川崎市入江崎スラッジセンター


入江崎スラッジセンターは普通の下水を処理する施設ではなく、下水処理場から発生する汚泥をまとめて効率よく処理しています。つまり、汚い下水の更に汚いエキス部分を処理する施設です。
川崎市内には4箇所の下水処理場があり、各処理場で発生する汚泥は全て入江崎スラッジセンターへパイプラインで圧送され、処理されます。
場所は川崎区の臨海部にあり、周囲は工場地帯で大型のトレーラーやダンプトラックが行き交っています。スラッジセンターは大きな蒲鉾が二つ並んだような大きな建物です。この中で、送られてきた汚泥を減量化して安全なものにするために、濃縮、脱水、焼却の処理をしています。



このスラッジセンターの特徴は、この施設最上部にある温水プールです。汚泥を焼却した時に発生する余熱(100万kcal/h)をプールの熱源として活用しています。プールの利用者は、足元で臭い汚泥の処理がされているとは気づかずに、楽しんでいます。