２０２４年２月　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 Ｍｅｎｕ／ボスの展望台／ボスのＴｗｉｔｔｅｒ／２０２４年２月　

　　　Ｔｗｉｔｔｅｒ／２０２４・・・２月

　　
地盤が隆起／４m・・・海底が露出した黒島漁港＝石川県輪島市

トップページ／ＮｅｗＰａｇｅＷａｖｅ／ＨｏｔＳｐｏｔ／Ｍｅｎｕ／最新のアップロード／　担当：　ボス＝岡田　健吉　

２０２４年２月 　
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２月　　２９日	お休みします／　月が替わるため、下準備をします
２月　　２８日	お休みします／　月が替わるため、下準備をします

　２月　　２７日
岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　『黄色いキリスト＞のある自画像』／ゴーギャン　・・・タヒチ出発を前に描かれた作品。　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（４８）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（２１）

ちなみに…

敬虔なクリスチャンのデカルトは、＜神の・・・存在／実在・・・＞ を、かたく信じていました。

一方…ポスト印象派の画家／ゴーギャンは、こう言い、“名画” を残しているワケです…

＜我々はどこから来たのか・・・　我々は何者か・・・　我々はどこへ行くのか・・・＞

と…」

　　　『我々はどこから来たのか我々は何者か我々はどこへ行くのか』　　／ポール・ゴーギャン

フランスの画家ポール・ゴーギャンが１８９７年から１８９８年にかけて描いた絵画。タヒチで描かれた作品

で、２０２０年６月現在、米国マサチューセッツ州ボストンの、＜ボストン美術館＞に、所蔵されています。

「うん！」マチコが、強、うなづいた。

「話を…」高杉が言った。「元の軌道に戻しましょう…

【量子力学】に、よれば…

アリスとボブが、＜同じ物理量を・・・測定することを選んだ場合・・・粒子が、それぞれ・・・

相手の選択を、認識しているかの如く・・・完全に、相関する・・・＞ と、いう事ですねえ、」

「あ…」マチコが言った。「この相関は、さあ…“スピン”で、いいわけよね…？

コレは、＜重ね合わせからの・・・波束の収束／観測事実の・・・結晶化・・・＞ よ、ねえ、」

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜物の領域に対し・・・心の領域が・・・不可分に関与・・・＞　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（４７）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（２０）

「ふーん…」マチコが、大きくうなづいた。「“物理学者達も・・・サジを投げ、避けて来た・・・伏

魔殿・・・” の、扉を、開けているわけかあ…」

「そういう事です…」高杉が、脚を組み上げた。「門外漢の気楽さで…

＜量子力学の・・・伏魔殿＞ を、探検してみよう、という事です。ボーアの笑い声が反響し、

アインシュタインの怨霊が棲（す）み、ベルが灯火を高くかざして、慎重に歩いている魔境です

ねえ。

まあ、そうは言っても…

＜重ね合わせ状態の・・・

観測／主体による観測は・・・波束の収束を招き／神がサイコロを振り・・・観測事実が

・・・結晶化・・・＞ する、わけです。

簡単に言えば、＜物の領域に対し・・・心の領域が・・・不可分に関与・・・＞ している、

という事です。

その、＜伏魔殿の先に・・・何があるのか・・・＞ は、分かりません。しかし、デカルトが、＜

この世を・・・思惟するもの／心の領域と・・・延長されたもの／物の領域に・・・分割す

る以前の風景・・・＞ を、再認識し、その先を、かすかに想像することは出来ます。

岡田健吉‏@zu5kokd１　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アスペ　　　　　　　　クラウザー　　　ツァイリンガ―　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（４６）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（１９）

粒子どうしの相関は、あらかじめ、秘密裏に決められていてもいいですが、アリスとボブがど

ちらを測定するかに、影響されることはない、という事ですねえ。ふーむ…？…」

「うーん…」マチコが言った。「この、相関というのは、＜量子もつれ＞ のコトかしら？」

「まあ…」高杉が言った。「そうですねえ…

ともかく…

＜ＥＰＲの思考実験・ベル実験の・・・伏魔殿（ふくまでん／魔物がひそんでいる殿堂）・・・＞ は、

一度に、サラリと、容易に理解できる領域ではありません。物理学者達が、３０年間も放置し

続け、黙々と、ひたすら計算だけに、没頭／逃避して来た領域なのです。

したがって…

ここでも、薄紙を剥（は）がす様に…

くり返し考察し、考察範囲の理解を押し広げ、＜局所実在性の・・・否定を・・・一般化・・・＞

する事に、努めることが、肝要と思います。しかし、その前に、＜局所実在性の・・・否定・・・

は、人間的感性に照らして・・・本当なのか？・・・＞ と、いうコトですねえ、」

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ベルの不等式　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（４５）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（１８）

ええ…

アリスとボブは、それぞれ粒子を受け取るわけですが、＜★ 彼等の検出器は・・・２種類

の物理量の内・・・どちらかを測定できるように・・・＞ なっている、という事です。

測定対象を…

２つに、増やしたのは、“ アリスとボブが・・・テレパシーで通じ合っているかのような可能

性を・・・排除するための工夫・・・”

だ、と言います」

「ふーん…」マチコが、頭を傾げた。「ともかく、そうした可能性も、完全に排除するわけかあ

…」

「ええ…」高杉が、口に手を当てた。「＜局所的・・・隠れた変数理論＞ では…

一方の粒子は、“もう一方の粒子が・・・どちらの物理量を測定しているかを・・・知ることはで

きない…” と、いう事です。

　２月　　２６日 　　　　
岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ベルの不等式　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（４４）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（１７）

「ふーん…」マチコが、肩を傾げた。「なんとも…ややこしい言い回し、よねえ…」

「うーむ…」高杉が、生真面目な顔で、うなづいた。「具体的に、言うと…

“局所的・・・隠れた変数理論” に基づいて…予測した実験結果は…

普通は…【量子力学による・・・予測・・・】と、全く同じになる、と言います。

しかし、ベルは…

＜特定の条件下では・・・

両者の間に・・・実験で・・・検証可能な、違いが生じる、コトに・・・気付いた・・・＞ と、言

われます。

これも、前に、少し触れていますが…

今日では、＜ベル実験＞ と呼ばれる、この実験は、＜ＥＰＲの思考実験の・・・発

展型・・・＞ という、位置づけです。

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　ＣＥＲＮ／欧州原子核研究機構・・・大型ハドロン衝突型加速器／ＬＨＣ・・・メンテナンス作業中　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（４３）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（１６）

ベルは…

スイス／ジュネーブ近郊の、＜ＣＥＲＮ／・・・欧州原子核研究機構・・・＞ で、素粒子物

理学者として、働き始めましたが、“…その閃き／アイディア…” を、何年も、熟考し続けた

と、言われます。そして…

１９６４年に、

“ フォン・ノイマンの議論に・・・若い女性数学者／ヘルマンが、見つけたのと同じ間違い

を・・・再発見・・・” しています。

さらに…

厳密な、思考を、くり返した結果…

＜局所的な、隠れた変数の問題を・・・形而上学的な泥沼から、具体的な実験の場

に引きずり出す・・・“ベルの不等式／ベルの定理” ・・・を作り上げた・・・＞ と、いう事

ですねえ、」

岡田健吉‏@zu5kokd１　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジョン・スチュアート・ベル　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（４２）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（１５）

それを…

俎上（そじょう／まな板の上）に引上げたのは…＜ベルの不等式を確立した・・・ジョン・スチュア

ート・ベル＞ に…なるわけです。

ベルは…

前に、少し触れましたが…

＜アインシュタインの・・・隠れた変数理論に・・・共感・・・＞ する、スタンスでした。いわ

ゆる正統派の、【量子力学／・・・局所性・実在性の否定・・・】には、頭を悩ませていた、

若い物理学者でした。

ええと…その頃…

１９５２年に、米／物理学者の、ボーム（David Bohm）が…

フォン・ノイマンが不可能だと主張した、“非局所的な・・・隠れた変数を織り込んだ・・・量子

力学的解釈を・・・キチンと定式化・・・” しています。これは、つまり、“隠れた変数” を肯定

する立場ですね。

そして、それを知ったベルは、“1つの・・・閃き（ひらめき／一瞬するどく光ること。そこから・・・すばらしい考え

などが、瞬間的に思い浮かぶこと。）を得た・・・” と、言われています。

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　ＩＡＳ計算機の前に並ぶ・・・オッペンハイマー（左／原爆の父）　と、　フォン・ノイマン（右）　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（４１）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（１４）

