くだらな日記(2002年5月)


最新日記へ


5月31日(金)
 「英語が読めない」という理由で亡命嘆願書を突き返したあの副領事は、警察出身だったそうです。また領事館の副領事は、警察官僚または綜合警備保障からの出向者が多いという話を聞きました。それならもうちょっと危機管理があってしかるべきだろう、と考えることは、国益に反していますか? 盗人猛々しいですか? 中国の手先ですか? 敗北史観ですか?


5月28日(火)
 スイス傭兵部隊の世界一伝説が崩れたという話は、やまりモンタネッリ「ルネサンスの歴史 下」(中公文庫)で読んだものでした。それによると1515年マリニャーノの戦い。イタリアの覇権をめぐってフランスと神聖ローマ帝国は教皇庁をあいだに何回も戦ってきましたが、このときはミラノ公国と神聖ローマ帝国が同盟。当時世界一と言われたスイス槍兵部隊二万五千を擁して、アルプスを越えてきた四万のフランス軍を迎え撃ちました。ところがフランス国王フランソワは、思慮こそ足りない(のちに戦闘で深入りしすぎて捕虜になったりする)ものの、戦闘指揮官としては勇猛かつ有能でした。さらにフランスの砲兵の活躍もあり、スイス傭兵部隊は全滅。スイス最強伝説は崩れ、スイスはそれから永世中立を模索するのでした。
 とはいってももともとの兵隊の数が違うし、同盟軍は寄り合い所帯で作戦の意思統一ももうひとつだったようだし、教皇が後ろで糸を引いている(教皇は戦後寝返り、フランスに味方した)ので戦争に専念できなかったところもあるし、時代を画した闘いとしてはいまひとつの感がありますね。戦術と兵の練度が勝負を分けたトラファルガーの海戦やワーテルローの戦、スペイン無敵艦隊の敗北などと比べると、むしろ政治的背景や寝返り、戦意が勝負を分けた関ヶ原や鳥羽伏見の戦いに近いかも。


5月26日(日)
 数多くの掲示板と数多くの無罪な人々にご迷惑をおかけしながらも、飲み会はつつがなくとりおこなわれました。瑠架さん、砕天さん、しゃあさん、西崎さん、よるねこさん、むさ苦しいわが家にどうも。
 うちでは生春巻きとベトナム風お好み焼きと鳥ささみタタキを用意したのですが、しゃあさんがキュウリ嫌いだとも知らずにしっかり生春巻きに巻き込んでおりました。しゃあさんにはお好み焼きが焼けるまでブルボンホワイトロリータを食べさせてしまい申し訳ない。砕天さんはなぜか家の中でコッヘルを使って焼売を蒸していました。うちにだって蒸し器くらいありますってば。
 そんなわけで夜までしゃあさんは猟奇と北朝鮮が好きとかスイス人傭兵が世界一ィィィでなくなったのはいつかとか西崎さんがしらふの時(普通の人の酩酊期にあたる)強気な言葉を吐くのはほろ酔いになったとき(普通の人の泥酔期に当たる)よるねこさんにびしびしといじめられるSからMへの転落の大きさを愉しむためだとか瑠架さんのセキララなプレイ体験だとかいろんな話をしました。それから砕天さん以外は帰り、砕天さんとふたりで寝ました。夕方まで寝ました。砕天さんはあきれて昼過ぎに帰ってしまいました。
 夜になってリビングを見て仰天。ねえ、なぜ飲み会を開いたというのに酒の量が増えているの? なぜピカチュウのお面がここにあるの? なぜ私のケータイストラップが鮎原こずえと早川みどりと野村監督のスリーショットになっているの? なぜトイレのスリッパがリビングにあるの? なぜ秘蔵の鞭が部屋の隅にころがっているの? きのう、何があったの?


