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外務省(危険・スポット・広域情報) ケニアタンザニア

格安航空券だけを購入して、びくびくしながら一人で出かけた、初の海外旅行!!
現地で知り合った単身日本人旅行者3人と共に、アフリカ最高峰キリマンジャロ(5,895m)に挑む!!
キリマンジャロ

はじめに
 キリマンジャロ はマラングルート(ノーマルルート)から登る限り全体的によく整備されていて、技術的には何の問題もありません (※全6ルート) 。ただ、歩くだけです※体力はそれなりに必要)。ガイドを付けることが義務づけられているため金は掛かりますが、(※技術的には)その分非常に手軽な山であると言えるでしょう。実際、多くの旅行者が「 ちょっと登ってみようか )」という感じで登っています。唯一の問題といえば高山病でしょう。これは、年齢、体力に関係なくその人の体質に依存すると言われているので、予想しにくい部分であります。高山病についての基本的な知識は知っていたほうがベターだと思われます。この辺は前述の旅行者には軽視されている部分ではありますが・・・。
 調べてみると、全盲の方も登っていて)()、この記録には頭が下がりっぱなしです。更に凄い事には、両足のない方も登って、ただただ頭が下がります・・・。

入山前 (※金額は1997年2月当時)
登山基点
 個人で行く場合は時間があれば、モシまで行ってからツアー会社と契約したほうが安く上がるはずである。97.1から入山料が上がったということで、複数人のパーティーの場合440$ぐらいが平均と思われる。一人の場合は500$以上かかる。もし誰かとパーティーを組みたい場合はナイロビで探していったほうが良い。モシは小さな町で旅行者も少ないからだ。ナイロビなら旅行者も多いし日本人のパーティーを組める可能性も大きい。ナイロビでもツアーは組むことが出来る。私たちと同じ日程で行動した人は、一人で550$と言っていた。この場合アルーシャで一泊することになる。

登山ツアー会社
 はっきり言って私たちは失敗した。費用を安くあげすぎたためだ(値切りすぎた=380$()())。lonly planet等に載っている優良ツアー会社はほとんど値切れないため、その他のツアー会社と猛烈な値切り交渉の末契約したので、小さなトラブルが絶えなかった。安いだけあって苦労が絶えないので(それはそれで今となってはいい思い出だが)、優良ツアー会社との契約をお勧めしたい(特に英語の苦手な人には)。しかし、お金に余裕のない人もいるだろうから、その辺に関しては、ぜひ気を付けてください。私たちも少しは気を付けていたつもりなのですが(超破格激安の値段を提示してきたあるツアー会社は相手にしなかった)。本格的にツアー会社との値切り交渉をするのであれば、YMCA内にあるツアー会社と最初に交渉することをお勧めしたい。ここの説明(料金体系について)はすごく分かり易くどの部分が値切れるのかが判断できるからである。ここで得た知識はほかのツアー会社と交渉する時に大きな武器となる?でしょう。
 ちなみに私たちが契約したツアー会社はモシの「KILIMANJARO SERENGETI TOUR & TRAVELS(K.S.T.T)」というところです。ここはお勧めできません・・・。

登山装備
 これもすべてツアー会社で、出発前にレンタルすることが出来ます(手ぶらで行っても何とかなります)。しかし、その多くは古く、手入れが十分とは言えませんので、事前(入山前)にレンタルする装備については自分の目で確認することが必要です。我々の場合は、カッパに関しては用を成さない薄いナイロンの物を持ってきたので交換させました。また、靴に関してもサイズが合わないため違うのを持ってこいと言うとそれしかなかったので、マラングゲートで別料金で借りることになりました。どこのツアー会社も靴については数足しか所有していないため、その場合はマラングゲートで借りることになります。ここにはたくさんのサイズがあります。意外な所では、小屋とはいえ寝袋(寝具)も必要です。出発前にツアー会社で、レンタルできます。ちなみに私と千葉さんはすべて自分の物を日本(登山用品店等)から持っていきました。重かったけど・・・。

登山地図
 私はナイロビの本屋で地図(250sh)を手に入れました。マラングゲートの売店でも手に入ります。まーなくても困ることはないでしょう。

お湯を沸かす為のガスカートリッジ(個人装備)
 ガイドブックにキャンピングガスなら手に入ると書いてあったので、私は友人にヘッドだけ借りて持っていきましたが、使えませんでした。確かに売ってはいるのですがかなり古いタイプらしく、ヘッドとカートリッジをつなぐネジ部というか出っ張りというか穴もない(いったいどうやって使うの?)というものでした。ナイロビで数店あたり、最後の望みを託したマラングゲートの売店にもこれしか置いてありませんでした。私は山で食べるラーメンが大変好きなので、ラーメンとコッヘル、ヘッドを持っていきましたが上記のような理由で私の夢ははかなく散ったのでした。
 あの売っていたものと同じタイプ(多分)のガスカートリッジが日本に帰ってからお店で探してみると売っていました。CV-200と書いてありました。キャンピングガスはEPIやプリムスとはまったく違うので、使ったことがなければ良く調べていかなければだめですね。私はキャンピングガスは嫌いです。
 ちなみに灯油やガソリンなら、ガソリンスタンドで手軽に手に入ります。

入山後
山小屋
 びっくりするくらい、よく整備されています。小屋はソーラー発電の蛍光燈がついていたり、水洗(?)の便所があったりと先進的です。部屋には二段ベットがあり、マットも枕もあります。寝袋(寝具)はありません。よって寝袋(寝具)は、自分で用意する(持っていく)必要があります。小屋には南京錠がかけられるので、自分たちのパーティーだけなら、安宿と同じように自分で持っている南京錠を使用したほうが良いでしょう。