「ええ…」高杉が、スクリーンボードに呼び出した、オッペンハイマーと、フォン・ノイマンの画

像を眺めた。「オッペンハイマーは…

マンハッタン計画を主導した、＜原爆の父＞ と呼ばれる科学者ですね。フォン・ノイマンも

その時代の人物です。

そして…

“面倒なことは・・・棚上げし・・・黙って計算せよ・・・” とした、背景には…

この、高名な物理学者／フォン・ノイマン（John von Neumann／・・・ハンガリー出身の、アメリカの数学者。数

学・物理学・工学・計算機科学・経済学・ゲーム理論・気象学・心理学・政治学に・・・影響を与えた、２０世紀科学史における最

重要人物の１人とされます。特に、原子爆弾や、コンピュータの開発への、関与でも知られています。）が…

１９３２年に…

“隠れた変数理論を・・・否定する・・・数学的証明” を、発表していたことがあった、様です。

もっとも…

この証明は３年後に、若い女性数学者／ヘルマン（Grete Hermann）によって、誤りである事が、

示されています。しかしコレには、当時は、誰も気付かなかった、様子です。

そして…

＜量子力学において・・・局所性・実在性、が否定されるという・・・大問題・・・＞ は、

およそ、３０年間も、放置された…様ですねえ…

　２月　　２５日 　　　　お休みします

　２月　　２４日 　　　　お休みします

　２月　　２３日 　　
岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　 「波動力学」は、ハイゼンベルグによる「行列力学」と同等。　晩年のシュレーディンガー　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（４０）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（１３）

所が…

実際には、そういう運びにはならなかった、と言います。物理学者たちは、【量子力学】に

対するアインシュタインの挑戦には、あまり関心を持たずに、【量子力学】を、おおむね、そ

のまま、受け入れてしまったのです」

「うーん…」マチコが、微笑し、うなづいた。「それは、分かる気がするわねえ…

ズボラを、決め込んだわけだあ…」

「はは…」高杉が、ほくそ笑んだ。「まあ、そういうコトですねえ…

熟慮（じゅくりょ／よく考えること。念入りに検討すること。）の上で、＜局所・実在性の・・・否定を受け

入れた・・・＞ というよりも…あまり難しいことは考えずに、波動関数の精緻な計算の方を、

信じた、という事でしょう。

後に、アメリカの物理学者／マーミン（N．David Mermin ）が言っている様に、“面倒なことは・・・

棚上げし・・・黙って計算せよ・・・” と、いう事だった、わけです。

まあ…

これは、“人間的” とも言えるわけですが、実は、“ココが・・・まさに・・・大問題・・・” なのか

も、知れませんねえ、」

岡田健吉‏@zu5kokd１
　　　　　　　　　　　＜E・P・R 論文＞の・・・　アインシュタイン　　　　　ポドルスキ―　　　　ローゼン　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（３９）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（１２）

「うーん…」マチコが言った。「ここで、＜隠れた変数＞ が、登場するわけかあ…」

「ええ…」高杉が、口に手を当てた。「＜隠れた変数＞ とは…

＜原子よりもさらに小さな領域の・・・知覚できないレベルに依存し・・・粒子の未来の

状態に関する情報を持つ・・・ファクター（factor／要素、因子）　・・・＞ と、いう事ですねえ。

ええ…

３人／アインシュタイン・ポドルスキー・ローゼンは…

＜隠れた変数・理論＞ によって、＜量子力学によって否定された・・・局所性・実在性

が、両立する世界を・・・回復できる・・・＞ と、期待した様です。

つまり…

＜アインシュタイン・ポドルスキー・ローゼンの議論は・・・物理学に革命を起こし・・・皆

がこぞって・・・隠れた変数についての研究を・・・始めるだろう・・・＞ と。

岡田健吉‏@zu5kokd１
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　デカルト・・・近世哲学の祖　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（３８）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（１１）

粒子は…

＜測定されるまで・・・スピンが・・・アップまたはダウンという、性質を持たない・・・

＞か、あるいは…

＜距離に依存しない性質・・・距離が、どれほど遠く離れていても・・・瞬時に・・・意

思疎通が可能な・・・性質・・・＞ を、備えている様に、見えるわけです。

まあ、ここが、“意識／・・・心の領域に・・・抵触する所？” でも、あるようですねえ、」

「アリスや…」茜が、頭を傾げながら、言った。「ボブが…

自分の粒子を測定して得られるスピンの値は、完全にランダム（random／事象の発生に法則性（規

則性）がなく、予測が不可能な状態。）ですわ。粒子同士の相関関係を利用し、超光速通信をするの

は、不可能です」

「そうですねえ…」高杉が、うなづいた。「さて…

アインシュタインをはじめとする、【量子力学】に懐疑的だった物理学者たちは、この謎を、

＜隠れた変数＞ によって、説明できるのではないか、と考えました」

岡田健吉‏@zu5kokd１ 　　

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（３7）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（１０）

ええ、しかし…

【量子力学】によると…

２つの粒子は、太陽系の両端ほど離れていようとも、“アリスの粒子”は、まるで “ボブの粒

子” とテレパシーでつながっているかの様に、“ボブの粒子の…スピン”を、正しく予測し続

けるわけですねえ。

そもそも…

この ＜ＥＰＲの・・・思考実験＞ は…

当初は、【量子力学】の不完全性を明らかにするために、考案されたものです。ところが最

終的には、＜量子力学の・・・最も信じがたい教義を・・・実験的に裏づける結果・・・

＞と、なってしまいました。

【量子力学】は…

＜自然は・・・局所的、かつ、実在的という・・・人類史上で、当然の事として、受け

入れられて来た・・・前提／常識を・・・否定する立場・・・＞に立ち、それが実験的に証

明された、わけです。

最も厳格とされる、理論物理学／素粒子物理学に、おいてです。

　２月　　２２日 　　　　お休みします／・・・パソコンが、不調です

　　

　２月　　２１日
岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（３６）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（９）

ここに…

＜ＥＰＲが・・・投げかける・・・最大の謎・・・＞ が、あるわけですね。

＜もし・・・

粒子が、測定されるまで・・・スピンの値を、持たないのであれば・・・アリスの粒子は、ど

うやって・・・ボブの粒子が、太陽系の反対側から飛び出す時の振る舞いを・・・知ること

ができるのか・・・？＞ というコト、ですねえ。

アリスが、仮に…

自分の粒子を測定し、その結果を見て、ボブの粒子が、“アップ” か ”ダウン” かを、判断す

る…としましよう。

そして、もし…

ボブの粒子のスピンが…ランダムに、 “アップ” か “ダウン” に、決まっているとしたら…

アリスが、２００回連続で、ボブの粒子のスピンを、正しく言い当てる確率は…２の２００乗分

の１／＝１０の６０乗分の１…となるそうです。

１０の６０乗という数字は、太陽系に存在する総ての原子の数よりも、大きい数字だと言いま

す。つまり、およそ考えられないほどの、低い確率だ、という事です。言い換えれば、そんな

偶然は、あり得ないという事です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

岡田健吉‏@zu5kokd１　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（３５）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（８）

「はい…」マチコが、コクリとうなづいた。

「アリスの…」高杉が、続けた。「得る値は、ランダムですが…

それにもかかわらず、アリスが、“アップ” または、“ダウン” を測定した瞬間に、ボブの粒子

のスピンが、“ダウン” または “アップ” であることが、アリスには分かってしまうのです。

一見…

これは、さほど奇妙な事ではないように見えます。もし粒子が、一足の靴下の片方のような

ものだとすれば…

アリスのもとに来たのが、右の靴下だとすれば、ボブのもとへ行ったのは、左の靴下だと、

当然の様に、分かるはずです。

しかし…

【量子力学】によれば、粒子は最初から、左右が決まっている靴下のようなものではなく、

“測定されて・・・初めて、スピンの値が決まる・・・” わけです。つまり、＜重ね合わせ状態

から・・・神がサイコロを振り／波束が収束して・・・観測事実が、結晶化・・・＞ するわけ

です。

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　＜シュレーディンガーの猫・・・生きている猫と、死んでいる猫の・・・重ね合わせ・・・＞　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（３４）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（７）

＜★ ＥＰＲの思考実験・・・観測者アリスと、ボブ・・・ ★＞

まず…ある粒子の発生源から…

２つの粒子が、それぞれ異なる方向に発射されます。粒子の行き先は、２人の観測者のアリ

スとボブです。アリスの位置は、太陽系の端です。そしてボブの位置は、その反対側の太陽

系の端と仮定します。

さて…

【量子力学】によると、個々の粒子の量子的な性質であるスピンの値を、観測／測定の前

に、知ることは不可能です。これは、“重ね合わせ状態” にあるからです。

アリスが…

やって来た粒子の１つを測定すると、スピンの値として、“アップ” か “ダウン” の、どちらか

が、観測されます。“波束の収束／・・・神が、サイコロを振る、コペンハーゲン解釈” ですね。

ここまでは、いいですね…？」

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（３３）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（６）

これらの画像は…

ネット上に無数にありますが、＜ＥＰＲの・・・思考実験＞ を、現代風にアレンジしたもので

すね。＜ベルの不等式＞ を確立したベルの、＜いわゆる・・・ベル実験＞ というのも、

この ＜ＥＰＲの・・・思考実験＞ の、拡張であり、延長線上にあるもの、と言うことです。

したがって…

この思考実験は、＜ベルの不等式＞ でも、くり返し考察して行くことになります。

典型的な考察は…

　２月　　２０日
岡田健吉‏@zu5kokd１　　　　

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（３２）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（５）

