12月31日 金曜日
9時起き

帰省準備。御徒町のアメ横寄っておみやげ。アメ横は大混雑、知っててわざと行ったのだけど。

昼から雪降り始め。長野も積雪。夜まで。

紅白歌合戦
家族相手ではザッピングできないので、格闘技はあきらめ。
飲み食いしながら家人と話して紅白を見る3つの並行作業なら、さほど難しくない。

韓国の女性歌手イ・ジョンヒョンにくぎ付け。ドラマ以外では初めて見た。歌から踊りから服まで、B級度合いが完璧。知られてない新鮮さも有効に働いて衝撃デビュー。

フルコーラス歌い踊ったマツケン、ステージで歌う倉木麻衣の姿もよかった、よかった。
個人的には大満足でした。

膳場アナが見られないのは残念過ぎ。膳場さんが出ればもっと視聴率上がるのに。堀尾さんの「素晴らしき日々」発言、親が審査員の日野原さんを見て「よぼよぼ爺さん」と見たままのことを言ったり。
お笑い枠、波多陽区のセリフのわりに青木さやかのセリフは一言。侍の隣の女が誰だったのか、田舎のおじさんおばさんにはわからなかったのでは。無念。

12月30日 木曜日
9時起き

昼過ぎに出て
KEIRINグランプリ04
立川競輪場まで。毎年12月30日の恒例行事。これがないと年が終わった気がしない。

KEIRINグランプリとは、2004年のタイトルホルダーと賞金上位合わせて9人で戦われる一発勝負のレース。1位の賞金は今年から1億円に。ちなみに、オリンピックで銀メダルとった伏見も出てる。

グランプリは今日の最終レースで、その前にS級戦とA級戦が11レース(S級とはいわゆる1軍の選手)。こっちには同じく銀メダリストの長塚も出てる。昨日の新人チャンプレースには同じく銀の井上が。

グランプリの結果は
大分の小野俊之、福島の岡部芳幸、新潟の小橋正義と入って 2車単4760円、3連単3万2940円。
スジ違いで買いづらい車券(競輪は地域ごとにタッグを組むので地域が近いもの同志で決まるケースが多い)。思い入れ車券の栃木の神山は、結局9着。一番人気なのだが、グランプリにはつくづく縁のない神山。取れるチャンスはもうないのでは? おじさんの星、隠れた人気を集めた滋賀の内林久徳も空回りで8着。発走の前にミスターマリックに茶番あり(ホントに茶番だった)。

神山からいった自分は外れ。まあ、決勝でがっくりは、いつものことなのですが、年末の立川を小汚いオケラおやじ達と歩くのは何とも微妙。

ここからはちょっと専門的に
今日一番の功労者は山形の斉藤でしょう。初出場で先行して見せ場を作って、岡部、小野の勝利に貢献。逆に情けないのは伏見。見せ場を作るわけでもないし、何にもしてない。何しに来たんだ。

レース展開。
ジャン過ぎに村上が前に出てけん制しつつ先行体制。最終ホームから斉藤が村上を叩いて一気に先行。村上ラインの3番手にいた小野は早々に村上を捨てて神山どかして斉藤ラインの3番手を奪取。小橋もすぐに神山捨てて4番手へ。神山は何もできずズルズル。他のラインも後方へ。直線は岡部、小野、小橋の勝負。2番手の岡部を差して小野が優勝。逆にいえば絶好に位置にいた岡部が情けないということもできる。休場あけだからなのか。
それにしても村上ラインから切り替えた小野の瞬時の判断は見事。早くタイトル取ってね。また容赦なく神山を斬り捨てた小橋も「らしさ」が現れてた。首振り中割も健在。

個人的なグランプリ後の恒例行事はメンツ不足のため今年はなし。

アクターズスタジオのジョニーデップを見ながら4時就寝。

12月29日 水曜日
わかばないので9時起き

寒いと思ったら雪が降ってた。

末広亭の余一会に行こうと思ったが、天候、金銭、混雑状況、体力などを考えてパス。結局演芸納めは26日だった。

年賀状書き
ここ16,7年ほどなかった快挙。年末に「おめでとう」とか「今年もよろしく」と書く違和感。やっぱ明けてから書いたほうが気分がいい。

夜から御徒町でウクレレメンバーによるカラオケ忘年会。4時間。ちなみに「SHOW劇クリップ」なるものがあることを初めて知った。ただ歌詞が流れるだけではダメなのね。「JOYSOUND」でやってるらしいので是非チェック。「ガッチャマンの歌」なんてよくできてます。

