Meg Hickling


報償】
1992年 YWCA傑出した女性賞
1994年 家族のためのBC州カウンシル、特出した業績への賞
1994年 BC州看護師協会、看護実践優秀賞
1997年 BC州最高の栄誉、BC賞
1999年 カナダ、家庭と学校連合、健康賞
2000年 カナダ最高の栄誉、カナダ勲章
     日刊紙、バンクーバー・サン紙、今世紀のBC州トップ100人に選出される
2002年 BC大学法学部、名誉教授に任命される



略歴】
1941年2月3日
カナダ、オンタリオ州生まれ
5歳のとき、家族とともにブリティシュ・コロンビア(BC)州に移住

1962年
BC州、カムループス市にあるロイヤル・インランド・ホスピタル、スクール・オブ・ナーシング卒業

1962〜63年 
アメリカ、フィラデルフィア州、フィラデルフィア・チルドレンズ・ホスピタル、神経外科に看護師として勤務

1964〜69年 
3人の子どもの育児に専念

1969〜73年 
オンタリオ州、ロンドン市に移住、補助教員として小学校に勤務

1974〜78年 
BC州バンクーバーへ移住、プランド・ペアレントフッドという団体において性教育のボランテイアとして活躍

1978〜89年 
同団体の教育部長として勤務、この間に、看護師としての医学的知識を基礎に、子どもの性的発達5段階の理論を完成。その理論に基づいた、子ども向けの、ユーモアあふれる、楽しい性教育ワークショップを生み出し、各地で実施する。それまでの、性に対する古い価値観を払いのけたこと。子どもに、性の健康を教えることで、子どもの自尊感情を高め、性的虐待や性犯罪から身を守りやすくしたこと。その二点が、高く評価される。
       
1989年〜現在
ワークショップが好評なのを受け、独立して「性の健康」の教育者として働き始める。BC州だけでなく、カナダ各地、米国でも招かれる。子どもと親をはじめ、子どもに関わる専門家、教師や保育士、医師、弁護士、警察官、ソーシャルワーカーなどにも教える。年間、ワークショップと講演会の受講者は1万人にものぼる。

地元のBC大学の、看護学科、医学部、歯科、教育学部、法学部などでも、性の健康について、教える。

国内外の会議にも、年間10回以上呼ばれ、講演をおこなう。たとえば、次のような団体の会議である。

●International Assoc. of Obstetric and GynNurses
●Canadian Assoc. of Early Childhood Educators
●Canadian Lupus Foundation
●Canadian Assoc. of Women and AIDS
●Canadian Assoc. to End Family Violence
●Canadian Home and School Assoc.
●BC Council for Families
●BC Council for Preschool Education


長年の性の健康教育の経験を、Speaking of SEX (邦題:「メグさんの性教育読本」)という本にまとめ、BC州でベストセラーに。

看護師の資格を生かして、メグのような仕事をしたいという女性たちのために、後継者養成を始める。現在、数人の後継者が、メグの仕事を引き継いでいる。

1999年に日本で「メグさんの性教育読本」(木犀社刊)が出版されてからは、日本でも講演、ワークショップが各地で開催される。大好評のため、それ以降毎年の来日。

2002年秋、子ども向けの絵本、Boys Girls and Body Science をカナダで出版。2003年9月、邦訳が「メグさんの女の子・男の子 からだBOOK」(築地書館)として出版される。

【日本での活動】
1999年 12月 大阪、兵庫
2000年 6月 東京、埼玉
12月 東京、神奈川、大阪、兵庫、岡山、愛知
2001年 4・5月 東京、北海道、和歌山、京都、広島、愛媛、徳島
11月 東京、岡山、大阪
2002年 4・5月 岡山、高知、東京、北海道、茨城、静岡、愛知、大阪
11月 東京、新潟、秋田、茨城、愛知、岡山
2003年 11月 東京、茨城、千葉、岡山、和歌山、大阪、北海道
2004年 10・11月 大阪、広島、沖縄、北海道、東京
2005年 4月 大阪、広島、
10・11月 北海道各地、石川、兵庫、愛知、山口、沖縄
2006年 4・5月 沖縄、山口、金沢、岡崎


朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、雑誌「クロワッサン」、週刊金曜日、クレヨンハウスの「クーヨン」ほか、数多くのメディアに取り上げられています。