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5月30日 「計算機の不思議」の答え

 前号の「計算機の不思議」について、読者から(実は関係者の一人なのですが---)、掲示板に投稿がありましたので、ここにもう一度紹介させていただきます。

計算機の外周を足すとどこから始めても2220になる件ですが、例えば次の場合を例に取ってみると、
「123 + 369 + 987 + 741 = 2220」

分解すると、実はこうなるんですよね。
100 + 300 + 900 + 700 = 2000
20 + 60 + 80 + 40 = 200
3 + 9 + 7 + 1 = 20

ここでポイントになるのは、「3+9+7+1」と「2+6+8+4」です。
実は外周を足す場合は、この2パターンしかなくて、並び方を変えると「(3+7)+(9+1)」と「(2+8)+(6+4)」=20なのです。
計算機のキーは「1」の反対側にあるのは「9」、「2」の反対は「8」、「3」の反対は「7」…、ですからね。

…てな訳で、外周を足す場合はどこから始めても「2000 + 200 + 20」になって、不思議と答えは必ず2220なのです。

十字に足す場合も同じですよ。
ちょっと難しいかな?

7

8

9

÷

4

5

6

×

1

2

3

0

 なるほど! 分析するとそうなるんですね。教えていただきありがとうございました。「数学の楽しさ」って、きっとこういうところから入っていくのでしょう。
 ところで、計算機を作った人は、はじめからこういう風に考えて並べたのでしょうかねぇ。それとも、後でほかの人がこれを発見したのでしょうか。
 それに、計算機は下から「1・2・3・4・・」と並んでいますが、電話器は上から「1・2・・・」と並んでいます。ここにも深い理由があるのでしょうか?

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