作ってみた:花沢さんの痛車

最終更新日: 2008/11/30

 痛車が流行っているが、正直好きなキャラクターの痛車は皆無である。 ならば自分で作るしかない。とはいえさすがに実車で作るほどの勇者ではないので、プラモデルで作ってみた。

 単純化されたキャラクターほど痛車には映える、と思っている。 初回作は花沢さんしかない。なんといっても、視聴率20%を誇る人気アニメのメインキャラ(?)だ。 しかも、花沢さんは雪室さんの創り出したキャラクターである。 使う絵ももうこれしかない、というものがある。2006年5月7日放映の「天下の美少女花沢さん」(作品番号5712)だ。 花沢さんが美人コンテスト応募のために、着飾った写真をマスオさんに撮ってもらうという、カツオの悪夢のような話である。もちろん、こんな話を書くのは雪室さん以外ありえない

 では、車はどうするか。ボンネットが広く、デコボコやルーバーの少ない普通の車…と思っていたが、意外と普通の車のプラモデルは少ない。 もうしょうがないので、イタ車の痛車ということで、好きな車を選ぶことにした。 ランチア037ラリー…実際の車は美術館で一度見たことがあるけど、路上ではストラダーレ版すらかつて一度も見たことがない超稀少車である。 稀少な花沢さん痛車になるなら本望であろう。

 車体は元々は白でマルティニカラーなのだが、痛車にとっては鬱陶しいストライプは全て消えてもらい、車体も花沢さんに合わせてかわいいクリームイエローとしてみた。 メインスポンサーはもちろん、花沢不動産である。意外とかっこいいのではないかと思う。

 ランチア037のリアビューはかっこいいことこのうえない。エイケンにもスポンサーになってもらうことにした。 本当はリアウインドウにデカールを貼りたかったのだが、インクジェットで作るデカールは透けてしまい、ウインドウにはちょっと無理であった。「HANAKO ISM」とかも準備していたんだけど断念。 右面は公園のベンチで読書をする花沢さん。

 サイドから見るとこんな感じ。上下に大きな段差があるので、絵が分断されてしまうのがこの手の車の困ったところ。真横から見るとちゃんと見えますよ。花沢さんラブリー

 作る上で困ったのが、インクジェットプリンタで作るデカールの難しさ。 これ以上拡大すると、少しシワが寄っていたり、端から水が滲みていたり、いまいちだったりする。 プラモデルに付属のデカールは取り扱いも楽で、仕上がりも格段にきれい。

 これがうまくできたら、『あずきちゃん』や『ノエイン』(車はもちろん、デルタ)も作ろうと思っていたのだが、作るのにあまりにも手間と時間がかかるので、もう作らないかも。 年のせいか、細かい作業を長時間続けると目がつらいっす。


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