道元禅師・和歌

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　　　　　　　　　　　　道元禅師の歌・・・　　

　　Ｔｗｉｔｔｅｒ　　道元禅師・和歌集より（1 ～１２追加中）　

　　　　　　　

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２０１３年	上から・・・下へ
５月／１７日	岡田健吉‏@zu5kokd1 （道元禅師の歌…道元禅師・和歌集より）・・・（１）春は花　夏ほととぎす　秋は月　冬雪さえて　すずしかりけり　川端康成の、ノーベル賞の受賞記念講演で紹介された歌…日本の美しい四季を詠った和歌です。が…“本来の面目”という題があり、禅師の悟りの境涯を詠んだ歌の様です。
５月／１８日	岡田健吉‏@zu5kokd1 （道元禅師の歌…道元禅師・和歌集より）・・・（２）草の庵　夏の初の　衣がへ　涼しき簾（すだれ）　かかるばかりぞ６月３日…永平寺では、僧堂の暖簾（のれん）が、涼簾（りょうすだれ）と替えられる様です… しかし、修行僧に世間事は無縁です。凛とした、御仏の深遠に沈む心に、夏を告げる、涼しげな簾が映るだけです。岡田健吉‏@zu5kokd1 （道元禅師の歌…道元禅師・和歌集より）・・・（３）峰の色　谷の響きも　皆ながら　吾が釈迦牟尼の　声と姿と清透な初夏の深山幽谷…峰の輝きも谷の水音も、全てが御仏の悟った山水…長広舌… 道元禅師の眼と耳を通し、今も峰々の稜線の輝き、谷川の水音が、永遠に響いて来ます。岡田健吉‏@zu5kokd1 （道元禅師の歌…道元禅師・和歌集より）・・・（４）渓の響き　峰に鳴く猿　たえだえに　只この経を　とくとこそ聞け道元禅師のもと、永平寺の若い修行僧になった気分です… 正修行の中…心のしじまに…谷川の響き…野猿の音。その尊い雑音、経を読誦（どくしょう：声に出して読むこと）する声が、五体に染み渡ります。
５月／１９日	岡田健吉‏@zu5kokd1 （道元禅師の歌…道元禅師・和歌集より）・・・（５）大空に　心の月を　眺むるも　闇に迷ひて　色にめでけり大宇宙に悟りの境地を求め、修行しているこの身も…ふと足下を見れば煩悩の闇が広がる。表面的な月の美しさに、心を休息させている自分がいる…それも良きかな… 岡田健吉‏@zu5kokd1 （道元禅師の歌…道元禅師・和歌集より）・・・（６）また見むと思ひし時の秋だにも今宵の月にねられやはする《道元禅師…最後のご詠歌》道元は５４歳で孤高の生涯を閉じます。まだ、何度も見ようと思っていた秋月ですが… その時を知り…名月に目が冴えていたのでしょうか。
５月／２１日	岡田健吉‏@zu5kokd1 （道元禅師の歌…道元禅師・和歌集より）・・・（７）尋ね入る　みやまの奥の　里ぞもと　我がすみなれし　京（みやこ）なりけり苦行の果てに到達した悟りの境地とは…全くの別の人格に変わってしまうことではない…住み慣れし本来の私に、重なるものだ。みやまの奧とは、悟りの境地のこと。
５月／２６日	岡田健吉‏@zu5kokd1 （道元禅師の歌…道元禅師・和歌集より）・・・（８）愚かなる　心一つの　行く末を　六つの道とや　人のふむらんこの、たった1つの、無明の心の旅路。六道輪廻（りくどうりんね；地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上）の迷妄の道をたどり、人は生きてゆく。御仏の知恵が、その無明を打ち破るまで… 岡田健吉‏@zu5kokd1 （道元禅師の歌…道元禅師・和歌集より）・・・（９）春風に　吾が言葉（ことのは）の　散りぬるを　花の歌とや　人のながめん春風が吹き、私の言葉も風に乗って散って行く。人はそれを眺めて、ああ、花の歌なのだな、と眺めるだろうか。実は、仏道の深遠を歌っているのだが…
５月／２７日	岡田健吉‏@zu5kokd1 （道元禅師の歌…道元禅師・和歌集より）・・・（１０）花紅葉　冬の白雪　見しことも　思へばくやし　色にめでけり花や紅葉、冬の白雪に包まれた美しい風景も見てきた。しかし考えてみれば、色／表面的な美観を愛でてきたわけだ。仏道とは相反する、迷妄に満ちた現象界のことだった。
５月／３１日	岡田健吉‏@zu5kokd1 （道元禅師の歌…道元禅師・和歌集より）・・・（１１）大空に　心の月を　ながむるも　闇に迷ひて　色にめでけり三千世界の広大な空間に、凛然と輝く月の心を観ようと、修行を重ねている。しかし未だ無明の中にあり、つい世俗の対比の美感に心を奪われる…それにしても、美しい月だ… 岡田健吉‏@zu5kokd1 （道元禅師の歌・・・道元禅師・和歌集より）・・・（１２）草の庵に　ねてもさめても　申す事　南無釈迦牟尼仏　憐み給へ草庵／僧坊での出家生活で、寝ても覚めても申す事…南無、釈迦牟尼仏…御仏の弟子である私たちを、どうか、どうか、お導き下さいませ…

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