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5月3日 結婚式で

 先日、5月3日に団内カップルが結婚しますとお伝えしましたが、今日が結婚式でした。はキリスト教。牧師さんが「愛は寛容であり、愛は情け深い。また、ねたむことをしない。愛は高ぶらない、誇らない、・・・愛はいつまでも絶えることがない。」(コリント人への第一の手紙より)と聖書の一章を説く。なかなかいい響きだと思いながら、式を見守っていった。
 新郎は背が高くタキシードが良く似合うし、新婦も純白のウェディングドレスが良く似合い、まわりに飾られた緑が清楚さをひきたて、粛々と式は進んでいった。最後に再び牧師さんが「妻を自分と同じだけ愛しなさい」「夫を助けなさい」と夫婦円満の秘訣をアドバイスしていた。

 次は披露宴。当初、身内だけで式を挙げようとしていたらしく、普通一般の披露宴とはちょっと華々しさ度がちがった(他が華々しすぎるのかもしれないが…)。新郎自らマイクをもち、招待客を紹介していった。私の隣に座った新郎の上司の方々や新婦の友人たちとお話ししてみて、初めてわかったのだが、新郎新婦共々吹奏楽をやっていて、それで知り合ったことをまったく知らないのだ。そこで、なれ初めを話してくれとのリクエストで、鷲宮ウィンドからたったひとり出席した私は、マイクをにぎるはめになった。
 「新郎よりも新婦とのつきあいが長く、団創立以来だから約10年になるでしょうか。新郎は4〜5年くらい前に入団しました。新婦は、ご覧のように某CMにでている女の子に似ているでしょう?(新郎の上司がうなずく)だから、団内でも結構人気だったんですよ。○○君とか、△△君とか(当然実名は挙げないのだが、新婦がなぜか喜ぶ?)。そこに新郎が入ってきて新婦の心を奪ってしまったというわけです。同じ打楽器パートでもあったせいで、すぐ仲良くなったみたいです。」ついでに6月18日の鷲宮ウィンド創立10周年記念コンサートの宣伝もして「二人のステージでの姿を見てくださいと」と話をしめた。
 私も彼らを団のなかでしか知らなかったので、はじめて知ったことも多かった。(1)新郎の仕事の内容。(2)新婦にお兄さんがいた。(3)新郎にも二人の妹さんがいた。(4)新婦がデザイナーの勉強をしていたときの友人たちが美しい人たちだった。(5)新郎の父親は教授だった。
 結婚式とは披露宴なのだから当たり前のことかもしれないが、新郎新婦の二人のことを知る、またとないチャンスだったのだ。

 話は、ここでは終わりません。2次会が続きます。場所は池袋のライブハウスのようなところで、客席数は少ないものの、ドラムやPA、キーボードが完備し、照明やらスモーク(煙)まで使えるところ。新郎の友人で、2次会の幹事の横田君が演奏ができる場所ということで選んだらしい。
 まず、鷲宮ウィンドの有志が演奏を贈った。最初の曲は、サクソフォーン四重奏で「あすか」、次がクラリネットとキーボードを加えてケニー・Gの「ウェディングソング」(これで三度目の演奏になります)、最後に打楽器陣を加えてKinKi Kidsの「フラワー」。
 次は、大学時代のモダンジャズサークル。かっこうよく言えば、知る人ぞ知るMJQ(モダンジャズカルテット)を追求していたのだろうか。新郎がドラムを叩き、ギター、ベース、キーボード、テナーサックスの編成で演奏した。黒塗りのサックス(本体)は格好良かった。よくこういう音楽をやっていた人が吹奏楽に来たものだと、変に感心したものだった。やはり愛する人がいるからだったに違いない。
 最後は、ライブハウスで活躍しているカワノバンド(違う名前で紹介していたが…)。実力のある、なかなか良いバンドだ。横田のサックスも、暴れまくっていた。カワノ氏のボーカルもバツグンである。評論家的に言えば、ドラム、ベース、サイドギターはリズムセクションであるのだから、もっと縦の線を合わせればビート感が変わって、ボーカルをもっとひきだしてくれるに違いないと思えた。
 2次会の最中、外は大雨だったみたいだが、神様もこの会場だけは別世界にしてくれていた。

おめでとうございます

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