はじめに |
4年前にネパールを訪れた時、ポカラから1泊2日でヒマラヤへトレッキングに出かけた。 街中よりもぐっと身近に仰ぐヒマラヤは神々しいまでに美しく、さらに奥へと行きたかったのだが、 あいにくトレッキングに充分な時間がなくて涙を飲んだ。 今回、幸いにも時間が取れたので、世界最高峰・エベレストの懐深くまで行くツアーに参加することになった。 ある程度は覚悟していたのだが、トレッキング中に体調を崩したおかげで、とてもつらい行程となった。 しかし、最終目的地のカラ・パタールから眺めるエベレストは、圧倒的な重量感で天空に立ち上がり、 その美しさは私に言葉を失わせる一方で、これまでの苦しさを一瞬のうちに忘れさせてくれていた。 |
カラ・パタールとは? |
シェルパの里・ナムチェ・バザール(3446m)からエベレスト街道(エベレストBCに至る山道)に沿って北上し、 約40km奥地にある、世界最高峰・エベレスト(8848m)の好展望台(5545m)である。 ナムチェからの標高差は約2100m。これを通常1週間程度(往路)かけてトレッキングする。 カラ・パタールの山頂からは、まさに息を飲むような、白銀に輝くヒマラヤの大展望を見ることが出来る。 黒々としたエベレストの山頂は、クーンブ氷河をはさんだ10kmほど先に、悠然とそびえ立っている。 大げさでも何でもなく、手を伸ばせば、すぐに手が届きそうな距離感覚なのである。 そのすぐ右隣には尖鋒のヌプツェ(7855m)と、6000m弱の峰々の向こうに槍の穂先のようなアマ・ダブラム(6812m)。 さらに右に、カンテガ(6779m)とタムセルク(6623m)、大きくタオウチェ(6501m)とチョラツェ(6440m)が望める。 エベレストの左にはチャンツェ(7553m)、クーンブツェ(6640m)、リントレン(6697m)、プモリ(7161m)がまぶしい。 |
トレッキング・マップとネパール・マップ |
トレッキングの行程 |
10月31日(木):広島空港→香港空港→カトマンズ空港、カトマンズ市内;エベレストホテル泊 11月 1日(金):カトマンズ空港→ルクラ空港(2800m)、トレッキング開始→パグディン(2652m);テント泊 11月 2日(土):パグディン→モンジョ(2835m)→ジョサーレ(2805m)→ナムチェバザール(3440m);テント泊 11月 3日(日):ナムチェ滞在、ナムチェ→シャンボチェ(3833m)→クムジュン(3790m)→ナムチェ;テント泊 11月 4日(月):ナムチェ→サーナサ(3600m)→プンキ(3250m)→タンボチェ(3867m);テント泊 11月 5日(火):タンボチェ滞在、裏山(4200m)へ往復トレッキング;テント泊 11月 6日(水):タンボチェ→パンボチェ(3983m)→ショマレ(4050m)→ディンボチェ(4343m);テント泊 11月 7日(木):ディンボチェ滞在、ビブレ(4571m)裏の無名丘(5050m)へ往復トレッキング;テント泊 11月 8日(金):ディンボチェ→ドゥシ(4509m)→トゥクラ(4620m)、チョラ湖往復トレッキング;テント泊 11月 9日(土):トゥクラ→ロブチェ(4930m)→タンマリ(4980m);テント泊 11月10日(日):タンマリ→ゴラク・シェプ(5288m)、カラ・パタール(5545m)登頂往復;テント泊 11月11日(月):ゴラク・シェプ→タンマリ→ロブチェ→トゥクラ;テント泊 11月12日(火):トゥクラ→ペリチェ(4243m)→ショマレ→パンボチェ→タンボチェ;テント泊 11月13日(水):タンボチェ→プンキ→サーナサ→クムジュン→シャンボチェ、トレッキング終了;テント泊 11月14日(木):シャンボチェ空港→カトマンズ空港、カトマンズ市内;エベレストホテル泊 11月15日(金):カトマンズ市内・外観光(バクタプル&パタン含む);エベレストホテル泊 11月16日(土):カトマンズ市内観光、カトマンズ空港→上海空港;機中泊 11月17日(日):上海空港→関西国際空港→広島 |
ヒマラヤ写真館 〜ニコンF801S&ニコンミニで撮影 |
いよいよトレッキング開始(4枚)・・・カトマンズからルクラへ、いよいよトレッキングは始まります パグディン→ナムチェ・バザール(4枚)・・・”シェルパの故郷”ナムチェ・バザールへ上がります ナムチェ・バザール(4枚)・・・・・・ナムチェの丘から見たエベレスト他、ヒマラヤの展望です シャンボチェ(3枚)・・・・・・・・・シャンボチェの丘から見たエベレスト他、ヒマラヤの展望です ナムチェ・バザール→タンボチェ(4枚)・・・ナムチェ・バザールを出発してタンボチェに向かいます タンボチェ(4枚)・・・・・・・・・・世界各国から集まった、たくさんのトレッカーが滞在していました タンボチェ裏の丘 1(4枚)・・・・・高所順応日のトレッキングで、さらに丘に上がります タンボチェ裏の丘 2(4枚)・・・・・標高は4250m。もちろん到達高度の自己最高記録です パンボチェ 1(4枚)・・・・・・・・パンボチェ付近から見たアマ・ダブラム、ヌプツェ、ローツェ パンボチェ 2(4枚)・・・・・・・・標高4000mを突破。イムジャ・コーラに沿って歩きます ディンボチェ(3枚)・・・・・・・・・カルカ(夏季放牧地)のあるディンボチェと、そのパノラマ ビブレ裏の無名丘 1(2枚)・・・・・高所順応日のトレッキングで、標高5050mの無名丘に登りました ビブレ裏の無名丘 2(3枚)・・・・・大迫力!!!のヌプツェ南壁とローツェ南壁 ビブレ裏の無名丘 3(4枚)・・・・・世界第5位の高峰マカルー(8463m)もよく見えました ディンボチェ→トゥクラ(4枚)・・・・”パノラマ街道”からの眺めは抜群でした トゥクラ(4枚)・・・・・・・・・・・・氷河湖とアマ・ダブラム、タオウチェ、チョラツェの眺めが大迫力 トゥクラ→ロブチェ(3枚)・・・・・・トゥクラからクーンブ氷河末端・上部へ登り、ロブチェへ タンマリ(4枚)・・・・・・・・・・・・丘の上から見たヌプツェの夕景は感動ものでした カラ・パタール展望台 1(3枚)・・・ついにカラ・パタール登頂。エベレストとヌプツェが大迫力!! カラ・パタール展望台 2(3枚)・・・クーンブ氷河北側の大パノラマ!! カラ・パタール展望台 3(4枚)・・・クーンブ氷河東側〜南側の大パノラマ!! カラ・パタール展望台 4(4枚)・・・カラ・パタール背後の巨大なプ・モリと、チャングリ氷河 ゴラク・シェプ→トゥクラ(4枚)・・・いよいよクーンブ氷河ともお別れです トゥクラ→シャンボチェ(4枚)・・・・ペリチェ谷からのパノラマと、サーナサからのタムセルク めでたくトレッキング終了(4枚)・・・シャンボチェからヘリコプターでカトマンズへ戻ります
ヒマラヤの子供たち(5枚)・・・・・・人なつっこい、かわいい子供たちでした |