くだらな日記(2001年4月)


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4月30日(月)
 遅ればせながら深海生物争奪戦に参戦。
 ダイドーのMIUという海底深層水ドリンクを買うと、深海生物フィギュアのドリンクキャップがついてくるキャンペーン実施中なのだ。一部では人気沸騰、飲み過ぎて下痢をしてしまったというたわけものまで出る騒ぎとなっている。こんだけ宣伝したんだからなんかくださいダイトー様。え、エロサイトにリンクされたくない?
 なにかに踊らされている気がしないでもないのだが、そのへんの心情は押さえつけ、近所のコンビニとスーパーへ。しかし品物がない。こりゃ、新宿まで買い出しに出なければならないか、と覚悟していたが、ドラッグストアで発見。入り口近辺に箱ごとずらりと並べ、コカコーラのFFフィギュアと堂々のキャンペーン合戦を繰り広げている。ま、FFには興味がないし。ペプシがドラクエグッズキャンペーンでマリベルフィギュアを出したりしたら、買いあさるかもしれないが。
 このMIU、値段も168円と手頃。しかし、これ、1.5リットルボトルですか? 小さいのはないですか?
 たしか500ミリボトルもキャンペーン対象商品だったはずなのだが、在庫なのかこちらにはフィギュアがついていない。やむなくでかいボトルを2本だけ購入。重いんだもん。一瞬、箱単位で四箱ほど注文して宅配させようかと心に浮かんだのだが、その衝動はかろうじて押さえつける。
 ついてきたのはコウモリダコとオニキンメ。オニキンメはまずまずだが、コウモリダコの造形はいまいち。腕の質感がぞんざいだ。でも、ああ、この三リットルの液体はどうしよう。また明日、あのドラッグストアに行くんだろうなあ。


4月28日(土)
 かなしいとかつらいとかはらがたつとか、そういうことを書くか書かないかというのは、結構そのサイトの性格を左右するものだと思う。
 ふつう日記というのはかなしいとかつらいとかはらがたつとかいうことが主になっていて、そういうのは「セキララ日記」などと呼ばれる。そうでない日記は「ネタ系日記」などと呼ばれてしまう。
 私もなんだか知らないうちに日記を三つも書いていて自分でも唖然とするのだが、基本的にこの日記と日記読み日記はネタ系日記で、セキララは「トラハタ時事新報」に集中している。これはもうどうしようもないくらい毎日苦悩したり激怒したり懊悩したり恐怖したりしているのをそのまま書いている。たまには歓喜したり微笑したりほのぼのしたりしたいのだが、阪神がそれを許さない。
 で、ナニが言いたいのかというと、私はもう疲れました。いい試合だろうがなんだろうが、負けた奴はカスです。四月:惜敗→五月:大敗→六月:惨敗というくりかえしには飽きました。野村監督は六月まで我慢してくれと言っていましたが、それは根拠があっての発言ですか、それとも六月まではとりあえずおのれの首を繋ごうとする姑息な作戦ですか。とりあえず、ジャイアンツ三連戦で勝ち越すか、ジャイアンツより上の順位に行くまで、トラハタなんか書いていても無駄だと思います。それでは。
 あ、セキララに書いちまった。


4月27日(金)
 きょうは小泉新総理のご祝儀報道ばっかりだな。そんな中で郵便局の連中が相変わらず時代錯誤の利権あさりに汲々としているのが、なかなか笑える。いいかげんにしなさい。

 今日は本に載っていた「ねぎパイ」を作る。薄力粉と強力粉をこね、ごま油を塗って、炒めたベーコンとみじん切りの葱を巻き込み、麺棒で延ばして焼く。ちょっと重たかったが、サクサクした食感と葱、ベーコンの香りがよい。バターを混ぜるのもいいかも。


