最終更新日: 2015/05/03
![]() |
放送台本 |
残念ながら見た記憶もなく、特撮でない実写コメディということで、これから先、放送やメディア化があまり期待できない作品ではないかと思います。 画像は、市場で手に入れた放送台本の表紙ですが、中身の注意書きは子役の「昌也」(押田昌也さん)のところに書き込まれており、「池」というのは押田さんのマネージャのようなので、これらの方が実際に使用したものと思われます。 「佐藤B作様」という書き込みがある意味は、よくわかりません。
台本の冒頭に作品概要と配役一覧が出ていました。貴重な情報と思いますので、転記しておきます。
第二部 正助再起編
ハワイの新婚旅行から帰って甘い気分にひたったのもほんの束の間、坂井田正助夫婦を襲ったのは寝耳に水の会社倒産の知らせでした。その上ハワイの大富豪の孫である幼い姉弟が無理やり里親にしてほしいと押しかけて来ます。
公園通りのマンションに住む失業中の新婚夫婦、純真だけれども財閥気分がまだ抜けない小さな姉弟、その姉弟をおもうあまりに変なことばかり仕出かす執事−−と、この五人組は珍妙な、けれども本当の親子以上のつながりを形作ってきたのです。
第二部では、この新婚の父親正助がどういう風に失業状態を抜けだすのか?に焦点をしぼって描いて行きます。言うなら「正助再起編」です。
澄子と昌也をひきとったものの、正助は仲仲、仕事がみつからない。
そんな時に現れたのは、正助の父、幹助(谷幹一)であった。学生時代、正助は幹助に勘当されていた。
勘当はしたものの風の便りに正助のくらしぶりを聞いた幹助は、定職もないのに億万長者の子供を養子にした正助の生き方が我慢ならない。「億万長者の子供のヒモになりさがるとは坂井田家の恥」とばかりに幹助はいやがる正助をひきとり、家業を継がせようとする。
つまり気質がそれぞれ異なる三代の親子を眺めることによって、「親だけど子、子だけど親」の正助の立場をより鮮明にさせたいのです。
そしてこどもも大人もそれぞれの立場から共感出来る新しいタイプのコメディーを目ざします。
登場人物
夫・正助 堺 正章 妻・さくら 久我綾子 澄子 柿崎澄子 昌也 押田昌也 田畑英作 佐藤B作 大久保綾麿 おりも政夫 梅田良子 芦川よしみ 静香先生 あべ静江 信子おばさん 大山のぶ代 幹助 谷 幹一 総代 天地総子 トモコ 小川起世子 ケイタ 末吉 巧 ヘンリー・順平 井上 順