8月31日 火曜日
天花起き

今日締め切りの原稿を、今日から取りかかる。ネタは前から決まってたので、あとは書くだけ。。。。なんですが、ちょっとヒヤヒヤ。


『え〜カミさんを一席』(星野めみ/講談社)を読む。
落語家・三桜亭梅若とOLたま子の結婚生活を描いた少女マンガ。講談社のビーラブコミックス。
おっちょこちょいのたま子としっかりもので優しい三桜亭梅若の2人が、出会った人たちを幸せにしていく一話完結の物語。落語のネタを巧みに折り込んだ人情ストーリーで、これといって目新しさはないが、お涙ちょうだい的にうまく作ってある。若手落語家とその師匠夫婦、師匠夫婦に可愛がられるたま子といった人物配置も絶妙。なにより、女流講釈師・神田茜を妻に持つ林家彦いちが取材に協力しているので、全体がリアリティにあふれているのがいいんでしょう。

『風とマンダラ』(立川志加吾)、『山遊亭海彦』(さだやす圭、立川談四楼)もまとめて読む。


8月30日 月曜日
天花起き

今日は、CDショップを3店取材。

普段からCDには縁の薄い生活をしているので、ショップを取材するのは面白い。品ぞろえや売り方などが店ごとに違うが、商品に対する思い入れはみんな同じ。買う人にも思い入れがあって、確実に需要があるのだなと。

浅草、横浜、新宿の取材ルートでほとんど電車に乗ってた。

両国立ちよりでやっと帰宅。

8月29日 日曜日
8時起き

今日も今日とて原稿執筆。
あらすじって適当になら言えるけど、仕事にすると結構、気を使うのね。
フレーズなんかも出てこないのがある。もっと勉強、勉強。

13時45分
柳家一琴の会 なかの芸能小劇場へ。

ギリギリ原稿書いてたら、少し遅れる。
ぼたん「つる」
一琴「強情灸」
れ紋 曲独楽
一琴 「化物使い」
中入り
一琴「青菜」

何度か書いてるが、さほど落語会に足を運ばない自分にとって、1回に古典4席が聴ける会は貴重。継続してれば重なることはない。

今回は「化物使い」を10年以上ぶりに聴いた。人使いの粗い隠居さん、新しい家に引っ越したら、その家は化け物が出るということで奉公人がやめてしまう。働き手がいなくなって困っていると、一つ目小僧が現れる。ここぞとばかりにお化けに用を言いつける隠居。次の日は大入道、次は女ののっぺらぼう。そんなのお構いなしに使い続ける。後半は、隠居がお化けにものを言いつけるシーンがラスト手前までずっと続くから、いかにだれないようにやるかが腕の見せ所。一琴さんの隠居はキャラがよくできてて、用事のいいつけもテンポがよいのですっと入れる。

ゲストの曲独楽の三増れ紋(みます・れもん)さん。
女性の若手曲独楽師。三増一門では兄弟子の「紋之助」さんが有名で、下手ぷりを表に出すことでブレイクした人。お客さんがヒヤヒヤしながらも最後は応援してしまう。最近は腕があがってしまって、そのあたりで苦労してるが、れ紋さんはその芸風の後継者。明るくて元気がいいので、とても気持ちがいい。芸よりもしゃべりがうまいし、見せ方を心得ている。さすが一琴さん、こういう人を見つけてブッキングするのがうまいわ。

終わってすぐに帰って原稿執筆を継続。

8月28日 土曜日
天花起き

朝から原稿執筆。平日が取材だらけだと、土日は原稿に集中することになる。
執筆は集中するほうなので、未読の新聞は山積みになるは、未読のメルマガは貯まるは、録画したビデオは貯まるわで大変なことになる。開いていない新聞が山積みになるってことは原稿書きの仕事してるってことなので、いいことなのかもしれないが。

駆け出しの頃、ライター同業者(女性)に取材することになり、取材お願いしたら自宅に来られるのを嫌がった。確かに部屋は資料であふれるので、確かに嫌だろうなと今ならわかる。

18時 中野カラオケボックス
ウクレレメンバー3人でウクレレ片手に適度に歌う。久々で息抜きには最適。
3時間で終えて、帰宅後原稿続き。

冬ソナ終わっててよかった。オリンピックは見ないし。

8月27日 金曜日
天花起き

13時〜 池袋で2件取材
時間つぶしで池袋のマンガ(ネット)カフェ。
金曜の午後なのにほぼ満席。
後から来た客は断られたり、別の店に案内されてた。都会での時間つぶしはマンガカフェに限る。いつものようにマンガは読まずに原稿下書きやネットを使った調査など。

19時 両国・お江戸両国亭
「落語ヲヤリ亭」

落語好きの社会人が集まって催した落語会。大学の後輩が半分以上出るし、歌々志の会で寄席文字書いてくれたとしま君に渡すものがあったので、お江戸両国亭まで出かける。入場は無料。

