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おんな舟 白石一郎 講談社 ISBN4-06-264941-3
C0193 2001年7月29日完 (十時半睡事件帖) ****************************************************************** 「 木の香もかぐわしい新造の伝馬船一艘が、小名木川の高橋のたもと、左岸の舟着場 に舫われている。」p-136より。 著者は’98年に海洋文学大賞特別賞を受賞されているそうですが、その辺りの作品は 私はまだ読んで居ません。しばらくは「十時半睡事件帖」に浸るでしょう。といっても、取り 敢えず「出世長屋」を読むとこの”事件帖”も一段落。 半睡の年令は65歳、現代でも、圧倒的には定年を迎えているところだろう。息子の不 始末で職を辞し、隠居してから再び請われて藩の要職に着く。近ごろの天下りとはちょっ とプロセスが違う。人柄の出来具合も大分違う様だ。 (注)下の画像は伝馬船にあらず。私の創造です。 |
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