12月10日 金曜日
わかば起き
ボーダフォンについて調べる。目立ったネタがなし、構成に悩む。
15時
『鼠小僧外伝・サンタが江戸にやって来た』(劇団め組)を観に中野
ザ・ポケット。Y新聞の招待券プレゼントに応募したら当たったので。映画の試写会は当たらないのに、舞台ものは確率高いのか、め組の応募が少ないのか。
「にほんごであそぼ」でおなじみの講談師・神田山陽の原作を舞台化。
時は幕末、江戸の町で盗賊稼業を営むねずみ小僧・次郎吉が、全身赤い服でまとったサンタクロースと出会う。人に心を配ってあげるのがあなたと仕事。あそこに行けば何かがわかると言われた次郎吉。入っていくと、相撲取りの家。そこには、100両で大名に身請けされて引き取られようとする女を連れて逃げ込んだ男がいた。芝居の戯作者と忠臣蔵で馬の足を勤める役者とともに迷い込んだ次郎吉。自分が盗んだ100両で2人を救う。そこに絵師の写楽や相撲取り、置屋のおかみがからんで・・・・という話。
「劇団め組」は初見。芝居全体というか、舞台のセットが、小・中学校や高校にやってくる学校演劇とそっくり。後で調べたら、やっぱり学校まわりの活動もしている劇団だった。全体が説教じみているというか、感動話で満ちあふれているというか、とにかく最初から泣かせるようなおとぎ話が情緒に訴えかける音楽とともに次々と出てくる。
久しく山陽さんの『サンタが江戸にやって来た』を聴いてないので、原作講談と芝居の違いはわからず。主役は次郎吉なんだが、脇役に至るまで、かなりしっかりとしたわかりやすい事情が設定してあった、それぞれの問題が解決していく構成はさすが。
全体を通して感動的な演出で、誰もが満足のいく作りになっている。平日昼間のマチネ公演だったせいか、観客は比較的年齢層の高い女性や主婦と思われる人が多め。若い人も2割くらい。
いい男の役者が多くて、浅草木馬館の雰囲気がしなくもない(反面、女性は普通で、ヒロイン芝居は厳しいかも)。
中野のザ・ポケットは初めて来た。マニアックな場所のわりには、しっかりした入れ物で、座席の質も悪くない。縦長で、トップスやスズナリっぽい。
そのまま渋谷に移動。
「志の輔らくご VOL.9」へ。
年末年末恒例パルコ劇場での落語会。だいぶ前、志の輔さんの会には毎月のように足を運んでいたが、今は年に一度で、この会のみ。自分にとっては、年末だなあと思う風物詩で、これを見ないと年が越せない。
ここ数年、ずっと新作落語2席と古典落語の大ネタ1席という構成。中でも新作落語は、その年を表すネタを盛り込んだ新作で、ある意味、志の輔さん流の流行語大賞。
↓月内に札幌と富山であるので行く人は読まないように。
演目
「こぶ取り爺さん」
「歓喜の歌」
「浜野矩随(はまののりゆき)」
「こぶ取り爺さん」は軽めの新作。
アメリカ人編集者が日本の昔話を英語化して出版したい。監修を頼んでいる日本人に、「こぶ取り爺さん」は採録から外したい。悪い爺さんはなぜこぶを付けられたのか? という疑問をぶつける。いい爺さんは、オニにウソついたからこぶを取られた。悪いじいさんもウソをついたのにこぶを付けられた、つじつまが合わないというのがことの発端。家族全員を呼んでこぶ取りじいさんの意味を尋ねる日本人。大学生の息子、妻がそれぞれ勝手なことを言って大混乱。夫に嫌気がさし、子どもを連れて実家に戻っている娘、それを迎えに来た夫も入り交じり、家族は大混乱。マクラは白骨温泉から始まり、あらゆる事件を「そうしないと、せっかく期待してくれる人に悪いから」という日本人の気質に持っていってた。
「歓喜の歌」