4月26日(木)
 小泉がとうとう総理大臣だそうで。
 ううむ、今は圧倒的人気だけど、さてどうなるか。福田派出身のド右翼だから、そのうちボロが出そうな気がするなあ。そうか、それも考えて、教科書問題や靖国参拝で中国から苦情が出たら、オヤジの縁で田中真紀子外務大臣に何とかしてもらおうと思っているのか。でもどっちにしろなあ。マスコミにボロクソ書かれだすの、新庄とどっちが早いかな。
 大臣もいまひとつ新鮮みがありませんな。森派の年寄りと、女ならなんでもいいという感じでかき集めた女性陣と、とっちゃん坊やみたいな若手と経済評論家で、一丁上がりという印象。いまさら森山真弓や塩川正十郎 はねえだろ。それならいっそのこと、林義郎とか三塚博とか奥野誠亮とか八代英太とかも集めて、「あんたらまだおったんか」と言わせるとか。
 どうせ参院選までの短命内閣だから、大物は辞退したんだろうけど、それならそれで、意表を突いてほしかった。馳浩文部大臣とか、松浪健四郎国会対策委員長とか、ヤワラスポーツ・体育大臣とか、船田元不倫大臣とか。


4月25日(水)
 ようやく一昨日、埼玉に帰り着きました。
 鶴橋焼き肉オフ、楽しゅうございました。
 神戸オフ、楽しゅうございました。
 神戸オフのオフレポ、書いてみました。そのうち鶴橋オフも書くかも。


4月18日(水)
 岡山南東部の漁港めぐり。
 まず備前焼で有名な伊部の近くにある伊里漁港へ。ここはちんまりとした直売所しかなかったが、日曜日には市場全体に店が出てさかんになるとか。ここで、長年探し求めていたべらた(アナゴの稚魚)を発見。三百グラムくらいのパックが千円でした。やや鮮度が落ちているらしく、生ではなくかき揚げで食べてくれ、とのこと。あと、天然ものの鯛が四尾千五百円というので、少し小さいけど買う。
 そこから東に少し行った日生の市場へ。ここは観光バスもよく来る有名な「五味の市」があります。ここではニシキエビという、芝エビくらいのと、シャコを購入。そのあと市場の近くの店で昼食。ここで物珍しくて頼んだアナゴの刺身というのが、絶品でした。ヒラメのエンガワに似ていて、エンガワよりこりこりしていて脂ものっている。うまかったっす。
 家に帰ってべらたの調理。生の状態では,こんな感じで半透明です。これで全長二十センチ弱。これをちょっと湯がくと、真っ白になってきしめんのようになります。それを酢味噌でノビルとあえてみました。まあ、なんというか、淡泊な味ですね。水っぽい。新鮮だったらもっと味わいがあったのかも。言われたとおりかき揚げにもしてみたのですが、たしかに揚げた方がよかったかも。


4月15日(日)
 りんどんさん宅に泊めてもらい、狂乱の大阪オフ二日目。詳細は個人の名誉に関わるので書きませんが、りんどんさんは、「いやー、くたさんええわ」「もー、許さないぞ、なんて、ホンマに言われるとは思わんかった。もう死んでもええわ」「恋人にしたいとは思わんけど、女王様やったらええかな」「先生みたいに、くたさんに叱って欲しいな」などと語っていたような気がします。
 梅田で女性陣と待ち合わせ、明石焼きを食い、地下鉄で海遊館へ。ここはすごいです。大阪とは思えないくらいオシャレな場所です。お台場みたいです。でも駅前で「空手」などと書いたTシャツを売っていたり、「密輸密航知らせよう118番」「チカン、あかん」などというポスターを貼っているのがさすがに大阪でした。
 海遊館、すごい。水槽の広さでは葛西臨海公園とか匹敵するものがあるのですが、ここは水槽の深さが10メートル以上ある。観客は水槽の回りを、螺旋状の回廊で水面からだんだんと深く潜っていくかたちで見ていくのです。じゅうぶん深いから、ラッコやアザラシやイルカも、ストレスを感じることなく潜ったり泳いだりして遊べるのですね。
 海遊館のウリはジンベエザメなのですが、やはり雑文書きのサガなのでしょうか、同じ水槽にいるマンボウがいいですね。同じ水槽にいながら、なんか他の魚からは、「あれはああいう奴だから相手にするな」という感じで仲間外れにされ、でもまったく気にもせず、のんびりとマイペースで泳ぐ。そばをジンベエザメが、コバンザメやアジの群をひきつれて通っても気にしない。ヒレが見えないほどのスピードで、マグロが泳ぎ過ぎても気にしない。ひたすらマイペースで、ときおり身体が斜めに傾ぎながら、ゆったりと泳ぐ。アアイウモノニ、ワタシハナリタイ。