まあ、＜俳聖／芭蕉＞ が…

『奥の細道』を、ヒッチハイクしていた頃には…

数百年後に…核爆弾が出現し…旅客機による、オーバーツーリズムが到来し…日本の探

査機／はやぶさ２が、小惑星／リュウグウへ、サンプルリターン（／・・・地球以外の天体や、惑星間

空間から、試料（サンプル）を採取し、持ち帰る（リターン）こと。）の大冒険をしているなど、想像もできない

事です、」

「そうした…」マチコが言った。「想像を絶する、パラダイムシフトがやって来るわけかあ…」

「その前に…」高杉が、津田・編集長を見た。「まさに、＜２１世紀・・・大艱難の時代＞が、

到来しつつある様子ですねえ…

まあ…ここは脱線せずに…もう少し、話を進めて置きましょう…」

「あ、はい…」マチコが、大きくうなづいた。

「ええと…」高杉が、再び、スクリーンボードに目を戻した。

岡田健吉‏@zu5kokd１
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　デカルト・・・近世哲学の祖　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（３１）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（４）

まあ…

物理学全体が、周囲も含めて、そんな受け止め方ですから、一般人なら尚更（なおさら）のこと

です。しかし、ここから、＜量子もつれ・・・非局所性・・・＞という、とんでもない不条理

が惹起（じゃっき／事件・問題などを、引き起こすこと。）し、＜厳密な、量子力学において・・・確認さ

れる事態・・・＞と、ナル…わけですねえ、」

「うーん…」マチコが、うなづいた。「逆を、証明したわけかあ…

とんでもない、皮肉よねえ…

それで…

＜デカルトが分割した・・・物の領域と、心の領域の・・・再統合の問題が・・・浮上・・・＞

して、来るわけかあ…」

「まあ…」高杉が言った。「我々は…

文明の次のステージを、＜文明の第３ステージ・・・意識・情報革命の時代＞ とし、そこに

壮大な、パラダイムシフトを想定しています。

つまり…

“現在の・・・地動説の時代” から、“再び神が支配する、天動説の時代” に、立ち返るよう

な大変革です。その、想像を絶する衝撃が、再び、人類文明にやって来るかも知れません。

それが、その時代の、パラダイム（／・・・特定の時代や分野において、支配的な規範となる「物の見方や、捉え

方」のこと。）というもの、ですから。

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アリスとボブの測定結果には、完全な相関がある　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（３０）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（３）

３人の目的は、ひとえに…

＜ある条件のもとで・・・

量子力学が・・・いかに破綻（はたん）するか・・・

少なくとも・・・

実在に関する・・・私達の、最も深淵な想定と相反する、あり得ない結果を・・・如何にも

たらすか・・・＞を、示すコトにありました。

「うーん…」マチコが、口を、つまみ上げた。「ガチンコの、対決だったんだあ…」

「そうです…」高杉が、茜が表示した、スクリーンボードの画像を眺めた。「ええ…

これらの図は…

　

　　　量子テレポーテーションで、アリスとボブの間のどこを、量子情報は飛んでいくのか。　　　　（ネットより画像借用）

＜EPRの・・・思考実験＞を、単純化し、現代風にアレンジしたものですね。

＜観測者・・・アリスとボブの話＞で、物理学に興味を持つ者なら、１度は、聞き齧（かじ）って

いるでしょう。しかし、何のコトやら、と言った感じで、直ぐに忘れたのではないでしょうか。

岡田健吉‏@zu5kokd１
　　　　　　　　　　　＜E・P・R 論文＞の・・・　　　アインシュタイン　　　　　ポドルスキ―　　　　ローゼン　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（２９）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（２）

さて…

＜量子力学の予測は・・・いまだかって、間違った事はない・・・＞ わけですねえ。２０

世紀初頭の数十年間の間に、物理学者達が理論を構築した当初から、微視的な世界を、見

事に記述し続けてきました。

しかし…

“ 量子力学の・・・大問題点・・・” は、そこではない、のです。

くり返しに、なりますが…

＜１９３５年に・・・

アインシュタイン・ポドルスキー・ローゼンの３人が、この問題を象徴する、有名な

論文を出版し・・・

量子力学が・・・実在についての、理解し難い想定をもたらす・・・ と、異議を申し立て

た所・・・＞ に、あるわけです。

先にも紹介しましたが、この論文は３人の頭文字をとって、＜E・P・R 論文＞ と呼ばれます。

彼等の解析は、＜量子力学の不条理さを・・・浮かび上がらせるコトが・・・思考実験が中

心・・・＞ と、なっています。

　２月　　１９日 　　お休みします /   パソコンが不調です・・・

　　　
岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《HP／人間原理空間の方で・・・アップロード》　２月１９日

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》

　　＜ジャンプ！＞　　　

　　　　　　　　　　　　　　　こちらの方で、文字化けの無いものが読めます。

　２月　　１８日 　　　お休みします

　２月　　１７日
岡田健吉‏@zu5kokd１　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　プリンストン高等研究所　（／米国ニュージャージー州）　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（２８）

【ＥＰＲパラドックスと・・・ベル実験・・・とは？】　（１）

「さあ…」高杉が、深呼吸した。「いよいよ、問題の核心を、考察して行きます…

うーむ…

そもそも…

＜実在性＞ ＜局所性＞ の、問題の発端は…

＜アインシュタイン・ポドルスキー・ローゼンの・・・パラドックス（Einstein –Podolsky –Rosen

paradox　頭文字をとって、ＥＰＲパラドックス とも呼ばれる。パラドックスとは、逆説、背理の意味です。）＞に、端を発し

ていますねえ。

まあ…

それ以前にも、デンマーク／首都・コペンハーゲンに拠点を置いていたニールス・ボーアと、

米／プリンストン高等研究所を拠点としていたアインシュタインが、激しい論争を展開して

いたわけです。

しかし…

理論的な大問題を惹起したのは、やはり、＜ＥＰＲパラドックス（／・・・量子力学の、量子もつれ状態

が、局所性を（ある意味で）破るので、相対性理論と両立しないのではないか、というパラドックス。）＞の、発表から

の様ですねえ。

ちなみに…

米／プリンストン高等研究所は、アメリカ／ニュージャージー州／プリンストン市にある、研

究所ですね。自然科学、数学、社会科学、歴史学の四部門を持ち、世界でももっとも優れた

学術研究機関の１つ、とされています。

元々は…

第２次世界大戦の折…ドイツ／ナチスから逃れてアメリカに亡命した…アインシュタインの

ために設立された研究機関とも…聞いたコトがあります。

プリンストン大学が近くにあって、密接な関係がありますが、大学の研究機関ではなくて、全

くの、別組織だという事です。

＜ＥＰＲパラドックス＞ の、３人の内、アインシュタインとポドルスキーは、プリンストン高

等研究所を拠点にしていました。

ローゼンの方は…

１９４１年から、ノースカロライナ大学の教授を務めていて…

１９５３年からは、イスラエル／ハイファにある、テクニオン工科大学教授として、その創設に

たずさわっている様ですね。あの、シオニズム運動と、イスラエル建国の頃です。

岡田健吉‏@zu5kokd１　
アルゴンヌ国立研究所（イリノイ州）の研究センターに参画する、米／Intel の量子コンピュータ冷却器　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（２７）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（２４）

「その…」夏美が言った。「量子コンピューターの方は、相当に、開発が進んでいるのでしょ

うか？」

「そうですね…」茜が、口に手を当てた。「最近、ネット情報を拾ってみた所では…

ＩＢＭ（・・・アメリカ／ニューヨーク州のアーモンクに本社を置く、テクノロジー関連企業。）は…

実用的な量子コンピューティングの時代に向けた、新たなロードマップを発表しています。

それによると、２０２５年を目標に、４，０００量子ビット以上のプロセッサーの実現を、目指し

て、いる様ですね。

Google／グーグルの方は…

２０１９年の、＜量子超越性（／・・・量子デバイスが、従来のコンピューターでは実行不可能な、あるいは完了する

のに、極めて長時間がかかるタスクを、実行できる能力を持っていること。）＞の発表の後は、特に大きな発表

はない、様ですね。

日本も、独自開発を進めていますが…特段の、大きな発表はありませんわ…」

「はい…」夏美が、うなづいた。

「ええと…」マチコが言った。「次に、進みます…」

岡田健吉‏@zu5kokd１　　
　　　　　　　２０２２年の、ノーベル物理学賞を受賞・・・クラウザー、アスペ、ツァイリンガー　の実験　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（２６）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（２３）

