8月20日 金曜日
天花起き
13時 新宿編集部
V402SHの詳細チェックに。
ボーダフォーンのテレビが観られる最新機種。液晶を表にして畳んでテレビが観られるのがキモ。ケータイTVってイメージ的に使えなさそうだけど、デキは悪くない。この時間に放送してた高校野球、テレビの得点ボードまできちんと見えたし、思いっきりテレビのみのさんのホワイトボードの字だって見られた。オリンピックみたりするなら結構役に立ちそう。連続視聴時間が最大約60分という電池の持ちは短いが、電池の寿命は長くなる一方。テレビとケータイもこれからどんどん近くなるでしょうね。
帰宅後原稿執筆。
途中抜け。
19時 乃木坂・コレド
大衆芸能脚本家の稲田和浩氏が原案と演出をし、劇作家の堀川登志子さんが脚色をした男と女の二人芝居「ピエース」を見に行く。
コレドというスペースがなかなかユニークでカクテルやビールが飲めるライブハウスっぽい作り。センターに設けた空間(舞台)の周りを椅子席で囲むような感じ。
「ピエース」とはフランス語で「部屋」を意味し、この二人芝居は他人の部屋をのぞき見る感覚を目指したとのこと。根底に流れるテーマは「愛は砂上の楼閣に築かれた幻なのか」ということ。日常と幻想とが入り交じった不思議な芝居。食事に誘われたことをデートに誘われたと思いこむ女。小劇場の演劇を見にいったあと、ヒロインを誉める男にやきもちを焼く女、別れを切り出した女が結局男のもとに戻ってくるなどなどのシーンが途切れることなくシームレスに続いていく感じ。約1時間足らずの芝居だが暗転をほとんど使わないで流れを連続的に見せているところはさすが。
そういえば、二人芝居自体を見た機会がほとんどないので、セリフのやり取りで進む芝居は、新鮮だった。理屈っぽく感じる部分とか感情をストレートにぶつけるところなどは二人芝居ならでは。
稲田さん、堀川さんとも古典芸能や歌舞伎の素養もあるので、男女の深い部分までを探ろうとしてるのはよくわかる。でもやっぱり恋愛って部分になると書く側の考えも反映してたりしてそうなので、現代劇にすると自分の中に多少照れくさい部分も感じたりもする。人の日記をのぞいている感じとでもいえばいいのか。「お笑い」も書く稲田さんならではのくすぐりもところどころに見受けられたりして結構おもしろかった。
出演は阿部明日香、柳野コウセイさん。阿部さんの小さな体と大きな目が印象的。
あわてて帰宅。原稿執筆。
8月19日 木曜日
昨日の取材原稿一気書き。
たまった日記など諸々の書き物。
ネタ探しでいろいろ。
アテネから東京にFOMAを使って電話をかけると市内通話料金で済む。なんてことが期間限定でできたりします。海外と日本のケータイは通話方式が違うので、現時点では普通にそんなことはできないのですが、今回、ドコモが期間限定でFOMA専用の基地局を設置して、デモを行っているからです。アテネ市街をバックにテレビ電話なんてのも簡単にできてしまうのです。
でも、使える場所はかなり限られていて、最初のころはパルテノン神殿だとかアクロポリ駅などのアテネ市街地中心部だったのですが、急きょエリアが縮小され、一部の場所でしか使えなくなりました。メイン競技場からも離れているので、あまり魅力的ではありませんが、日本人観光客や仕事で行っている人にとってはわりとおもしろいかもしれませんね。
詳しくはドコモのリリース
こちらと
こちらで。
8月18日 水曜日
天花起き
11時 人形町 センチュリー証券取材
元山一証券の社長、涙の野沢氏が社長の会社だった。
青学の学食で久々の昼ご飯。大学も休みだから食堂も比較的すいてる。時間つぶしには最適。
夜はくわっち。
ナビさん、サプライズの結婚祝いあり。いつもの冷やしソバ。
8月17日 火曜日
天花起き
頑張ってラフ書き。意外とスンナリ。雑誌で記事を書く時は、ビジュアルイメージを頭に浮かべたほうがいい。文体や内容などが決めやすいし、書いてる時のワクワク感も違ってくる。