5月24日(金)
 カメルーン来たみたい。五日遅れ。でもなんかカメルーン選手を責める気になれないなあ。カネの相談が決まるまで、冷房も椅子もない滑走路の地べたに座り込んで待たされていたり、チャーター機がオンボロでシートも倒れないとか、貧乏旅行者並の扱いを受けていたらしいのだ。中津江村に来たら驚いたかもしれない。「わっ、個室だよ!」「冷房があるぜ!」「湯船もトイレもあるぞ!」「すげー、冷蔵庫にジュースが入ってる!」「衛星放送が入ってるよ!」などなど。そんな中でエムボマだけは「これは堕落だ。俺はバッグパッカーの心意気を守る」とか言い出して、野外でテント張ったり。「これぞキャンプ」と、七千万人くらい言ったことのあるギャグを飛ばしたり。
 そんなこんなでカメルーン代表団は「お詫びのため中津江の滞在を延長して、山梨への移動を遅らせる」と言い出して今度は富士吉田市が真っ青になっているそうなんですが、わが岡山県美作町でキャンプしているスロベニア選手はめでたく予定通りのスケジュールをこなしているそうです。公開練習も見せてくれるし、湯郷温泉での選手たちも礼儀正しいし、やっぱりというかなんというかレストランでスロベニア料理フェアをやったりしているそうです。スロベニア料理は、イタリア料理をあっさりしたような感じで、蕎麦とジャガイモが主体だそうです。やっぱり貧乏かも。
 ただ残念なのは、湯郷温泉の宿泊客がぜんぜん増えていないそうなのです。サッカーファンは貧乏な人が多いので(チケットを買ったら貧乏になってしまった人が多いらしい)、みんな津山のビジネスホテルに泊まってしまい、ぜんぜん美作町に金を落とさないそうな。このままでは美作町の財政危機です。どうかサッカーファンの皆さん、温泉で酒を浮かべて飲んだり卓球やったりマッサージを頼んだりストリップ小屋にしけこんだりしてください。おおっぴらには言えませんが遊女もいます。質は悪いけど。岡山だし。あとできれば作東バレンタインパークや愛の森や蒜山ドイツの村にも寄ってやってください。


5月23日(木)
 田口ランディの本を最初に読んだのは「忘れないよ!ヴェトナム」だった。ベトナム旅行の直前に情報を収集するつもりで読んだのだが、ベトナムのことなんぞこれっぽっちも書いておらずアタシのことばっか書いているので、最後まで読めずに投げ出してしまった。もっともこれは私が悪いので、たとえば太宰治の「富岳百景」を読んでも富士登山の役に立たなかった、と文句をつけるような愚かな行為である。
 それにしても田口ランディが嫌いになったのは、その本にある過剰なまでの自分語りと露悪的なまでに汚い言葉が多い文章が、ある一連の女性を連想させるからでもある。
 桃井かおりや温子とゆう子のW浅野あたりに起源があるのでしょうか。林真理子や小池真理子や内田春菊やバービーボーズの杏子さんや椎名林檎あたりまでに繋がる系譜。男だが、泉谷しげるもこの仲間にはいるのかな。劣化コピーされたサブカルチャー。戯画化されたアンダーグラウンド。そこでは、汚い言葉を吐くことが既成道徳の打破であり、敬語を知らないことが平等思想の発露であり、私生活の乱れ(とくに性生活の乱脈)が自分に正直なことであり、無知こそが至上の道徳であり、馴れ馴れしさこそが唯一の社交である。吐き気をもよおすアタシの楽園。
 いや、別にアカデミズムやスノッブや既成道徳を攻撃することが悪いと言っているわけではないですよ。攻撃するべきところもあるし、攻撃が有効な箇所もあるし。ただし、狙いも定めずに無駄弾を撃つのは馬鹿者だけだ。

