鳥海山の麓、海岸の温泉 ■概要 鳥海山は秋田県と山形県の県境にある。鳥海山の海に面する麓、秋田県側に、小さな港町である遊佐(ゆざ)町吹浦(ふくら)がある。吹浦から少し北に行ったところから鳥海山の中腹まで登る観光道路、鳥海ブルーラインが始まる。 吹浦駅に近い海岸に国民宿舎「とりみ荘」がある。それにつながる温泉センターが「あぽん西浜」だ。ゆるい傾斜の屋根の平屋で、外観は地味な公共施設らしい建物だ。 設備は浴室に湯船は2つ、一つは泡の出る寝湯である。そのほかサウナ、全身シャワー、打たせ湯がある。建物の外、駐車場のとなりに飲泉所がある。 飲泉所。温泉の味は昆布茶のような味だ。 ■所在地 山形県飽海郡遊佐町大字吹浦字西浜2−70 TEL:0234−77−3333 |
■印象 浴室の床は温泉成分で茶色く染まっている。広い湯船の縁も茶褐色になっている。お湯の色は黄褐色で、成分が濃いことが感じられる。お湯の温度はかなり熱めにしてある。 泉質はナトリウム塩化物温泉(食塩泉)、で体が芯から温まる。遊び疲れた体をお湯の中で伸ばすと、疲れが融けていくようだ。源泉の温度は37.8度、汲み上げ式での湯量は豊富である。 浴室の広い窓からは庭が見える。残念ながら塀が高いので西浜海岸の美しい松は見えない。 有料の大広間は掃除が行き届いて気持ちがよい。カラオケなどなくて静かなのがうれしい。車椅子トイレもあって、バリアフリーにも気を使っている。 あぽん西浜は、鳥海ブルーラインを降りてから一番近い立ち寄り温泉だ。鳥海山で遊んだ後に寄るのがよい。お勧めする。 |
■営業
■交通 |
■鳥海山 鳥海山は出羽富士とも呼ばれる、東北を代表する山の一つだ。遠くから見ると裾野を広げた美しいシルエットの独立峰である。海からの西風が強くて、よく傘雲がかかる。山頂は大きな噴火口で、裾野からは見えないが火口壁は切り立っている。 |
鳥海山は雪が多く、夏まで雪が残るので夏スキーが楽しめる山である。何度も訪れているが、今回も登ってスキーを楽しんだ。 鳥海山の1800m付近のパノラマ(19kB)をごらんください。 |