準備と予定

1.フロッピーの準備

 授業を始めるにあたって、タイプ練習を行うためのフロッピーを
生徒に一人一枚づつ用意します。
プロッピーの用意を授業の一貫として、生徒にさせる先生もいらっしゃるようです。
しかし、フロッピーのフォーマットや、プログラムのコピーは、
初めてパソコンを使う生徒にとってはかなり難しいのものです。
生徒がパソコンに慣れるまでは、先生がフロッピーを用意したほうがいいでしょう。

2.授業の予定

 パソコンの操作は、キーボードが使えないとほとんど何もできません。
特にワープロを教える場合は、タッチタイプの練習をせずに、
ワープロだけを先に教えると、生徒は入力がほとんどできません。
タッチタイプの指導は、パソコンの使い方の一般的注意を教えたあと、
一番最初に生徒に教えるのが適切だと思います。

3.練習の時間数

 タッチタイプの練習には、だいたい合計で授業では3時間程度を予定しておけば
いいと思います。
もちろん3時間だけで練習がすむ訳ではありません。
しかし、タッチタイプの練習ばかりでは、授業が先に進みません。
一通りタイプ練習のしかたを教えたあとは、授業を始める前に、
毎回5分程度練習させたりするのがいいと思います。
また、それ以外にも自主的に練習をつづけるように、指導しましょう。

4.練習の目標

 タッチタイプの練習は三段階に考えるといいと思います。

A.キーの位置をしっかり覚えて、キーを見ないでも打てるようになる

B.キーをなめらかに自然に打つことができるようになる。

C.キーをきわめて速く(一分間200ー300打鍵程度)打てるようになる。

最初の3時間の授業では、最初の段階Aを目標にします。
ワープロの授業が全部すんだ頃には二番目の段階Bを目標にしましょう。
3番目の段階Cまで、練習を進めるのは、短期間ではかなりむずかしいでしょう。
根気よく練習を続けて、卒業までに3番目の段階Cを目標にするといいと思います。

5.練習の記録

 美佳のタイプ練習ソフトでは、練習の経過がフロッピーに記録されます。
先生は、時折、フロッピーを生徒から集めて成績ファイルだけを
先生のフロッピーにコピーして、生徒の進み具合いをチェックするといいでしょう。
成績の表を作って、教室に張りだしたりすると、
進み具合いの遅い生徒は、頑張って練習すると思います。