ラフについては編集者によっていろいろで、タイプも異なる。ビジュアルやデザインに凝って、書いてくれる人。原寸のレイアウトどおりにきっちり書いてくれる人、ま文字数だけ決めてライターに書かせて原稿が来てからいろいろいじる人などなど。ムックなんかの場合はライターのラフどおりにデザインに入れてしまうなんてこともある。
たぶんライターや編集者、それぞれ好みのやり方があったり性格によっても違うのかも。もちろん、書籍や決まった形のレイアウトならラフなんていらないんですが。
夕方、今夜はトゥナイト。2カ月ぶり。
お客さんは今までで最高かも。
30、31日のリハやってました。
終演後はいつものコース。
8月16日 月曜日
天花起き
遅めの朝ご飯を食べて、途中で買い物して、帰京。臨時電車のおかげで座って帰れる。2時間くらいの旅なら日常的だ。
『アダルト・ピアノ おじさん、ジャズにいどむ』(井上章一著/PHP新書720円)を電車の中で読み終わる。
著者の井上章一氏が41歳のころ、ホステスさんのアイドルになりたいという思いで始めたジャズ・ピアノの8年間の体験記。井上氏は、1955年生まれ。京大工学部を出て大学教授に。現在は国際日本文化研究センター勤務している。専門は風俗史、風俗評論。『美人論』や『パンツが見える。』などの著書がある。
この本はクラシックピアノを習っている人や好きな人は読まないほうがいい。かといってジャズやピアノが好きな人が読んで参考になるわけでもない。女のコが好きだが、家では奥さんに疎まれている。スケベ心を隠しながらも一生懸命仕事をしているといった、どこにもでいるおじさん向けである。もちろん、おじさんの生態というか心情をわりと正直に綴っているので、誰が読んでも楽しい。私はジャズとピアノのどちらにも精通していないが、思う存分楽しめた。文体も軽いし、ひらがなも多いので、読みやすい。
自分自身、ウクレレや三線などやってるが、男でも楽器を習いたい、音楽をやってみたいという気持ちはよくわかる。ところが、その障壁となるのが、時間がとれないこと。大抵は仕事で忙しいので、教室やサークルに通うこともままらず、練習する時間もない。大抵の人はそういった理由で挫折していく。
この本では、その挫折をどうやって乗り切れるか、楽器への情熱を長く保つ秘訣なども書かれている。楽器産業の隆盛とピアノ教室の関係、『101回目のプロポーズ』を見たおじさんたちがショパンの「別れの曲」を弾くためにピアノ教室に殺到した話など興味深い話も盛りだくさん。
「もしもピアノが弾けたなら」は1981年のヒットだが、そのころにピアノを弾く大人が急増したのではなく、その10年度の1991年の『101回目のプロポーズ』で武田鉄矢が「別れの曲」を弾いて浅野温子をものにしたところから急増したと指摘する点もおもしろい。
映画『カサブランカ』で、ピアニストのサムが「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」を弾いて傷心のイングリッド・バーグマンをなぐさめるシーン。ピアノを弾きながら、後ろを振り向き、バーグマンに微笑むシーンがやりたいばっかりに、弾きながら「目を鍵盤からはなす訓練」や、「後方をふりむく練習」をしたりする井上氏の姿もばかばかしくもあり、おもしろい。
でもキモを占めるのは、おじさんがピアノを習う原動力はほとんどが「もてたい」とか「女性にいい格好を見せたい」とかそういったものであるということ。実はモチベーションを保つ方法として結構有効かも。高校生の男が女の子にもてたいばっかりにバンドを始めるのはよくあることだし、ピアノが弾ける男のコを尊敬の目で眺める女子の姿をみてうらやましいと思ったことは誰にでもある。ここではそんな思いが40歳過ぎてもあるってことをただ言っているだけなのだが、おじさんたちを勇気づけるには十分でしょう。通勤電車の中で気軽に読むには最適かもしれませんね。
帰宅後、東京は相変わらず暑い。あまりやる気起きず、貯まった新撰組、逃亡者などのビデオ見て過ごす。