山小屋での食事
 日本の山小屋とは違い、各パーティーのポーターが作ってくれます。よってパーティーにより食事の内容は異なります。すごいところはすごいです。私たちのパーティーはほかと比べてしまえば最低の部類でしたが、コースになっていてはっきり言って十分豪華です。ほぼ100%外国人相手なので、別にアフリカ料理は出てきません。洋食です。

ガイド、ポーターへのチップ (※金額は1997年2月当時)
 額に関しては私も経験がないのでよくわかりませんでした。我々のパーティーではサービスが悪かったので思い切って低い金額しか渡しませんでした。参考までに書いておきますが、他のパーティーの話を聞いてみると、チーフガイドに20-50$、ポーターに10$程度です。彼らはもっと要求してくるでしょうけど・・・。しかしこれ(額)は彼らが決めるものではありません。言いなりにならないように、自分で彼らのサービスを見極めてください。
 ポーターは、<契約時>と<現地>で必ず<人数を確認>した方が良いです。契約より、現地(実際)には少ない人数しかいない場合は、チップもその人数分しか払う必要がないからです。実際には書類上の人数より少ないのにチップを払うときに書類上の人数分請求される(騙される)可能性があります(私たちのように・・・)。人数が多ければ多いほどこのことはしっかり確認した方が良いでしょう。
 そして、チップを渡すときは一人ずつよく顔を確認して渡しましょう。もちろん、チップを渡すのは山から下りて最後の最後です(請求されたからといって途中で渡さないように)。

初の高所体験(97/2/20〜24)
 
日程到達地点標高標高差
4日目
ウフルピーク
5,895m
+1,192m
4日目ギルマンズポイント5,685m
3日目キボハット4,703m+982m
2日目ホロンボハット3,720m+1,020m
1日目マンダラハット2,700m
 今回の山行における興味、楽しみは、自分の体が高所に対してどれくらい適応できるのか、高山病というのはいったいどういうものなのか実際に体験できる、ということに尽きます。高山病はその人の「体力、年齢、性別」ではなく、「体質」に依存すると言われています。これはあくまで私個人の体験ということで参考までに。
 高山病がはっきりと、現れたのは(4,703m)のキボハットに着いた後でした。ここに到着した後、一番悩まされた頭痛が突然やってきました。これはベッドに横になっていても治まることはなく、激しい痛みが休むことなく続きました。薬は服用しませんでした。
 4日目の行動中は、とにかくとても寒く感じました。フェースマスクもしたし、手袋はもちろん、カッパの下には厚手のフリースまで着て行動しました。私は冬山も1シーズンを経験したに過ぎませんが、日本の冬山でも着たことがないほど着込んで行動したにも関わらず、とても寒く感じました。高山病の影響で体が思うように動かず、単位時間あたりの運動量もかなり少ないのですが、やはり高所での酸素の薄さが影響していると思います。ヒマラヤ等高所登山の写真で、行動中もダウンジャケットを着ている意味が少しは解ったような気がします。
 キリマンジャロのツアーでは高山病を少しでも和らげるため、標準の5日+1日(オプション)のコースも選択できます。このオプションを選択すると、ホロンボハット(3,720m)で丸1日滞在(停滞)することになります(これによりどれくらい適応できるのか私には解りません)。これを考えると富士山山頂(3,775m)での小屋(7月初〜8月末)orテント泊も十分効果がありそうです。実際そうした訓練をしている人多いですよね。
高山病とは http://www.merckmanuals.jp/home/
http://jstm.gr.jp/knowledge/
高山病対策 http://wakouji.sakura.ne.jp/fujisan/tozan2/sub6.htm
http://www.dososhin.com/tubo/tubo01.htm
http://sasurainotabinikki.travel.coocan.jp/kili_kouzanbyou.htm

天気と気候http://www2u.biglobe.ne.jp/~y-oya/kiliman/weather.htm
天気予報
※キリマンジャロ国際空港https://tenki.jp/world/2/18/63791/
寒さ対策 http://sasurainotabinikki.travel.coocan.jp/kili_cold.htm

キリマンジャロ登山のホームページ
 私がアフリカに行く前、参考にさせて頂いた詳しい山行記録(キリマンジャロ[ノーマルルート]、ケニア山)は、
http://www.big.or.jp/~arimochi/kiroku.index.kaigai4.html(1996/12/19〜1997/1/8)
からたどることが出来ます。私はこの山行記録をプリントして持って行きました。

[ノーマルルート]
マラングルート(小屋泊) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5870140.html (2023/8/22〜8/26)

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1458851.html (2018/5/1〜5/4)

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-485511.html (2014/7/11〜7/16)

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-216189.html (2012/8/28〜9/2)

http://www2u.biglobe.ne.jp/~y-oya/kilimanlist.htm (2007/12/30〜2008/1/3)

http://sasurainotabinikki.travel.coocan.jp/kili_top.htm (2005/8/22〜27)

[参考:他ルート](※全6ルート
マチャメルート(テント泊) https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5969822.html (2023/9/13〜9/21)

https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1541263.html (2018/7/22〜7/27)

https://4travel.jp/travelogue/11332801 (2018/2/8〜2/15)

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-370209.html (2013/10/30〜11/05)

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-258202.html (2012/12/25〜31)

http://www.ac.cyberhome.ne.jp/~yoshiito/kilimanjaro/kilimanjaro1.html (2005/12/30〜2006/1/4)
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ふんばろう東日本支援プロジェクト (2011/4/7〜2017/2/1)) (
(ほぼ日刊糸井新聞)
「西條剛央さんの、すんごいアイディア」
「西條剛央さんのその後とこれから。」
「西條剛央さんが洞窟で刀を研ぎ澄ましている。」