 NHKで人気騒然の腹話術詩人については、いまだに糾弾が続いているようです。ま、NHKがほっかむりで逃げの一手だからしょうがないか。ところでその話題を追っかけていって知ったのですが、別な番組でテント職人を取材していて出た「士農工商テント職人」という言葉もダメらしいですね。NHK的には。「士農工商なんとか」となんとかの人間が自虐的に語るのは、筒井康隆が「士農工商犬私小説SF」と言ったのを代表例として、各業界で語られていると思うのですが。たとえば私もSEのはしくれでしたが、「士農工商システムエンジニア」と先輩は言っていましたよ。深夜に呼び出される、徹夜はさせられる、土日のうちになんとかせいと厳命される、という状況の中で、自虐的に。いまだったら、「士農工商プロレスラーホームレス犬猫カラスネズミ蠅蚊プロレス団体の社長」かなあ。あるいは、「士農工商中村俊輔トルシエFIFAの職員バイロム犬猫JAWOC日本のサッカーファン湯沸かし奴隷カメルーン代表選手」か。え、猫が犬より下だから許せない? 


5月22日(水)
 しかし、チケットはまだ届かない(6月1日のチケットはついに現地渡しが濃厚。試合開始までに入場できないファンが暴動を起こす可能性も濃厚)、カメルーンはまだ来ない(あしたの朝来るそうだが)、セネガル選手の対応していた職員が疲れ果てて首吊り自殺、田舎の警官は外国人が歩いているだけでフーリガンと間違えてパトカー出動、キャンプ地ではこれから真剣勝負に赴く選手のことも考えずに歓迎式典やイベントばっかり組んでついにオコチャ選手がキレる、キャンプ地の住民は参加国の料理を給食に出すことを国際交流と誤解している、トルシエはふてくされて記者会見もしない、と、サッカーのワールドカップは早くも暗雲立ちこめてきた感がありますな。無事に終了したらラッキーといったところか。


5月21日(火)
 生物学者のスティーブン・J・グールド死去。ガンだそうです。一時は手術で再起し、「メジアンはメッセージではない」などと強がりを言っていたが、やはり統計学には勝てなかったか。雑誌連載が去年終わったのがかえってよくなかったのかなあ。数多くの科学エッセイで楽しませてくれてありがとう。まだ三冊残っているそうだし。きわめて合掌。
 阪神も死去。こちらは合掌の値打ちもない。ツバひっかけてやれ。


5月17日(金)
 プロレス団体FMWの元社長、荒井氏が首吊り自殺。
 FMWの倒産後、金を借りたサラ金業者に追われて逃げ回っているとは聞いていましたが、先月頃FMWの内幕本を出版していたので、そのへんはなんとかなったのかと思っていました。けれど、なんともなっていなかったのですね。合掌。

 だれも指摘してくれないので泣きながらカミングアウトしよう。情けねえな。いちおう飲めや歌えやの雑文は文頭回文してます。ええ、企画段階で誰やらが言った縛りにのっとって。シクシクシク。


5月15日(水)
 「私はなにも聞いていなかった」川口外務大臣がついに無能の告白。それにしても副領事よ、「亡命希望者から手紙をもらったが、英文で読めなかったので突き返した」というのは外交にたずさわる人間の言うことか。なんかそれだったら、私のような者でも領事くらいはつとまるんでないかと、希望と絶望が交互にわいてきたり。
 ところで中国を非難している人が多いようですが、私はその立場はとりません。中国のやったことは主権侵害であり許されないことですが、中国にとってみたら、主張されない権利とはないものなのです。権利を主張しない人、抗議しない人、それは権利を放棄したとみなされます。アラビアやヨーロッパでも、おおむねその立場らしいですけどね。「黙って耐えていれば、いつか誰かがわかってくれる」というのが通用するのは日本くらいなものです(アメリカでも二十年くらい前までは通用したらしいが)。主張しない日本がバカ、というのが世界的世論かと。


