9月20日 月曜日
天花起き

原稿執筆も休みの雰囲気でなかなか進まず。

池袋演芸場の江戸川乱歩特集には行けず。かなり残念。

9月19日 日曜日
天花のない日はゆっくり寝られる。

サンジャポ チェッカーズの高杢出演。

何をするわけでもなく本を読んだりしながら過ごす。

『ボーリング・フォー・コロンバイン』
木曜にテレビ東京で放送。録画で見る。公開時、恵比寿のガーデンシネマがいつも混んでいて、交通の便も悪いので断念したのでやっと。

マイケル・ムーア監督の吹き替えが山寺宏一。とにかく全編が吹き替えなので、テレビの海外ドキュメント見てるような感覚。なんとなく安っぽくて笑ってしまう。

内容はコロンバイン高校の銃乱射事件を発端とするアメリカ銃社会に関するドキュメント。ニュース記事を書く人はある程度参考になるかも。事実を積み重ねたりコラージュすることでどうやって売り物を作るかとか、主張を潜り込ませるとか。

銃で死ぬアメリカ人の数をお隣のカナダ(人種も同じで銃も市場に出回っているのにカナダでは銃で死ぬ人が圧倒的に少ない)と比較するところなど説得力あるようで、恣意的なデータを集めただけではないかというような疑問もあったりで。

こういう映画は、きっかけにして後から自分で調べないと結局間違った情報もインプットされてしまう。雑誌でも本でもテレビでもそうだけど「本当は違うんじゃないの〜」という意識で見てないと。

映画とはいえ、マイケルムーアのインタビューにみんなよく答える。警察官までムーアの問いに答える。1人の警官が質問を無視して行ってしまうところはリアルっぽいが、日本なら大抵のひとがカメラとマイクを向けられたとたん逃げ出すんだろうけど、この映画ではどれだけの人にインタビューを申し込んでどれだけ断られたり無視されたんだろうか。というところに興味が沸く。

TBSドラマ『逃亡者』
最終回に向けて俄然面白く。途中のつまらなさは何だったんだろうかというほど急展開。ミステリーだから秘密を保持するのは仕方なしだが、ここまで一気に見せ場だらけにならなくても。

9月18日 土曜日
天花起き

今日から連休とか。とはいえ何もやることなし。たまっている書き物仕事など。

円丈還暦まつり
18時20分 半蔵門・国立演芸場
満席で座れなかったら帰ればいいやと当日券。円丈が開いた現代の新作落語に影響を受け、ともに時代を築いてきた新作派が主催。「よいしょができない」落語家が腕だけでここまで来たということを雄弁に語る。
ちなみに今年還暦を迎える1944年生まれは、久米宏、杉良太郎、みのもんたなどなど。

オープニング
祝いの歌 亜郎
アコーディオンの外人さん引き連れて円丈の生い立ち風「寿限無」。もちろん立ち高座。
祝トーク 普段着の白鳥、小田原丈、天どん。ボケ2人に小田原丈さんが突っ込む形。主に服装のこと。
らん丈 いつもの辞書、一番弟子なのに一番それらしくないところが相変わらず。
清麿 3つのキンタマ、昔円丈さんから告白されたネタ。
喬太郎 白日の約束、かなりかなりダイジェスト。
彦いち 旭川の学校寄席、ランゴランゴを選ぶ円丈師のまくらからジャッキーチェーンの息子
円丈 稲穂のじゅうたん、こらくごちゃんの予定が反対されて急きょ出演とあいなった。選んだのは円丈師の笑い意外の一面を見せる根本、ルーツネタ。
昇太 時間なしということから愛犬チャッピー きっちり受ける。
中入り
円丈&一門による替え歌「円丈さんの古入歯」(大きな古時計) 微妙にかみ合わないところ一門らしい
スライドショー「円丈歴史を振り返る」、進行は昇太、彦いち。円丈自らが解説、清麿、小ゑん、喬太郎の解説あり。足立区の市営住宅、いとことのツーショット、円生師の?周忌の志ん朝師、ジアンジアン最後の放送禁止などの写真。
小ゑん ステ奥、いろんなバージョンがあるらしく、今回のは初聴き。ディテールや描写がうまいのでお客ががんがん笑う。すばらしい。寄席風新作があることの強み。
白鳥 台所の隅、ネタ下ろしの時からどんどん「らしく」なっていくのが白鳥さんのすごいところ。
円丈「肥辰一代記」
確か昔、末廣亭の余一会で聴いて以来。円丈トリネタの中でも取っておきのネタ。きちんとしたしゃべりの素地がないとただ汚いだけの話になるのだが、古典落語の力量がある円丈師だけに、まったく汚くならず。古典の大ネタを聞いたあとのような余韻。

1人の持ち時間が8分程度と少ない中、全員がきちんとしたネタをやる。雑談に逃れず、持ちネタの中から最適と思われる落語を持ってきたところに円丈チルドレンの意地が見受けられる。