大晦日に2つのママさんコーラス公演をダブルブッキングしてしまう公民館。主任と部下、コーラスの代表者に、合同公演を持ちかける。ママさんコーラス自体をばかにする職員。謝罪の仕方も気持ちが入らない。気に入らないと怒っている代表者。そこに夜食で頼んだラーメンが注文と違う。相手のミスを責める職員、自分たちとママさんを重ねる。後日、餃子を持って謝罪の意を表すラーメン屋。職員は自分たちがママさんにできる「餃子」を探しだそうとする。大晦日当日、ラーメン屋の女主人、仕立て屋も営んでいるが、客の注文に採寸ミス。1年練習したコーラスの発表会に出られなくなるピンチ。それを救うのは。
サゲで頭を下げた後、立ち上がって、指揮者の格好。バックの幕があくと、女性コーラス隊。志の輔さんの指揮で「歓喜の歌」。去年の「メルシーひな祭」と同じシカケ。これがやりたいがための「歓喜の歌」だったのね。感動を呼ぶシカケは、本編のじれったさを帳消しにすると同時に本編の余韻も吹っ飛ばしてしまうので、それはそれでチャレンジなわけで。
「浜野矩随」
矩随と母親が水盃を交わすシーンは迫力というか、迫ってくるものがあった。あとはいつもの説明過多、サービス満点の古典という感じで。他の人のブログで感想読んでると、新作の二席より古典の浜野のほうがウケがいい。これでもかってやる志の輔さんの古典は、初・中級者にはとても合っているってことなんでしょう。
来年の公演日程も合わせて発表。年末に劇場が抑えられず、10周年でイベント的なこともやりたいから2006年1月をまるまる1カ月のロングラン公演。過去の新作も含め、1週間ことにメニューを変えるようなことを言っていました。
12月9日 木曜日
わかば起き
終日原稿
2ページ追加で計12Pに。
久しぶりの集中執筆で何とか目処。
新聞、ビデオ、メルマガなどどんどん貯まっていくのが多忙ウィークの特徴。
日記もまとめて書くので、更新しない期間が増えてしまうのだ。
12月8日 水曜日
わかば起き
いつもの水曜コース。
心配通りウケ悪し。ちょっとダメ。
夜、くわっち
新曲、覚えが悪く、まだ身体に入っておらず。三線自体も久しぶりだったので手がバラバラに。
終わって、そのままおしゃべりとなり、ご飯食べられず。まあ、それはそれで面白いから。
「固定電話が安くなる」
固定電話の基本料金がNTT東西より安くなるKDDIの固定電話サービスが始まります。開始は2月からですが、12月から申込み受付がスタート。キャンペン中の今なら最大2カ月基本料無料になるそうです。
サービス名は「KDDIメタルプラス」
http://www.kddi.com/variety/metalplus/
現在の電話は、家からNTTの交換機までをNTTの回線、局舎間を自分が指定したマイラインの会社の線を使っています。こんな感じ。
[家]--NTT回線---[NTT交換機]---マイライン回線---[NTT交換機]----NTT回線---[家]
KDDIメタルプラスはこんな感じ。
[家]--KDDI回線---[KDDI機器]--KDDIメタルプラス回線(独自のIP網)---[KDDI機器あるいはNTT交換機]----KDDI回線あるいはNTT回線---[家]
家と局舎の間をKDDI回線で結び、局舎間を独自のIP網で結ぶことで料金を下げています。基本料金はNTTの1785円(プッシュ回線)から1470円と月額315円のマイナス。通話料も市内、市外が3分8円、県外15円(KDDIのマイラインは56円)、アメリカは1分9円(KDDIのマイラインは42円)。基本料、通話料とも今より安くなります。
手続き的には、ケータイでドコモからauに乗り換える感覚で、キャリアの乗り換えになるのですが、ナンバーポータビリティで電話番号は変わらない。単にキャリアを変えただけという感じ。ナンバーディスプレイもキャッチホンも引き続き利用できる(キャンペーン期間なら手続き費用ゼロ)。ただし、工事費用がかかって、月額105円の60回(5年)払い。新しく電話を引きたい人でも、NTTで数万円かかる電話加入権は不要。
ADSLは、回線業者を乗り換えることになるので注意が必要。「フレッツ・ADSL」なら「メタルプラスネットDION
