『ドラえもん』レビュー

最終更新日: 2013/05/03

ふりがなは「オールひゃっか」です

 エッセイ集で「1作だけ書いた」と書かれていた「ドラえもん」ですが、こちらのサイトドラちゃんのおへやのおかげで、ようやくどの作品だったかわかり、DVDも買えました。 TV朝日放送の第1期、1980年1月2日放送の特番「ドラえもんのびっくり全百科」でした。長さ約22分のお正月特番用作品です。

 主にドラえもんがネコ型ロボット第1号として製造された過程や、耳が無くなった理由、のび太の元にやってきた理由などが紹介されています。 放送は3部に分けられていて、PART I ドラえもん誕生、PART II ドラえもん対ドラえもん、PART III 未来の国からはるばると、となっています。 どちらかというと説明ばかりの内容になっているのは仕方なく、雪室色はあまり感じられません。

 「ドラえもん」に関してはエッセイ集「テクマクマヤコン」に経緯が書かれている通り、初期は本当に脚本なしでアニメ化されたようです。 雪室さんが書いていればという思いもありますが、後の「キテレツ大百科」の方が原作も少なく、思いっきり雪室色にできたという点では合っていたようにも感じます。



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