また…

現代の材料科学にとっても…極めて重要であり…量子コンピューターの中核をなす現象で

もある、 “量子もつれの・・・ややこしい性質・・・” をも、明らかにしている、わけですね。

ええと、さらに…

米／国立・標準技術研究所の物理学者／ハルパーン（Nicole Yunger Halpern）は…

＜量子コンピューターを・・・量子にするものは・・・一体、何者なのか・・・？＞ と、問

いかけています。そして、こう言っていますわ。

＜最も、よく聞く、答えは・・・“ 量子もつれ” だ。

そして、我々が・・・その、量子もつれを理解する事ができたのは・・・ベルと、３人のノ

ーベル賞受賞者たちが、成し遂げた・・・重要な仕事のおかげだ。

量子もつれの理解なしには・・・おそらく・・・量子コンピューターは実現できなかったと

思う・・・＞

…と、」

岡田健吉‏@zu5kokd１　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（２５）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（２２）非常に

「ええ…」茜が、ノートパソコンに両手を添え、顔を上げた。「＜ベルの不等式＞ 以来の…

静かな大騒動の、昨今…

＜量子情報科学＞ は、物理学の中で、最も活気のある分野の１つとなっています。量

子情報科学は、アインシュタインの【一般相対性理論】と、【量子力学】を、ブラックホー

ルの…未（いま）だ謎の残る振る舞いを介して、結び付けようともしています。

あ…

この問題は、当／《HomePage／人間原理空間》 でも、何度か触れてきていますが、ここ

ではパスしましょう。メイン・テーマ／《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》 が、非常

に巨大だからですわ。

ええ、ともかく…

地震から、暗黒物質まで…あらゆる科学研究に利用されつつある量子センサーですが、量

子情報科学は、その設計や機能を決める、指針となっているわけですね。

　２月　　１６日
岡田健吉‏@zu5kokd１　
　（ネットより画像借用）　ノーベル物理学賞・・・フランス／アスペ　　　　　アメリカ／クラウザー　　　オーストリア／ツァイリンガー

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（２４）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（２１）

＜ベルは・・・

量子力学の、この奇妙な要請を・・・人間のバイアスを排して・・・実験的に検証する方

法を・・・見出した・・・＞ と、いう事ですねえ。

そして、後に…

数々の、ベル実験の結果…

＜局所性・実在性を・・・両立させる・・・アインシュタインの隠れた変数は・・・その

存在が・・・否定・・・＞ されました。

そこで…

代表的な実験を主導した３人の物理学者が、２０２２年度のノーベル物理学賞を、受賞した

わけですね、」

岡田健吉‏@zu5kokd１　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　デカルト・・・近世哲学の祖　（ネットより画像借用）　　　夏美　　　　　　　　マチコ

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（２３）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（２０）

そもそも…

デカルトが、＜この世を・・・思惟するもの／心の領域と・・・延長されたもの／物の領域

に・・・分割・・・＞ していなければ、これを、再統合しようという、我々の試みも、必要なかっ

たわけです。まあ、それでは、物理学の発展もなかった事になりますが…」

「あ…」マチコが、夏美の方を見て、肩を寄せた。「これまでで、何か質問はあるかしら？」

「うん…」夏美が、うなづいた。「＜局所性＞ と、＜実在性＞ は…両方が満たされている、

という条件になるのかしら？」

「うーむ…」高杉が、アゴに手を当てた。「我々も…

“参考文献” を読んだ程度の知識で、何とも言えませんが、とりあえず、このどちらか一方を、

捨て去ることを、【・・・量子力学・・・は要請している・・・】と、いう事の、様ですねえ。

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジョン・スチュアート・ベル　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（２２）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（１９）

ええと、ベルも…

後に、ノーベル物理学賞候補に上っていた様ですが、若くして他界しています。６２歳だった

でしょうか。

２０２２年のノーベル物理学賞も、生存していれば、確実だったはずですが、残念ですわ。私

は、ネットの資料で、彼はノーベル物理学賞を受賞しているもの、と思っていた次期がありま

す。でも、受賞していなかったのですね、」

「そうかあ…」マチコが、腕組みした。「それにしても、さあ…

ベルさんは、余計な事を、してくれたものよねえ。それで、＜ベルの不等式＞ というのは、

一体、どんなものなのかしら？」

「それは…」高杉が、手を開いた。「後で、シッカリと考察しましょう…

それから、余計な事をした、と言いますが…

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　量子力学のコペンハーゲン解釈・・・　アインシュタイン　VS　ボーア　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（２１）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（１８）

「ええと…」マチコが、うなづいた。「ともかくさあ…

ジョン・スチュアート・ベルさんも、余計な事をしてくれた、ものよねえ。日常世界を、根底から

ひっくり返して、さあ…」

「でも…」秋月茜が、微笑して言った。「実は…

ベルは、アインシュタインの立場／“隠れた変数” を、強く支持していたのです。そして、それ

を証明しようとして、考察を進めて行くと…１９６４年に、＜★ ベルの不等式が・・・破れて

いる結果を・・・得てしまった・・・＞のです。

つまり、苦労した研究の成果／結果が…

既存の、【量子力学／・・・コペンハーゲン解釈・・・】が、正しい事を、数学的に証明して

しまったわけですわ。ベルはこの事を、アインシュタインに知らせようと思ったでしょうが、彼

はすでに、９年前／１９５５年に、他界してしまっていました。

　２月　　１５日         お休みします ／　まだ、パソコンが不調です・・・

　２月　　１４日
岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（２０）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（１７）

「うーん…」マチコが、ユックリとうなづいた。「詳しい理屈は、分からないけどさあ…

日常的な、感性からしても、“私達の・・・この世界の風景は… 局所性・・・” という、感じよ

ねえ。つまり、日本で起こった些細（ささい）なコトが、瞬時に、世界中に拡散し、影響するとは、

思えないわよねえ。

“ 実在性” の方も…

アインシュタインが言ったように、“ お月様を見て・・・観測しようが、しまいが・・・お月様は

そこにある・・・” というのが、人間的ストーリーを、形成していると思うんだけど…」

「ふーむ…」高杉が、ホオに手を当てた。「そうですねえ…

日常とは、かけ離れた所で、＜局所性＞ や ＜実在性＞ が否定されたとしても、“はい・・・

そうですか・・・” とは、なかなか、納得はできないですねえ。視覚なども、脳で再構成され、

不足を補正したり、しているわけです。

そもそも、我々にとって、“真実とは・・・一体・・・何なのか・・・” と、問いたくなりますねえ、」

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　（ネットより画像借用）　ノーベル物理学賞・・・フランス／アスペ　　　　　アメリカ／クラウザー　　　オーストリア／ツァイリンガー　　

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（１９）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（１６）

「はい…」マチコが、うなづいた。

「ええ…」高杉が言った。「半世紀以上に、わたって…

ソレに関する、数々の難しい実験が行われ、＜ベルの不等式が・・・破れていること＞

が、確実となっています。

そして、ええ…

＜量子もつれ・・・の、存在は実証され・・・代表的な実験を率いた物理学者、３人は

・・・２０２２年の、ノーベル物理学賞を受賞・・・＞ しています。

アメリカのクラウザー（John Clauser）、フランスのアスペ（Alain Aspect）、オーストリアのツァイリン

ガー（Anton Zeillinger）の…３人ですね。

現在は…

多くの物理学者は、＜局所性・実在性／局所実在論は・・・否定された・・・＞ と、考え

ています。

しかし、＜局所実在論は・・・本当に、否定されているのだろうか・・・？＞ と、いう事で

すねえ。これで、万事、決着なのか…というコトですねえ、」

岡田健吉‏@zu5kokd１　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジョン・スチュアート・ベル　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（１８）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（１５）

まあ、難解な所ですが…ユックリと、徐々に、考察して行きましょう…

まず、彼は…

＜局所性・実在性＞ に、＜第３の仮定／自由意志・・・測定する者は、測定する

対象を・・・自由に選ぶことができる・・・＞ を、加えて…

＜① 局所性・ ② 実在性と・・・③ 自由意志・・・＞ の…“３つが正しい・・・としたら成立”

する、＜１つの・・・不等式・・・＞ を、見い出したから、と言われます。

ふーむ…

この第３の、＜自由意志＞というのは、“参考文献” では、詳しく説明されてはいない様で

すが、要するに、“観測主体／・・・１人称の問題・・・” ですねえ。

デカルトが分割した、＜心の領域／・・・思惟するもの・・・＞ の問題であり…“コペンハー

ゲン解釈の・・・波束の収束／絶対主体の神が・・・サイコロを振る・・・” 所の、問題です。

そして…

私達／《ＨｏｍｅＰａｇｅ／人間原理空間》 が、提唱している、次世代の…

＜文明の第３ステージ・・・意識・情報革命時代＞ への、パラダイムシフト／＜物の領

域と、心の領域の・・・再統合・・・＞ にも、深くかかわって来る所です。まあ、ここは、長期

的視野に立ち、今後の推移を見ていきたいですね、」

「はい…」マチコが、うなづいた。「ともかく、ジョン・スチュアート・ベルさんが…

＜① 局所性と、② 実在性＞ に、第３の＜③ 自由意志＞ というものを、加えたわけです

ね、」

「そうです…」高杉が、肩を引いた。「ともかく、彼が…

【量子力学】から、予想される…

＜奇妙な遠隔相関／・・・量子もつれ・・・＞ という現象が…

＜ベルの不等式を・・・破るコトを・・・数学的に、証明した・・・＞ と、言われています。

まあ…

突然、難しいコトを言ってしまいましたが、おいおいと説明し、独自に考察して行きます、」

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジョン・スチュアート・ベル　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（１７）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（１４）

