9月10日 金曜日
天花起き

原稿書き

夜 ちむ屋
大森うたえもん&幹てつや vol.1
店に入るといつもと微妙に違う雰囲気。お客さんは、どうみても着飾ったよそ行きの人。うたえもんさんの単独ライブだと思ったら、なぜか幹てつやも店にいる。聞いたら、ちゃんと告知も打って新しく始める会だって。本格的なライブになるということで、見るモードにシフトチェンジ。

説明するまでもないが、うたえもんさんは元たけし軍団。スポーツ大将あたりで軍団抜けて音楽を中心とした活動へ。ちむ屋の常連で年に2、3度ライブしてる。幹てつやはボキャブラブレイク世代。芸風違うけど、今でいうとダンディ坂野あたりのポジション。今はNHK教育出たり、ショーパブ出たりしてる。キーボード持って「ミキ ミキ ミ〜キ 幹てつや〜」ですよ。うたえもんさんとは明治座の芝居で一緒になって意気投合して組むことになったとか。結構本気モード。
お客さんはライブ目当ての若い女性が多く、わざわざここまでよく来たというか呼んだという驚き半分。MCというか前説がこてっちゃんばば。完璧な営業トーク。うたえもんさんの地元なんだし、なじみの飲み屋なんだから、ちょっと取材すればいいネタ仕込めるのにそれをしないところに芸人のセンスが表れる。

うたえもん&幹てつや。ふたり合わせて82歳のオッサンズだと。ちゃんとネタやってました。漫才、スケッチブックに書いたネタに対して突っ込みを入れていくネタなどなど、しゃべりを中心とした構成。ベタなネタを、きちんとしかも懸命にやっているところに好感が持てる。子どもにも受けている。

今年のM−1グランプリにコンビで出ると宣言。しかも予選は18日っていうからスグじゃん。コンビニのバイトに面接に来るおっさんという漫才コントをやっていたが、これもかなり練習した模様。同じネタやっても勢いとか間の面で今の若手のほうが面白いのだが、腕はあるので、1、2回戦くらいは突破しそうな雰囲気。前向きなのはとてもいいことだし、痛いとは思わない。

うたえもんさんはいつものように「ウェディングイブ」を歌ったり、幹てつやもオリジナルのウェディングソングを歌ったり。今回はしゃべりを中心としたライブだったが、2回目もあるらしい。

帰ってビデオでTV版「世界の中心で、愛を叫ぶ」最終回。何度も泣かされます。ライブドアの堀江さんも録画して欠かさず観てる。やっぱり、多少オトナのほうがこの手のドラマにははまるものなんでしょう。余計な突っ込み入れないで受け入れる素地ができてる。演出の堤さんとPの石丸さん2人の男目線でつくってあるし。

9月9日 木曜日
天花起き

10時30分 新宿二丁目、久々の出版社で打ち合わせ。
今年も年賀状本の季節。

そのまま西新宿。
CDMA1X WIN端末「W21S」のチェックで編集部。メニューがPSXみたいなアイコンチックに変更。ソニーらしさはそのあたり。特徴は、16mmのステレオスピーカーと高画質ムービーというAV仕様。スポーツカーチックなデザインも素晴らしい。でもカメラは130万。着うたが相当伸びているから、こういう方向性は非常にあり。WINのダウンロードスピードは超ハヤです。34秒程度の着うたが1秒もかからない。音楽好きならジャンジャン落としてしまいそう。というか、シングルCDまるごと落としてもたいして時間かからないだろうから、ケータイでCD買う時代もそう遠くない。ビデオも30分撮れるんですがケータイで30分撮る人ってどれくらいいるんだろうか。

とはいっても、自分は常時マナーモード。結構、同じタイプの人がいると思うんで、そういう人には着うたも着メロも必要なし。だからW21Sは微妙に人を選ぶかな。A1402SIIもチェック。こっちはシンプルなウレ線系。


