◆ヘアピン

【一般】

  • ヘアピンはドロップやカット(相手からのヘアピンも含む)など、ネット際に落とされたシャトルをネットを挟んだ相手コートのネットにできるだけ近いところに落とすショットです。
  • へアピンは、打点の高低、スピード、ネットからの距離、相手の位置、自分の体勢によって打ち方は微妙に異なってきます。
  • シングルスではネット前の攻防が試合を左右することが多いので、ミスのない正確なヘアピンが重要なショットになります。
  • ダブルスではショートサービスの返球や相手方にロブをあげさせるために使いますが、相手の前衛がネットに詰めてきている場合が多いので、相手の逆をついたり、フェイクを入れたり、スピンネットのようにシャトルに変化をつけて相手の攻撃を防ぐ必要があります。

【基本】

  • ラケットをネットに平行に寝かせしっかりと固定し、腕全体でラケットをコントロールする。手首でシャトルを跳ねないように注意します。
  • シャトルをラケット面で柔らかく受け止めて、載せて運ぶという感覚を身につけましょう。
  • シャトルは自らの落下によって自然に跳ね返ります。この跳ね返りの高さを調整するだけで良いのです。
  • ネットの高い位置で取った方がミスが少なくなります。しかし、シングルスの場合にはよほど相手のショットを読んでいないと高い位置で取るのは難しいものです。ネットのどのような位置で取っても浮かないように、反発力の感覚を練習で養いましょう。
  • 逆にダブルスの場合には、より高い位置で取って、よりネットに近い位置に落としましょう。ネットに近ければ近いほど、攻撃的なショットになります。相手はロブで返球しようと思ってもコートの奥に返せないので高く上げるわけにもいかず、ヘアピンで返すことになりますが、ミスしやすくなります。

【スピンネット】

  • ヘアピンを返したときにシャトルが浮いたりすると、プッシュの格好の餌食となってしまいます。このような場合、シャトルに回転を与えるとシャトルは複雑な動きをするため、プッシュや返球が難しくなります。
  • シャトルにタッチする際に軽く水平方向にカットします。カットを意識してあまり早く動かしても効果はありません。あくまで軽いタッチでほんの少しの動かすだけでも回転はかかります。
  • 水平方向にカットと書きましたが、スピンをかかりやすくするためには、シャトルのコルク部分の下側を円弧を描くようにカットしていくのが最も効果的です。

【クロスネット】

  • ヘアピンを返したときに、ダブルスのように相手が目の前で待っていたりすると、プッシュの格好の餌食となってしまいます。
  • このような場合には、クロスネットで相手の逆をつくことも重要です。
  • クロスネットはバックとフォアがありますが、いずれも手首の回内、回外運動だけでシャトルをコントロールします。通常のヘアピンに比べてラケットストロークを使いますが、あくまでシャトルをクロス方向に運ぶ、あるいは方向を変えるという感覚です。
  • クロスネットも浮いたら効果がありませんが、相手にクロスと読ませないことが重要です。
  • そのためには、一旦ラケットを引いてストレートの奥に返すようなテイクバックを見せたり、クロスを打つ方向とは逆の動きから、シャトルを捉えるときに面を返して打つようにします。
  • クロスを打つ方向に視線を向けたりすると簡単に見破られたりします。体や視線の方向もクロスと見えないような配慮が必要です。