| すず 千葉すず、生島淳 新潮社 ISBN4-10-448201-3
C0075 バルセロナの五輪では岩崎恭子の金メダルの活躍で影に隠れてしまったが、そ の力をたまたま発揮出来なかっただけだ。悔しかったに違いない。その悔しかっ た思いも率直に語っている。 インタビューで不用意というか不勉強というか毎回同じことを質問されることは 相当嫌なことだったらしい。勝者のであれ敗者のであれ私自身もあの、直後のイ ンタビューを聞くのは嫌いである。「今の気持ちはどうですか」とか「今、誰に一番 報告したいですか」など、聞かされているこっちは鳥肌が立つか、脇の下に汗が 滲んで来る思いだ。だから私もインタビューが始まると大方はテレビのスイッチを 切る。 もし千葉すずについて知りたいことがあれば、この一冊で十分だと、次の様に あとがきしています。 「私が今まで何をして来たのか。中略。今までの私、そしてこれから私がどこで、 何を 、どうしてようと、全ての原点がこの本に書かれていることなのだということ を、皆さんに分かっていただけたらいいなぁと思っています。」 いつかまた新しい千葉すずと会えるかも知れない。 |
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