8月15日 日曜日
9時30分起き
長野は涼しいが、東京もこの日だけは涼しかったよう。おいごがいる時の恒例、BBQ大会で過ごす。涼しいから大丈夫。
田舎にくるとテレビのチャンネルで困る。日テレ系が1だったりTBS系が3だったり、テレ朝系が6だったり。自分が今どこの局を見ているかさっぱりわらかなくなる。
8月14日 土曜日
天花起き
本日から長野へ帰省。プークのお盆興行には2日間とも行けないが、今年の夏休みはここだけなので。
早めに家を出て長野駅まで。大宮経由だと時間も変わらず、安く行けることを発見。こんなことになぜ早く気が付かなかったのか。
ここのところ、高校の頃に長野の「いむらや」でよく食べていた焼きそばが無性に恋しくなったこともあり、長野についたとたん、超久々に寄ってみる。長野市に3店だけあるチェーン店(肉まんの店とはまったく別)。ラーメンはいまだに1杯350円。おそらく、私が高校のころから値段はほとんど変わっていないと思われる。
ここの定番は揚げ焼そばで、バリバリした細めんに甘ったるいあんがかかっている。具はかなり大きめに切ったキャベツとキクラゲくらい。そこにチャーシューが1切れ。かなり大もりで460円。あんで徐々に柔らかくなったところや固い部分をばりばりしたところなどいろんな楽しみが味わえる。
初めて食べると二度と行きたくないという人が続出する微妙な味だが、何となく後を引く。それが2度目からはなぜか病みつきになるから不思議だ。おまけに洋からしと酢を混ぜた「酢からし」をかけるとまたまた変わった味になり、これもいい。
東京を始め、全国各所で「いむらや」のような味にはお目にかかれない。だから、長野市近辺で過ごしたことがある人は地元の味といえばこの店になる。皿うどんとも違うし、中華屋の固焼きそばとも違う。繰り返しになるが、一度食べただけでは、安いけどそれなりでおいしくないよね〜って感想しかもてない。信州そばは東京にもあるので食べたいと思うことはめったにないが、いむらやのそばは他にないのでホントに懐かしい味ですわ。。
久々に歩いた長野市街。土地勘がすっかり薄れ、善光寺に行くまでにうろちょろしてしまった。
夜はおいと花火やったり。
夜はテレビで柔道観戦。
いやー谷はエライです。もちろん、旦那のほう。恋人や奥さんがバリバリ活躍して有名になることをうれしいと感じる人と、おもしろくないと思う男の人がいるが、旦那の谷はホントに喜んでいる。
女性が活躍するためには男性の理解が不可欠。家事や家庭のことは、後回しになるのは仕方ない。男でも女でもその人がやりたいことを一生懸命やっている姿を見ているほうが好きなので、谷ヤワラの活躍はうれしいし、それを見守るダンナ谷の姿もほほえましい。せっかくの才能や努力を結婚という形で閉じこめてしまうのはもったいないと思う男性は増えているようだが、まだ少数派かな? 特に地方の人やうちの親のような年配の人にはそのあたりの理解が少ないよう。
ダンナ谷は谷ヤワラの才能にも引かれたんだろうし、トップアスリートである自分を一人でも維持できるだけの強さを持っている。なかなかそんな男はいないだけに、ダンナ谷の偉さは格別だ。一流選手でありながら、オリックスというマイナー球団で田舎丸出しの顔。奥さんに押し切られてヘンテコな結婚式を挙げてしまうし、押しの強そうな嫁の実家ともうまくやっている。やっぱり谷はいい男だ。
ヤワラ=ブスネタは踊らされてる感が強いですね。美しくないが言うほどブスでもないことは多くの人が感じること。最初にブスと指摘した人はエライけど、今どき、後追いで笑いを取ろうとする人は相当センスがないんではないでしょうか。
8月13日 金曜日
天花起き
朝から怒濤の取材アポ入れ。電話かけは集中力が勝負。理想の来週仕事がほとんどできないことが判明。げげっ。再来週がヤマってことですか。
夜というか深夜は、開幕したばかりのオリンピック見る。オープニングまで見たが行進みるのはさすがにつらいのであきらめ。
