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6月1−5日 ドイツ出張

 6月1日から5日まで仕事でドイツに行ってきました。目的地は「マルクトオーバードルフ」。と、聞いても、ドイツのどの辺にあるのか知らない人が多いと思います。いわゆるバイエルン地方にあるのですが、ミュンヘン(この都市はみなさんご存知でしょう)から南西に列車で1時間15〜30分ほどの距離にあります。人口1万8千人の小さな町。有名な古城のあるフッセンという町にいく途中にあります。

 時間が遡りますが、当日は早朝6時の電車に乗り成田空港まで行きました。10時5分発のルフトハンザ航空に乗るためです。成田空港からフランクフルトまで空路12時間。さらに、そこで乗り換え、ミュンヘンまで1時間半ほどかかります。さすがに遠いですね。時差は7時間。ミュンヘンのホテルに着いた頃には日本時間で深夜1時頃でした。眠いところを我慢して、食事をとることに。当然ではありますがテーブルにはビールが登場します(今回の旅の唯一の楽しみ)。旬の白アスパラガスを食べながら黒ビールピルスナードラフトビールを味わいました。これで、長旅の疲れもすうっと退いていきます。白アスパラガスは、日本で食べる缶詰めモノとは比べ物にならないくらいの美味でした。特製ソースでいただきました。

 さて、なぜこの地に来たかというと、マルクトオーバードルフで国際会議があったからです。IFCMという国際的な合唱音楽の組織があり、その理事会がここであるのです。私は、2005年の国際大会を日本に誘致するための説明にやってきたのです。もちろん、私一人ではなく、プレゼンターは、日本の合唱連盟と開催予定地の京都からそれぞれ来ています。私は、その下準備とIFCMとの調整役を担当しました。

 これまでの用意周到な準備と関係者の協力のお陰で、2005年に京都で開催することを満場一致で採択していただきました(翌日の朝日新聞、京都新聞朝刊にその記事が掲載されました)。ミュンヘンのホテルに戻り、京都の方々と祝杯をあげたのは言うまでもありません。地元の方が良く来るというビアホール(決して観光ガイドに載っているようなところには行きません)をホテルで紹介してもらい、デュンケルヴァイスドラフトという3種類のビールを飲みながら、ソーセージ、豚肉料理を本当に美味しくいただきました。

 翌日、帰国し、日本のレストランで生ビールをいただいたのですが、なんとも、ドイツのものとは違います。炭酸がきついというか、泡が大きいというか、まるでサイダーみたいなビールを飲んでいるようでした。これまで、本物のビールを飲んだことが無くてだまされていた、という感じです。ドイツのビールはきめが細やかで、まろやかで、コクがあって本当に美味しいですね。
 まあ、時にはこんな役得があってもいいでしょうか。

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