マンボウは愉しからずやジンベエの威マグロの瞬にも染まずたゆたふ
      虎玉


4月14日(土)
 くた砕天ぽいう降臨大阪オフ。
 中国縦貫バスで大阪まで来て、目印の「エッチな桃太郎のぬいぐるみ」(桃が割れて、赤ん坊の桃太郎が割れ目からなかば頭を出しているというもの)をザックにぶらさげ、各氏を待つ。やがて、大阪在住のりんどん、ういろう両氏が登場。やがて大江山の山賊とそれにさらわれたお姫様みたいなのが来たと思ったら、それがぽいう、くたの両氏であった。おおえ? おおえ? おええ? おええ、おええ! <もおええちゅうに
 とりあえずぼてぢゅうでお好み焼きとビール。腹を作ってから、ういろうさんの案内でディープな大阪巡り。天王寺で降りて、通天閣方面へ。途中、ホームレスの宿のようなバラックがあると思ったら、歌声が聞こえてくるし、妙なキンキラの服でおばちゃんが踊っている。これぞ大阪名物、露店カラオケ。これぞアジア。でもこんなもん、マニラにもバンコクにもクアラルンプールにもなかった。アジアだぜ大阪は。
 通天閣も凄いです。なにが凄いといって、最上階でもジュースが百二十円、アイスが百円です。こんなん、サンシャインや東京タワーでは考えられません。ラウンジのコーヒーが三百円です。こんなん、サンシャインや(以下略)。エレベーターボーイのおっちゃんもいいです。「ここ、市営ですか?」と聞いたら、「市営やったら、もちょっと綺麗にしとるわ」と吐き捨てるように。
 それからういろうさんの案内でかに道楽の蟹と食い道楽の人形とグリコの看板(ちゃんと大阪ドームが背景にありました)を鑑賞。ゲーセンにはUFOキャッチャーならぬ、鯛キャッチャーがありました。これぞ大阪。
 そして鶴橋へ。ひじょうに路地が狭く、新橋の裏道か秋葉原のパーツショップ街のようなところでした。鶴一はすごい行列でした(もっとも、大久保のラーメン屋「竃」にくらべると一割くらいですが)。われわれの行った吉田という店は、ひじょうにわかりにくいところにありました。しかし焼き肉は美味。タン刺というものははじめて食べましたが、生なのにハムのような締まった味で,絶妙としか言えません。むろん焼いたのも美味。こういうのを食いきれないくらい食べて,ビールも飲んで、五千円ですから、やっぱり大阪の焼き肉は、東京の半額です。
 ここで砕天さんとくろさんが合流。このころからりんどんさんは、くたさんの毒牙にかかり、深く静かに壊れていったのでした。(続く)


4月13日(金)
 鮎川哲也短編集「五つの時計」(創元推理文庫)を読む。時刻表トリックを使った駄文が書きたくて、この本やら松本清張の「点と線」やらで勉強するつもりだったのだが、これが妙に面白くて、勉強以外のところで楽しめてしまった。
 私は本来怠惰なので、推理小説に部屋の見取り図や時刻表が掲載されても、それを確認したことがない。見てもつまんないし、どうせトリックが発見できるはずがないと確信しているのだ。それくらいなら、どういう描写で作者がこちらをペテンにかけてくれるか、それを楽しんだ方がいい、という怠惰な読者なので。
 鮎川哲也のお家芸の時刻表トリックは、そういう読者にとっては楽しくない。ところがどっこい、鮎川哲也には,時刻表以外にも、奇想天外な、というか、笑っちゃうような変なものでトリックをこしらえる、という芸もあるのだった。
 バカトリックといったら失礼だろうか、たとえば店屋物のソバの中身を入れ替えるとか、死体の側のものをなんでもひっくり返しておくとか、そういうトンデモなトリック。横溝正史の俳句とかフルートのトリックにも通じる、思わず、「そんなワケないやろ!」とツッコミたくなるような荒唐無稽な,それでいてユーモラスなトリック。機械的密室や時刻表トリックに比べて、異様に印象に残るトリック。
 だれか、「バカトリック傑作選」なんてのを出さないかなあ。古今東西の変なトリックを集めた本。もしかしたら、もう出ているのかもしれないが。
 でもやっぱり、こういう読み方は,推理小説の読み方としては悪質なのだろうな。


