我が家に初めて外国人がやって来ました。
敦子さんはニュージーランドで知り合った旅仲間で、このたびイギリス人のグレイムを連れて来てくれました。
私自身、ニュージーランドで地元の人の家に招待されたことがあり、長男も、ネパールで地元の人の家に招待され、
とても親切にされたことから、以前から「外国人を我が家に招待したいものだ」などと話していたのです。
これと言って特別な歓迎は出来ませんでしたが、グレイムもリラックスして過ごしてくれたようでした。
広島には2日間滞在する予定だったのですが、翌日は我が家の都合で泊まってもらうことが出来なかったので、
近くに住む娘家族の所へ泊まってもらいました。
娘一家も初めての外国人招待です。
さすがに初対面同士だと心細いので、私も夕食に招かれることになりました。
娘宅へ泊まることについて次のようなエピソードがあります。
「今度ね、私の友人がイギリス人を連れて来るんよ」と娘に話していたところ、それを聞いた小2の孫娘が、
「私もイギリス人に会いたい!」と言い出し、実記の運びとなった。
そうなると、少しでも関わりが持ちたくて、早速英会話のカセットを聞いたり、自己紹介の言葉を覚えたり・・・
娘一家に大きな波紋を広げたのである。
午後7時を少し過ぎて、敦子さんがグレイムを連れてやって来た。
チャイムが鳴ると、孫たち4人が一斉に玄関に集まった。
ところが、2人の姿を見るとこれまた一斉に居間に走り去ってしまった。恥ずかしいのである。
2人に腰を落ち着けてもらった後、次は家族全員の自己紹介。
”予習充分!”の孫娘が、2人の兄に押し出され「マイ・ネーム・イズ・・・」とあいさつ。
グレイムもちゃんとわかってくれたようで、孫娘も満足そうにしていた。
孫たち全員が自己紹介を済ませ、夕食のスキヤキを食べながら話ははずむ。
グレイムにとっては珍しいスキヤキの食材を、私が説明する。
難しいことは敦子さんの通訳を通して・・・
私は今まで、旅先で何人かのイギリス人に出会ったけれど、いずれもとてもいい人たちばかりであった。
来年、ヨーロッパを訪れるという私に、グレイムは「See you again!」と言ってくれた。
娘一家も、国際交流が出来たと喜んでいた。