橋に関する知識

橋のしくみ

1 棒をかけわたす
  人やものの重さは、棒をおしまげようとします。
  すると、棒はまっすぐな形にもどろうとして、重さをささえます。



2 アーチの形をつかう
  棒をまげたり石をつんだりして両はしをおさえ、
  弓の形(アーチの形)にすると、じょうぶな橋になります。
  棒や石の中のおし合う力が重さをささえるのです。


3 つってささえる
  木の皮や鉄のロープなどのケーブルからつなをおろして
  わたり板をつるした形。
  ロープがつなをひっぱりあげてささえます。



橋のいろいろ

1 ラーメン橋
  橋のけたとあしがしっかりつながった橋。
  門のような形のこの骨組みをドイツ語でラーメンといいます。
  あしの間をあまりはなすことはできません。


2 スラブ橋
  橋の形としてもっとも単純なのは床板をそのままけたとするもので
  スラブ橋といいます。
  短い橋ならいいのですが、長い橋では、人や車がのってもたわまない
  だけの厚みが必要になり、どんどん重くなってしまいます。
  ですから、柱(あし)の間隔の長いものにはむいていません。


3 トラス橋
  けたをのせる柱の間がはなれると、けたは長いものになって、
  自分の重みだけでもたいへんなものになります。
  また、けたをのせる柱も太く大きくなります。
  そこで考えられたのが、大きなけたと同じ強さをもつ、骨組みだけの
  ひしゃげない形のけたです。 それをトラスといいます。


4 斜張橋
  塔からななめにはったケーブルでけたをつった橋です。
  ケーブルとけたで床をささえます。けたの長さは、塔の位置、ケーブルの太さ
  本数、配列などによってちがってきます。
  いくつも塔をたててつないでいけば、長ーい橋がつくれます。


5 アーチ橋
  上に弓形にそったアーチをつかった橋を、アーチ橋といいます。
  アーチ橋にはたくさん種類があります。
  タイドアーチ橋、ランガー橋、ローゼ橋、ブレーストリブアーチ橋
  スパンドレルブレーストアーチ、ソリッドリブアーチ、ニールセンアーチ


6 つり橋
  川や谷にはりわたしたケーブルからつなをおろして、床をつった橋です。
  ケーブルで床をささえますが、ゆれやたわみを少なくするために
  けたをつかうこともあります。
  木のつるや籐をあんだケーブルにわたり板をつった橋は、大昔から
  ありました。 いくつもの塔でケーブルをつないでいけば、
  長い橋にすることができます。

<もどる>