開演ぎりぎりに入るとすでに満員。会社帰りの人が多そう。みんな友だちに声をかけて集めたんだろうなあ。偉い。

天狗連の人は、きちんと落語の形にしてくれるので、ある程度キャリアを積んだ人の噺は聴きやすい。社会人になると、学生の時にようなバカはしなくなるし、それなりに落ち着いてくる。

とはいえ、個人的には「面白さ」がなくなってしまうのが残念。学生なら学生、社会人なら社会人ならではの「話」があるわけで、そういったところを聞かせればお客さんはもっと食いついてくる。自分では当たり前と思っていることが、違うジャンルの人が聴くとすごい新鮮。落語本体は短くて軽い噺でもいいからそういうところが聴きたい気も。とはいえ、ネタを作るより、できあいのネタを覚えたほうが楽だしなぁ。お客さんの負担を考えず自分がやりたいことをできるのがアマチュアの特権なので、それはそれでいいのかも。

順番に
如月亭もん 狸賽 
新科亭劣人 新橋駅をご利用のみなさん
短命 大穴亭馬鹿
波雷亭可ん朝 湯屋番
中入り(休憩)
時間の関係でここで失礼。
後は
多飯亭賀天 六尺棒
子敷屋小夢 粋曲
浮世亭小凡 大工調べ
と続いた模様。

ちなみに名前の読み方は省略。恥ずかしいが大穴亭馬鹿の「馬鹿」は「ばろく」と読むのだけは確か。私が現役の学生のころ、1個下の学年につけたのが初代でなぜか続いている。今となっては恥ずかしい。

個人的には如月亭もんさんのぼそぼそ誠実そうにしゃべる姿が印象的。やっぱ、天狗連は短くて軽い噺の時にこそ力が発揮されるのではないか。

新科亭劣人さんは有名コンビのコントを脚色。新橋駅で酩酊しているサラリーマンにインチキ占い師が声をかけて何でも言い当てる。新橋駅の映像が彼の中にはないし、あのコンビのシュールさも出てないので選択肢としては失敗。も、プロが絶対できないことにチャレンジできるのが天狗連の特権なので、こういう試みは大好き。結果はどうあれ、自分の頭の中をさらけ出していかないと、感情は伝わらない。落語のストーリー構造を理解してなさそうなので、落語としての脚色はぜんぜんできてないが、逆にこれからどうなるんだろうというワクワク感が伝わってくる。新作でネタ下ろし。これだけで彼の意気込みは伝わってきた。


8月26日 木曜日
天花起き

11時 稲荷町待ち合わせ
今日は、ある人物の密着取材。

その人の自宅にいって出勤までを追い、さらに職場に着いてから昼から夜までずっと一緒にいる。時間経過ごと発生する仕事の間に写真を撮るのがメインで、ライターは、カメラマンに撮影ポイントを指示するだけ。あとはちらちらと仕事ぶりを眺めているに過ぎない。

上司の家に行って食事風景からスタート。なかなか見られるもんじゃない。そのまま少し時間つぶして職場に出勤した4時過ぎからずっと一緒。人の職場に変なのが2人立ってるわけだから、居場所を探すのが大変。邪魔にならないようにあっちに行ったり、こっちに行ったり。次から次と人が現れる職場なので、人あたりしそう。密着した人は一番の新人だから、彼より偉い人ばっかりだし。

今日の暑さは半端でないのに、ジャケットは羽織らなければならないのも面倒。暑いなかスーツ着て仕事している人の偉大さを改めて感じました。

帰って原稿書こうと思ったけどさすがにダウン。

玉川福太郎の徹底天保水滸伝に行けなかったのが心残りすぎ。

8月25日 水曜日
天花起き

原稿直していつもの水曜日。中野のタブチも久しぶり。

帰って日記書きダメしたり、原稿書いたり。日記は空いている時間にばーーーっと書く感じ。

8月24日 火曜日
天花起き
できず

11時 新宿取材慌ただしく

16時 半蔵門取材
福島瑞穂が普通に道を歩いていた。ピンクのスーツ着てケータイで何やらしゃべりながら。
今日はこれで終わり。

ネタ書き。資料収集からまとめへ。

ビデオでクドカンの徹子の部屋。田舎のいい感じの人そのもの。徹子の先走り目立つ。宮藤家、父が仕切る大晦日7時からの10大ニュースが家族のイベントだった。変な親のおかげでぐれずに済んだと、いかにも黒柳さんが喜びそうなところで。

8月23日 月曜日
天花起き

やや二日酔い。

今週は取材週間。
11時 銀座・山野楽器取材
そのまま銀座、両国撮影。
両国で少し仕事して上野。

取材はて時間もかかるし効率悪いがやっぱり動いているのが好きみたい。ここにも何度か書いているが、ライター(雑誌の場合)の仕事って昼間はほとんどが外出で、原稿書いている時間って短いわけで、書く以外のことをどれだけうまくできるかが大事っつーことで。