「円丈歴史を振り返る」スライドショー。
円丈師のコメントがすべてマイナス方向に行くのが面白い。常に前向きに生きている人にとって、過去の話は笑い話にすらならない。「こうしておけば」といったような後悔が先に立つ。想い出の中には悔しかったことのみが残り、それが未来への希望や野望につながり、時としてとてつもない落語を生み出す。これらの感情が積み重なることで円丈落語ができてきたということ。円丈師はとくに自分のルーツや運命などにこだわりを見せる。時には、人間の存在そのものであったり宇宙や地球規模のことであったり。生き物全体であったりといろんなところに及ぶ。

最後に赤いちゃんちゃんこ着せられて、円丈還暦宣言。といつも繰り返し言っていることだが、いつまでも新作を作り続けるというこを改めて宣言。還暦とか赤いちゃんちゃんこは似合わない。

当日配布したパンフレット、稲田さんの作った年表は保存版。レイアウトに凝ったという表紙なども円丈らしさが出ている。

久々再会のfさんと久々のkさん、tさんの女性3人と一緒に半蔵門付近で飲んで帰る。

9月17日 金曜日
天花起き

ひたすらテープ起こしに費やす。さすがに長いとペースは落ちる。

残りは電話によるアポとり。
ライターの初歩的な仕事。取材のアポ取り。証券会社の若手社員が電話でかける営業の電話ほどではないが、とにかく基本的にやさしく対応されないので面倒。特に飲食店なんて時間も限られてるから面倒で仕方なし。

会社とかでやってればバイト君や駆け出しの新入りの仕事だったり雑誌によっては編集者の仕事でもあるわけで。書く以外も全部やらんといけないのがライターの仕事とはいえめんどっちい。

夜、笑いの金メダル
テレ朝、久々に見る。リニューアルしてネタによる勝ち抜きトーナメントからバラエティ色を強めた。ここまで来ると勝つことに意味なく、バラエティ部分で目立てるかだけ。テレビ芸人としてのステップとしてはここでどれだけ器用に面白く振る舞えるか。ネタよりアドリブやセンスが求められるだけに難しいんですよね。

今回でいえば、ネタではまったく受けなかったのに、結婚式ネタで主役を張ったダンディ坂野やカンニングの竹山あたりがおいしいところでしょう。

とはいえ、ネタの時間が短くなってビデオの消化には便利になってうれしい。

9月16日 木曜日
天花起き

コスモ原稿、隅演原稿

19時 中野
今夜はトゥナイト
近況報告などをトーク中心でやってました。40分以上しゃべれるってことか。いいお客さんばかりだから、環境としては悪くないし。リハ落ちネタもそれなりに。

9月15日 水曜日
天花起き

いつものコース。

渋谷にできた沖縄ショップ「わしたショップ」をのぞいてみる。スペイン坂のちょうど中ころ。フレッシュネスバーガーの少し手前。奥まったところ。有楽町の一号店は駅から遠いが、渋谷なら近いし行きやすい。買う物はないんだけど定期的にのぞくことになりそう。


くわっちは、1人ごとにリハを。キー変更など課題多し。冷やしソバ今シーズンのラストか?

DVDで『ラブストーリー』(2003年韓国)見る。『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨン監督作品。
知っている人なら誰でも気づく「東京湾景」の元となったというかパクられた映画。古ぼけた箱の中から母の日記と手紙を見つけた女子大生。35年前の手紙と日記には母の初恋の男との想い出が綴られていた。母と娘の恋愛(主人公二役)、現在と過去が交互に進むストーリー。オチも一緒。知ってたとはいえ、あまりにもこの監督が可愛そうと思いながら見る。

チャンイーモウがもっと生活に根付いた泥臭い初恋なら、こっちは少しオシャレで現代的な味付け。韓国ならではの設定(家長主義とか戦争とか)もよく活きている。ここに出てくる男優を見ると、ぺヨンジュンがいかに特殊なタイプかもわかる。

半額レンタルも結局半分しか見ないで返す羽目に。いつもだけど。

9月14日 火曜日
天花起き

原稿執筆

16時 コスモ証券取材

新宿移動
ルミネの青山ブックセンター跡のブックファースト、品ぞろえとか陳列とか全然変わらず。ただ名前が変わっただけか。

18時50分 プーク人形劇場
落語21 らくごちゃん
相変わらず「ちゃん」付けで呼ぶのは照れくさいものがあるが。

出演は順に
三遊亭かぬう
三遊亭天どん
春風亭栄助
春風亭昇太
仲入り
こらくごちゃん(5分落語)
(つくし、小田原丈、錦之輔、昇輔、福楽)
かぬうさん、人に向かっていいたいことがはっきり言えない男の話。ウォーキングエクササイズ+名取りの組み合わせを使って、ヘンな世界を描く。デューク更家のウォーキングのヘンさ。最近、若手の漫才師もこの人を取り上げているが、一般認知度的にはどの程度あるのかまだわからん。昼間からゴールデンでテレビ見てないから。