12月28日 火曜日
わかば起き

掃除の続き、年賀状書きなぞ。


「M−1グランプリ2004」
遅ればせながらビデオで。さすがにこの時期まで結果知らずに過ごすことはできなかった。決勝の夜にヤフーのトップニュースで「M-1優勝はアンタッチャブル」って出しちゃうんだもんなぁ。K-1の時は「さて優勝は?」ってしてたくせに。

いやー、面白かった。ここまでコンテンツとして育ててきたテレ朝と吉本の努力には頭下がる。

4回の大会を経ることで、いろんなドラマが積み重なってきた。出場者はもちろん、審査員、観客、視聴者それぞれに。今回の紳助、松本問題なんかも後から2004年を振り返る時に忘れられないできごとになりそう。いろんなサイトで感想読むのがとても楽しい。ダイノジの大谷くんの日記には出た側の思いも綴られたりしてて。

今回のネタ順は絶妙でした。偶然とは思えない組み合わせ。さすが金メダリストの吉田沙保里。千鳥のトップバッターも後々のドラマを考えると悪くない順番かも。どうせ優勝の確率はそう高くないのだから、2年連続トップ、しかも9位の着順は意外とおいしい役ドコロ。もちろん、その時点での落ち込みは激しいだろうけど、来年以降頑張れば「悲願の」とか「ついに」という展開が見えてくるし。

簡単に。
・千鳥
NHKで落ちたネタ。自信あるのがこれなのか知らないけどつまり麒麟には勝てないってことではないのか。

・タカアンドトシ
笑い金、オンバトでも外さない安定銘柄。ネタによってばらつき少ないので実力は相当。面白い。

・東京ダイナマイト
ベタなタクシーネタ。ネタ選びで新鮮味欠く。そのせいでインパクトもダウン。つかみギャグ入れて3分少しという短さで食い足りない。小朝師の「もっと他のネタあるのに」に同意。

・トータルテンボス
もじゃもじゃではないほうが、セリフをつかえる。NHKでもあった。練習不足なのか緊張に弱いのか。評価以前。

・南海キャンディーズ
知り合いがだいぶ前から応援してるコンビなので興味深く。もちろん初見。終わった後の今田の「つかんだねえ」みたいなセリフで会場の空気がつかめた。本人はもちろん、前から応援してた人、隠し球として準決勝に残した予備審査の人たちもガッツポーズでしょう。
カウスさんの「番組作るとき、こういうタイプは必ず必要」というコメントには賛同。なかなかいないコンビだけにうまく育って欲しい。

テンションの低さとか怪獣扱いのキャラとしてブスキャラの元祖・篠崎美和を何となく思い出した。

・POIZON GIRL BAND
最近増えつつある漫才のスタイル。決勝に中日を持ってくるセンスは好き。面白いけどトップ取れるタイプではないってところかなぁ。

・笑い飯
ネタ2本は、スタイルだから仕方ない。ネタの組み合わせの問題だけ。指の名前はスケールが小さすぎ。プレッシャーは2人に味方しなかった。

・アンタッチャブル
言うことなし。

・麒麟(敗者復活)
こっちもNHKネタ。安定した話。

敗者復活者が無条件に9番目の順番というのはかなり有利というか不公平。勢い乗ってるし、落ちた芸人の思いも背負っているから、神懸かり的になる。

最終決戦
・アンタッチャブル
「電車で来ました」と、偶然重なったボケ(ギャグの使い回しはよくあることで、山崎は台本上気付かずにやってしまったみたい)を上手にフォローする柴田に感心。

