冬の下り道

1.暮らしなれたこの町で
  僕は一人生きている
  毎日幾年も相変わらず
  世間の波に飲まれながら
  何気なく散歩する今日の午後
  曇り空に染まった町が見える
  あの町の遠くにあなたはいるのだろうか

2.移りゆく時の中で
  僕は何を思うのか
  あなたと離れて暮らしてみても
  未練がましく想い返す
  何気なく散歩する今日の午後
  曇り空に染まった町が見える
  あの町の遠くにあなたはいるのだろうか

  寂しさ身にしみる冬の空
  あなたを思いながら下り道