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  第3回・新エネルギー世界展示会 

            複合型イベント/ 再生可能エネルギー世界フェア 

                    <東京ビッグサイト東ホール/2008年7月30日〜8月1日>

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トップページHot SpotMenu最新のアップロード/                                     担当 :  星野 支折

 

                                                           (2008.7.31)

                                               

       第3回新エネルギー世界展示会 地球環境保全に貢献するエネルギーが新たな社会・新たな産業を広げる

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「星野支折です。

  2008年7月30日/≪第3回・新エネルギー世界展示会≫へやって来ました。

台場/国際展示場/東京ビッグサイト/東展示場です。来てみると、≪複合型イベント

/再生可能エネルギー世界フェア≫主要構成イベントになっていました。

  そういうわけで、当該の受付を通って中に入ってみると、中は一緒になっていて、非常

に大きなイベント会場でした」

 

「うーん...」マチコは、会場の人の混雑に圧倒されながら、きょろきょろと周りを見回し

た。「すごいわねえ...何処から見たらいいのかしら...」

「とにかく...」支折が、マチコの腕を腕を引っ張った。「パンフレットを集めて、片っ端か

ら見て行きましょう...」

「うん...」

  2人は、パンフレットを集めながら、ブースを見、人ごみの中を奥の方へ進んだ。バイオ

マス風力発電太陽発電などがあり、あまりにも広くて、そのうちに迷ってしまった。

「内容が難しいわねえ...」マチコが言った。「ものすごく、専門的じゃないかしら?」

「でも、全て最新のものよ、」支折がブースを見ながら言った。「後でパンフレットを読めば

いいわ。ともかく、片っ端から見て歩きましょう」

  会場をざっと見て歩くと、2時間以上かかり、昼過ぎになっていた。2人は、会場の隅

にある屋台で焼きそばを買い、テーブルに掛けて食べた。トイレへ行くと、近くの非常口

が細く開いていて、外へ出られた。外にベンチがあり、関係者がタバコをふかしていた。

ジュースを飲んでいる人もいる。2人も、そこのベンチで一休みした。マチコが、向こうに

ある自動販売機で、お茶のペットボトルを買ってきた。

  昼食後、今度は見落としたブースがないか見て回った。それも、2時間ほどかかった。

太陽発電パネルが多く、その製造や新素材のデータなどが詳しく提示してあった。2人

で、それらをできるだけ読んで行った。

クリーン・エネルギーは、」支折が言った。「太陽発電が主力のようねえ...次に、風力

発電ね...これはみんな、地方分散型のエネルギー源ね。今後、どんどん伸びて行くよ

うね、」

風力発電はさあ、」マチコが言った。「住宅の近くだと、人の体に影響があるというわよ

ね...そのだか、空気振動だか...」

「うーん...だから、海上型・風力発電がいいのかしら。スペースの点でも、」

「そうかあ、」マチコがうなづいた。

 

  3時過ぎ、2人は未消化のまま、パンフレットをどっさり持ち、イベント会場を出た。エス

カレーターで、通路の2Fへ上った。まだ、会場にどんどん人が入って来て来ている。

「企業の開発と売り込みは、ものすごいわねえ...」2Fの、ベルトの移動通路に載りな

がら、支折が言った。「こうした巨大イベントを見ていると、省エネも、開発・競争型で推移

しているのを実感するわねえ...」

「うん...」マチコが、リックサックに入れた重いパンフレットを、よいしょと上へやった。

「私たちは、もちろん、こうしたクリーン・エネルギーの開発に、大きな期待を持っているん

だけど...」

「でも、このこと自体は、“文明の折り返し”の一環じゃないかしら、」

「それは言えるわね...

  文明は、究極的には〔人間の巣〕に集束して行くと思うけど...今は、とにかく過渡期

ということね。いずれにしても、こうしたクリーン・エネルギーが、大きく貢献して行くことに

なるでしょうね」

「うん、」

「循環型のバイオマス・エネルギーと、こうしたクリーン・エネルギーが有機的に結合すれ

ば、〔人間の巣〕のエネルギー源としては十分ね、」

“原発”は、必要ないわよね、」

「そうよね...

  現在の省エネ技術の展開は、“地球温暖化対策”では、戦術レベルの対策ね。これら

政治主導で、戦略レベルの対策に統合することが重要ね。そうした大戦略というもの

がなければ、“地球温暖化”は止めることができないわねえ...」

「今のままでは、無理ということね、」

「そう...“世界標準”を...

  【サスティナブルな経済成長/開発・発展型経済】から、【エコ/文明の存続】へ、

大きくを切って行くことが、最重要課題ね。それは、政治の役割ということになるわね

え...“北海道/洞爺湖サミット”はダメだったけど...」

政治はさあ...ともかく、ダメよねえ...世界中がそうだけど、」

「さあ...」支折が、移動通路を降りて歩き出した。「このパンフレットに、全部目を通す

のは大変よ...2、3日はかかるかしら」

「うーん...軽井沢・基地へ持って行ってさあ、茜さんに渡すのはどうかしら?」

「マチコも、一応は目を通してね...今夜、目を通しましょう」

「うん...ビールを飲みながら、目を通すか、」マチコが、またリュックサックをグイと上へ

上げた。

 

 

 

 

 

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