6月20日 日曜日
普通に8時起き
最近暑すぎ。

ムックの急な直しを昼までせにゃあかんということで、桜井さんの出る西荻の映画(11時〜)はあきらめ。こういう仕事していると、仕方ない。微妙な時間で間に合いそうなんだが、あわてるとロクなことがないし。

明日締め切りの原稿もあるし、明日までに確認しないといけないゲラがたんまりあるので、暑い昼間からジクジクと原稿書きなどなど。

鶴瓶師匠の『日曜日のそれ』。海老名家兄弟勢揃いしてた。

夜、三線稽古。中野。

『オレンジデイズ』前週の録画と今週の録画見る。今回は全話見れたが、オリジナルドラマとしてはよくできてるし、今をきちんと書けている。同じように22、3歳の若者の恋愛を描いている「天花」はウソだらけど。ケータイの使い方がうまいです。耳が聞こえず、しゃべれない人にはとても便利な道具ってことがわかる。でも朝日の飲料出しすぎ。


6月19日 土曜日
天花起き

昨日の取材のテープ起こし。

14時 知りあいが所属している劇団・劇屋いっぷく堂の公演『チョコっとカフェで待ってて』を見に新宿シアターモリエールへ。

小劇場系の劇団って、いろいろクセがあるので当たりはずれが激しかったりするのですが、この劇団は一貫してハートフルコメディをやってくれているので、安心して見られる。ただ、劇団員の数が多いから、人物の出し入れが大変そう。ワークショップ的なことをやりながら徐々に脚本書いていくってことを聞いたことがあるので、基本的には「ラッパ屋」の鈴木聡さんと同じような作り方。キャラがわかっている劇団ならでは。

役者さんのほとんどがサラリーマンで、仕事をしながら年に数回の芝居を打っている。時には他の劇団のゲストとして出たりで、仕事や生活犠牲にしないとできないから結構大変そう。

前見たのは池袋グリーンだったりタイニアリスだったりで、セットはちゃちかったけど今回は広いモリエールで、セットもきちんと凝ったもの。高級感が加わってた。

でも、喫茶店のワンシッチュエーションものって,、作るの結構難しそうだ。

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そのまま西新宿の編集部。
ドコモのケータイチェック。
FOMAのP900iV、F900iT、N900iS。
P900iVは購入候補だけに、念入りにチェック。結論は見送り。結局ムービー機能にかなりのウェイトを置いているから、デジカメ代わりに買うと考えると二の足を踏んでしまう。端末の基本性能はかなりいいから、満足して使えるとは思うのですが。

今日は非接触ICチップ「フェリカ」を搭載した「iCシリーズ」もチェック。7月上旬から対応機種が発売になり、サービスが始まる。

フェリカの技術って、すでにam/pmの「Edy」やJR東日本の「スイカ」などで使われているから、仕組みはわかっている人も多いでしょう。あらかじめ現金をチャージしておくと、レジや改札にかざすだけで支払いが済むってやつ。

iCシリーズは、それがケータイに乗っかったってだけで、仕組み的には驚くことがない。すごいのはいろなサービスを選べるってこと。カードだったら、EdyはEdyだけだし、スイカはスイカだけだから、たくさんのカードを持たなければならない。ケータイなら、対応するサービスのiアプリをダウンロードするだけ。チャージも専用の端末から現金を直接入れる以外にiモードを使ってクレジットカードから入金できる。電池が切れてもカードだけは使える。

で、先週のドコモの発表には39社が対応を表明していて、am/pmの「Edy」で買い物するほか、マツモトキヨシやビックカメラのポイントを貯めたり、自販機でコーラ買ったり、コンサートのチケット代わりとして使うこともできる。会社の社員証だってケータイに入れようと思えば簡単にできる。JRのスイカは2005年度後半にサービス開始予定。


これから出るドコモのケータイは、7月からの動きにもよるけど、フェリカが標準搭載になる可能性高い。フェリカを使えば、いろいろ面白いことができるから、ケータイの世界がまた変わってそれはそれで面白い。

発売になる4機種には「Edy」のiアプリがあらかじめインストールされていて、100円分の電子マネーも入っている。Edyがam/pmだけじゃなくて(他にも9000店あるが、エリア限定)、セブンやローソンでも使えるようになれば爆発的に伸びるのにと思うのだが、それも難しいんでしょう。

端末としての機能はとてもいいので、フェリカを使わなくても、買う価値はありそう。特にシャープ製のSH506iCは、デザイン的な好みは分かれるが、機能としてはほぼ完璧。オートフォーカスで200万画素で、フレックススタイルで液晶キレイで、ってほとんどいうことなし。せめていえるのは506iってことだけでしょうか。

