ガットの張り方 機械張り


私も最近ではガットはもっぱら機械張りでスポーツショップに頼むことが多いのですが、ラケットを預けなければならなかったり、店によってテンションが異なったりで不便に感じることもままあります。自分に合ったテンションを試みるのは自分で張るのが一番いいのですが、手張りは一定でかつ高いテンションで張ることが難しいようです。このページでは、バドミントンマガジン96年12月号に掲載された手動式ガット張り機の講座を簡単に紹介したいと思います。さらに詳しく知りたい方は原本をお読み頂きたいと思います。





  • まず、縦糸分のガットを用意する。通常、縦糸の長さはラケットの全長の8倍を目安とする。ラケットの縦方向に4周させて長さを測り、カットする。
  • 次に、かっとしたガットをフレームの中心の穴(図−aの1)から糸の両端を左右均等に通す。すなわち、穴2から出てきたガットの両端を揃えて引張り、中心が穴1に来るようにします。あらかじめ糸を2,3通しておいた方が張りやすいでしょう。
  • フレームを張り機にセットします。グリップのそこにロゴが逆さになるようにセットすると、糸の結び目がラケットの裏面になり、張りあがりがきれいになります。


    1. ポンド目盛りのバーの重りを移動させ、テンションをここではテンションを20ポンドに設定。(分銅式のテンションは、最近の全自動式などの張り機のテンションよりも低くなる傾向にあります。張り機の剛性やストッパーなどの違いにもよりますが、2〜4ポンド位は差があるかもしれません)
    2. 糸を引いてチャックにはさみ、テンションをかけます。バーはなるべく平行の状態を保たせ、テンションを糸にかけやすくします。
    3. 1回糸を通す毎に指で糸を外側に開き、ガットの端までテンションを伝え、ゆるみを取ってからガットストッパーで押さえる。



    1. 5の穴まで通したら、反対側に移って左右均等に力がかかるように張っていく。片側に力がかかりすぎるとフレームが変形するので注意をする。8の穴まで行ったら再び元の側に戻って同様に張っていく。
    2. 縦糸の最後は、もう一度8の穴に通し、エイトノットでしっかり結ぶ。結び目を8にするとスィートスポットから外れるのでガットが切れにくくなる。


    1. 横糸は図のように1の穴に止めてから、2の穴まで縦糸と互い違いに編むようにして通す。縦糸がある場合には穴に入れにくいため、ニッパで糸の先端を斜めにカットしておくと良い。また、糸を通しにくい場合は、目打ちでガットが通りやすくなるように目通しする。
    2. フレームの外側に出た縦糸と横糸は重ならないように平行にする。これは、フレームが床と擦れた時のガットの摩耗による切れを防ぐためです。
    3. 縦糸と違い、常に2本通した状態で、先に通した糸の方からテンションをかけて行く。縦糸との摩耗をなくし、テンションをかけた糸をまっすぐにし、ゆるみを取りながら張る。


    1. 6の穴まで張ったらテンションを10%落し(ここでは20ポンドなので18ポンドにする。注:ただし、これは張り機がゴーーセン100の場合)、再び19の穴まで張っていく。
    2. 19の穴以降は再び20ポンドに戻し、最後の23の穴まで張り終えたら21の穴に通して横糸を結ぶ。縦糸をロックしないように、ここでもエイトノットで結ぶ。


    ※なお、本ページの張り方の解説写真はバドミントンマガジンのものを加工して用いていますので、著作権は原本にあります。