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no.78 9月9日 恐ろしい夢と・・・

 「最近、ホームページの更新頻度が少なくなってきているなあ」とお感じの方、誠にすみません。シンガポール出張などで、ただ単に家で愛用のマックに触れる時間が極端に減ったからか? 筆が進まないからか? いずれにしても更新していないのは事実。みなさまに慎んでお詫び申しあげます。

 さて、つい先日こんな夢をみました。
 私の略歴をご覧になっている方は、私がサックス吹きだということをご存知のことと思いますが、そのサックスを吹いている夢でした。鷲宮ウィンドのメンバーの前で、無伴奏で2曲ほど演奏しているのです。1曲めは無難にこなしたものの、2曲めが思うようにできません。途中何度もつかえてしまうのです。そんな中、聞いている人たちが1人、2人と席を立っていきます。私は何くわぬ顔をして演奏を続けますが、心の中では「なんでこんなに吹けないのだろう」と思いながら、(それでもつかえながら)吹いているのです。そして夢から醒める。

 なんという夢でしょう。非常にショッキングですね。実際、練習する時間が無いのも事実で、こういう場面に出くわすのはありえるのです。だから本当に恐ろしい夢なんです。現実には、私なりに練習時間を工夫して、仲間とリハーサルを行い本番に臨んでいます。毎日曜午前の鷲宮ウィンドの練習はきちんとやりながらの話です。まあ好きなことなので、やれるのだと思いますが・・・。昨年のサクソフォーン四重奏での演奏回数が5回あるのですが、よくやっているものだと自分なりに思っています。
 いつも気にしているのは、聴いてくださる方に、知らない曲でも楽しんでもらい、新しい体験をしてもらうこと、サクソフォーンならではの魅力を伝えること、です。

 そんな夢を見た後、鷲宮ウィンドの本番がありました。毎年参加している町主催のコンサートです。今年の曲はヤン・バン・デル・ロースト「フラッシング・ウィンズ」、小山清茂「『木挽歌』より 朝の歌、フィナーレ」でした。ちょっとかための選曲ですが、次の定期演奏会に向けて新しい鷲宮ウィンドのサウンドを聴いてもらおうという意図で臨みました。
 「フラッシング・ウィンズ」は、それなりに演奏できましたが、「朝の歌」が思いもかけないアキシデントに見舞われ、空中分解寸前になりました。実は、出だしすぐに「止めよう」とも思ったのです。が、次のきっかけでみんなが戻れるだろうと考え、そのまま進めました。でも、そのきっかけにたどり着く前に、みんなは迷路に入り込んだように、もしくは魔術にかけられたようになり、そのきっかけを逸してしまいました。私の合図も空振り。後半、ようやくチューバのフレーズで立ち直り、次曲の「フィナーレ」で締めることができました。
 鷲宮ウィンド史上初めての経験だっただけに、私も含め皆がそれぞれ反省しました。今回の曲が5/4(「フラッシング・ウィンズ」にも5/4がありますが逆パターン)で、しかも拍節感の無い旋律だった分、みんながついて来れなかったようです。今回の失敗をステップに、定演では見事な演奏をしようと、みんなで誓い合った打ち上げ会でした。

 みなさんも「対岸の火事」と思わないで練習(仕事)に励みましょう。練習の積み重ねがこれらの問題を解決し、私たちに自信を持たせてくれるのです。

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