監督はブルペンで投げさせてない投手の名前をいきなり主審に告げるので困った」と言っていたそうだな。笑うしかないよな。あはははははは。……頼むから誰かなんとかしてくれ。
10月12日(火)
同感ですワタルさん。やはりおにぎりは、海苔がべちょっとご飯に貼りついて水分により原型の海草に復帰しかかってしかしそうではなく、磯の香りをただよわせているようなのが王道だと思うのです。かぶりつくと何の抵抗もなく飯粒とともに歯の前と後ろに分割されてゆくいさぎよさ。そして内部からにじみでるシャケの旨みと脂。水筒から飲む麦茶の爽快さ。つけあわせのキューリのキューちゃんの歯ごたえと塩分。現在のコンビニおにぎりは、なんというか、おにぎりが手巻き寿司文化に屈服した姿だと思うのです。
10月11日(月)
とりあえず、
貝塚を見切って代打を送って逆転した伊東監督>松中を見切れずにサヨナラのチャンスを潰した王監督
この差が優勝を決めたということで。
それにしても、
プレーオフ第1ステージ
第1戦〜第3戦 まれにみる好試合
プレーオフ第2ステージ
第1戦、第2戦 一方的な凡戦
第3戦 炎上投手チキンレース
第4戦 まあまあの試合
第5戦 まれにみる好試合
この発展段階でいくと、日本シリーズはことごとく凡戦となりそうだ。せめて第8戦くらいは好試合にしておくれ。
読書週間のシンボルマーク、私にはメスのタケノコのように見えます。なんだよメスって。
世の中には「見せアンテナ」という言葉があるらしくて。つまり「オレはこういうサイトを見ているんだカッコいいだろ」みたいな、自分が辿るためでなく他人に見せるためのリンクらしいのだが。
雑文書きの見せアンテナとして機能しそうなのを考えてみたが、あんまり思いつかなかった。「ニセ首相官邸」というのはどうかな。実際に面白いんだけど。ちなみに当サイトは「死後、このサイトを訪れたことがログから判明したら恥ずかしい文章系サイト」の7位以内につけております。
10月9日(土)
プレーオフ第2ステージはようやく接戦に。しかし内容は炎上王者決定戦に近い。かたや西武は、打たれ出すととめどがないという前評判通りの活躍を見せてくれた張、かたやダイエーは、史上最悪防御率の名に恥じぬ投球を見せてくれた斉藤。両者の対決は、前人未踏の6.26という防御率を誇る斉藤が貫禄勝ち。しかしダイエーも西武も、監督が短期決戦の勝ち方を知らないわ。王監督は斉藤なんかを先発させるし、伊東監督は攻守にわたって足を引っ張る貝塚なんかをスタメンにするし。解説の東尾が「短期決戦はそんなんじゃいけないんですよ」と声を荒げる気持ちはよくわかる。
10月8日(金)
鼻歌で英語の歌を歌っていて、歌詞を知らない箇所に来たときの強引創作歌詞ベスト5。
5位 ていく、み〜
4位 げっちゅ〜
3位 べいび〜
2位 とぅな〜いと〜
1位 スキャット(ふむむむん、とか、たらりらら、とか、どろんどんどん、とか)
ライブドアの新球団名称募集のサイトが荒らされた件だけど、そこらの阪神とかロッテの馬鹿オーナーならともかく、インターネットに精通しているライブドアが、こういう投票が荒らされないわけがないことくらいは知っていただろ。荒らしを呼び込んで新聞報道を見込んでの売名行為と考えるしかないと思うが。もしくはインターネットに関して実はなにも知っていなかった馬鹿なんだが、そこまで馬鹿じゃないと思う。
10月7日(木)
ねえ、なんだかプレーオフ第2ステージになって、急に試合がつまんなくなったような気がするんだけど、これって私が日本ハムびいきだったせい? それとも、これが日本ハムとダイエーの差ってやつ?
10月4日(月)
GAEA JAPANが来年解散と決定。がちょーん。広田さくらはどうなる?
