本編主要人物


神代 ちとせ (かみしろ ちとせ)
本編の主人公。神代神社の次女。猫ヶ崎高校二年生。一人称は「ボク」で、性格はフレンドリーかつアウトドア。
誰とでも会話を弾ませ、楽しい雰囲気を作り出してくれる。
暗い雰囲気に耐えられない「楽しく生きなきゃダメダメ症候群」らしい。
ある意味、性格破綻者。それと、けっこう口八丁。
長い睫毛に縁取られた猫のような大きな瞳をしており、眼力が強い。尻尾部分の長い変形ポニーテールをリボンで結っている。
基本的な服装は、第二ボタンまで外してラフに着た白いブラウスの襟にリボンタイを緩巻き。その上からブレザー。短めにカスタムしているチェック柄のプリーツスカート、健康的な太腿によく似合っている黒いオーバーニーソックス。
たぶん、激しく動くと、高校生にしては豊かな胸の深い谷間や、ギャルっぽい派手な下着が上も下も見えるが、自分の色気も理解してる計算高い面もある。主人公なのにイロモノ扱い。
 
八神 悠樹 (やがみ ゆうき)
風使いの少年。神代神社に居候しているちとせの幼なじみ。
少々女性的な顔立ち。知的で冷静、儚くも、芯の強い少年。
時にそよ風のように優しく、時に暴風のように荒々しい。
極度の甘党で、外伝では珈琲に角砂糖砂糖七つ伝説の持ち主。
龍の力を秘めた血筋であるが、本人は至って気にしていない。
作者も気にしていない。というかたまに忘れる。外伝に出てくる姉がイロモノ。
 
神代 葵 (かみしろ あおい)
神代神社の長女。
おっとりとした性格で、少し天然。
長い黒髪のストレートヘアで清楚な雰囲気だが、かなりの巨乳。霊的な力が強く、特に治癒術が得意。
基本的には、白衣に緋袴姿。神代神社の看板巫女として両親が留守の神代神社を盛り立てている。
趣味は料理。
 
織田 鈴音 (おだ すずね)
姉を探して猫ヶ崎市にたどり着いた退魔師。破邪武術『天武夢幻流』の使い手。
ちとせよりよほどヒロインしている。 さらさらの髪をしたセクシーな美女だが、言葉使いは男っぽい。時折見せる陰りの表情は彼女の背負った過去のせい。
本編一のおしゃれ。やたらと前髪をかきあげる癖があるが、彼女の髪のさらさら度はすさまじく、かきあげてもすぐに落ちてくる。
深いスリットの入ったチャイナドレスを好んで着用し、下着はセクシーさを感じさせる黒を身に着けていることが多い。
基本的に下着姿は見られても平気だが、裸を見られるとマジギレする。恋愛関係には純情なところがあり、ちとせと悠樹によくいじられる。
ちとせと同様に自分の色香を理解しているが、過去には闇の勢力に何度も敗北した経験があり、廃人寸前まで壮絶な拷問で痛めつけられ、徹底的に肉体を嬲り尽くされる地獄も味わっている。
 
織田 霧刃 (おだ きりは)
鈴音の姉。"凍てつく炎"、"最強の退魔師にして退魔師狩り"等の二つ名を持つ女性。
二つ名の通り、すべてを焼き尽くし、すべてを凍りつかせるような霊気を持ち、退魔師としての力は世界最高と謳われるが、その力は相手の正邪を選ぶことなく振るわれる。
五年前に目の前で家族と最愛の恋人を惨殺されて以来、この世を貫く心理『力』を追い求め、『無力』なものを否定する。
魔獣ケルベロスを使役し、神刀『細雪』と破邪武術『天武夢幻流』を駆使する。
十人に聞けば十人とも美しいと答えるほどの美女だが、十人が十人とも関わりたくないと感じる不健康さを持つ。
憎悪に濁った真紅の瞳、肩の上でバッサリ切り落とした鴉色の髪、肺病を患った遊女の如き白い肌。千早に黒い袴、もしくは、黒基調のロングコート姿を好む。
人の話をあまり聞かない。
 
ケルベロス (けるべろす)
愛称ケル。地獄の番犬にして、業火の残り火。
高等な知性と圧倒的な力を誇る。
霧刃に忠実なる存在だが、単なる主従関係とは言えない絆がある。
ケルベロスで、愛称ケル。霧刃のネーミングセンスって……。
 
