バルセロナへサッカーを見に行くぞ!
2005年 8月17日〜 8月26日

ガンペール杯vsユベントス戦、91,826人の観客で埋まったカンプノウ・スタジアム

はじめに
 ここ3年の間、自分でも「相当ハマってしまった」と自覚している。

 もちろんサッカーにである。もともとJリーグ創設あたりからサッカー好きになっていたのだが、それでもTV観戦が主であった。 しかし、このところ地元クラブの試合観戦を中心に、スタジアムでサッカーを見ることが当たり前の日常になっている。

 スタジアムに通い始めた頃は、スタジアム特有の雰囲気に呑まれ気味であったものの、そのうちにその雰囲気にも慣れ、 変な表現かもしれないがスタジアムが我が家の一部屋の感覚に近くなっている。まあ、それだけ身近な存在なのだ。

 国内ではJリーグの地元クラブや日本代表を応援しているが、海外では何と言ってもリーガエスパニョーラ。 それもFCバルセロナが好きで、シーズンが始まると毎試合のTV中継は欠かさない。さらに、関連HPのチェックも楽しい日課になっている。

 2年前のスペイン旅行では、レアル・マドリーのサンチャゴベルナベウ・スタジアム、セビリアFCのサンチェス・ピスファン・スタジアム、 FCバルセロナのカンプノウ・スタジアムを訪れた。サンチャゴベルナベウとカンプノウでは、スタジアムツアーが目的だったが、 サンチェス・ピスファンではプレシーズンマッチを観戦することができた。

 一昨年あたりから、海外有名クラブチームのプレシーズンマッチが盛んになり、来日する有名選手見たさに首都圏方面に遠征する機会が増えた。 日本代表の試合も関西圏〜首都圏までなら観戦を考えるようになった。6月には、リーガエスパニョーラでチャンピオンになったFCバルセロナが待望の来日。 迷わず観戦に出かけた。

 しかし、プレシーズンマッチを見れば見るほど、リーグ戦の真剣勝負とは別物というのがわかってくる。 FCバルセロナの優勝パレードやカンプノウでの優勝報告会などを見ていると、次第にカンプノウでの真剣勝負を見たい気持ちが強まってきた。 しかし、リーグ戦の観戦は日程的に無理。やはりだめかと関連HPをのぞいていると、休みの期間中にカンプノウでスーペルコパが開催される。

 スーペルコパはスーパーカップのこと。リーグ戦のチャンピオンとカップ戦のチャンピオン同士の対決だ。 リーグのプレシーズンとはいえ、カンプノウで真剣勝負が見られるはずだ。旅の間、さらにリーグ戦の壮行試合ともいえるガンペールカップも観戦予定試合に加えた。 親善試合みたいなものであるが、対戦相手はあのユベントスである。昨シーズンのセリエAチャンピオンだ。

 出発前から楽しみで仕方ないが、思う存分「ナマ・カンプノウ」を堪能してきたいと思っている。

旅の日程 
  月日 発着地名等 行程・行動
01 08/17 広島→横浜 日産スタジアムにてサッカー観戦
『2006ドイツワールドカップ・アジア最終予選 日本代表vsイラン代表』
02 08/18 横浜→成田空港 前泊地の成田空港へ。
03 08/19 東京・成田→アムステルダム→バルセロナ アムステルダム経由でバルセロナへ。
04 08/20 バルセロナ観光 カサ・バトリョ、カサ・ミラ
カンプノウにてサッカー観戦
『スペイン・スーパーカップ第2戦 FCバルセロナ対ベティス』…試合観戦記へ
05 08/21 バルセロナ観光 カタルーニャ音楽堂、コロニア・グエル教会(休み)、サグラダ・ファミリア、サン・パウ病院
06 08/22 バルセロナ観光 モンセラット観光(修道院(エスコラニア=少年合唱団)、サン・ジュアン、博物館、サンタ・コバ)、コロニア・グエル教会
07 08/23 バルセロナ観光 カンプノウ・スタジアム、スタジアムツアーと買い物
08 08/24 バルセロナ観光 ランブラス通り、コロンブスの塔、サン・ジュセップ市場、カテドラル、サン・ジャウマ広場
カンプノウにてサッカー観戦
『ジョアン・ガンペール杯 FCバルセロナ対ユベントス』…試合観戦記へ
09 08/25 バルセロナ→アムステルダム→大阪 シベリア上空で白夜、はやり長い飛行時間
10 08/26 大阪→広島 無事自宅に到着。足のむくみが。。

バルセロナ写真館 カタルーニャ音楽堂、モンセラット、ランブラス通り、カンプノウ・スタジアムツアー
カンプ・ノウ写真館 ジョアン・ガンペール杯ユベントス戦の模様

旅の終わりに
 8/26昼、予定通り無事自宅に帰り着くことができた。 年のせいか体調のせいか、出国便や帰国便での長時間搭乗が前回の旅よりもしんどく感じられ、辛かった。 乗り継ぎ時間が短かく焦って移動したので、乗り継ぎ空港であるオランダのアムステルダム・スキポール空港の広さはしんどかった。 現地で撮影したデジカメ画像を、現地の写真屋さんでせっかくCDに焼いたのに、帰国移動の際にそのCDが壊れて300枚余りの画像がパーになったこと。

 しかしである。そんな小さなことを補って余りあるほどの大きな感動を、この旅で得ることができた。 夢にまで見たFCバルセロナの本拠地「カンプノウ・スタジアム」で試合観戦をすることができたのだ。

 普段はテレビでしか味わえないスタジアムの雰囲気を、実際に生で体験することができた。 これは何者にも代え難い貴重な経験であり、大げさに言えば自分の財産にもなったような気がする。

 帰国してから、試合観戦の際に撮影した写真や動画を見返してみても、あの感動は100%再現できないのだ。 FCバルセロナの選手入場時に必ず流れる「イムノ(=応援歌)」を聞いて鳥肌が立ったし、 9万人以上の観客が一斉にFCバルセロナを応援したり、相手選手や審判にブーイングしている様子には圧倒された。 また、子どもを連れた老人の姿も目についた。

 そして、バルセロナ市民がとてもうらやましく思われた。 世界でも有数の歴史と伝統のあるビッグクラブとサッカー専用スタジアムが我が町にあり、2週間に1回は地元で試合観戦ができるのだ。 まだJリーグが始まって12年ほどの日本や我が町では考えられないことだ。

 もうこんな経験はできないかもしれないが、でもまたこの雰囲気を味わいに行ってみたくなるのだろうな。 次回はいつになるかわからないが、リーグ戦、それもvsレアル・マドリー戦のカンプノウ・クラシコなんかいいのでは、とひそかに思いつつある。 

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