はじめに |
学生時代に北海道をツーリングしていた時、大雨の峠でゆっくりと登ってくるチャリダーとすれ違いました。
ずぶ濡れになりながらも懸命にペダルをこいでいる姿に感動して、思わず手を振ってしまいましたが、彼も笑顔で答えてくれました・・・・・ あの当時は間違っても自転車で遠乗りしようなんて思いませんでしたが、最近なぜか自転車に乗りたくなりました。 バイクに比べると当然しんどいし行動半径は縮まりますが、何より静かで軽快に走ることが出来ます。 そして走り終わった時の充実感、満足感は何とも言えません。おまけに、健康にも良いし環境にも優しいのです。 これから、もっともっとサイクリングコースが整備されればいいなと思っているのですが・・・ 月日は流れて、エコブームやら、メタボ対策やら健康志向の高まりなどで、巷では静かに自転車ブームが到来してきています。 マスコミでも度々そういう記事を見かけるようになりました。そうなると、また例の血が騒ぎ始めて自転車に乗ることにしました。 今度のマシンは、かねてからの念願だったロードレーサー。学生時代から数えると、かれこれ二十数年ぶりの成就です。 納車の暁には、近所の遠乗りから始めて、しまなみ海道、安芸灘とびしま海道、萩往還、瀬戸内海−日本海縦断ツーリングなどにチャレンジしてみたいです。楽しみです。 |
自転車の紹介 〜各車種をクリックしてください、写真が見られます |
ロードレーサー・・・納車前です マウンテンバイク・・・ミヤタ・リッジランナー クロスバイク・・・・・メリダ・クロストレッキング9900 |
サイクリング履歴 〜96年に走ったサイクリングコースを紹介します |
基本的には、自転車をクルマに積んで目的地まで走り、そこで自転車を組んでサイクリングします 目的地が島の場合には、港にクルマを置いた後、フェリーに自転車を乗せて島をサイクリングします |
サイクリングの紹介(文と写真) |
1997/05/10:下蒲刈島一周サイクリング・・・晴天、文句なし |
下蒲刈島一周サイクリング
朝から快晴の空のもと、瀬戸内の小島でのサイクリングを楽しんできました。 瀬戸内の島へのサイクリングでは、まずクルマに自転車を積んでフェリーの港まで走ります。 そこで自転車を組み立て、フェリーに自転車を積んで島を走ります。 瀬戸内の島々を結ぶフェリーは島民の足代わりなので、運賃が安く、自転車も例外ではありません。 今日は呉市の東の端にある仁方港からフェリーに乗って、みかんで有名な下蒲刈に渡りました。 仁方港を出航して15分ほどで下蒲刈島の見戸城港に到着です。 ちなみに運賃は片道、人が¥170、自転車が¥130で、合計¥300でした。 そこから本土との連絡橋である安芸灘大橋建設現場をやり過ごし、島の西側に回り込みます。 この辺りから道路を往来するクルマが激減して、ほとんど貸し切り状態になりました。 おだやかな海風に吹かれながら、のんびり自転車を走らせるのは本当に気持ちの良いものです。 下蒲刈島は、島の西側から南側にかけて人家がほとんどなく、のんびりと走れます。 梶ヶ浜海水浴場で弁当を食べ、愛車の記念撮影をしました。 島の東側に回り込むと、上蒲刈島との間の三之瀬瀬戸に架かる蒲刈大橋が見えてきます。 橋の上からは、北側が瀬戸の向こうに野呂山、南を向けば多島美の瀬戸内海の景色が望めます。 蒲刈大橋から5分ほどで、三之瀬の港に到着です。 走行距離17kmほど、実質走行時間1時間ほどで一周できました。 帰路は、標高840mの野呂山にクルマで上がりました。 川尻から急坂急カーブの道を12kmほど走ると高原状の野呂山山頂部に着きます。 野呂山からの瀬戸内海の眺めは絶品で、目の前には川尻の町並みと安芸灘を挟んで、 左手に上蒲刈島、右手に下蒲刈島が、箱庭のように展開しています。 今日はもやがかかっていましたが、それでも上蒲刈島の東に豊島、大崎下島、大崎上島、 その背後にはぼんやりと四国の海岸線まで見渡せました。 下蒲刈島の西には、倉橋島の海岸線から連なって、本土の休山(500m)、灰ヶ峰(737m)がよく見えます。 |