ペルー・アンデス世界遺産周遊
2006年8月17日〜8月27日

“謎の空中都市”世界遺産マチュピチュ

はじめに
 最近、テレビの世界遺産関連番組を見るのが楽しみの1つになっている。NHKが募集した人気投票『世界遺産 絶景!これが見たいベスト30』では、2位のモン・サン・ミッシェルを圧倒的に引き離して、マチュピチュが堂々第1位に輝いた。人気投票のことは旅に出てから知ったのだが、以前から行ってみたい場所であった。
 マチュピチュと言えば、南米のペルーにある。日本から見ると地球の裏側だ。遠い故、時間も予算も厳しいのだが、今回何とか粘ってチャンスを得ることができた。今回の旅は、目的地、時間、治安などを考えて日本からのツアーに参加することにした。慣れない“至れり尽くせり”のツアー旅行ではあるが、地球の裏側にある“天空の別世界”で何かを感じてこようと思っている。

旅の日程・行程(行程・行動をクリックすると写真にジャンプします)
  月日 発着地名等 行程・行動
01 08/17 自宅→広島空港 リムジンバス、いよいよ出発!
広島空港→羽田空港 JL1604便
羽田空港→成田空港 リムジンバス
成田空港→ロサンゼルス空港(トランジット) JL062便
機中にて日付変更線越え
ロサンゼルス空港→リマ・ホルヘ・チャベス国際空港 LA601便(ラン・チリ航空)
空港→ホテル;メリア・リマ泊
02 08/18 リマ市内観光(バス) ホテル→アルマス広場サンフランシスコ教会ペルー黄金博物館レストラン・ラ・ロサ・ナウティカ(昼食)天野博物館→ホテル;メリア・リマ泊
03 08/19 ホテル→空港
リマ空港→クスコ空港
バス
スター・ペルー航空1117便(アンデス山脈の雪山クスコ市街
クスコ市内観光(バス) クスコ市内観光(インカの石組み、アルマス広場サント・ドミンゴ教会「太陽の神殿」)→ レストラン・ラ・カバ・デ・サン・ラファエル(昼食)
クスコ(3400m)→ユカイ(2850m);バス クスコ→サクサイワマン遺跡観光ケンコー遺跡観光、プカ・プカラ遺跡、→タンボ・マチャイ遺跡観光ユカイ(2850m)→ホテル;ソネスタ・ポサーダ・デル・インカ・ユカイ泊
04 08/20 ユカイ→オリャンタイタンボ遺跡 バス車窓風景オリャンタイタンボ遺跡観光
オリャンタイタンボ駅→マチュピチュ駅 ペルー鉄道(ビスタ・ドーム号)車窓風景
マチュピチュ駅→マチュピチュ遺跡 シャトルバスマチュピチュ・サンクチュアリ・ロッジ
マチュピチュ遺跡観光 アンデスの雪山王女の宮殿インティワタナ(遺跡最高所)陵墓&太陽の神殿
ホテル;マチュピチュ・サンクチュアリ・ロッジ泊
05 08/21 マチュピチュ遺跡観光 “霧の空中都市”マチュピチュ
ワイナピチュ登山 ワイナピチュ(2690m)から遺跡全景
マチュピチュ遺跡観光 コンドルの神殿(コンドルの石)、リャマ
マチュピチュ観光 いろいろなみやげ物屋を散策
マチュピチュ駅→ポロイ駅 ペルー鉄道(ビスタ・ドーム号)、車内パフォーマンス、車窓風景
ポロイ駅→クスコ クスコ(3400m)の夜景、ホテル;モナステリオ泊
06 08/22 クスコ→ラクチ遺跡 ホテル・モナステリオバス車窓風景
ラクチ遺跡観光 ビラコチャ神の神殿跡、みやげ物屋
ラクチ遺跡→ラ・ラヤ峠 バス車窓風景ラ・ヤラ峠(4335m)・みやげ物屋
ラ・ヤラ峠→フリアカ バス車窓風景
シルスタニ遺跡 ティワナク時代の円筒墳墓
シルスタニ→プーノ プーノ(チチカカ湖)→ホテル;リベルタドール・ラーゴ・チチカカ泊
07 08/23 プーノ(チチカカ湖) ホテルの窓からチチカカ湖
チチカカ湖観光 トトラ(葦)で出来た浮き島を船で訪ねる
プーノ→フリアカ
フリアカ空港→リマ空港
レストランで昼食
スター・ペルー航空、ホテル;JWマリオット泊
08 08/24 ホテル→リマ空港→イカ空港 アエロ・コンドル航空(プロペラ機)、イカ空港
ナスカ地上絵観光 イカ空港←6人乗りセスナ機→ナスカ地上絵遊覧飛行
イカ市内観光 コンドルと記念撮影、イカ考古博物館、砂漠のオアシス
イカ空港→リマ空港 ホテル;JWマリオットにて休憩
09 08/25 リマ・ホルヘ・チャベス国際空港→ロサンゼルス空港(トランジット) LA600便(ラン・チリ航空)
飛行時間しめて20時間。我慢の限界。。機中にて日付変更線越え、機中泊
10 08/26 ロサンゼルス空港→成田空港 JL061便
無事帰国、空港→ホテル;成田ビューホテル泊
11 08/27 成田空港→東京・羽田空港 リムジンバス
羽田空港→広島空港 JL1604便
広島空港→自宅 リムジンバス、無事自宅に到着

ペルー・アンデス周遊写真館
 第1日目第2日目第3日目第4日目第5日目第6日目第7日目

旅の終わりに
 マチュピチュは、やはり別世界だった。“謎の空中都市”とはよく言ったものである。麓の谷底からは何も見えないのに、標高差400mの尾根上には、石で作られたインカの要塞都市が広がっていた。コンドルが飛んでいれば、なお雰囲気が出ていたであろう。
 遺跡には1泊2日間滞在したが、初日の昼間には晴れたマチュピチュを、夕方からは雨のマチュピチュを、翌日朝には霧のマチュピチュを堪能することができた。特に、霧のマチュピチュでは“天空の別世界”、神秘的な雰囲気を感じることができた。また、マチュピチュの裏にそびえているワイナピチュ(2690m)にも登って、250m上空から遺跡の全景を見ることができた。
 マチュピチュも含め今回のツアーでは、インカ帝国の遺跡を多く訪ねたのだが、その建築技術の高さに驚いた。“カミソリの刃も通さない”と形容される精巧なインカの石組みである。大きな石にも、手間暇かけて、現代の先端技術でも難しいような石材加工をしているのだ。
 今回の旅で、自身が好きな世界史の空白地帯であった「アンデスの古代文明」に興味を持つことができた。これをきっかけに、いろいろと知っていきたいと思っている。やはり、その場所へ行くのが一番の近道であるな。。

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