おはなしせんせい専用ソフト『あらいぐまラスカルおかあさんの木』レビュー

最終更新日: 2004/08/01


パッケージ内の絵本の表紙

2004年5月発売、発売元: タカラ、絵: きどうしげたか、おはなしせんせい専用ソフトDS-08

内容: 絵本やシールにセンサヘッドを当てると音声が出る教育玩具「おはなしせんせい」の専用ソフトで、絵本(26ページ)、シール、データカートリッジがビデオテープくらいの大きさのパッケージにセットされているものです。 絵本の表面をルーペで見てみると、全体にドットマトリクスパターンが印刷されており、これで本体が場所を認識するらしい。
ストーリーは、母親を知らないラスカルが、「おかあさん」って何だろう?と村や森を探し回るものです。 絵本に書かれている文字のストーリーだけでなく、カートリッジに入っているそれ以外の音声も雪室さんが考えたのではないかと思いますが、さすがに本体までは買っていないので不詳です。
作者のクレジットは、絵本の表紙に「さく・ゆきむろしゅんいち」と記されています。

感想: たいていの小さな子供がいちばんよく知っているのが「おかあさん」でしょうから、それを知らないラスカルとの対話っていうのは、読んでいる自分の側が説明してあげるような感じで、普通の絵本とはちょっと違った面白いアプローチなのではないでしょうか。 絵本のストーリーだけではなく、ソフトの内容もよくできていると聞きますので、該当年齢(3〜5歳)のお子様をお持ちの方は、ぜひ試してみてください。
ちなみに、購入できるのは本屋ではなく、おもちゃ屋やデパートのおもちゃ売り場です。



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