5月14日(火)
 日本プロ野球初の海外での公式戦として台湾で行われたダイエーVSオリックス戦で始球式に登場したアイドル松浦亜弥は打者として登場、台湾のお偉いさんの投げたボールを見送り、城島捕手に「振らなきゃダメじゃないか!」と叱責された。おいおい、いくらなんでもこういうところで始球式のことも知らないアホウを起用しちゃいかんな。アホウを外務大臣に起用している小泉総理と同罪だぞ。

 先日の中国領事館問題ですが、阿南大使は川口大臣の答弁に反して「亡命者が来たら追い出せ。人権問題になってもかまわん。面倒に巻き込まれるよりましだ。何かあったらオレが責任をとる」と指示していたそうですね。やっほー。阿南さんは敗戦時の陸軍大臣の子孫だそうですが、責任というからには、きっちりと割腹してくれるんでしょうね。でなけりゃ先祖のつらよごしだ。


5月13日(月)
 「亡命者の強制連行に、日本領事館は同意もしていないし抗議もした」っていってもなあ。あれって本当なら、中国からの日本外交官総員引き上げ、国家断交になってもおかしくない主権侵害なんだけどなあ。まあ川口のようなお飾り女を外務大臣にした時点で、中国に舐められて当然だよなあ。田中真紀子が外務大臣だったら、もっと面白いこと(ちゃんとしたこと、ではないだろうが)になったのになあ。いちばん哀れなのは、そんな日本の外務省を信じていた北朝鮮の人間だよなあ。日本の外務省は吉田総理の時代から、いや戦前からヘタレだったし、孫文だろうがチャンドラボースだろうがベトナム脱走兵だろうが平気で引き渡す事なかれ主義のお役人だってことは世界的に有名なのになあ。北朝鮮だから、知らなかったんだろうなあ。

 二回連続で障碍者ネタってのはちょっとばかりやばいかなあ、と、ちょっとだけ反省してみたり。


5月10日(金)
 プロ野球オールスターファン投票の中間発表で阪神選手が八人トップ。しかし矢野、赤星や清原(読売)など怪我して試合にも出られない選手を一位にすることについて星野監督は「ファンはもっと冷静になって、ちゃんとした人を選ぶようにしてほしい」と訴えた。とはいってもこれは自業自得であるな。帽子やヘルメットに怪我人の背番号を書くようなお涙頂戴のチンケな芝居をやってきたツケがまわってきた、というわけで。いっそさらに野口(中日)、黒田(広島)、黒木(ロッテ)、大塚(近鉄)、野村(広島)、城石(ヤクルト)、小坂(ロッテ)、マクレーン(西武)あたりも選んじゃうか。佐々木(マリナーズ)も帰国中でちょうどいいから出てもらおう。セーブするのも家庭の事情。


5月8日(水)
 眠い目をこすりながらサッカーのレアルマドリードと日本の親善試合を見る。田植えのようなコンディションの中、冷静にボールの方向を見ながら個人技でせめこむレアルの選手に対し、日本はとにかく相手選手のまわりを複数でうるさく邪魔する作戦。山本五十六が太平洋戦争開始時に「とにかく太平洋に軍艦をばらまいて、熊ン蜂みたいにブンブン刺して戦争を続ける気をなくさせるんだ」と言っていたが、その作戦に似ている。あるいは新選組が使った、ひとりを二、三人がかりで殺す必殺戦法か。つまりきわめて日本的な戦法ということか。いずれにせよこういう戦法をとると、得点力というのはまるでなくなるんだけど。ま、レアルとしては大事なお客様だし、一点でお茶を濁して接待サッカーに徹したようです。
 それにしても松木の解説は馬鹿さ加減がまたグレードアップしていた。まるで中居のジャイアンツ応援を聞いているようだ。サッカーファンの人というのは、ああいう解説を聞いても大丈夫なんでしょうか。よほど度量が広いのか、それとも愛国心に盲いているのか。ワールドカップが始まっても、NHK以外の放送は見ないようにしよう。精神衛生を保つために。