・麒麟
勢いはあった。

・南海キャンディーズ
井上和香いじりという邪道かつマイナスにしかならない要素を、なぜやったのか不明。

優勝はアンタッチャブル
去年のアンタッチャブル紳助大絶賛で、観客側や制作者たちがアンタッチャブルは面白いんだと安心して言える免罪符をもらった。オンバトでは開始時から参加して落ちたことは1回しかないし、すでにチャンピオン。それからの活躍は見てのとおり。アンジャッシュとドランクドラゴンの谷間からやっと日の目を見るところへ。「強い時期」て何やっても強いので、今回は仕方ないですね。

あと、今田耕司、漫才直後自分の感想をさりげなく紛れ込ませるあたり巧み。小朝師匠、さりげなく自分は知ってるぞとアピールするところもいかにも。小朝師匠たるところ(いい意味でも悪い意味でもね・・・)。

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夜は夜で
「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」のスペシャル 笑ってはいけない温泉旅行」を2時間まるまる。全編大笑いで見る。

簡単にいえば、スタッフたちが繰り出すシカケに浜田、田中、山崎が笑ったらおしりをはたかれるだけなのだが、そこには「笑わせるためのテクニック」が、ものすごい隠されている。だから見ててすごく面白いし、勉強になるわけで。高度な笑いとして成立させるスタッフと浜田、田中、山崎の芸達者ぶりに感心。個人的にはスターウォーズの「C-3PO」と「R2-D2」の繰り返し登場が面白かった。一度じゃダメでも繰り返すことで笑いが大きくなる。

12月27日 月曜日
わかば起き

朝から大掃除。本格的には2年ぶり。
ほこりまみれ。CSチューナーセットも2年ぶり。ってことは2年間ただ払い、無駄過ぎ。

年末、お笑い番組多数。見慣れた顔ばかり。ブームとはいえ手軽に使われ過ぎという感もしなくない。しょせんマスコミ(TV屋と広告屋さん)なんてこんなもんだけど。

12月26日 日曜日
9時起き

13時 品川・新高輪プリンスホテル国際館パーミル
ライブドア株主総会
少額ながら、一応株主(ちなみにライブドアは1株400円程度、1株単位で買えるので、なろうと思えば誰でもなれます)。この時期、一番のエンターテイメントなので、何としても出かけなければ。株主総会自体が初体験。でも、今回の雰囲気は他社とは全然違う様子。

新高輪プリンスホテルの一番広い部屋に椅子がぎっしり。ライブドアの全株主は15万人。うち1万8000人だかが出席したという(とアナウンスでは聞こえたが事実は不明)。前年の総会が136人というからどれだけ増えたんだ。もちろんネットでも生中継してて、全国の株主が見られるように配慮。熱心なファンは地方から飛行機で駆けつけた模様。

出席者は予想通りというか年配の男性がほとんどだが、それでも若い人も結構いて、「寄席」の客層とかぶりそうな気もしなくない。日曜の昼という誰でも来られそうな時期にセッティングしたのも個人株主への配慮。

ウワサで聴く一方的にしゃべって「シャンシャン」でなく、堀江氏が懇切丁寧に報告、質問にもきちんと答えていく。

質問に立つのは年配者が多く、どちらかというとライブドアのファン。質問というより応援の声が大きい。

「私はパソコンもネットもやりません。株主優待の自社ソフトでなく商品券にしろ」という高齢の女性。
「私は講演会で堀江モンとツーショット撮った。株価を上げるように頑張れ」というおばさま。
「野村証券の営業マンにライブドアについて尋ねたら、コアビジネスがないからやめとけと言われたけど、俺は社長の若さが気に入って買った。顧客を大事にして若さで突き進め」というおじいさん。

他にもいろいろ出たが、あまり困らせるような質問はなかった。堀江氏は、すべての質問に対して頭の高速回転、よどみない喋り、入念に準備したであろう想定問答の結果、ノーミスで切り抜ける。誠実な答え方でファンを増やした様子だ。これだけの人を集めて会社と自分をアピールしてしまうんだから、下手すれば宗教の集会のようなものかもしれない。配当はしばらく出ないし、株価も低迷してるのにこの熱気は何なんだ。


株に詳しい人からは事業の50%を占めるファイナンスに質問が集中。金融を強化していく姿勢はかなり明確に示していました。ただ、株主は「ライブドア証券」を使ってないという声が多数。理由として出金手数料がかかるとかいろいろな声。ライブドア証券は「定額手数料コース」(3カ月の会費を払えば追加費用なしで取引きできる)を始めたことをアピールしてました。


