●講義名
現代自然科学D(産業技術史)
●目的
わが国の近代技術がどのようにして形成され、発展してきたのかを振り返ります。あらゆる分野で様々な分野で変革が迫られている今日、日本とアジアの将来の産業(工業)のあり方を歴史から
考察することがこの授業の目的
です。
●内容・計画
「なぜ、短期間のうちにわが国は先進工業国の仲間入りを果たせたのか?」をテーマに、江戸時代から明治、大正、昭和(戦前、戦後)にかけて、西洋技術の移転がど
のように行われてきたのかを解説します。前期は、江戸から明治前半を、後期は、明治後半から昭和までを取り上げます。
毎回、それぞれの時代における代表的な事例について、スライド、ビデオなどを交えて講義します。
一年間の講義を通じて、
1.江戸時代からすでに一定水準の伝統(在来)技術が培われていた。
2.明治初期、お雇い外国人と呼ばれる外国人技術者が西洋技術の移転に大きな役割を果たした。
3.外国人教師によって邦人技術者の養成が組織的に行われた。
4.失職した武士やその家族が大量に技術の道に進んでいった。
5.戦争を契機としてさまざまな産業基盤の整備が行われた。
6.技術の自立において国家がさまざまな支援を行った。
などの事実を学んで欲しいと思います。
文科系の学生を対象とした講義であり、技術や産業に関する専門的知識は問いません。気軽に受講して下さい。
●教科書
「日本の近代技術はこうして生まれた」、拙著、玉川大学出版部(1999年)
●評価
年度末の試験と出席状況から評価します。