指の体操

 ピアノなどの楽器を習っている生徒を別にして、
指というのは、以外と思い道理には動かないものです。
右手でさえも、薬指はなかなか思ったようには動きません。
また左手の指はなかなか動かすことが難しいものです。
 特に、30代から、40代をすぎると、指はなかなか動かなくなります。
しかし、十分な練習を行えば、左手の指も、右手の指も、
どの指も自由に動くようになります。
 タイプ練習を始める一番最初は、指の体操から教えるのがいいでしょう。
NHKのテレビ番組で、「満点体操」という指の体操がありますが、
似たような指の体操を紹介したいと思います。

準備運動

1.肩を上下に動かす。
これは、普通の体操としても、よくある体操です。
タイプを打つときは方が以外と疲れるので、肩の運動はしたほうがいいでしょう。

2.肩を前回り、後ろ回りに、ぐるぐる回すように動かす
これも、普通の肩の体操です。

3.
両手を前に伸ばして、手の平を下にして手を握り、
開いたり閉じたりを繰り返す。

4.
今度は手の平を上にして、手を握ったり閉じたりする。

5.
指の力を抜いて、両手首を、軽く振る。

指の体操

1.
両手を開いて、手の平を見ながら、指を一本ずつ閉じていく。
最初に両手の親指を閉じて、順に人差指、中指、薬指、小指を閉じる。
全部閉じたら、今度は逆の順で一本づつ開いていく。

2.
今度は、右手と左手で閉じる指の順を変えて閉じる。
左手は親指から、右手は小指から順に閉じて逆の順に開く。
次に左手は小指から、右手は親指から閉じて、逆の順で開く。

3.
1.と2.の指の運動を、指を閉じたあと、すぐ開くようにして行う。
たとえは、1.の場合は、
親指を閉じて開く、人差指を閉じて開く、中指を閉じて開く、
薬指を閉じて開く、小指を閉じて開く。
という順で行う。

4.
次の順序で、指を閉じたり、開いたりする。
小指、薬指、小指、中指、小指、人差指、小指、親指、
小指、人差指、小指、中指、小指、薬指、小指。
(毎回、小指を曲げる動作をそれぞれの指を曲げる動作の間に入れる。)

ほかにも、いろいろ動かすバリエーションがあります。
実際にやって見せればいいのですが、言葉で説明するのはかなり難しいので、
各自が工夫してやってみて下さい。
この指の体操は、最初はなかなか指が動きませんが、根気よくゆっくり練習すると
次第に指がなめらかに動くようになります。

これらの体操は、キーボードを使ってのタイプ練習の前と後にするといいと思います。

ほかの指をまったく動かさずに一本の指だけを曲げるのはかなり難しい技です。
練習した初めの頃は、どれかの指を動かすと、
ほかの指もいっしょに動いてしまいます。
しかし、練習すれば、自由に指が一本づつ動くようになります。
曲げる指以外の指が動かないようにして練習して下さい。