8月12日 木曜日
天花起き
11時 打ち合わせ
結構時間ないことがわかる。
帰宅後、なんとか原稿1本入れ。
DVDで『愛してる、愛してない』を観る。
2002年のフランス映画。「アメリ」で一躍有名になったオドレィ・トトゥ主演。『堕天使のパスポート』の予習用。中野のTUTAYA、ミニシアター系棚の充実がうれしい。ここ全部制覇しようとしたら大変だ。
心臓外科医の「彼」に恋する女のコの話。一途に恋する女性のほのぼのとした話が続くと思ったら、途中から一転してものすごいことになる。「これも愛、あれも愛、たぶん愛、きっと愛」と松坂チック。こんな愛の形は怖いと思いながら、あったら滅茶苦茶面白いと。最初は少し嫌な気分になるが、面白さは後になってじわじわと効いてくる。個人的にはこういう恋愛ドラマ好き。小劇場の演劇が好きな人向きかな。
わかる人限定だが、これは『木更津キャッツアイ』(ドラマの方、映画は遊び版だから)の構成。『木更津〜』がお笑いなら、『愛してる〜』はミステリー。時を同じく(2002年)して日本とフランスで同じものができてるのが面白い。この映画の監督は、26歳(当時)の新人女性だとか。また、『木更津〜』の磯山Pによると、構成はガイ・リッチーの『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998年・英)の影響を受けていると言っているので(私は未見)、ひょっとしたらこっちもそうなのかもしれないけど。ざっと考えるだけで、ミスリード、映像の吹き替えコント、B面などいろいろな言葉が浮かんでくる。
しかし、DVD観たりするのが2時近くくらいで終わるのが4時くらいだったりするので、毎日眠くて仕方ない。
8月11日 水曜日
天花起き
11時 新宿
ケータイチェック。
auのW21SA。
自分の中では、auの三洋製は俄然評価が上がっている。auで買うなら三洋でしょうと言い切ってもいい。ただ、歴代ソニエリの自分はソニエリの呪縛あり。AV重視にいったソニエリは自分には必要ないのだが、手放せないのがなんとも。
W21SAは、200万画素カメラでAF対応。液晶反転スタイルだからデジカメ撮りができる。さらに、FMチューナー内蔵。再生は40時間。携帯の通話以外の使い道って実はラジオが一番便利だと個人的には思っている。だってただソフトを立ち上げるだけでいいんだから、こんなラクなことはない。W21SAはラジオの録音もできる(本体のみ)。さらに歩行ナビも付いている。FMに加えてAMが着いたら間違いなく買うかも。
歌舞伎町まで出たので
『マッハ!!!!!!!!』を観る。
「ハンドク!!!」以上に「!」が多いタイトル(ホントは1個だけかもしれないが)。
「一つ、CGをつかいません!」「二つ、ワイヤーを使いません!」「三つ、スタントマンを使いません!」「四つ、早回しを使いません!」のキャッチコピーが笑いを誘うアクション映画。
タイの田舎の村に住む青年が、盗まれた守り神“オンバク”像の首を奪い返しにいく物語。
導入部、村で一番強い若者、仏像が盗まれて、村の期待を背負ってバンコクへ向かう。そこまでを段取り芝居のごとくトントンと描き、早いとこアクションに入るなどわきまえた作り。ブルースリーもジャッキーも「恨み」「復讐」が怒りの原動力となっていましたが、マッハの場合は「故郷」なんですね。だから浪花節的などっぷりとした話にはならず、カラッと見られる。そこにタイならではの味付けがしてあって、まさにタイカレーの趣き。
アクションは見せ場のオンパレード。とにかく、休むことなく常に動いているので、息をつく暇もない。主人公を追う悪役は普通に走っているのに、主人公は無駄に派手な芸を見せ続ける。痛い、暑いもダイレクトに伝わってくる。
主人公は役者というより元スタントマンから一歩抜け出したってところ。セリフをほとんどしゃべらず、感情を身体で表す。やっぱアクションは20代の若い人のほうがみてて気持ちいいですね。