ADSL 50」へ。ただし、こちらもフレッツ・ADSLの40MBサービスより300円ほど安くなるので、使いたいサービスがなければ変えても構わない。
自宅に営業マンが尋ねてきた。生命保険や新聞などを含め、訪問営業はそのまま追い返すんですが、サービス内容を聞くにつけ、マイナス面はほとんどない。キャリア乗り換えになるので、フレッツ・ADSLを解約することになる。それでも現状の8Mから一気に50Mだから、悪いこともなさそう。どう考えてもNTTより安くなるので、乗り換えることにしました。
今後、NTTもソフトバンクもIP電話化して、料金を下げることは必至ですから、かつてのマイラインのようなことが起こるかもしれません。とはいえ、こういうのは先行者が有利。今、KDDIはこのキャンペーンと猛烈な営業で顧客囲い込みに走っています。他社はいまごろ焦っているに違いありません。
12月7日 火曜日
わかば起き
終日原稿書き
ネタ書きと並行して。
4p分。
「ドコモ侍」
あの波多陽区がついにCMデビュー。全国展開でなく北陸限定ってところがミソ。北陸出身でもないのにドコモ北陸とはなぜ? という疑問も。
かなり勇気のいる起用だとは思うのですが、どこの広告会社が作ったのだろうか。パッとしない見た目はそのまま。歌詞自体もリズムもコピーセンスなさすぎのような気も若干。
かつて、ドコモは地域会社ごとにCMを作っていて、タレントの起用も独自で、東京エリア(中央)と違うこともしばしばありました。最近は、イメージを共通化するため、東京に合わせているので、どこでも坂口&長谷川で共通です。今回は、地域限定の超ローカルCMで、たぶんギャラも破格に安いだろうから波多の起用となったのでしょうか。
CMはここで視聴可能ですから。
http://www.docomo-hokuriku.co.jp/frame/ff_cm.html
12月6日 月曜日
わかば起き
ラフ届く。10ページ分、週末締め切り。
今週の予定考えると厳しいところだが、今年なら何とかなるかもということで。
「ほとばす うるかす ひやす」
うえちゃん、ラジオで。相手に言葉が通じなくて改めて方言と気付くという話。
ほとばす うるかす ひやす
どれも水に浸すこと。
洗い物するとき、食器を水につけるとか米や豆を水に浸すとか。
うるかすは北海道の方言らしく、東北、北関東あたりまで拡大。
ほとばすは群馬、長野あたり。ひやすは栃木とかその周辺っぽい。
自身は長野の出ですが、うちの親あたりはほとばす使ってないような。
12月5日 日曜日
10時起き
一応、年末進行で忙しくなる月。今年は抑えているので、それほどでもなし。
おでんといえばセブン?
土曜夜中のランク王国(TBSローカル)
渋谷の女のコ300人に聞いた好きなおでんTOP10
1 大根
2 玉子
3 はんぺん
4 ちくわぶ
5 餅入り巾着
6 しらたき
7 ちくわ
8 がんもどき
9 つくね
10 こんにゃく
に限らず、どこでもトップ3はこのあたりに落ち着くところ。でも、今の若モノにとっておでん=セブンイレブンなわけで、家で作るものではないみたい。餅入り巾着とかつくねとかわりと新顔が入ったりしてる。
確かにセブンのおでんは別格というのも納得。おでんのつゆは、地域によって味付けが異なるようです。北海道のおつゆには、いわし節を足したり、九州では鶏がらを足したり。もちろん大阪と東京でも味は違う。
12月4日 土曜日
わかば起き
取材テープ起こしから執筆。慣れた媒体なので、流れをつかめば。
何気なくTV見てたらK−1。すごく久しぶりに見る。たぶん、8、9年ぶりくらいに見る。ホーストも年とったけど、相変わらず強そう。技術が進化しすぎて、判定多く、玄人好みの試合に。
12月3日 金曜日
わかば起き
10時
溜池山王 NTTドコモ本社
雑誌用、901iの撮影