4月12日(木)
 こんないい陽気の中、さんざん出歩いたもんだから、花粉をたっぷり浴びてしまったらしい。いつもより薬を多く飲んで酒も飲んだら、酩酊状態に陥り、ついで昏睡状態に陥り、夕方まで寝ている羽目に。なにしろここは、裏山にスギやヒノキがいっぱい生えているのだから。

 板東真砂子「蛇鏡」(文春文庫)を読む。ちょっと板東真砂子には倦怠期というか、飽きを感じはじめている。つづけて読むと、ストーリーの単調さを感じてしまうのだ。ストーリーテラーとか伝奇小説とか言われてはいるが、基本的には「遠くへ行ってしまった男が戻ってきて、昔の女とヨリを戻す」という基本線が変わらない。もちろん、これに伝奇的民俗的なソースをたっぷりかけて、フランス料理のような一品を作り上げてはいるのですが、「ソースを洗い流せば、芋の煮っ転がしじゃねえか」と下品に叫びたくなってくる気分なのです。悪い読者だこと。

 高橋克彦「北斎殺人事件」(講談社文庫)を読む。前作の「写楽殺人事件」で中心となった「写楽=秋田絵師説」は、美術史の知識で構成されているため、美術に疎い私としてはただ拝聴するしかなかったのですが、今回の「北斎=隠密説」には一般日本史のデータも登場してくるため、ツッコミを入れられる部分が多く、そこが逆に楽しめた。あの理論のどこが弱いか、反論し否定しながら読むという楽しみ。これも悪い読者なのだろうな。


4月11日(水)
 津山の衆楽園というところで「曲水の宴」なるものに参加する。
 もともとは中国から伝来した、公家の遊びだったと思う。公園の中を流れる小川に盆を流し、それが一周するまでに漢詩や和歌を詠んで短冊を盆に投げ入れる。今回はそれが俳句。岡山出身の西東三鬼の流れを汲む句会が主宰したらしい。
 もっとも私は母親についていっただけなのだが。でも無理矢理四句書かされた。こういうとき、字が下手な人は恥をかく。句が下手なのはもういいけど。シクシクシク。もうひとつ、「虎玉」と署名する勇気は、どうしても出てこなかった。シクシクシク。


4月10日(火)
 津山城跡でお花見。
 城の城壁を背景に、上から重層的に見下ろす花見は生まれてはじめて。なんか迫力があります。吉野の花見は経験したことはないけど、とにかく上から見下ろす桜には、普通の花見にはない迫力を感じます。津山の花見は、ひょっとして日本有数かも。
 ちなみに気温も異常に高く、顔を直射日光に炙られ、汗を流しながらの花見でした。汗をかきながらの花見というのも、生まれて初めての経験でした。


4月9日(月)
 夜行バスで津山へ。
 バスは各席独立で三列。隣に不作法な奴やデブば座って不快になることもなく、まずまず快適。ただ乗車するや電灯が消え、全員消灯して寝入ってしまったので、ひとりだけ読書灯をつけているのも気が引けるので消してしまった。おかげでえらく暇だった。

 私はこれまで、世界で最低のプロレス中継は「橋本負けたら引退スペシャル」だと思っていたのですが、その認識を改めねばならぬ。それほど今回の新日生中継スペシャルは最低だった。
 まずゲストが最低。誰だよ、あの乙葉とかいうバカを連れてきたの。なにかい、あの伝説のバカ番組「ギブUPまで待てない」を再現しようってのかい。
 そしてCMの入れ方が最低。試合開始直後に、決まってCMを入れるって法があるかい。
 そして試合内容も最低。CMの間に、村上がライガーのマスクを剥いだとかいうので反則負けになった試合だが、あれ、新日が元気な頃なら、あそこで「村上VS山田」として再戦してたよね。
 川田はしばらく見ない間に急速に衰えたよね。あんなんじゃ天龍やケアに負けても納得。まあ、試合進行も、川田にとってはいい迷惑だったのだが。
 まるで番組中継の終了時間に会わせたかのような佐々木の敗けっぷりというのもアレですな。佐々木、そんなことじゃトップはいつまでたっても取れないぞ。
 とりあえずあの大会では、ボロボロの試合内容を、永田と馳の二大エンタテイナーに救われましたね。