「あ…」高杉が言った。「ええと…

“全く・・・余計なことをしてくれた・・・哲学者、科学者・・・” の、もう１人は…

＜ジョン・スチュアート・ベル（John Stewart Bell／北アイルランド出身の物理学者／１９２８年－１９９０年）＞で

すねえ。スイス／＜ＣＥＲＮ（欧州原子核研究機構・・・ジュネーヴ郊外で、フランスとの国境地帯にまたがって位置

する世界最大規模の、素粒子物理学の研究所。）＞ で働いていた、物理学者です。

１９６４年に…有名な、＜ベルの不等式・・・ベルの定理＞ を、提唱した人物ですね。彼

がまさに…“歴史的に・・・人々が日常的に培ってきた・・・人間的感性から来る常識的世界”

を、＜ベルの不等式で・・・数学的に否定・・・＞ してしまった、張本人です。

　２月　　１３日
岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　人新世（アントロポセン）とは？　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（１６）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（１３）

ルネ・デカルトは…

敬虔（けいけん／特に、神仏を深くうやまい、仕えるさま。）なクリスチャンであり、＜神の存在を・・・心底、

信じていた＞ と、聞きます。

しかし、信仰心の希薄な世上の輩（やから／同じ仲間。ともがら。）が、＜片方の・・・物の領域／

・・・科学という方法論的学問を・・・大暴走・・・＞ させ、現代の科学技術文明を、築き上

げてしまいした。＜心の領域／・・・思惟するもの＞ を、置き去りにしてです。

いや…

＜影のように付き従う・・・思惟するもの／心の領域で・・・まさに、思惟しながら・・・そ

れを押し殺してきたのが・・・科学技術文明・・・＞ という事、ですねえ。

まあ、そして、現在の…

＜２１世紀・大患難（だいかんなん）／・・・

核戦争の危機・・・地球温暖化に象徴される、文明史的な閉塞危機・・・そして、人

新世（／アントロポセン）を惹起し、全生態系の地質年代的な種の大量絶滅を予想させる、

生態系の大破局・・・＞ をも、招来している、様ですねえ。

まあ、今回は…これらの巨大危機に関しては、パスして置くことにしましょう…」

「はい…」マチコが、コクリとうなづいた。

岡田健吉‏@zu5kokd１　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　デカルト・・・近世哲学の祖　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（１５）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（１２）

さてと…

おさらいして…

何故、今さらこんな当然の事を、あらためて問題にするかというと、“全く・・・余計なことをし

てくれた・・・哲学者、科学者が・・・出現したから・・・” という、事すねえ。私に、言わせれば、

さしあたり、２人が、思い当たります。

まず、１人は…

１５世紀の、フランスの数学者・哲学者であり、合理主義哲学の祖／ルネ・デカルトでしょう。

彼が、＜この世／この世界を・・・心の領域／思惟するものと・・・物の領域／延長され

たものに・・・分割した、張本人（ちょうほんにん／・・・事件の起こるもとをつくった人。首謀者。）・・・＞ です。

岡田健吉‏@zu5kokd１　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　自転車に乗る、アインシュタイン　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（１４）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（１１）

そして…

【量子力学】は…

その ＜局所実在論の・・・仮定／前提に・・・大疑問符／？を・・・投げかけた・・・＞

わけですねえ。これこそが、一大事というものでしょう。これを、一大事と言わずして、何を、

一大事と言えるでしょうか？

うーむ…

ちなみに、アインシュタインが…

この状況／ “量子力学のコペンハーゲン解釈／・・・神がサイコロを振り・・・重ね合わせか

ら・・・波束が収束して・・・観測事実が結晶化する状況・・・” を嘆いて…こう友人に、問うた

と言われています。

“ 君は、本当に・・・君が見ていない時には・・・月は、そこに無いと思うかい・・・？” と、」

「オオッ…」マチコが、両コブシに力を入れた。「サスガよねえ…

見ていない時には、月は存在しないわけだあ…あ、存在すると、存在しないの、重ね合わ

せ、という事かしら…？」

「ハハ…」高杉が、頭を傾げた。「しかし…

“どうも・・・神様は・・・サイコロを振るのが・・・お好きな様子・・・” ですねえ。“波束の収束／

・・・重ね合わせの状況から・・・１つの状況が結晶化し・・・観測事実が表出する・・・” のを、

楽しまれる御様子です。

ふーむ…神様は…ギャンブルがお好きですか…

しかし…

＜局所性・実在性＞ というのは…

人間の社会性にとって、余りにも当然すぎる前提です。農耕文明の始まった頃より、そして、

【量子力学】が創始される、はるか以前から、＜局所性・実在性は・・・ホモサピエンスの

共同意識体／社会性の中で・・・育まれ・・・根付いて来たもの・・・＞ ですねえ。

岡田健吉‏@zu5kokd１　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（１３）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（１０）

「ええと…」高杉が、“参考文献” に目を落とした。「話が、飛んでしまいましたが…

元の軌道に戻すと…

＜局所性と、実在性・・・を合わせて・・・局所実在論・・・＞ と、呼んでいるわけです

ね。人間社会では、誰が決めたわけでもなく、＜局所実在論の大前提で・・・人間原理

ストーリーが記述され・・・社会が、歴史が、重ねられてきた・・・＞ と、いう事ですねえ、」

「うーん…」マチコが、うなづいた。「お釈迦様の…

＜原始仏教（／・・・様々な派に分裂しはじめる以前の、初期の仏教。釈迦の在世時代から、その弟子達までの時代の

教理、教団の活動をいいます。仏教経典は、仏滅後に書き留められたものですが、『阿含(あごん)経』と総称される、それらの

経典には、釈迦や弟子たちの言葉と思われる、古い原型的なものがあります。）の時代＞ があり…

アレクサンダー大王／アレクサンドロス３世（／・・・古代ギリシャの、アルゲアス朝マケドニア王国の王／（・・・

在位は、紀元前３３６年 - 紀元前３２３年。有名な古代哲学者のアリストテレスが、家庭教師。そして、アリストテレスは、プ

ラトンの弟子です。）の、＜東方遠征と・・・ヘレニズム文化（／紀元前４世紀の・・・アレクサンドロス３世の

東方遠征によって、ギリシア文化とオリエント文化が融合して形成された文化。ギリシャ彫刻と、仏教が出合い、美しい仏像が

誕生しました。）＞ があって…

紀元０年／＜イエス・キリスト・・・が誕生・・・＞ した、のよねえ。そうした歴史も、＜局所

実在論・・・が前提の・・・ストーリーで記述・・・＞ されて、来たワケかあ…」

「その通りです…」高杉が言った。「ええと、いいですか…

くり返しますが、そもそも…

【量子力学】における…　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

＜局所性とは・・・

ここで起きた、出来事が・・・はるか彼方の物体や事象に・・・瞬時に、直接的に、影響

を及ぼすことはない・・・つまり、局所原理の世界である・・・＞ という、コトであり…

＜実在性とは・・・

物体は・・・誰もそれを測定しなくても・・・そもそも・・・ある決まった物理的性質の値を

・・・備えている・・・＞ という…“仮定／前提” のコトを、言います。

　２月　　１２日
お休みします

　２月　　１１日
お休みします

　２月　　１０日
お休みします

　２月　　９日
岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　呉健雄（チェンシュン・ウー）は実験を設計し、パリティの保存の実験を行うチームを率いた。　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（１２）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（９）

「はは…」高杉が笑った。「いいですよ…

響子さんは、話が脱線することを嫌っていましたが…まあ、彼女もいない事だし…何でも、

言えて、介入自由なのが、当／《HomePage／人間原理空間》 の、取柄です。そう言うわ

けで…自由にどうぞ…」

「有難うございます…」茜が、満面で、微笑んだ。「ええと…

この時…

ウー・チェンシュンと、大学院生のシャクノフ（Ir ving Shaknov）は、コロンビア大学の地下のサ

イクロトロン（／サイクロトロンとは・・・磁場に垂直な面で、旋回運動する荷電粒子を、旋回に同期した高周波電界で加速

する装置です。サイクロトロンには、PET放射性標識化合物の製造用、あるいは半導体照射用の低エネルギー・タイプから・・・

SPECT放射性同位元素製造用、または核物理学用の高エネルギー・タイプまで・・・様々な種類があります。）で…

＜ホイーラーの予想（ホイーラーはその帰結として・・・電子と陽電子のペアが対消滅すると、生成される光子の

偏光が特定の形で相関することを見出し・・・その実証実験を提案していた。）・・・の実証・・・＞ を、しようとして

いた、と言います。

ええ、つまり…

＜電子と陽電子の・・・衝突によって、生じた光子のペア（／２個の、量子もつれ光子）は・・・

例え遠く離れていても・・・一貫して・・・互いに直交した、偏光状態にあった・・・＞ と、

いう事ですね。

ウー・チェンシュンが、実験で観測したのは、これら２個の光子の、相関から、生じた結果

だったわけです。この時、つまり、１９４９年のウー・チェンシュンの実験で、＜量子もつれ

＞の徴候が、観測されていたわけです。

アインシュタインは…

１９５５年の他界ですから…当時はまだ、米／プリンストン高等研究所で、健在だったわけ

ですわ。＜ベルの不等式＞ が発表された、１９６４年には、すでに、亡くなっていたわけで

すが…」

「うーむ…」高杉が、アゴに手を当てた。「そこまで、遡るわけですか…」

岡田健吉‏@zu5kokd１　　　

ウー・チェンシュン（呉健雄: Chien -Shiung Wu ／中国系アメリカ人で・・・女性物理学者の草分け。）　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（１１）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（８）