午前中の打ち合わせをもとにすぐにラフ書いて送信。

ビデオでレンタルが始まってたので『アイデン & ティティ』を借りて見る。
みうらじゅん原作、宮藤官九郎脚色、田口トモロヲ監督。
1曲のヒットで一躍人気ものになったバンド。時まさにバンドブームが到来。売れる曲を作れと社長に言われる中で商業主義と自分たちのやりたい音楽の狭間で悩む。
そんな中に現れるのがボブディラン(妄想の人物?)。やがてバンドブームが去り、彼らは次第に自分たち居場所を取り戻し、アイデンティティを探し出す話。
明るい話ではないが、暗くもない。何となく寂しい映画。商業主義と微妙に折り合いをつけてこの世界を生き抜いてきたみうらさんの考えがクドカンや田口さんのフィルターを通していい具合に反映されている。「売れる」と「やりたいって」の悩みは作り手なら誰もがどこかで感じていることなんで、そのあたりの共通認識が描かれていればロックがだめな人でも共感を得るのはたやすいこと。脚本もクドカンテイストを抑えながらきっちり愛情を入れ込んでいるから、筋に入っていける。

個人的には、映画の中身より高円寺のことで一杯。4年間住んだ家から高円寺まで通った道とか、飲み屋とか、ストレートに来すぎ。高円寺で中央線降りて、改札抜けて北口出て右進んで、信号渡って、パチンコ屋の間から吉野屋の裏通ってあずま通りに抜けてアフターピートに抜けていくルートはそこしかあり得ない。鳥定の店内(マスター役は三上寛とか)、抱瓶の前のライブハウス、純情商店街などなどストレートに街の雰囲気が伝わってくるのが微妙な感覚。密集した住宅地にボロアパートがあるところも高円寺ではおなじみ。


1989年スタートの「イカ天」見てた人なら、人間椅子、スイマーズ、たまの石川さんなどキワモノ系担当のバンドの人や遠藤ミチロウ、PANTAなどが出て来たり、大島渚の登場シーンがちょこっと出てくるサービスもお得。

あまり大衆的ではないと思うので、誰にでも勧めるわけではないが、見たらそれなりに楽しめる。ボブディランに脚本を読んでもらって許可をもらったという意気込みというか愛情はしっかり伝わってくる。

今日から始まった「ケータイ刑事銭形泪」。何か質は下がっているような気がするけどまた見続けるかも。

9月8日 水曜日
天花起き

ギリギリの宿題仕上げ。

帰宅して電話打ち合わせ。最近「一般信用取引」を始める証券会社急増中。ますます便利になるのだが、はまったらそれはそれで大変なことに。

夕方から久しぶりのmさんと中野で飲む。いや、じっくり話したのは初めてで、なかなか面白い。巻き込み型と巻き込まれキャラがあるとしたら巻き込まれ系。意図しないのに自然にそうなってくところがツボにはまる。運を持っているな〜。自分みたいに巻き込まれ歓迎型でもなく誠実に生きてるところが魅力なんでしょう。
しょうちゅう飲み過ぎ。

9月7日 火曜日
天花起き

昨日からの原稿仕上げて送信。終わってもすぐ次の仕事。なかなかゆっくりとする時間なし。

天花起き

昨日からの原稿仕上げて送信。終わってもすぐ次の仕事。なかなかゆっくりとする時間なし。

夜は夜とてみんな忙しそうで、なかなかよしということで。

ところで、300万画素くらいのデジタルカメラで撮った写真を何枚もメールで送ろうとすると10MB、20MBくらいのファイルを送らなければならない。普通に仕事してれば送る機会も増えてきたんですが、そんな時に注意しないといけないのは、相手のメールサーバーの容量。

プロバイダーによって1通のメールの受信容量とメールボックスの全体の容量が全然違うのだ。仮に、その制限以上の添付ファイルをメールで送ると、サーバーが勝手にメールを削除してしまって相手に届かない。削除されても送った当人には知らされないので、送ったのに届いてないなんてことがある。

例えば、
・BIGLOBE
1通の制限が100MB、全体のメールボックス100MB
・OCN
1通が5MBで、全体が5MB
・So-netは1通が5MBで、全体が無制限
・@niftyは全体が20MBで、1通あたりの制限は残量次第
・ヤフーは最初は開始当初は3MBだったが、今では100MBに増えている。
・朝日ネットはどちらも無制限。つまり何MBでもいい。

全体のメールボックスがいっぱいになると、それ以上のメールは受け付けられない。OCNなんて5MBであふれてしまって大変なことになる。

もちろん容量増加ができるプロバイダーも多いが有料だったりして結構痛い。

で、大容量のファイルを送りたい時に便利なのが、<A href="http://www.filesend.to/">「宅ふぁいる便」</A>という無料サービス。最大40MBのファイルを3人同時に送れるというスグレモノ。会員登録など一切いらないので、使い勝手もいい。なので私は大体これ使ってますね。

