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04.10.23発生の新潟中越地震の影響でしばらく運休していたが、3/25から運転を再開した。運休期間中、一部の日については臨時急行能登91号・92号(次頁参照)として北越急行線経由で運行していた。
急行能登について考える際、同じ区間を走る寝台特急北陸を無視することはできない。比較対照する意味で、一緒に並べてみた。
まず、下り列車。特急北陸が先に上野を発車し、あとから急行能登が追いかける。北陸は客車列車、能登は電車なので、能登の方が停車駅が多いにもかかわらず、所要時間は短くなっている。
(定期券と急行券で乗車できる区間は青字にしています。)
北陸 | 能登 | |
上野 | 23:03 | 23:33 |
大宮 | 23:30 | 00:01 |
熊谷 | レ | 00:34 |
高崎 | 00:32 | 01:03 |
直江津 | レ | 04:21 |
糸魚川 | 04:37 | 04:45 |
泊 | レ | 05:04 |
入善 | レ | 05:09 |
黒部 | レ | 05:17 |
魚津 | 05:15 | 05:22 |
滑川 | レ | 05:29 |
富山 | 05:35 | 05:41 |
小杉 | レ | 05:49 |
高岡 | 05:51 | 05:55 |
石動 | レ | 06:14 |
津幡 | 06:20 | 06:25 |
金沢 | 06:32 | 06:35 |
上り列車。下りとは逆に、先に能登が発車し、あとを北陸が追いかけてくる。下り北陸は直江津に停まらないが、上りの北陸は直江津に停車する。それ以外は能登・北陸とも停車駅は上りと下りは同じ。能登は高崎に32分も停車する。
能登 | 北陸 | |
金沢 | 22:12 | 22:15 |
津幡 | 22:21 | 22:26 |
石動 | 22:31 | レ |
高岡 | 22:43 | 22:50 |
小杉 | 22:49 | レ |
富山 | 22:58 | 23:05 |
滑川 | 23:10 | レ |
魚津 | 23:16 | 23:25 |
黒部 | 23:22 | レ |
入善 | 23:31 | レ |
泊 | 23:36 | レ |
糸魚川 | 23:56 | 00:04 |
直江津 | 00:24 | 00:35 |
高崎 | 04:37 | 04:46 |
熊谷 | 05:08 | レ |
大宮 | 05:40 | 05:54 |
上野 | 06:05 | 06:19 |
東京からの営業キロ | 337.6 | 376.4 | 429.9 | 455.4 | 474.2 | 514.8 |
着駅 | 直江津 | 糸魚川 | 魚津 | 富山 | 高岡 | 金沢 |
運賃 | 5460 | 6090 | 6830 | 7140 | 7350 | 7980 |
特急料金 | 2520 | 2520 | 2830 | 2830 | 2830 | 2830 |
B寝台料金 | 6300 | 6300 | 6300 | 6300 | 6300 | 6300 |
A寝台料金 | 13350 | 13350 | 13350 | 13350 | 13350 | 13350 |
B寝台合計 | 14280 | 14910 | 15960 | 16270 | 16480 | 17110 |
A寝台合計 | 21330 | 21960 | 23010 | 23320 | 23530 | 24160 |
上野から乗車した場合の費用をまとめてみた。北陸は開放型B寝台、B寝台ソロ、A寝台シングルデラックスがついている。Bソロ(個室)と開放型Bは同じ料金。当然ながら、個室の方が人気があり、予約は先に埋まっていく。
表中の「B寝台合計」とはB寝台に乗った場合にかかる費用の合計という意味。つまり、運賃+特急料金+B寝台料金である。以下同じ。
この表だけを見ると、ずいぶんと値が張って見えるが、北陸号は使える「とくとくきっぷ」が多いので、うまく使えば安く乗ることもできる。
東京からの営業キロ | 337.6 | 376.4 | 429.9 | 455.4 | 474.2 | 514.8 |
直江津 | 糸魚川 | 魚津 | 富山 | 高岡 | 金沢 | |
運賃 | 5460 | 6090 | 6830 | 7140 | 7350 | 7980 |
急行料金 | 1260 | 1260 | 1260 | 1260 | 1260 | 1260 |
指定席券(閑散期) | 310 | 310 | 310 | 310 | 310 | 310 |
指定席券(通常期) | 510 | 510 | 510 | 510 | 510 | 510 |
グリーン料金 | 4000 | 4000 | 5150 | 5150 | 5150 | 5150 |
普通車自由席合計 | 6720 | 7350 | 8090 | 8400 | 8610 | 9240 |
普通車指定席(閑散期)合計 | 7030 | 7660 | 8400 | 8710 | 8920 | 9550 |
普通車指定席(通常期)合計 | 7230 | 7860 | 8600 | 8910 | 9120 | 9750 |
グリーン(指定)席合計 | 10720 | 11350 | 13240 | 13550 | 13760 | 14390 |
北陸と並べてみると、ずいぶんとリーズナブルであることが分かる。グリーン車は一両だけあるが、いつもガラガラらしい。もう数千円出せば北陸のBソロに乗れるので、わざわざ能登のグリーン席に乗る人は少ないのだろう。
東京から富山までは片道7340円、往復13210円。高岡までは片道7640円、往復13750円。金沢までは片道7840円、往復14110円。能登より安く行ける。だが、この区間のバスはどれも4列シート。
夜行バスは、冬季は雪のために遅延することが多いので、定時確保の意味では列車が有利と言える。もちろん、列車も遅れることはあるので確立の問題であるが、より確実に翌朝に目的地につくには、鉄道の方が無難と言える。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
指定席 | 指定席 | 指定席 | グリーン席 | 自由席 | 自由席 | 自由席 | 自由席 | 自由席 |
禁煙 | 禁煙 | 喫煙 | 禁煙 | 喫煙 | 喫煙 | 喫煙 | 禁煙 | 禁煙 |
女性専用 | ラウンジ |
1上野-金沢9(長岡-金沢間逆向き)
車内販売はありません。5号車は自由席とありますが、もと飲み物や軽食を販売したラウンジです。能登は夜間は消灯しますので、おしゃべりしたい人や読書をしたい人が集まってきます。
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