5月7日(火)
 みれんがましく休み中のネタを。
 休み中ずっとナチスドイツ関係の本を読んですごしていたら、案の定というかやっぱりというか単純素朴というかそのまんまの夢を見てしまった。ヒムラー率いるナチス親衛隊IT部隊。上官の命令に従い、一糸乱れぬ鉄の規律でサイトを荒らしてゆく恐怖の軍団。涙を笑う支配者。ためらいも良心もそこにはない。パソコンの画面に向かい、眉ひとつ動かさずにコピペを貼りつけてゆく、地獄に堕ちた勇者ども。彼らの「特別行動」が通り過ぎたあとは、掲示板ひとつ残っていない。まさに殲滅部隊。
 ……なんとなくショボいように思えるのは、気のせいでしょうか。

 5月2日の新日本プロレス東京ドーム大会(テレビ朝日)の視聴率が7.1%と低迷し、同時間帯ブービーであることが判明。ちなみにビリはTV東京の「TVチャンピオン・お茶バトル!」の5.8%。あやうく人間様の闘いがお茶バトルに負けるところだった。もっともTV東京は、その前の「ポケモン」で8.2%を稼ぎ、平均ではテレビ朝日を上回っている。
 トップは日本テレビの「サッカー日本VSホンジュラス」で、19.7%。以下、NHK「これが津軽三味線だ!」15.5%、フジ「奇跡体験」14.4%、フジ「クイズミリオネア」14.0%、NHK「ニュース7」13.9%、TBS「うたばん」13.1%、日テレ「W杯への道」9.8%、TV東京「ポケモン」8.2%、TBS「スパスパ人間学」8.0%、ときてプロレスとお茶になるわけで。
 つまりは人気的に
 サッカー>津軽三味線>トンデモ>クイズ>ニュース>歌>アニメ>プロレス>お茶
 ということがわかったのだが、ひとつわからないことが。
 どなたか津軽三味線の番組を見た人はいますか? なぜこんなに人気があったのですか? なんかすごく面白いことがあったのですか? アンチサッカーの人は三味線マニアなのですか? 奇跡の三味線弾きが出演しましたか? 番組収録中に人死にが出たのですか? またTBSのヤラセが発覚しましたか? てゆーかサバイバーってパクリでヤラセなのに、なぜ見る人がいるのですか? 教えてください。

 ところで、私の日記を2ちゃんねるのプロレス版に貼ったのだれ?


5月4日(土)
 昨日はなんか濃ゆい初対面の方々と会食。ええと、よく覚えてないけどエコエコアザラクの脚本書いてた人とかボーイズラブ一直線(変換第一候補がボーイズラ部ってのはどうかと思うぞ。少年のくせにみんなズラ。しかも体育会系)の元美少年とかコスの女王様とかぱんつ奥方とかそういう人だったと思う。
 そして場所が御徒町のカラオケボックス「パセラ」。どうも気になったので事前にネットで検索してみた。出るわ出るわ。ヒットしたすべてのサイトの共通点、それは「アニソン」という言葉がまず間違いなく出てくること。ちなみにgoogleで「パセラ」で検索すると5680件。そのうち「アニソンorアニメ」でヒットするのが1860件。ほぼ三分の一の人間どもがパセラにアニメを求めていることがわかる。ちなみに前に徳田さんに連れていってもらったカラオケボックスもパセラだったことが判明。さすがだ徳田さん。
 その事実を立証するかのように両隣のボックスからもアニメの曲が流れている。むろんわれわれのボックスもアニメ縛りである。トイレに行っていたエコエコの人が「いやぁ、あっちでもガオガイガー歌ってたよ。こりゃかぶっちゃったな」とご満悦。かぶるなよそんなマイナーな曲で。
 濃ゆい人たちの間で交わされた会話の内容については、さしさわりがあったり酔って覚えていなかったりするので、断片的に。