他には、オンラインストレージサービスを借りてそこに上げる手もあるがこれも登録が必要だったり無料で使える容量が少なかったりでやや面倒。

最近は大容量のメールをやり取りできるギガメールサービスなんてのも出ているので、CD-R1枚くらいのデータでも簡単にメールでやり取りできるようになった。

もうCD-R1枚程度なら郵送する必要もないし、バイク便なんかも飛ばすことなくデータが送れるわけだからまあ便利になったものです。

9月6日 月曜日
天花起き

昼間、渋谷に出たついでに
シネマライズで
『茶の味』
やっと見られた。
石井克人監督、「鮫肌男と桃尻女」「PARTY7」っていうけど未見なので知らん。富士通のパソコン、木村拓哉と岸辺一徳さんの掛け合いCMと言われたほうがしっくりくる。

で、この映画も富士通のCMテイストが気に入る人なら受け入れられる。栃木の山間にある小さな町に住む春野家が舞台。高校一年の長男と小学校一年の長女が核となって話が進む。長男は片思いの女の子に告白できないまま転校してしまったショックを引きずる。長女は巨大な自分の分身が現れて家の中や学校の窓から自分のことをじっと見下ろしている妄想に取りつかれている。っていう少し不思議な設定。若人あきら(面倒なんでこれで通す)がマンガのようなおじいさんを演じ、そこに表の笑いをもってくうまい構成。

何より映画らしいなと思ったのは母親の専業主婦(手塚理美)がアニメーターって設定。何かを組み合わせるときとは振り子の原理でまったく違うものを持ってくるのが定石なですが、ここのおたっくぽいアニメを持ってきたところは個人的には非常に感心。本物の庵野秀明さんが出てきたり、大学のアニメ研みたいなエキストラ使ったりで、その部分が非常にリアリティあってラストシーンにもうまくつながってます。

個人的にはTV版セカチューでも夫婦の三浦友和、手塚理美の組み合わせもなかなかよし。『赤い衝撃』以来の友和ブームは個人的に継続中です。

キャスティングなんかも邦画らしいといえば邦画らしい。邦画の雰囲気が好きなら気に入るでしょう。場内は若い人多め。でも都内上映はシネマライズだけってのも。10月まで。

帰って明日締め切りの原稿に取りかかる。といっても2時間のテープ起こしがすめば終わったのも同然。


9月5日 日曜日
8時15起き、久々に起床直後から原稿書き。集中力が続く昼間に書けるのはでかい。大体の原稿終了。


『シックス・センス』
1日の水曜に放送された録画を見る。「ヴィレッジ」のためのPR用なのだなと。
3年ほど前にビデオで見たので今回が二度目。初回の時もそうだったが、言われるまでホラー映画だとは思わなかった。怖いという話だったが、出てくるお化けというか幽霊はどこか楳図かずおのマンガチック。

基本的には
(1)幽霊が見える少年(オスメント)と母が主人公の小児精神科医(ブルース・ウィルス)によって救われる
(2)主人公の小児精神科医が自分の死を受け入れる

この2つを核とするドラマとして見られるから怖くなかったような気がする。

話題になったサゲ(オチ)を予測するのは不可能ですね。映画のお約束を使ってテクニカルに処理されてました。二度目なので感動は感動はかなり薄れたんですが、その分、緻密な計算をじっくり見られてなるほどと思う。まあオチを考えるのは感覚的な発想で、そこまでの持っていきかたは実務的な腕なので、両方の才能を持っているシャマランって人の才能があることには違いないんですが。

しかし、オチだけを期待されすぎると大変ですね。『死神』って落語があるんですが、このオチは演者が変えたくなるようで、いろんな人がチャレンジしてをどう変えるかが話題になってしまう。小朝さんが数年前にやって話題を呼んだサゲ。あれも見たような記憶があるが、実際の中身って覚えてないというか。広告・営業的にラストだけ大げさに宣伝されてしまうのも困りもの。と現在のシャマランさんも思っているのではと思ってしまいますね。

9月4日 土曜日
天花起き

原稿書くために、手持ちのライブラリーをひっくり返して「文七元結」「鰻の幇間」「富久」「お見立て」「ねずみ」「持参金」を立て続けに聴く。仕事が入っているので、再生スピードを多少上げ気味で。普段はライブでしか落語聴かないので、テープを聴くのは久しぶり。自分ちにこれだけのテープがあることに改めてびっくりした。