帰りがけの道、中野芸小

ZERO-1(ゼロワン)ライヴ
当日券ありということで入る。
なかの芸能小劇場は、渋谷のシアターD、ミニホール 新宿Fuーに並んでお笑いライブのメッカ。ゼロワンライブもその1つ。

出演者を書いても知っている人のほうが少ないでしょう。実際に見た自分も名前で思い出せないことが多いし。
(出演順)
青春ダーツ
奥村俊祐
OTENKI
カオポイント 医者コント
スパークスタート
DICE ダイスソング
人間チョップ 友だちサークル
響 怖い話
マッサジル ロックではとぽっぽ
ゴッドファーザー 外人が道を尋ねる
キャンキャン ウルルンネタ
モンキーチャック ピンク髪
ハロ 黄色シャツ、やせ我慢
ハマカーン 階段=怪談

観客はどこも同じ、若い女のコプラス男のコ。ブームもあってキャーキャーというイメージを持つ人もいるかもしれないが、実はすごくシビア。おもしろくないネタには笑わないから、辛い舞台もある。多少知られてるキャン×キャンとて同じ。へーってネタが受けたりして見ていると結構おもしろい。こういう舞台の数を多くこなすことで若手たちは実力をつけている。裏方スタッフも若い女のコのボランティア。好きなものを盛り上げようとする人たちの善意で成り立つ。昔から変わらない光景だけど、やっぱそういうもがいている時の笑いが個人的には一番好きなんですが。

帰宅後原稿全部仕上げて送信。前日入稿。

8月22日 日曜日
8時起き

「桂歌々志上京Vol.6」お江戸日本橋亭へ
自分が企画から制作まで全部やっている会。毎年1回で今年が7回目(Vol.0からカウント)。さすがに7年もやっていると慣れてくるので特に慌てることはないが、集客に関してはいつも不安と期待でどうしようもない。ちなみに桂歌々志の読み方はかつら・かかし。

東京でもあまりなじみの薄い上方(大阪)落語でしかも無名の落語家をどうやって売っていくかという試みを続けている。どうやって露出させていくかとか、東京での知名度を挙げていくのかとか、大変で、芸人さんやタレントさんの苦労も実感としてわかるんですが。

大学の落研の身内で固定客数は確保できるのだが、それだけだと赤字だし会も盛り上がらないので、一般客をどうやって入れていくかってところが課題だったんですが今年は本人や自分の頑張りもあって集客も含めてやっと理想の状態まで来た感じ。赤旗と日経の夕刊に情報載せてもらったけどどれだけ効果はあったんだろうか。

落語の中身的には、こっちでいうたい平・喬太郎さんクラスに近く、笑いをどん欲に取りにくるタイプなので、見ていて気持ちいい。マクラ(話の前に入る漫談)の面白さは同年代の若手の中ではトップクラスなんで、是非聴いてもらいたいですね。今年は米朝師匠と車で尼崎まで帰った話、その場から帰るタイミングのダメ出しをされた話、二席目では双子の弟と結婚式の司会をした話。

自分で会やるところのメリットは、見せたい番組を組めること。今回は浪曲の玉川美穂子さんに20分の古典を依頼。狙いどおり初めて浪曲を聴くというお客さんに満足してもらえたようだ。浪曲は第一印象が悪いと二度と見てもらえなくなるんで、誰の何を聞かせるかってのが大事なんですが、元気と明るさの部分で美穂子さんは最適だったですね。美穂子さんの場合、浪曲師の声という部分ではそれっぽくない部分もあるが、それ以上に芸人に必要な明るさを持っている。得意ネタの掛川なら、外すこともないから安心できる。若い人に浪曲を! と多く若手関係者が取り組んでいるので、その1つとしても満足かなと。遊一さんの「干物箱」は勉強会で見てよかったので是非とリクエスト。

番組は
美穂子 左甚五郎 掛川宿
遊一 干物箱
歌々志 壺算
中入り
歌々志 佐々木裁き

自分で会をやることのデメリットは、自分で楽しめないこと。
終わっても打ち上げまで気を抜けないのがプロデューサーの辛いところではありますな。落研の関係者が30人くらいでワイワイと。それも年に1回のお楽しみということで。2次回わたみで、11時ころ帰って即寝る。

8月21日 土曜日
天花起き

小学校のテストの仕分け分類の仕事とケータイの原稿。締め切りは火曜だけど、日、月とほとんど時間取れないので結局今日中に片づけることに。

冬ソナ最終回見る。やる側も観る側もいろいろ大変だったんだなあと思いながら。後半あたりから、チェリンの出番少なく残念。今日もちょっとだけ。

明日の準備もあって3時過ぎまで仕事。大体目処が。