230qq 入手編

NISSAN CEDRIC(230) AMBULANCE 入手編

2002年1月、以前からチェックしていた現役の230セドリック救急車を譲り受けることになりました。救急車、といっても民間の外科のものなので、装備は患者搬送車と同じで簡素なものです。患者の病院間の搬送に使われていたようです。

一応、新車当時からのワンオーナー車で、定期点検されている状態の良いものでした。外装は、長年の青空駐車のためか、かなりの錆び。荒い修復跡も見受けられます。

これは仮ナンバーで引き取った直後の画像で、ギアがODに入らない、キャブのフロートからガソリン漏れ以外は特に支障無く普通に走れました。

230セドリック救急車の紹介


引き取り1週間前。グロリアに乗って見に行きました。しめ飾りを付けています。ホイルキャップは81マーク2のもの。

サイドロゴ。当時の手書き英字です。雰囲気が伝わってきて、いいかんじなのでこのまま残して乗ることにします。

エンジンルームです。今まで乗っていたグロリアセダンと同じ、L20のシングルキャブ。目立つのはスピーカー。


フロントシートです。バンのベンチシートと同じでリクライニングしません。コラムチェンジは、3速+OD。230の中では一番好きなミッションタイプです。


リアシート。これ1つのみです。折りたたみ出来ます。横のストレッチャーに1人乗れるので、定員は5人ですが、実際には前のベンチに3人はきついので2人、そしてリアのシートに1人、の計3人が常識的なところでしょうか。

サイレンアンプ。スピーカーは、ボンネット内に設置してあり、このアンプの右のスイッチをPULLすると左のつまみの音量で「ピーポー」が鳴ります。つまみがOFFのところでPULLすると非常に小さい音で鳴ります。

赤色灯です。オーサカサイレン製。動作確認しましたが、回転速度が少し遅いようです。

バラすとこんなかんじです。スペアの電球がウラについています。普段は使わない(というか付けていると違法)ため、はずします。

はずしたあとは、直径18センチの市販のタッパーのフタが丁度よく装着出来ました。念のため、アルミテープを巻いておきます。

「自家用」ステッカーを左右のフェンダーに貼りました。抜き文字です。

inomamoさん作成のアイコン


車検時、タイヤはグロリアに履いていたタクシーラジアル(MILEX)に交換。ホイルの錆びも落としました。


リアゲートを開けたかんじです。荷室左側面には、まだ新車時のビニールがかかっていました。左はストレッチャーが収まっています。使うときは、ロックを解除し、レールにそって引き出します。


ストレッチャーをはずすとレールが見えます。本来、ワゴンならばこの下にサードシートが隠れているはずなのですが・・・。はずしてみるとします。


レールをはずし、ビニルシートをめくるとこのように鉄板が貼ってあり、ガッチリ止めてあるので下は見ることができませんでした。サードシートはたぶんはずしてあると思われます。

右リアは追突されたのか、かなりの補修がされています。テールランプも左とは違い、新しめです。リアゲートも少しズレていましたが、調整で少し改善されました。

車検証の写し。登録年月は、昭和48年10月。形式は、「W230改」ということで、ワゴンベースです。定員は通常ならば8人(ベンチシート車のワゴン)ですが、これは5人、寝台車や霊柩車と違い、患者さんが定員数に入っています。車台番号230−270001

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