栄助さん、学校時代地味で先生からも存在を覚えられていない男。運動会だけに執念を燃やし、卒業後も乱入する。初っぱなの棒たおしから、騎馬戦へと続く筋の持って行き方は秀逸。ファーストシーンから引き込まれて、この続きはどうなるのだろうという期待感。足並みの揃わない友だちの話をしつこいくらいに繰り返してサゲに効かせるあたりもうまい。古典のしっかりとした口調が新作に活かされているところもいい。最近、このひとの新作では外れたことがないのでそれも楽しみ。

天どんさん、印象残らず忘れた。昇太さん、いつもの探り気味のマクラから「オヤジの王国」へ。昇太さんご無沙汰してたのでこの話も初見。改めて言うことなし。しかし、40人足らずの客席で昇太さんを見られるのは、この上ない贅沢(この会は喬太郎さんも白鳥さんもそうだけど)

5分の小らくごちゃん、今回は低迷か。
つくしさん、結局いつものパターン。ヒロシにふられた女。小田原丈さん、柄杓を使った一発ギャグ。中・長距離は得意だけど短距離走はまったくダメってタイプなのかも。本人も辛そうに見えなくもない。福楽さん、ブルマー着た女子高生、飛び降りようとして「来ないで!」といいながら、ヘンなものに突っ込む話。全然落語じゃないが、この会ならOKの何でもあり。この姿勢は好き。はみパンネタで笑う。錦之輔さん、韓国というか北方面のモノ売りと少年隊の組み合わせ。昇輔さん読読新聞の拡張員の講習会。

終演時間が9時10分もちょうどよし。

ケータイトレードの直し原稿送信。

9月13日 月曜日
天花起き
普通に見られる。

10時 中野打ち合わせ
意外とすんなり

14時 都内
みうらじゅんさん取材
このテーマでインタビューを受けたことは今までなかったということで、なかなか面白い話に。昨日までに仕入れた情報があれば、それなりにふくらませることができる。探りながら質問してくのが楽しい。面白い記事になればいいなあ。

スライドショーとか物産展に行ってる熱狂的なファンならもう少しいろいろ突っ込んで聴けたのかもしれないけど、自分にはこの程度の温度がいいのかも。それでも聴いてみたいこととかたくさん出てくるので1時間では全然足りないくらいだ。

みうらさんもメインは紙媒体の人なので、臭いは雑誌関係の業界人と同じで話しやすかった。

帰宅後原稿対応など。

『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998年・ガイリッチー)
計算で積み上げたストーリー。本人たちの知らないところで事件が解決しているというクレイジーキャッツのような映画。気楽にオシャレに見るなら。

9月12日 日曜日
10時30起き
久々遅くまで寝る

今日はサンジャポなし

あおい書店
『PEACE』(みうらじゅん/世界文化社/2003年)
『LOVE』(みうらじゅん/世界文化社/2003年)
立ち読み。

一昨日見た「アイデン&ティティ」の影響でしばらくみうら世界漬けになる。いうまでもないが、みうらじゅん氏は「ゆるキャラ」「見仏記」「とんまつり」「かすはが」「DT」など独特の感性でいろんな言葉を生み出してきたエッセイスト。上記2本は、1990年〜2003年に発表されたエッセイをまとめたもの。これだけでも3時間。立ちっぱなしで疲れる。まとめて読むとみうらさんの思想の影がなんとなくみえてくる。みうらさんだけの話ではないが、男は19歳の時点で将来の自分が形成されることが改めてわかる。みうらさんもこのタイプ。オトナになっても考えていることややっていることはその時の延長線。この感覚があるから、頭のいいオトナの人たちを面白がらせることができる。

『ゆるキャラ大図鑑』 、『マイブームの魂』、『カスハガの世界』、『崖っぷちオヤジ―日本崖っぷち大賞』、『飛び出せ!自分マニア』
さすがに疲れたのでパラパラと流し読み。

『みうらじゅん大図鑑!』(宣伝会議/2003年)
雑誌掲載記事選んだ名作集やCD、映像などみうらさんの作品をすべて網羅した解説集。デザインや編集が素晴らしく、つい手にとって買ってしまう。

9月11日 土曜日
天花起き

分量の少ない原稿だが、本数はたくさんあるのでひたすら執筆。株、携帯、ワードやってることが全然違うのが自分らしい。

夜中からずっとインターネットに接続できなくなり、困ったので、夜中の1時過ぎにフレッツ・ADSLのサポートセンターに連絡。録音式になっていて、電話番号と症状を入れるようにメッセージが流れる。折り返し連絡するとのこと。

どうせ、朝方になってからだろうと思ってたら、40分ほどした2時30分頃電話がかかってきた。おかげで接続できるようになってきたが、素早いんだか遅いんだかわからない折り返し電話にびっくり。

一応24時間対応だが、少ない人数で夜勤してるんだろうから、それなりに大変な仕事だなあと思ったり。


夜から日記更新作業。1週間くらい貯めてたから結構かかる。