文芸俳句コーナー小林一茶・選集

        一      茶          


 
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                                   参考文献: ひねくれ一茶/田辺聖子/講談社文庫・・・他

トップページHot SpotMenu最新のアップロード/       選者: 星野 支折

 

選者の言葉   = 選者の言葉 = ()  
No.9   名月を取ってくれろと泣く子かな  
No.10   やせ蛙負けるな一茶ここにあり  
No.11   雀の子そこのけそこのけお馬が通る
No.12   我と来て遊べや親のない雀

 



選者の言葉 ()   一茶/よく知られている句

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 <9>

   名月を取ってくれろと泣く子かな   



 <10>

   やせ蛙負けるな一茶ここにあり

 
 <11>

   雀の子そこのけそこのけお馬が通る
 
 <12>

   我と来て遊べや親のない雀

 

  句意は...早稲の香の漂う一面の稲田を分け入ってゆく右手は、紺碧(こんぺき)の有磯海(ありそうみ)...と詠んでいます。有磯海は現在の富山湾
/伏木港付近の海...
富山県/高岡市伏木から氷見(ひみ)市までの海岸
の古称だそうです。
  有磯海/荒磯というのは、北陸の枕詞だそうですよ。実在しない海であ
り、元々そういう名前の海は無かったそうです。これは歌の伝承の過程で
生まれ...歌人の幻想の中で生まれ育った名所/風景なのだそうです。
  うーん...浅学な私としては、一応、聞きとめておきます...