「どうして…」マチコが言った。「こんなコトが、起こるのかしら？」

「うーむ…」高杉が、宙を見上げた。「率直な質問ですから、率直に答えましょう…

おそらく、という事ですが…

“ デカルトが、この世を２分割した・・・物の領域／科学という、方法論的・学問においては

・・・それを、深く追求して行くと・・・もう片方の、心の領域／１人称の主体性／神の絶対主

体性が・・・顕在化して来る・・・” という、所でしょうかねえ…

それゆえに…

【量子論／・・・量子力学】は、正しいと言える、のかも知れません。何故なら、物の領域

／客観的科学の領域で、あえて無視して来た…

“ 本来・存在するべき・・・もう一方の、心の領域／= 思惟する心／・・・我思う、ゆえに我

あり・・・” の、デカルト自身の、哲学的真理が、顕在化し…

まさに…

“この世／この世界に・・・アンカー（anchor／船の錨 (いかり)）を・・・下ろしている・・・” わけです」

「うーん…」マチコが、コクリとうなづき、肩を傾げた。

「ええ…」秋月茜が、口を開いた。「いいですか…

この…

＜量子もつれ＞ の存在は…

“参考文献”／★ 特集・量子もつれは何を語るか／３本目の論文記事・・・

★ 量子もつれ実験の、知られざる源流・・・　

に、掲載されている…

ウー・チェンシュン（呉健雄: Chien -Shiung Wu ／・・・中国系アメリカ人で、アメリカにおける女性物理学者の、草分

けの１人。）の、１９４９年の実験まで、遡るわけですわ。

ええと…高杉・塾長、少し話が逸（そ）れるのですが、よろしいでしょうか？」

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　ニールス・ボーア／・・・デンマークの理論物理学者。量子論の育ての親として、前期・量子論の展開を指導。

　　　　　　　　　　量子力学の確立に、大いに貢献した。　量子力学のコペンハーゲン解釈を主導。　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（１０）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（７）

例えば…

＜量子もつれになった、２個の粒子は・・・最初は、どちらも・・・スピンが、“上向き・

下向き”の・・・重ね合わせ状態・・・＞ に、あります。

そして…

＜どちらかの粒子の・・・スピンの状態を、測定すると・・・その粒子の、“スピンの向

きが定まり （／神がサイコロを振り・・・波束が収束・・・）”・・・同時に・・・もう片方の、粒子

の向きも・・・“相関した形に・・・瞬時に・・・定まる”・・・＞ ことに、なります」

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　ピストンシリンダー圧力セルによる、加圧と・・・磁性イオンの、量子スピンへの変化・・・量子もつれ・・・　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（９）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（６）

「ええ…」高杉が言った。「次に…

＜量子もつれ／ quantum entanglement （quantum ／量子、entanglement／もつれ）＞につい

て…分かっていると思いますが…簡単に説明して置きましょう。

＜量子もつれ＞ は…

＜重ね合わせ状態にある・・・２個の粒子を・・・瞬時につなぐ・・・現象・・・＞ です。

これは、空間的・距離に、依存しません。たとえ、銀河系の両端ほど距離が離れていても、

どちらかの粒子に対する作用は、もう片方の粒子に、瞬時に、影響を及ぼします。

　２月　　８日
岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜★ 光合成は・・・量子コンピューティング・・・複数箇所に同時存在＞　　（ネットより画像借用）

光合成が非常に効率が優れているのは、エネルギーが同時に複数の場所に存在し、常に最短のルートを見つけ出していると

いう、＜★ 量子効果＞が作用しているからだ・・・ということを示す、研究が発表されています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（８）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（５）

「うーむ…」高杉が言った。「まあ、しかし…

“光合成・光子の・・・重ね合わせや・・・量子もつれ・・・” などは、実態の解明は、これからな

のでしょう。厨川アンは、生命情報科学／バイオインフォマティックスの専門家ですから、そ

んなコトを言っていたのでしょう」

「うーん…」マチコが、コクリとうなづいた。「でもさあ…問題は、＜・・・重ね合わせ状態・・・

＞よねえ…」

「そうです…」高杉が、アゴに手を当てた。「その…

＜人間的な感性との・・・ズレが・・・問題・・・＞ な、ワケ、ですねえ。別の言い方をす

れば、＜真実は・・・人間の感性なのか、物理現象なのか？・・・それとも、他の何者

か、なのか？・・・＞ と、いう事になりますかね、」

「ふーん…」マチコが、頭を傾げた。

「まあ…」高杉が言った。「この問題は、ここまでにして、先に進みましょう…」

「はい…」マチコが、うなづいた。

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　光子の場合は、偏光の重ね合わせ・・・　／　電子の場合は、スピンの重ね合わせ・・・　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（７）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（４）

具体的に言うと…

＜光子の場合・・・

スピンは・・・光の偏光に対応し・・・スピンの、重ね合わせ状態にある光子は・・・２つ

の、異なる偏光状態を・・・同時に取っている・・・＞ と、理解できる、わけです。

また…

＜量子的な物体は・・・ここに在る状態と、ここに無い状態を・・・同時に・・・取ること

ができる・・・＞ わけですねえ。

つまり…

＜量子的な物体が・・・重ね合わせ状態にある時・・・測定が行われるまでは・・・そ

の測定量は・・・定まってはいない様に・・・見える・・・＞ と、言うとですねえ、」

「そうかあ…」マチコが、ポカンと口を開けた。「アンさんが、さあ…

光合成の光子が…同時に複数の場所に存在するから…エネルギーの減衰が少ないとか、

ナントカと、言っていたけど…“そういう・・・コト・・・” なんだあ。少し、分かった気がするわ

ね…

うーん…もっと、よく聞いておけば、良かったわねえ…」

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（６）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（３）

＜光子などの素粒子は・・・同時に、異なる状態をとることが・・・可能・・・＞ であり、

また、＜同時に・・・異なる場所に存在することも・・・可能・・・＞ と、言いますねえ。

これは、＜・・・重ね合わせ状態・・・＞ と呼ばれ…

＜測定が行われる、直前まで・・・素粒子は・・・その様な状態になっている・・・＞ と、

【量子力学】では、考えられています。

まあ、“コペンハーゲン解釈（／・・・「コペンハーゲン解釈」という名称は、デンマークの首都コペンハーゲンにある、

ボーア研究所に由来します。ボーアや、弟子のハイゼンベルクは、ここを拠点に・・・アメリカのプリンストン高等研究所の、アイ

ンシュタインと、論争を展開していました。）” では…という事ですがね。

“古典的な・・・粒子の概念” では…

＜１度に・・・１つの向きにしか・・・自転／スピンができない・・・＞ わけです。

しかし、くり返しますが…

＜量子的な粒子では・・・同時に、異なる向きに・・・スピン・・・＞ できます。例えば、

＜上向きスピンと、下向きスピンの・・・両方の状態を・・・同時に、取ることが出来る

・・・＞ と、いう事です。

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　＜シュレーディンガーの猫・・・生きている猫と、死んでいる猫の・・・重ね合わせ・・・＞　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（５）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（２）