でも、最初の機種だし、どれも電池の持ちが悪そうだから、興味がある人以外は見送りか。

オンバト、南野やじくん、通過。よかったねえ。


6月18日 金曜日
天花起き


今日は名古屋へ出張。先月やった仕事のリピート。いわゆる「裏が返った」ということで。午後の3時待ち合わせなので、12時発で直で帰ってくる感じ。

東京からの移動だと往復で4時間30分程度、実際の取材時間は40分くらい。茅場町なら往復で1時間だから、地方の取材はいかに効率悪いかなんですが、まあ仕方ない。

パソコンを持っていって移動の間を惜しんで原稿を書くという人もいるが、移動中は身体を休めり、資料や本を読んで、家に帰ってから一気に書き上げるほうが性に合っているみたい。

長時間の移動にはやっぱ読書というか、移動でないとゆっくり本が読めない身体になっている。家ではネットから文字が流れてくるから、どうしてもそっちに行ってしまうし、電話もかかってくるし、メールも来るから中断されてしまう。電車なら、電話に出る必要もないし、他に目移りするものがないから集中できていい。今日は『映画の構造分析』(内田樹著、2003年晶文社)を読み終えました。感想書く時間ないので機会があれば後日。

家に帰れば、こないだ書いた原稿のゲラまとめて。早く原稿入れてもあとの作業が詰まると、結局ギリギリになってくる。明日昼までに戻せってねえ。

6月17日 木曜日
天花起き

ライターがいないので木曜までに4ページ書いてくれと火曜の夜に連絡。頑張ればできる時は、おとなしく従うしかない。頼んでくる人の声も切羽詰まっているし、発行日も知っているから。

原稿は、書く時間より調べる時間と構成を練る時間が圧倒的に長い。全部お任せで来ている場合、どんな内容をそのように見せるかを考える。ラフを書き、文字数もレイアウト用紙見ながら自分で決める。

朝いちから調査始めて構成練ってラフ作る作業で半日以上。あとは調査も続けながら原稿書いて半日以上。一応こちらから伝えた締め切り時間の12時に入れる。早いと感謝されても、ホントはもっと前に入れるのがカッコイイんですが、なかなかそこまでできないんですねえ。あと2時間遅い時間を伝えてたとしてもたぶんギリギリの時間に入れてるはず。

債券、転換社債、不動産投資信託、変額年金、外為証拠金とか。難し過ぎ。一日で頭に詰め込んだので書いたそばから忘れていきそう。

今日のニュースで「外為証拠金取引規制へ勧誘禁止」て出てたけど、悪徳な金融ゴロっているんですねえ。

6月16日 水曜日
天花起き。
2日飛ばしても全然OK。この目覚めの悪さがまだ続くのかと。

いつもの水曜日。
帰宅後、依頼のあった修正原稿着手。

19時 今夜はトゥナイト手伝い
森さんがいないので1人で。
朗読がオモロ。1980年代のことって直感に響いてくる。作った某師匠のすごさも改めて。いつものようにサイゼって帰宅。

原稿再び着手。

そういえば、月曜日、奥田英朗『空中ブランコ』(文藝春秋)を読了。
日記リンクさせてもらっているRomduolさんの日記を以前拝見して、とても読みたかったから。大阪散策で疲れたのと、昼間が異常に暑かったので、環状線に乗って3周くらいかけて読んだ。大阪の環状線って1周が40分くらいだからちょうどいい。

空中ブランコでパートナーを信用できなくなってしまったサーカス団員、尖端恐怖症のヤクザ、人前で義父のカツラをはずしたくなる医者、プロ野球のスター選手(三塁手)が一塁に送球できなくなる、同じパターンの小説を書いたことがあるのではないかと心配になる女流作家が精神科医の伊良部一郎のもとを訪れる。伊良部は患者の治療もそっちのけで、サーカス団に入ったり、野球チームを作ったり、やくざの話し合いに出たり、小説を書いたりする。初めは呆れていた患者たちも憎めない伊良部を受け入れ、自分の悩みの小ささや原因に気付いて、病気を克服していく。伊良部は100kg近いデブだが子どものような無邪気なキャラ。注射を打つのが大好き。看護婦やぴちぴちのナース服にナイスボディ。
伊良部先生と看護婦(士)のマユミ、この2人のキャラが異常に引き立っているから、自分なりのキャスティングで見ると面白いかも。。個人的には『義父のヅラ』がお気に入り。

この小説の構造は精神科医・伊良部一郎のもとにやって来た患者の再生物語。第一話を読んで思い出したのが聖路加国際病院精神科部長の大平健氏が書いた『豊かさの精神病理』(岩波新書1990年)と『やさしさの精神病理』(岩波新書1995年)のシリーズ。こちらは著者が体験したドキュメントで、ブランドやグルメ、ペットなどにアイデンティティを奪われて、精神不調を訴えて訪れる患者たちや、親や恋人との距離を測れないことを悩んで精神病院を訪れる患者たちの姿を描いている。

当時、これを読んだ時、小説(フィクション)ではと思うほどストーリーとしてよくできていたが、『空中ブランコ』には逆のことを感じた。小説の中で起こっていることは、99.9%事実であっておかしくない。そのあたりの取材や調査はかなりしているんでしょうね。