10月3日(日)
日本ハムは負けはしたがすごい試合をやってくれたのでよしとするか。しかしこの屈指の好試合をぶちこわしかねなかったのが主審の山本だった。もうなんというかストライクゾーン移動しまくり。特に逆ダマはど真ん中でもボール。カブレラを押し出しにした誤審がいちばんひどかったが、キャッチャーがミットを動かしたら意地でもストライクにするもんかという意気込みが感じられました。もうちょっとマシな審判を出してくれよ。
人類学者の鈴木尚が死去。享年92。私のけっして最近ではない大学時代の、教室の主任教授のまた先生だった人だからなあ。お悔やみ申しあげますというよりは、まだ生きていたんですねといった感覚。
10月2日(土)
ひょっとしたらミラバルが日本ハムのカジラだったのかもしれない。しかし明日投げる投手はいるのだろうか。正田は頼りないし、岩本や押本や入来では悲惨な結果が見えるようだし。いっそ江尻でも使ってみようか。
10月1日(金)
香港映画「食神」を見る。ストーリーはこないだ見た「金玉満堂」とほとんど同じ、料理対決もののコメディ。比較すると面白い。
「金玉満堂」はストーリーに沿って発生するギャグのセンスとタイミングと数で勝負。まとまりのいい、理想的なコメディ映画。それに対し「食神」は破綻しまくっている。ストーリーなんかそっちのけで、ギャグが暴走している。そのため、当たると大きいのだが、空回りだったり引いてしまったりするギャグも多い。泥臭いギャグ、汚いギャグ、シュールすぎてわけわからんギャグ、ってのも多い。野球選手にたとえると、「金玉満堂」が横浜の金城とすると「食神」は横浜の村田くらいか。三割打者金城と、一発屋なのに金城と同じ13本塁打の村田。
そのくせなぜか、回想で主人公が刺客に追われ山を転げ落ちるシーンが、いつのまにか現在に戻って老師が階段を転がり落ちるシーンに切り替わったりという、カット回しにだけは凝っている。なぜギャグやストーリーは泥臭いままでカット回しだけ凝るのか、わけがわからない。効果的とも思えないんだが。監督の好みなんでしょうかね。
あとで気づいたのだが、この映画の監督主演のチャウ・シンチーって、この映画の5年後に「小林サッカー」を作った人だったのね。ずいぶんと進歩したものだな。村田が多村になったくらいに。話は双子のように似ているけど、洗練されたというか余計なものをそぎ落としたというか。
それにしても主人公に寄り添うヒロイン、整形前の出っ歯で歪んだ顔よりも、整形後の、オバサン顔でミニサンタギャルみたいな恰好のほうが怖ろしかった。そういえば「小林サッカー」のヒロインも、いちど空恐ろしい恰好で出てくるシーンがあったな。ひょっとしてチャウ・シンチーって、ファイナルファンタジーの作画担当と同じくらいファッション趣味が悪いのか? メイド喫茶であんなのが出てきたら夢に出てくると思います。いや、実際にはいるんですけどね。気にしないようにしてるだけで。
しかし「金玉満堂」ってタイトルもどうかと思ったけど、「爆発小便団子」って、あんた、看板見ただけで客は逃げるだろそりゃ。
ついでにどうも気になってしまったので、同じ監督の「0061・北京より愛をこめて」も見てしまう。まあ、ありきたりの007パロディだった。ただ小林サッカーのハゲがまた出てきたり。ヒロインがなんか見たことあるなと思ったら、こちらは「金玉満堂」でハジけた娘を演じていたアニタ・ユンだった。香港の映画人脈ってひょっとしたらすごく狭くないのかと感じました。
西武と日本ハムのプレーオフは、新庄の夢の世界が松坂・カブレラをはじめとする豊富な現実パワーの圧倒的な力に負けてしまった感がある。
金村「しかたないんだ……しょせん、夢は現実に勝てやしない」
新庄「確かに私は劇的な逆転サヨナラを打ったことがある。でも、順位表はダイエー一位、西武二位、なにも変わらなかった」
小笠原「わしはスイングをより鋭くして外人にも負けないように鍛えようとした。あげくの果てが調子を崩してアテネの戦犯扱いじゃ」
ヒルマン「しかたないんだ。でも、モモちゃん、わしらはあんたを怨みはしない。しょせん、力の劣る者が優る者に負ける、しかたないんじゃよ」
新庄「しかたなかったんだ」
小笠原「しかたなかったんじゃ……」
モモ「しかたないなんて……!」
はたして明日はカジラが登場するのでしょうか。