ロック・コロネオーレ (ろっく・ころねおーれ)
シチリア島を根城とするマフィアの若き首領。
霧刃たった一人にファミリーを壊滅させられ、復讐のため、霧刃を追う。
長めの黒髪に、黒い帽子、サングラスにダークスーツと全身黒ずくめ。
昔、鈴音に命を助けられた経験がある。
二挺拳銃を使い、銃の腕はなかなかだが、霊力のない常人なので影が薄い。
料理スキルが作中最強。
 
シャロル・シャラレイ (しゃろる・しゃられい)
猫ヶ崎で最近評判の占い師。
卵の薄皮のような真っ白い髪を腰まで伸ばし、透き通った青い瞳が神秘的な雰囲気を醸し出している。
純白の法衣に身を包んだ姿は女神の如し。
「私にはすべてが見えます。ですが、すべてを知ることができるという事は残酷なことです」
 
ランディ・ウェルザーズ (らんでぃ・うぇるざーず)
北欧系大企業『ヴィーグリーズ』の総帥。
金髪を後ろに撫でつけたダークスーツ姿の冷厳な紳士。
『ヴィーグリーズ』は最近、猫ヶ崎に進出し、超高層ビル『ヴァルハラ』を建設した。
 
ミリア・レインバック (みりあ・れいんばっく)
ランディの秘書。金髪の艶っぽい美人。秘書スーツの上からでもわかる官能的な肢体の持ち主。
策略家。謀略家。知能犯。しかし、短気。有能ではあるが、偏執的な性格で、嫉妬深い。性格悪し。
趣味が拷問で、特技が調教だったりする危ない女性。苛苛してくると爪を噛む悪癖がある。
 
シギュン・グラム (しぎゅん・ぐらむ)
"氷の魔狼"の二つ名を持つ女性降魔師。月色の長い髪のすらりとした美女。美しい宝石のような紺碧の瞳をしているが、本質は価値のないものは何も映さない硝子玉のような狂眼。
『ヴィーグリーズ』の筆頭幹部。喫煙者。銘柄は、『Marlboro』。
その攻撃的で研ぎ澄まされた感性は対峙するものを容赦なく狩る狼のようだが、満たされぬ虚ろであり絶対零度の奈落こそが彼女の本当の姿。
他の登場人物たちと比べると割と普通に見えるが、実は一番狂っている。
黒地に白のストライプの入った高級スーツを好んで着用。スウェーデン人。
 
ヘルセフィアス・ニーブルヘイム (へるせふぃあす・にーぶるへいむ)
妖艶な雰囲気を漂わせた『ヴィーグリーズ』の幹部。
女性のようだが、男。肩に女の子の人形を乗せている。
 
ヨルムンガンド (よるむんがんど)
世界蛇。
 
 

第二部


豊玉 真冬 (とよたま まふゆ)
猫ヶ崎高校教師。ちとせのクラス担任。化学部顧問。クールな喋りのメガネ教師。
艶やかで長い黒髪。理知的な容姿と、優れた知性を持った女性。
ある過去の過ちを悔いている。愛車は真っ赤なアルファロメオ。
化学室にコーヒーメーカーを置き、薬品に囲まれて平然とコーヒーを飲む。
 
シルビア・スカジィル (しるびあ・すかじぃる)
『ヴィーグリーズ』最年少幹部。裏切った『シンマラ』を追う。
髪色は赤毛、髪型はツインテール。ゴスロリ美少女。貧乳。
残酷な性格で、凶悪な刃の西洋剣『フランベルジュ』を武器として使う。
『雷』の力を使い、"赤き雷光"の異名で呼ばれる。ガチレズ。
 
ラーン・エギルセル (らーん・えぎるせる)
『ヴィーグリーズ』の女幹部。シルビアとともに『シンマラ』を追う。
シルビアを『お嬢』と呼ぶ青い髪をした少女。細腕ながら怪力の持ち主で、巨大な『ランス』を軽々と扱う。
また『水』を自由自在に操る力を持つ。肩章付きの軍服のような服を着て、スカーフタイをしている。
やはり、ガチレズ。
 
ファーブニル (ふぁーぶにる)
『ヴィーグリーズ』の幹部。
シルビアとラーンの保護者のような老人。
 
ジーク (じーく)
『ヴィーグリーズ』の幹部。
筋肉隆々の巨漢。大剣を振るう若者。戦闘能力に秀でる。
 

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