ガットの張り方 手張り


このページでは、手張りの方法について簡単に紹介したいと思います。ただし、ガットの張りの手順は基本的に機械張りと同じですから、機械張りのページも参考にしてください。



まず、縦糸分のガットを用意する。通常、縦糸の長さはラケットの全長の8倍を目安とする。ラケットの縦方向に4周させて長さを測り、カットする。
  1. 次に、かっとしたガットをフレームの中心の穴(図−aの1)から糸の両端を左右均等に通していきます。すなわち、穴2から出てきたガットの両端を揃えて引張り、中心が穴1に来るようにします。
  2. 各穴で軽くテンションを手でかけながら、12の穴まで通したら、ガットストッパーか目打ちでガットを止める。反対側に移って左右均等に力がかかるように張っていく。片側に力がかかりすぎるとフレームが変形するので注意をする。
  3. 穴10まで糸を張ったら、ガットの中心部(1から12に向かって)から順にガットを引張り、両側へ向かってテンションを伝えていき、穴12の位置でたるみを取り、ガットを巻き棒に巻き付けテンションをかけてガットストッパーか目打ちでガットを止める。この場合、中心部(1,2の穴)は70%の力で、3から8の穴にかけては80%の力で、そして、9から12の穴にかけては100%の力でテンションをかける。
  4. ガットにテンションをかけるのは、両側同時か、両側交互にし、均等になるようにする。テンションがある程度がかかったら、ラケットに付属しているラケットの図に合わせ、ラケットの変形量を測る(図がない場合は、ガットを張る前の寸法を紙に写し取っておく)。変形量は通常9mm程度までが許容されており。強く張りたい場合は許容値まで、ゆるめの場合は許容値より1mm程度少ない値になるまで、4)を繰返しガットのテンションを強くする。
  5. 縦糸の最後は、機械張りと同様、もう一度8の穴に通し、エイトノットでしっかり結ぶ。結び目を8にするとスィートスポットから外れるのでガットが切れにくくなる。




  1. 横糸は図のように1の穴に止めてから、2の穴まで縦糸と互い違いに編むようにして通す。縦糸がある場合には穴に入れにくいため、ニッパで糸の先端を斜めにカットしておくと良い。また、糸を通しにくい場合は、目打ちでガットが通りやすくなるように目通しする。
  2. 横糸を通したら、糸を巻き棒に巻きつけテンションをかけて行く。テンションの調整は経験と感によるところが大きいですが、通常はガットの張り上がり具合を見ながら、強さを調整します。(一度、ラケットを使わないでバネバカリなどで巻き棒の巻き取り強さを実感してみるのもいいかもしれません。) また、テンションをかけた糸をまっすぐにし、ゆるみを取りながら張ります。
  3. 巻き棒でガットにテンションをかけた状態で、ガットを外側に引き、ガットの端までテンションを伝え、ゆるみを取ってから、ガットストッパーか目打ちでガットを押さえる。目打ちで止める場合、ガットが緩まないように注意する。



  1. 6の穴まで張ったらテンションを10%程度落す。手張りの場合、正確な調整は難しいので、気持ち巻き取り時の力を落とす程度で良い)、再び19の穴まで張っていく。ラケットの中央部はフレームが変形しやすいので、張りあがったガットのテンションはあまり変わらない。
  2. 19の穴まで、9)と同様にしてガットにテンションをかけ、ストッパーで止めていく。。
  3. 19の穴以降は再びガットにかけるテンションを10%程度アップしてテンションをかける。最後の23の穴まで張り終えたら21の穴に通して横糸を結ぶ。縦糸をロックしないように、ここでもエイトノットで結ぶ。

張りあがり