ライブドアベースボール(ライブドアフェニックス)のGM、小島克典氏も登壇。落選の無念を語った時には暖かい拍手が送られていた。

各部の事業説明のあと、更に質問を受けて5時間あまりの会を終えたようだ。私は3時間が限界で出たけど。

それとは別に、一般の人のナマの声を聴くのは参考になる。特にデジタルについていけない「デジタルデバイド」層の話は。ネットやIT媒体で働く人やライターの中には、ネット万能と思っている人が多いが、現実はそうでもないということだ。おそらく、ネットの良いところや悪いところを理解して使いこなしているのは数%がいいところではないか。これだけ話題になってるのに、「ライブドア」がどういう会社で、どんな事業を手がけているかわからない人の数が圧倒的に多いんだろうなぁ。それなのにライブドアの株を買ってる人がいるんだから不思議なものだ。

ネット・IT業界はこういった人たちも相手にしてかなきゃいけないわけで、なかなか手強そうだ。

おみやげは出ないが、物販コーナーはあり。社長著書をはじめ、幻の「ライブドアフェニックス」のパーカー、Tシャツなども販売も。ケータイストラップなど買う。

そのまま18時 お江戸両国亭
笑福亭たま・旭堂南湖二人会(第1回)
たまは落語家。1975年生まれ、笑福亭福笑に弟子入りして6年目。南湖は講釈師。1973年生まれ、旭堂南陵に入門して6年目。

東京では初めての二人会。たまは、東京での自前の会自体も初めて。

私は2人とも初めて。

番組
たま・南湖「たま南湖の事件簿」
旭堂南湖「荒大名の茶の湯」
笑福亭たま「代書屋」
中入り
旭堂南湖「シャーロック・ホームズ まだらの紐」(原作コナンドイル)
笑福亭たま「山寺飄吉」(作・笑福亭福笑)

一番聴きたかったのは
「シャーロック・ホームズ まだらの紐」ね。
朗読のようで講談のようでという微妙な話。主人公は原作どおり英国人。その人たちが「おとっつぁん」と古典口調で会話。お約束の会話が違和感ありだけど、なかなか斬新。時を表すのも「丑三つ時」だったり。初体験で不慣れだったので、スジを追うのが精一杯というか、わからなくなってしまったところもあり。小説みたく、わからなくなったら元に戻れないってことなのね。探偵講談、なかなか面白そう。1回だけじゃ何とも言えないのでまた見てみよう。

偶然とはいえ南湖という名前がコナンの逆というのが面白い。人も良さそうで、芸がうまくなれば人気も出そう。

たまは、先日の芸術祭で新人賞録ったばかり。一応、京大出というのが隠れたウリ。
「代書屋」、「山寺飄吉」ともに上下を切らずに正面向いて話すところは福笑さんそっくり。芸風は口調は全然違うのに。生まれ持った明るさと聡明さは有利。確かにこれから期待できそうな噺家さん。創作能力がどれだけあるか見てみたい。

翌日、馬桜さんの会のゲストに出ることを対談で触れてたが、馬桜さんの顔は知らないとのこと。当人が見てることも知らず、高座で話している姿がメチャ面白かった。

テレビNTV夜の『黒バラ』『ガキの使い』の流れは黄金リレーになりそう。黒バラの面白さは、かなりマニア向け。もちろん元は『黒ワイドショー』ね。中居君の卵がけご飯→バターご飯→お酢ご飯→水ご飯のネタは何度聴いても面白い。上戸彩の「私のお父さんは寿司屋の皿洗い」くらいの衝撃。

12月25日 土曜日
10時起き わかばパス

正式レイアウト出る。文字数調整で再執筆。仕事納めが1日伸びる。

夕方、歌舞伎町。新宿オスカーにて
『ハウルの動く城』
さすがにカップル多数

『もののけ姫』『千と千尋〜』と比べるとパワーダウン。いくら宮崎監督でも毎回ハイレベルの作品を生み出すことなんてできないので、それはそれで割り切ろう。

でも、話はわかりにくい。子どもでも理解できるのがやさしいというわけではないけど、説明飛ばし過ぎというか、しなさ過ぎ。1本の心地よい流れに乗れず、絶えず「どういうこと?」と思いながら見ることになる。音程が微妙に外れる歌手の歌を聴いてる感じ(上手い人が外すのとは違うと思う)。