今はCD全盛時代なんですが、やっぱりテープのほうが個人的には好きですね。好きな場所まで巻き戻したり進めたりできる。途中で止めても、その場所から続けて聴くことができる。

そういえば取材も相変わらずテープ使ってるし。

夜、久々に「オンエアバトル(爆笑編)」やってた。
500超えのネタに注目して見るが、以外なネタが500超えてたりして面白い。何度か書いているが、これが合格?なんて思うより、こんなネタがこれくらい受けるんだという、マーケティング的な見方でいい。

9月3日 金曜日
天花起き
できず、9時まで寝てしまう。

原稿書きの目処も徐々に。

「世界の中心で、愛を叫ぶ」録画で見る。やっぱ今シーズンはこれと「人間の証明」あればいいか。
日テレの24時間TVで録画したドラマ見たら、お目当ての宮崎あおいの出番がほんの少しで頭にくる。2時間のドラマで出てきたのが1時間以上あと。したらあっというまに死んでしまう。この程度ならクレジットするなって。

昨日のNHK「夢音楽館」ビデオで。
録画で夏川りみ&古謝美佐子。
童神/夏川&古謝
月ぬ美しゃ〜島々清しゃ/夏川&古謝
涙そうそう/夏川
家路/古謝
愛よ愛よ/夏川

オーソドックスでいい感じ。この番組、誰のためか知らないが、明かりが異常なほど強すぎる。再放送は6日(月)深夜2:15〜。

9月2日 木曜日
天花起き

取材ウィークやっと終了。
あとは家で原稿執筆するだけ。

ソニーが5月に発売したオーディオシステム「NETJUKE(ネットジューク) NAS-A1」をしばらく使用中。メルマガサイトからモニターに応募したら、当たったのだ。

40GBのハードディスクに、CDプレーヤー、MDプレーヤー、メモリースティックが付いているオーディオシステム。iPodとCD&MD&メモステステレオが合体したようなもの。CDを内蔵のハードディスクに移して大量の音楽を好きな時に聴ける。そして、MDやメモステに移して持ちだしましょうというコンセプト。

そこに、ネットワーク機能がついていてインターネットにつなぐと、ネットから音楽がダウンロードできますよっていうかなり贅沢な製品。ヨドバシで買うと9万4200円。

この、MDとメモリースティックというのがクセもので、正直こんなもの付けないで価格を押さえて欲しいと思うが、ソニーが莫大な開発費をかけた売り出しているものなので、入れないわけにはいかないのか。

とはいえ、使い勝手はさほど悪くない。別売の5インチモニター(2万円)がないと話しにならないが、DVDレコーダ使う感覚で、リモコンで大体操作ができる。CDからHDDへの移行がスムーズで、試した2枚のCCCD(コピーコントロールCD)もコピーできたような気がする。メモステへの移行も問題なし。

ネットからの音楽ダウンロードは、ケンウッド、パイオニア、シャープ、ソニーの4社が中心になって立ち上げた音楽配信サービス「Any Music(エニーミュージック)」を利用。月額315円の固定費と、1曲のDLはシングルが158円〜368円。アルバムは1050円から。リリースでは、国内主要レーベルの約38000曲ってあったけど、大した曲は入ってなかった気がする。

つーわけで、近い将来、音楽はCDからHDDの時代になるのは間違いないわけで、その先駆けとして登場した「NETJUKE」。期待まではいかないけど、確実に動き出して進化を続けていることは確かでしょう。

モニター原稿書かないと。

9月1日 水曜日

天花起き

11時 表参道 中谷彰宏事務所
中谷さんのコメント取り。
中谷さんといえば、就職、ビジネス、恋愛など若者向けに多数のノウハウ本を出している作家。
毎年、この時期恒例、2時間だけのご対面。宿題に対する成績発表でもある。毎年、かなり真剣に挑むが、コメントを聴くとやはり反省すること多し。

多くの受験生がお金を出してでも面談して欲しいことを、仕事でできるのはうれしいこと。おかげでなかなか得がたい勉強ができてる。

書き物や写真からみるイメージと違って、いいい人。やはり、その世界で一流の人ってのはみんな同じ。自己プロデュースを常に考えている。毎年、確実にいい影響を与えてもらえる。

今回、ダメ出しというかツッコミのまったく入らないネタありで満足。

そのままいつものコース。

家に帰って少し稽古してくわっち。
久々泡盛。