 新日本東京ドーム大会の三沢対蝶野。なんか対抗戦というよりは、名刺交換みたいな試合だったな。それにしても乙葉みたいなのを主音声で喋らせるなよ。日本テレビみたく副音声で起用するセンスもないのかテレビ朝日。

 テキスト庵は今後掲示板系のサービスを廃止するらしい。ま、それは管理人の意向で勝手にすればいいことなのだが、そしてまたあそこに書き込んだことはないのだが、ちょっと気にならないことはないのだ。どうやら世間には、論争好きの人、論争嫌いの人、論争が起こることを極度に恐れる人、という人類がいるらしくて、ネットを荒れさせているのは第一の人種と同時に第三の人種でもあると思うのだ。なんなんだろうね。


5月2日(木)
 「狼酋長」ワフー・マクダニエル、「鉄人」ルー・テーズ死去。ご冥福をお祈りします。

 新日本ドーム大会。蝶野と猪木の絡みよりは、一試合でも多く映して欲しかったのだが。
 橋本・小川対天山・ノートンは眠かったな。途中で居眠りしちゃった。小川から迫力がなくなったのが大きいのだが、それに負ける奴はもっと悪い。
 ルッテンVS中西は典型的な昭和の異種格闘技路線だな。ただ違うのは、打撃でふらふらになりながら最後に関節を決めるのは昭和ならプロレスラーだったが、今は総合格闘技者だということ。それにしても中西は、異種格闘技ほとんど負けてるな。長州新団体に行きたいんじゃないのかな。
 フライVS安田は順当か。そもそも安田は借金とか離婚とか娘とかのギミックを外せばただのデクノボウだからな。フライに負ける要素はなかった。
 タナケンVSスタイナーズは、塩&若造とロートルの試合でいいことなし。レフェリーのチャイナ以外に見せ場なし。ごめん、こちらがチャイナの胸と尻にばかり注目していたせいもあるんだけど。はじめ猪木がチャイナを呼んだと聞いたときには、どうして高い金を払ってそんな女を呼んだのかと馬鹿にしたのだけれど、こういう糞試合を見られるものにするためにはチャイナが必要だったんだね。ごめん猪木。できればチャイナには、三沢VS蝶野のレフェリーもやってほしかった。三沢の気が散って蝶野が勝ったんじゃないだろうか。
 高山VS永田。高山の入場に藤田が随行したのを見て、「ああ大森は高山に見捨てられた」とあらためて痛感しました。しかしこのタイトルマッチ以外、TVマッチで新日本正規軍全敗とは、なにやら暗雲が立ちこめていますな。


5月1日(水)
 意外なところの一致に驚く。
 うどんとぷにぷにの徳田さんと、新婚のしゃあさんが香川県は鎌田のだし醤油の愛好家だとは。あれ、一般に販売していないらしいのであまり売れていないと思っていました。西武池袋の地下に売っているそうですが。
 実は私も使っています。なんか幸せなおふたりと同じものを使っているというのは、気が引けるものですね。岡山から送ってくるので使っていただけなんだけど。
 鎌田のだし醤油、使い勝手がいいんですよ。だしが利いているから、うどんやそばを茹でたら、そこにばっとぶっかけてそのまま食える。豆腐にそのままぶっかけてもいい。おひたしや煮物に入れてもいい。「だし醤油」「減塩だし醤油」「精進だし醤油」「さしみ醤油」「サラダ醤油」などの銘柄があるが、サラダ醤油は野菜にそのまんまぶっかけておいしく食べられます。
 ただ惜しむらくは味が上品なのです。私のような下品な人間には、それが物足りなく思うこともあります。立ち食いソバのような下品な味のそばが食いたくなったときや、丼ものを作るときには、だし醤油にみりんと醤油を混ぜて使います。やっぱり丼は下品な味付けに限る。


最新日記へ戻る