4月8日(日)
 昨日は四谷へお花見に。
 九時頃四谷について、わざわざ遠回りして吉野家の牛丼弁当を買い、川沿いの土手に。まだ人がそんなにいなかった。新聞を敷いてそこに寝転がり、牛丼弁当とビールで朝食。その姿は、中年のホームレスにしか見えない。
 しばらく寝ていると、いをり夫妻が息子を連れて参上。よちよちと歩けるようになった伊純くん。食い意地も旺盛で、ビスケットをつまむと手を伸ばして奪い、すべてを独占しようとする。
 そのうち雑文関係者がわらわらと蝟集し、飲み始める。いや、その前から飲んでましたが。
 そんなに飲んでいないつもりだったのですが、九時から四時までの七時間に蓄積されたアルコール量は意外と多かったらしく、終盤はすっかりへろへろに。撤収して新宿でいい香りのウィスキーを飲んだ記憶がかすかにあるのですが、気がついたら家の廊下で寝ていた。弟に「邪魔だ」と蹴られて起きる。なんだか知らないうちに食い物を買ったらしく、トンカツとかカールとか入ったスーパーの袋が横に。私は伊純くんを笑えない。
 ザックの中には、持っていったタイ製のウィスキーボトルがなく、代わりに缶入りのお茶が。まあ、忘れたのがこのくらいでよかった。


4月6日(金)
 「食い放題」という名称は、若干の高級感が漂う料理に似合うようですね。
 しゃぶしゃぶ食い放題、焼き肉食い放題、すき焼き食い放題、寿司食い放題。
 どちらかというと、タンパク質系の食い物が多いですね。寿司はシャリがありますが(そしてまた、食い放題寿司のシャリはでかいのですが。ついでに言うと、食い放題のしゃぶしゃぶ、すき焼きは白菜ばっかり多いのですが)。
 それに反して、でんぷん質系の食い物は、あまり食い放題に似合わないような気がします。
 お好み焼き食い放題、ラーメン食い放題、カレー食い放題、うどん食い放題、焼きそば食い放題。
 どちらかというと「放題」という祝祭的なイメージよりも、「これ全部食ったらタダ」という、刑罰というか義務というか、そんな感じが漂います。
 そういえば「刺身食い放題」というのはありませんね。「このマグロ一匹食ったらタダ」というのも見たことありませんが。


4月5日(木)
 面白そうなメールが来たので紹介します。

オマエミタイナ、テイノウナヤツハ、シネ

ヨクツヅケテラレルナ

シネ

 なかなか漢字能力に欠けた方のようです。

 今日こそは新宿のラーメン屋「風来居」に行ってきました。
 平日の午後一時半。店はきっちり満員でした。すぐ入れましたが。ところが一番人気の「とろ肉塩ラーメン」はすでに売り切れ。平日の一時半でこれですから、とろ肉を食いたい人は、開店の十一時半から並んでいるしかないですね。
 ということで醤油ラーメン。スープは獣系ダシのとんこつ風。脂がこってりしてるんですが、臭みはまるでない。濃厚な味なんですが、塩辛くない。醤油ラーメンといっても、醤油の味を感じさせないくらい、とんこつが濃厚に自己主張しています。いいですねこれは。
 麺は中細のやや縮れた、しこしこと適度に固めの麺。これもいいです。ちょうどいい堅さで、噛むとしっかり味がする麺です。
 チャーシューは、とろ肉を売りにするだけあって、三枚肉をじっくり煮込んで、箸でちぎれるくらいの柔らかさに仕立て上げています。いいですよ。シナチクも普通の醤油の色をしたやつではなく、白っぽい、シコシコ感アップで塩分ダウンのシナチクです。これもよろしい。
 ということで、トータルでも文句がつけようのない味。今まで食べたラーメンの中で、最高かも。ご主人とおかみさんの愛想がいいのもよいです。
 しかしここんとこ、外出するとラーメンばっか食っているもんで、吉野家の「並牛丼250円!」というノボリの前をこそこそと通り過ぎていくのでした。牛丼教徒としてはいかんのではないか。