ファンタジー小説が原作なので、スジがわかりにくいのかとも思えるが、脚本段階で、戦争、ラブストーリー、ファンタジーなどどん欲にツッコミすぎたので全体がこんな感じにまとまってしまったのか、最初からこの音痴を狙って作ったのかわからない。

いえることは視聴者に解釈の部分を投げているということ。感動の度合いも人によってばらつきが出そう。

「美女と野獣」まで行かなくていいけど、魔法ついての説明は、もう少しわかりやすくしてくれれば乗れたのでは。

この映画には、はっきりした悪役がいないというか、登場させてない。「戦争」は悪と言い切っているが、悪いのは人間でなく「戦争そのもの」という描き方。勧善懲悪でもないしヒーローが大活躍するわけでもないので、煮え切らない思いが残るのだろう。

お婆さんのキャラクターはすごくよかった。美輪さんの魔女を最後まで面倒みるところなんて、なかなか思い浮かばないアイデアで、やられたって感じ。「家族」が裏のテーマというのも現代的でいい。

個人的には倍賞さんの顔が、最後まで脳内から抜けなかった。寅さんファンならもっと深刻かも。木村拓哉は、途中からキムタクが抜けていい感じにハウルになってたけど。一番うまかったのはマルクルという子どもをやってた神木隆之介という子役のコかな。上戸彩の「インストール」でも達者なところを見せているませた子ね。旧・若人あきらもはまってた。

アニメーションについては、言うことないでしょう。おそらく世界最高水準のものが見られると思いますよ。

12月24日 金曜日
わかば起き

原稿仕上げて送信。一応、今年の仕事納めの予定。例年だと、企業が休みに入る前まで取材に動いているので、今年は異例中の異例。
書く側はここまでだが、編集者はここから数日が追い込み仕事。雑誌の発売時期に合わせて年内にどの作業まで進めるかを判断するてな具合。

『白い巨塔(唐沢版ダイジェスト版再)』
『にんげんドキュメント/花のことは花に聞け』(生け花作家・中川幸夫氏)のドキュメント
見る

今日からLF、ミュージックソン。毎年聴いてるけど今年は安定銘柄なので。

12月23日 木曜日
わかば起き

やっとレイアウト出たので原稿執筆開始。
一度書いてるネタだと進行も早い。
予想以上に早いペースで。


夜、「スジナシ」をテレビで。
中京テレビのローカル番組を東京で放送するスペシャル番組。

鶴瓶さんが役者さんと即興でドラマを作るというもの。場所だけあって、打ち合わせも台本も撮り直しも一切なしというもの。演劇のエチュードと鶴瓶さんがかつてやってた落語の三題噺「らくごのご」を合わせたような感じ。芝居は15分ほど、そのあと、ゲストと鶴瓶さんが終わったばかりのドラマをモニターで見ながら、その時何を考えてたかをトークする。

今回は、ゲストが妻夫木、設定が部室。設定考案者はクドカン。妻夫木の機転の効かせ方、鶴瓶さんのウケのうまさが際だってましたね。やる側にはある程度の引き出しがないと、できないので、鶴瓶さんは比較的楽かもしれない。妻夫木君の反射神経と引き出しの多さに感心した。

まあ、現代の集団トークバラエティもこれと同じなので、役者がとりわけ偉いというわけでもないけど、こういうスポーツ的な試みって面白いですね。

最期に、おまけでクドカンも入って3人即興を始めたんですが、クドカンは意外と反射神経がなかった。やっぱ書く側だから、一度書き出すクセがついているからなんでしょう。それはわかるような気がする。

