ヨーロッパオオクワガタ


Dorcus属の模式種。ヨーロッパに広く分布しており、普通に見る事が出来ます。
アイルランド、イングランドからスペイン、フランス、イタリア、スカンジナビア半島、東欧、ロシア、南は北アフリカのモロッコ、アルジェリアあたり、東はトルコ、シリア、リビアなど。
体は艶消しで♂♀とも上翅(エリトラ)に溝は有りません。



和名はヨーロッパオオクワガタとかコツノオオクワガタなどですが、学名のパラレリピペドスからパラレリとよぶ人も多いようです。
飼育は容易でシイタケのほだ木に良く産卵し、幼虫は日本産のオオクワガタと同じに菌床で飼育出来ます。



写真の個体は初めて30mm以上のサイズで羽化したもので33.5mm、数年前、英国から coelacanth 氏が幼虫で採集してきたものの子孫。小型種でも、大きいサイズが出るとうれしいものです。英国産は入手しにくいですが、他の地域との差は見つからないようです。
小型なので飼育に場所もとらず成虫でも長生きし可愛い種です。





mokuji