3日前の11月30日に来たばっかりだが、媒体違うからそれもいちから。3日前に比べて多少動く機種も増えた。発売の早いものが動きはスムーズ。
12月2日 木曜日
7時起き。わかば見て。
ビバリー、OP。清水ミチコ、青山の蕎麦やでのエピソード。「アジア蕎麦」と「うなぎ屋」を合わせたホントの話で大ウケ。
夕方4時 コスモ証券取材
先月は純広のみで取材なかったから2カ月ぶり。
『海峡を渡るバイオリン』
先週金曜放送、草薙剛主演のドラマ、ビデオで。
太平洋戦争中、14歳で韓国から日本に渡り、バイオリン製作に全てをかけた陳昌鉉さんの話。独学でバイオリン製作を学び、日本人の奥さんに支えられながら、バイオリン製作者となるまでのドキュメント。
美しい田園風景の撮り方は、「北の国から」の杉田成道監督ならでは。演出も全体的に「北の国から」を彷彿とさせる家族の話。田中邦衛も出てるし。
在日の差別などはほとんど描いてないので、さらりとした印象。バイオリン制作のうんちくとかもあまりなく、情報てんこ盛りの最近のドラマとは一線を画す感じ。
何の役にでも染まれる草薙剛はここでも力を発揮してて、面白い。得意の韓国語も盛りだくさん。個人的には草薙の母を演じた田中裕子がよかったっけ。
12月1日 水曜日
わかば起き
今日は、伸びてたSH901iCの発売日なので、朝から勇んで買いものへ。ケータイ発売初日、しかも朝いちで買うことは初めて。意気込まなくてもと思うが、便宜上朝いちが都合よかったから。
FOMAからFOMAは機種変ではなくて「買い増し」。一般的な機種変より高めに設定されている。ビックカメラでドコモのポイントとビックのポイント使って。やっと3万切る。充電アダプターやACは別売り、miniSDもつかないから結構高い。まあ、前のN2051でできなかったテレビ電話ができるので、これから。あまり相手にされてないテレビ電話やフェリカを今からガンガン使うのがマイナー道ということで。
映画の日で1000円なので、仕事までの待ち時間は映画で。ネット喫茶で2時間とほぼ同額だから。
『ハウル』を見るつもりが、券売り場が大行列。タイミングあうものをセレクトしたら『いま、会いにゆきます』になった。
オセロゲームのような映画。前半、妻(竹内結子)を亡くし、軽い障害を抱えながら小学1年の息子と二人で暮らしている父親(中村獅童)と、死んだ妻が戻ってくることで、生き生きし始める家族がメイン。ここまでは獅童の独壇場だが、後半からラストシーンに向けて竹内結子が一気にひっくり返す。序盤、黒で埋められたオセロ盤面が、最後にはほとんど白にひっくり返ってしまうような世界だ。終わってみると竹内結子がおいしいところを全部持っていってる。先行を一気にまくって5車身くらい引き離して竹内の勝ち。
映画としてはよくできてる。ロケ地の松本も個人的には自分のみてきた風景だし。カップルや家族で楽しむ話としては最適でしょう。「オレンジデイズ」の演出・土井さんが監督してるので、テイストが近く、優しさにあふれてる。しかし、中村獅童って、個性があるのに、なぜか役柄に合ってる。不思議な役者だ。獅童の高校時代を新選組の「周平」が演じてるのが個人的には。
表参道でのお務めを終えて夕方は
『オールド・ボーイ』
「血と骨」を見るか迷った結果。
重いけど、面白かった。
個人的にはリアクションを楽しむ映画だと。主人公や登場人物が目の前で起きたことや突きつけられた現実に対して、「どう反応するか」「どう反応したか」。読み通りに進むことが少ないので、意外な発見や驚きがあって、最後までノンストップに見切る感じ。いろんなシーンが出てくるので、見終わった時の疲労度は相当なもの。満足より疲れのほうが先に立つ。こんなことで15年も監禁で復讐かよと一瞬思うが、逆にこんなことでのほうが怖い。裏には韓国なりの意味があったりするのだろうか。このあたりはわからず、調べるのは面倒だが、どこかに上手い解説文はないか。
オールド・ボーイでホントに疲れたので早めに寝る。