4月3日(火)
 メールというのも、難しいもんですね。
 なんでも某人気日記サイトに空メールを送ったら返事が来なかったんでブチ切れて、「何様のつもり?! いい気になるんじゃないわよ!」と日記で悪態をついていたら、「お前こそ何様のつもりだ!」との反応が圧倒的でサイトを閉鎖してしまった人がいるようで。
 さらには、某有名サイトから感想メールが来たので返事を送ったら、「それがサイトを崇め奉る内容でなかったらしいため」(括弧内は、返事を送った側の憶測ないし妄想)それに返事が来なかった。タカビーな奴だ、と怒る人間も出現する始末で。
 さらに神奈川では、石原東京都知事と田中長野県知事にエロ画像を送りつけた厨房が書類送検された。なんでも、「激励メールを送ったが返事がなかったので腹が立った」そうな。こういうバカは極刑に処してください。
 ううむ、でも、ひょっとすると私も、誰かの怒りを買っているのかも。
 空メールを設置したことはないのですが、なにも書いていないメールには、基本的に返事を出す必要はないと考えています。あ、そうそう、先日のアンケートですが、私の手違いでしょうか、「やっとれんわ」ボタンの場合はメールアドレスがないので(私のアドレスで送られてきます)返事の出しようがありません。もしお怒りでしたら、ここでお詫びしておきます。
 感想メールをたまに頂くこともあります。返事は必ず出すようにはしています。それにさらに返事が来ることがありますが、それに返事を出す場合も、出さない場合もあります。書くことが思いつかない場合は、そこまで返事を出すこともないだろうという気持ちなので。
 こちらから感想を出した場合も一緒です。メールの返事を頂いても、それにさらに返事を書くか、書かないか、それはケースバイケースです。決して、返事の内容が気にくわなかったわけではありません。
 どうも私くらいのトシだと、メールを実用品として考える習慣が抜けないのですね。とても女子中学生のように、メールをだらだらと垂れ流す気にはなれないのです。垂れ流すなら掲示板かチャットで、という信条なのです。<運営者に迷惑だ


4月1日(日)
 渋谷でラーメンのはしご。
 昼は道玄坂の「でび」に行きました。スープはトンコツやトリガラなど獣骨系の白っぽいスープだが、博多ラーメンよりはるかにさっぱりしている。なんというのか、博多ラーメンのスープを作る課程で徹底的に油脂を取り除いたという感じ。これはこれでおいしい。このスープをどう評価するか、それがこの店のすべてかな。麺は中太で真っ直ぐの、やや固めでしこしこしている。チャーシューはバラのとろとろが昨今の流行だが、ここはロースで歯触りがしっかりした、噛むと味が出てくる肉。それでいて繊維を感じさせないのはさすが。珍しいのは、具に大根の煮物が入っていること。その効果は? と聞かれると、うーん、どうなんでしょう。
 夕方はその近くの「喜楽」へ。スープはダシの味よりも醤油味が勝った、いわゆる江戸前ラーメン。ちょっと物足りないが、浮かせた揚げ葱がいい味出してます。揚げ玉葱か? というくらいの香りを発して、ともすれば単調になりがちなスープにカツを入れる。麺は平麺でやや固め。これが噛むと味わいがあってよろしい。チャーシューはここもしっかりした味のロース歯ごたえ系。モヤシがいっぱい載っかっていいアクセントになってます。ここはとにかく、麺の味と揚げ葱が大黒柱か。
 ちなみにラーメンを食う合間に、花見をしていました。シダレザクラは満開。うららかな春の空気の中、カラスも浮かれて桜の木をうろうろしていました。

 黒塗りの烏飛び込む桜花かな     虎玉


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