「ええ…」高杉が言った。「【量子力学】において…

＜人間の直感に反する・・・奇妙な大問題が・・・２つ・・・＞ あります。これを、簡単に

説明して置きましょうか。

１つは、＜重ね合わせ＞ で、もう１つは、＜量子もつれ＞ ですね。これは、すでに、

一般化した概念かも知れません。しかし、現代／理論物理学の、基盤的概念の考察に当

たり、改めて考察て置きましょう。

まず…

＜重ね合わせ／ superposition （superposition／・・・重ね合わせ・・・）＞という概念すね。

【量子力学】の、説明によれば…

　２月　　７日
お休みします／　・・・寒いから、サボりました。

　２月　　６日
岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（４）

【重ね合わせ・量子もつれ・・・局所実在論・・・とは？】　（１）

「さて…」高杉が、両手を組み合わせた。「何処から始めようか…

うーむ…

我々の…日常生活は…

＜ “局所実在論” が、成立するという・・・

局所性・実在性の・・・仮定／前提を・・・受け入れています。

そして・・・そのワクの中で、喜怒哀楽し・・・まさに国会では・・・

裏金問題・大不祥事の・・・舌戦／・・・ボケと、ツッコミの・・・漫才劇・・・＞ も、展開し

ているわけですねえ。

この、２つの仮定／前提は…

＜この世の形・・・目下の、物理空間における・・・局所性と、実在性・・・＞ ですね、」

「ふーん…」マチコが言った。「哲学的な話ねえ…」

「いや…」高杉が、首を振った。「哲学の話ではなく…物理学／物理空間の話をしよう、とい

うわけです…」

「はい…」マチコが、神妙にうなづいた。

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（３）

【プロローグ】　（３）

それから…

【茜／新理論・研究所】 の秋月茜さんは、新理論／担当ですから、当然、主力メンバー

です。そして、国内が騒然としているので、津田・編集長にも、残ってもらいました。

でも…

そうした中にあって、私達はもうしばらく、あえて大混乱には踏み込まず、傍観していること

にしました。そして、浮世離れした、【量子力学／・・・量子もつれ・・・ベルの不等・・・】に、

没頭したいと思います。

ええと、そういうわけで…

高杉・塾長、お願いします…」

「うむ…」高杉が、ユックリとうなづき、コーヒーカップを脇に押しやった。

岡田健吉‏@zu5kokd１ 　　   　

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（２）

【プロローグ】　（２）

「ええ…」マチコが、インターネット正面カメラを見上げた。「高杉塾長の、アシスタント／折

原マチコです。

前のページの…

《真空の重さを計る・・・アルキメデス実験、とは？》 の、最後に、少し触れましたが…

＜量子力学／・・・量子もつれ・・・＞ の大問題を、私達で考察してみます。

これは、＜・・・非局所性・・・＞ の、問題になります。

ええと…

今回のメンバーは…

まず、厨川アンさんが、《危機管理センター》 の方へ戻ります。新型コロナとインフルエン

ザの動向が、“依然として・・・気になる・・・” と、言っていました。＜非常事態・下＞ ですか

ら、響子さんとアンさんの、２人体制という事ですね。

その…

厨川アンさんの代わりに…

私の古い親友／白石夏美に来てもらいました。彼女は、＜ＣＯＰ２８（／国連気候変動枠組条約・

締約国会議の、第２８回目の会議。２０２３年１１月３０日～１２月１３日まで、ＵＡＥ（アラブ首長国連邦）の、ドバイで開催され

ました。）＞で、ＵＡＥのドバイに行っていました。

年内に帰国して、資料を整理しながら、しばらく静養していた様子です。ヒマそうなので、来

てもらいました。

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《量子もつれ／ベルの不等式・・・の考察》　（１）

【プロローグ】　（１）

　　“参考文献”　　【日経サイエンス・・・２０２３・１２】

　　★ 特集／量子もつれは何を語るか

　　　　１）世界は局所的かつ実在的・・・ではない

　　　　　　　　＜量子もつれになった光子を用いた実験で、実在の核心に、ある謎が浮

　　　　　　　　　かび上がった＞
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　D．ガリスト　（科学ジャーナリスト）

　　　　２）ベルの不等式が問いかける・・・

　　　　　　　　　　　　　実在・局所性・自由意志

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　語り：　木村元　（芝浦工業大学）
　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　聞き手：　吉田彩　（編集部）

　　　　　　　　　＜量子もつれの存在を示す「ベルの不等式の破れ」が実験で実証さ

　　　　　　　　　　れ・・・物体には、測定されていない物理量の値は、実在しないことが

　　　　　　　　　　明らかになった。だが・・・実在は、完全に否定されたのだろうか？＞

　　

　　　３）量子もつれ実験の・・・知られざる源流

　　　　　　　　＜２０２２年のノーベル物理学賞は、量子もつれを実証した実験からに

　　　　　　　　　授与された。実は、彼らよりも前にその兆候をとらえていた、女性物理

　　　　　　　　　学者がいた。

２月　　５日
お休みします　／　新しいページの、下準備です。

　２月　　４日
お休みします

　２月　　３日
岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《真空の重さを計る・・・アルキメデス実験、とは？》　　　（８１）

【４／天秤で、宇宙を計る・・・とは？】　（４８）

「ええ…」マチコが、インターネット正面カメラに頭を下げた。「このページは、これで終了しま

す。

世の中が、世界も、日本国内も、騒然として来ていますね…

でも、私達はとりあえず、次は…

今、塾長も言及した、【量子力学】の、大問題も関係する、《量子もつれ／・・・ベルの不

等式・・・の考察》 を、予定しています。どうぞ、ご期待ください！」

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　デカルト　（１５９６年～１６５０年）　フランス生まれの、哲学者、数学者・・・近世哲学の祖。　（ネットより画像借用）

《真空の重さを計る・・・アルキメデス実験、とは？》　　　（８０）

【４／天秤で、宇宙を計る・・・とは？】　（４７）

ええ、ちなみに…

【量子力学】の最大の問題は、アインシュタインも問題視としている様に…

＜量子力学／コペンハーゲン解釈の・・・波束の収束・・・＞ は、＜観測／・・・主体

性が、関与して来る・・・＞ という事です。

＜観測されて・・・波束が収束／・・・神がサイコロを振り・・・重ね合わせ状態から、

サイコロの目が・・・結晶化し、１つに、収束する・・・＞ わけ、ですねえ。

この…

＜観測される／・・・主体性が介入する、それ以前の状態・・・＞ は…

実は、デカルトが…

＜この世／この世界を・・・物の領域と、心の領域に分割する・・・それ以前の状態

・・・＞ と、いう事なのでしょう。

＜地動説から・・・神の支配する・・・天動説に戻ってみること・・・＞ なのかも、知れ

ませんねえ。

【量子力学】は…

元々、＜２分割された・・・物の領域と、心の領域の・・・統合問題・・・＞ を、内包してい

たのかも知れません。ブラックホールの情報消失問題のように、何処かに、隠れているとい

う事です。

＜デカルトが・・・

この世を・・・物の領域と、心の領域に分割し・・・ニュートンが、物の領域の、ニュート

ン力学を完成＞ させましたが、

＜量子力学の・・・パラダイムシフトでは・・・１人称／観測者の主体性／・・・神の主

体性が・・・密かに復活していた・・・＞ 様ですねえ。

＜この世／１人称的風景の世界は・・・

構造的な、相互主体性世界／・・・心の重ね合わせ・ストーリーが波動し・・・生命潮流

の新陳代謝の様に・・・４次元時空座標に・・・無限の布織物の様に記述・・・＞ されて、

行きますねえ。

私達は、それを…

＜文明の第１ステージ・・・農耕・文明の曙・・・＞ 、＜文明の第２ステージ・・・産業・エ

ネルギー革命・・・＞ 、そして、次世代を、＜文明の第３ステージ・・・意識・情報革命・・・

＞と、想定して来ました。

この第３ステージの本格化にも、パラダイムシフトが必須です。そして、まさに、科学的にも、

＜主体性／観測者の主体性／・・・１人称的な神の意識が・・・俎上（そじょう／まな板の上）に、

上って来た・・・＞ のかも知れませんねえ。避けては、通れない問題として…」

「はい…」マチコが、コクリとうなづいた。

岡田健吉‏@zu5kokd１　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　アルキメデス実験室の中の、カローニ（Enrico Calloni）　（ネットより画像借用）

《真空の重さを計る・・・アルキメデス実験、とは？》　　　（７９）

【４／天秤で、宇宙を計る・・・とは？】　（４６）

「うーむ…」高杉が、肩を傾げた。「そういう事でしょう…

＜アルキメデス実験＞ の、研究チームは、実験結果については、何の予想もしていない、

と言います。

実験を主導しているカローニは、こう言っています…

＜実験を・・・歪めるといけないので・・・まだ、仮説を立てたくない。ただし、どの様

な結果が得られるにせよ・・・それが、エキサイティングであることは、間違いない！＞

…と、」

「そうですね…」アンが言った。

「ともかく…」高杉が言った。「この論文記事が、執筆された後でも…

準備は、進んでいるでいるわけです。もう、次の段階へ、進んでいるのかも知れませんねえ。

【量子力学】も【一般相対性理論】も、正念場に、突入して行くのかも、知れません。

岡田健吉‏@zu5kokd１　　　　　　　　

《真空の重さを計る・・・アルキメデス実験、とは？》　　　（７８）

【４／天秤で、宇宙を計る・・・とは？】　（４５）

＜銅酸化物・高温超伝導体では・・・

カシミール効果が起こらないか・・・あるいは非常に弱いために・・・シグナルが検出さ

れないという事も、考えられる・・・だから、これとは別の実験で検証する事が、いっそ

う重要だと言える・・・＞ と、」

「そうですね…」アンが、うなづき、長い赤毛をしぼった。

「うーん…」マチコが言った。「これでは、成否をつけにくいわねえ…」

「でも…」茜が、口を開いた。「前へ進む…という事ですね、」

　２月　　２日
岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　引力／重力・・・電磁気力の引力・斥力　　（ネットより画像借用）

