テトラオドンミヤマ


Lucanus tetraodon ・ テトラオドンミヤマは、フランスの南部(大陸の一部)とコルシカ島、イタリア本土の主に南部一帯、サルデーニャ島、シチリア島、及びバルカン半島の一部とアルジェリアにも分布とされます。
ヨーロッパに広く分布するLucanus cervus ・ ヨーロッパミヤマと比較するとそれほど大きくならない種ですが、触覚の先端が6節で小型個体でも区別は容易です。
コルシカ島、サルデーニャ島、シチリア島、以外にも幾つかの小さい島々に分布するらしく、9亜種?程度が記載されています。
写真は長靴のカタチをしたイタリアのつま先に位置するシチリア島産のテトラオドンミヤマクワガタです。
ヨーロッパ最大の活火山エトナ山(M. Etna 3323m)があるシチリア島(シシリー島・Scilia I.)ですが、クワガタの棲息に適した環境はそれほど多くないようです。この島に分布するクワガタは、この種の他イッカククワガタとコツノオオクワガタ (ヨーロッパオオクワガタ) だけです。








Photo. 2002/8/31 A. CHIBA



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