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※2004.5.10にGOOD MORNING TOKYO(J-WAVE)で放送されたものです。
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JON KABIRA(以下、JON) 7時44分です。NTT DATA Listen Upのお時間です。日替わりのテーマ、月曜から金曜探っています。Money Monday、月曜日はマネーについて。マネーといってもいろんな捉え方があります。ビジネスのマネーもあれば、エンターテイメントのマネーもあります。あなたのエンターテイメントの支出の中で、CDってどれくらいの割合ですか? 買ってます? 国内盤ですか? 輸入盤ですか? 輸入盤お好きな皆さん、ひょっとしたら買えなくなってしまうかも知れないという状況なんですね。あなたのエンターテイメントのマネーを直撃しかねない著作権法改正案について伺います。そもそもアジアで正規に販売されている日本人アーティストのCDの逆輸入、いわゆる還流CDを防止するための名目でスタートしたのが著作権法改正案だったはずなんですが、ちょっとですね、よくよく読んでみると、「ん???」という状況になっているようです。すでに先月、4月21日全会一致で参議院から通過して、あとは衆議院での通過を待つだけというこの改正案なんですが、この問題に詳しい衆議院議員、民主党所属の川内博史議員と回線がつながっています。川内さん、おはようございます。よろしくお願いします。

川内博史(以下、川内) よろしくお願いします。

JON 実は著作権法改正案どころではない激震を、民主党は今体験しているようなんですが、大変ですね本当に。

川内 いやいや私は年金払ってますんで、大丈夫ですー。

JON そうですか……えー聞くまでもありませんでしたね。失礼致しました。その激動の裏で、著作権法改正案がいろいろ動いているようなんですけれども、何をどういう風に変えようとしている法律なんですか?

川内 そうですね、今カビラさんがご説明されたように、名目上は邦楽の還流を防止するということなんですけれども、これは邦楽であろうと洋楽であろうと日本に入ってくるCDをストップできるという法案ですから。実態として日本に入ってくるCDは洋楽のほうが圧倒的ですからね。100倍くらいありますから。この洋楽の輸入盤が止まってしまうという、大変に大問題なんですね。

JON そうですねえ。しかしこれは、なぜそのような状況になってきたんですか? 僕らのイメージングはですね、「日本の市中価格と比べて非常に安い、アジアで売られている日本人アーティストのCDが入ってこないように」というイメージングだったんですけれども。

川内 国際条約上、著作権っていうのは内外無差別の原則があって、日本人とか外国人とかで差別・区別してはならないんですね。そのために、日本人のレコード・CDが入ってこないようにするのであれば、洋楽=外国人の方についても同じようにその権利を与えなければならないという原則がありましてね。まあ、薬で言えば副作用ですね。副作用の方が大きい、ということになっちゃうんですね。

JON これはしかし、誰にとってメリットがあるんですか?

川内 法案の裏に隠された意図というのは、私が見るにはアメリカのメジャーと呼ばれるレコード会社の方たちが日本の市場を分割して(孤立させて)、日本の市場だけで値段を自由に決めることができるようになるわけですね。価格競争が全く無くなりますから。

JON 輸入盤の価格と国内でリリースするCDの価格の、いわば緊張関係がなくなると。

川内 全くなくなるわけです。今までは国内盤は2500円〜3000円、輸入盤は1800円というようなカタチだったものが、もう、1800円がなくなるわけですから。というか、なくすことができる権利ですからね。日本のリスナーに「このCDは3000円で買ってちょうだい」「もう輸入盤は全くありませんよ」というように、音楽を提供する側が値段を自由に決めることができるようになるということですね。

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