いくつかの放送をまとめたDVDが出てるらしいので見てみたいが、たぶん買うお金はないので、機会があったら見てみよう。

「マザー&ラヴァー」の最終回
「その時歴史は動いた〜それからの新選組 土方歳三、箱館に死す」をビデオで。

12月22日 水曜日
わかば起き

いつものコース、今年最後なので活気あり。
浅草移動
浅草木馬亭
「玉川福太郎の徹底天保水滸伝(最終回)」
全5回の最終回。私は1,2と行って3,4は行けなかったが、最後はやっぱ見ないということで。
演目は「平手の駆けつけ」

江戸の天保期、下総(千葉の銚子)を舞台に繰り広げられるやくざの抗争を描いた話。最後は、一方の親分の子分で、剣豪の平手造酒(ひらてみき)が、重病を押して駆けつけ、斬られて最期を遂げるまで。

と書くと凄そうなんですが、前半というか話のほとんどは堅物の留次郎という男が父親かから遊郭(吉原)遊びを奨められる話。落語でいうと「明烏」に近い話。豪快なオヤジを笑いたっぷりに描く。

平手が駆けつけてからのシーンは意外とあっさり。緊張感のない前半から一気に上り詰めて終わりって感じ。

現代のストーリー物に慣れている人にとってはこういうプロットはハチャメチャでかなり新鮮。やっぱ浪曲ってヘンだ。いい意味でね。

もちろん福太郎さんは声量たっぷりで、決闘のシーンも迫力あった。スジを軽くして声や節回しといって芸の部分で見せるのが浪曲なんだろうなということを改めて認識した次第。

ゲストは評論家の平岡正明氏と布目英一氏。打ち合わせも十分(の様子)で、2人の掛け合いも息がぴったり。ぐちゃぐちゃになりがちな対談がきちんとまとまってて、そこにも芸の雰囲気が漂ってる。飯岡も青龍刀権次も最期は出家するという布目さんの指摘は面白かった。

プロデュース、制作は浪曲師で福太郎さんの弟子である玉川美穂子さん。
5回に渡って前読みも務めたが、今日はなんだったか演題不明。念願の槍持ちとなって主君をお供する男、こいつがダメ男で、途中で居酒屋に入って飲んでいる。それと知らない主君は道中で侍に無礼を働き、斬られて死ぬ。その仇を討つのがその男って話。
自分の失態で主君が殺されておいて、最期に仇を討って活躍する。こんなマッチポンプ的な滅茶苦茶な話が浪曲なわけで、何とも不思議というか、かなり都合よく話を作っているというか。あまりにヘン過ぎるので、平手の駆けつけ同様、面白い。

美穂子さんはちょいヨレヨレだったが、それを引きずらずに対談の司会を務めるなど活躍。そういえば、2月にやるとという独演会のチラシ。あまりにヘン過ぎで、アンチ狙いに徹してるのではないかと思わせる潔さ。何か狙いはあるはずだな。

開演前に大ハプニング。木馬亭ならこういうこともあるのかと。会全体はその雰囲気を引きずったというか、あえて触れないところがいかにも意識してる感じで、特殊な空気が漂ってた。「この中に〜」がリアル過ぎ。たぶん××なんだろうなあ。。。

終演後、tさんとM社のyさんと、内海桂子先生のご子息がやってるというお店で軽く。ご馳走さまでした。

12月21日 火曜日
わかば起き

夕方、中野ゼロ
川柳つくし「今夜はトゥナイト」最終回。
たいしたスタッフ仕事はしてないが、とりあえず1年間つきあったシークレットライブ。本人がやりたいことをやるというコンセプトなので極力口を挟まずに見てきたが、彼女なりに得手、不得手はわかってきたのではないか。圧倒的に不得手のほうが多いのだが、それも含めて見せられるのも好きモノだけを相手にするライブならでは。

今日、聴いた話。
国立演芸場(半蔵門)のライブラリーで、国立演芸場でかかった舞台のビデオが見られるんだとか。話ではツービート、てんや・わんや先生の漫才を見たと言うことだが、一日いても飽きなさそう。予約制で1時間だか30分で50円だとか。演芸好きにはわりと耳よりな情報かと。今度行ってみよう。

客席に旧知のPC編集者Oさん。全然そんな雰囲気なかっただけに超ビックリ。しかも数人しか入らないし、告知もしてないライブに来るんだから、スゴスギる。

終了後、いつものコース。ゼリアのワイン180円は安すぎますよ。