《真空の重さを計る・・・アルキメデス実験、とは？》　　　（７７）

【４／天秤で、宇宙を計る・・・とは？】　（４４）

ええと、話を戻しますが…

＜測定の結果が／天秤棒の傾きが・・・予想とは異なった場合・・・＞ は、先ほども、

少し考察した様に、幾つかの意味が、あります。

１つは…

＜アルキメデス実験から・・・仮想粒子が、重力相互作用をしない事が示された場

合・・・＞ です。そこから、＜全く、新しい物理学・・・＞への、扉が開かれる可能性が

ある、と言います。

ただ…

オーストリア／ウイーン大学／実験物理学者のアスペルマイヤー（Markus Aspelmeyer）は、こう

も、言いますねえ。

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ニュートン力学・・・＜・・・運動３法則・・・＞　　　　　　（ネットより画像借用）

《真空の重さを計る・・・アルキメデス実験、とは？》　　　（７６）

【４／天秤で、宇宙を計る・・・とは？】　（４３）

「そうかあ…」マチコが、宙を見た。

「まあ…」高杉が言った。「【量子力学】は…

シッカリと、周囲の基礎／基盤を固めていますし、現代／科学技術文明の基盤を構成して

います。しかし、真実が、何処にあるかは、また別の問題です。

【一般相対性理論／・・・重力場方程式・・・】の方は、それほど使い勝手が、良くないとも、

言えるわけです。つまり、近似値的には、ニュートン力学で十分だからです。

岡田健吉‏@zu5kokd１　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真空の量子揺らぎ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《真空の重さを計る・・・アルキメデス実験、とは？》　　　（７５）

【４／天秤で、宇宙を計る・・・とは？】　（４２）

つまり…

＜測定結果が・・・予想と一致・・・＞ し…

＜仮想粒子が・・・通常物質と同様に・・・重力相互作用・・・＞ を、することが、示され

れば…

＜真空ゆらぎが・・・アインシュタインの、一般相対性理論／重力場方程式に・・・影

響を及ぼしている事が・・・確証・・・＞ される、わけですねえ。

この、結果として、

＜真空ゆらぎの影響は・・・おそらく、非常に強い事になる・・・＞ と、言います。

この、場合…

【一般相対性理論／重力場方程式・・・】／宇宙論研究者の側は…

＜宇宙で・・・何が、真空エネルギーの影響を・・・抑えているのか・・・＞ を、説明す

る必要が、生じます…」

　

岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜アルキメデス実験＞　　　　（ネットより画像借用）

《真空の重さを計る・・・アルキメデス実験、とは？》　　　（７４）

【４／天秤で、宇宙を計る・・・とは？】　（４１）

ここで…

＜アルキメデス実験＞ が、高い精度で１歩踏み込む事ができれば、この状況に一石を投

じる事になりますねえ、」

「ふーん…」マチコが言った。「石を、ドボン、と投げ込むわけだあ…」

「はは…」高杉が、笑って、“参考文献” を取り上げた。「ええ、話を戻しますか…

イスラエル／ワイツマン科学研究所のレオンハルトは、こう言っています。

＜この実験は、極めて重要だ・・・真空ゆらぎが・・・重力に寄与する・・・実在量であ

ることを・・・証明する事になるからだ・・・＞

　２月　　１日
岡田健吉‏@zu5kokd１　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜物理学の・・・交わるコトのない、２本の鉄道レール＞　（ネットより画像借用）

《真空の重さを計る・・・アルキメデス実験、とは？》　　　（７３）

【４／天秤で、宇宙を計る・・・とは？】　（４０）

「まあ…」高杉が、アゴに手を当てた。「失敗の、意味にもよりますが…

その場合、幾つかのコトが想定できます。

まず…

＜実験の精度が・・・その域に、到達していなかった・・・可能性・・・＞ ですね。ともかく、

そもそも、＜仮想粒子の重さを・・・アルキメデスの原理で・・・計る・・・＞ という、無

謀とも言える、プロジェクトですから。

そして、次に…

＜実験の予想／想定が・・・そもそも、間違いだった可能性・・・＞ ですね。この場合、

＜現在の宇宙論が・・・軌道修正を強いられる・・・可能性・・・＞ が、ありますねえ。

【量子論】にも…

大きな影響が、あるかも知れません。しかし、＜暗黒物質＞ の正体も判明せず、＜問題

の・・・暗黒エネルギー／真空エネルギー・・・＞ も、判然とせず、【素粒子の標準モデ

ル】も、揺れ始めている、という状況があります。

岡田健吉‏@zu5kokd１　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜カシミール効果の原理＞　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《真空の重さを計る・・・アルキメデス実験、とは？》　　　（７２）

【４／天秤で、宇宙を計る・・・とは？】　（３９）

「つまり…」マチコが言った。「成功すれば、“ノーベル賞・・・クラス” と、いうことかしら？」

「まあ…」高杉が言った。「成功すれば、理論的・発展性からも、そう言うコトになるでしょう。

しかし…

問題はそう言うことではなく、＜宇宙の、基本的な構成の・・・一端が、垣間見えて来る

・・・＞と、言うことです」

「ふーん…」マチコが、肩を傾げた。「失敗したら、どう言うことになるのかしら？」

岡田健吉‏@zu5kokd１　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜真空の重さを計る・・・アルキメデス実験＞　　　　　　　（ネットより画像借用）

《真空の重さを計る・・・アルキメデス実験、とは？》　　　（７１）

【４／天秤で、宇宙を計る・・・とは？】　（３８）

また…

ドイツ／ハノーバーにある、マックス・プランク重力物理学研究所／所長の、ダンツマン

（Karsten Danzann）は、こう指摘しています。

＜この実験には・・・現在稼働している、最高性能の重力波望遠鏡の・・・１０倍の測

定精度が・・・求められる・・・＞ …と。

つまり…

皆、それぞれ…

このプロジェクトは、“魅力的だが・・・野心的だ…” と、見ているわけです。しかし、その一

方、この ＜アルキメデス実験＞ が、うまくいけば、その結果がもたらす影響は、非常に大

きいと、認めているわけです」

岡田健吉‏@zu5kokd１　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜カシミール効果＞　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）

《真空の重さを計る・・・アルキメデス実験、とは？》　　　（７０）

【４／天秤で、宇宙を計る・・・とは？】　（３７）

「うーむ…」高杉が、アゴに手をかけた。「くり返しますが…

＜カシミール効果＞ を、初めて実証した、ラモローはこう話しています。

＜実験チームが周到に計画していても・・・測定は、かなり困難なものになるだろう。

私は長年・・・超伝導体のプレート間に作用する、カシミール効果の測定を、夢見て来

た。しかし、私の力では、適切な実験試料を作れなかった・・・＞

★ 能登半島地震／・・・志賀（しか）原発の危機・・・

●全原発廃炉へ 　●米軍基地の縮小 　●独自の国際平和戦略

★ 日本社会は・・・コンパクト・高機能に・・・縮小して行く時！

　　老荘思想／無為自然・・・競争社会から、共生社会への脱皮!　

第２次・安倍政権・以前に、回帰する!

　  安保３文書を・・・民主主義手続きで・・・再検証が必要 !

★岸田首相は・・・

　憲法・民意を無視して・・・違憲／戦略兵器／トマホークを導入・・・

　国賓・再訪米で・・・本当に、売国奴と、なるつもりか ? 　

　　　　　　　

　　　〔平和憲法・・・／・・・武士道精神の国家・・・〕　　

   　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネットより画像借用）　　   　

　　　＜★ 平和憲法の、真意は・・・座して、死を待つ覚悟！＞

　　　　　　　　　　　　　　　　
　　

　季節の俳句・短歌　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　選者 : 星野支折　　里中響子

　　　　　　　　　　　　　　【菅原道真／菅家（かんけ・・・小倉百人一首／２４番）／天神様の・・・辞世の句】

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（第５９代／宇多天皇に重用され、第６０代／醍醐天皇・・・醍醐朝では右大臣にまで昇った。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし、左大臣／藤原時平に讒訴（ざんそ）され、大宰府へ太宰権帥（だざいの・ごんの・そ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ち／大宰府の長官である帥の権官。中央顕官の左遷先の場合と、名誉職としての帥に対す

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　る実質的な長官である場合がある。）として左遷され、現地で没しました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　死後天変地異が多発したことから、朝廷に祟（たた）りをなしたとされ、天満天神として信仰

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　の対象となる。現在は、学問の神として親しまれます。）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　東風(こち)吹かば

　　　　　　　　にほひおこせよ　梅の花

　　　　　　　　　　　　あるじなしとて　春を忘るな

　

　　　　

２月　　２５日	お休みします
２月　　２４日	お休みします