6月15日 火曜日
9時起床。

コスト削減で大阪から東京まで高速バス利用して帰ることに。
12時に大阪を出て東京に着いたら夜8時。まる一日つぶれた。電車賃は半分(6000円)だが、かかる時間は3倍。

帰ったら仕事山積み。

バスの中で
『編集会議』7月号 取材力強化!
読む。

日記リンクさせてもらっている東京犬さんがすすめていたので買ってみた。

ライター志望者や駆け出しのライター・編集者にはかなり参考になりそうですね。

「気鋭のジャーナリストが明かす私の取材作法」にある大谷昭宏、野村進、与那原恵、高山文彦、江川紹子のインタビュー記事も面白いし、「インタビュー時に困らない言葉の辞典 聞き方上手」「インタビュー道 所作礼法伝授」も役に立つ。フリーライター50人が体験した取材現場の天国と地獄」もスパっぽくていい。

すべてが「体験」を語る記事なので、現実感にあふれている。体験した自分が「そのとおり」と納得できるわけだから、読者にとってはかなり有意義な内容でしょう。逆にいうと、これらのことは体験しないとわからないとも言える。ノウハウはぎっしり詰まっている。あとはどう実践するか。

個人的に印象に残った記事は「ライターが使っている七つ道具」。森達也さんの「カメラは映像を撮る以外に、ときにはメモ代わりにも使われる。テレコ代わりに音を録ったり取材はこれ1台でやってしまうのだ。」これは面倒くさがりを自認する自分もさすがと思った。あとはオウムの取材交渉で手紙を書いたのは森氏だけだったこと。「撮りたいから出演交渉をする」「こちらが誠実に接すれば相手だって誠実に答えてくれる」。この姿勢はなかなかできるものではないだけに。

あとは、永江朗さん「名インタビュアー列伝〜黒柳徹子編」。この人の『インタビュー術!』(2002年、講談社現代新書名)も読んでいるだけに興味深く読んだ。インタビュアーを超える名インタビュアーぶり。対象に対する尊敬と愛情のまなざしが見えてくる。こんな仕事を一度はしてみたいものだと。


6月14日 月曜日
朝6時に梅田到着。特にやることないので、大阪の街をぶらつく。ミナミはわりと歩いたので今回はキタ。御堂筋歩いて日本銀行大阪支店、大阪市役所、中之島図書館、中央公会堂あたりを眺める。地元だから知らないが住友系のビルばっかり。月曜の朝8時って時間帯は出勤するサラリーマンで大勢。川沿いを歩けばブルーテントに住む人びとがいる。東京も大阪も日常的に見かける風景は変わらない。

曾根崎お初天神通商店街あたりをぶらつく。朝方の繁華街の微妙に静かな感じが好き。終わったばかりのような始まったばかりのような雰囲気が。繁華街の真ん中にお初天神(露天神社)。近松門左衛門の浄瑠璃『曾根崎心中』の舞台。繁華街の中に小ぎれいな神社。新宿でいうと花園神社になるんだろうけど、ちょっと違う雰囲気。
 
↑これはコンビニのサンクスでなくて、風俗無料案内の店舗(曾根崎)右はお初徳三郎のブロンズ像。

昼は、鶴橋に移動。鶴橋市場をぶらつく。韓国チックで沖縄(公設市場)チックでもある。ものすごい店の数。豚肉、魚、野菜などが所狭しと並んでいる。月曜昼間なのにおじさんおばさん多数。狭い道を自転車に乗ったおばさんおじさんが通る。自転車には傘を止める有名な「さすべえ」。

キムチを始め、いろいろ欲しいものがあるが、持ち帰れないのでただ見るのみ。昼間はホルモン焼き屋はやってないのね。チジミだけ食べる。

一度行きたかった新世界(新今宮)へ移動。自分好みのいい街でした。サイズは浅草の5分の1くらいだけど、それと同じくらいに濃い。芝居小屋もあるし、さびれた映画館もある。街にはおやじがあふれている。日本一デフレの街で何でも安い。かけそば160円、得体の知れない缶ジュース(グレープとコーラ系)が70円。飲んだらホントに得たいが知れなかった。カップコーヒーが50円。新世界国際劇場ではインザカットを含む洋画が3本立てで1000円とか。串揚げ屋もたくさんあったけど入らず。おかず100円の定食屋で。銭湯やパチンコ屋もあって日常生活を送る街なんですね。

通天閣も古いけど微妙に努力してたりで好感。

夕方から目的である歌々志くんと飲んでしゃべって終わり。今後のためになったのかならないのか。まあ、東京の会ではほとんど落ち着いてしゃべれないから、打ち合わせとしてはまあまあだったかも。あたりめの天ぷら初体験。いかにも大阪って感じで。

せっかくなので今日のねぐらは新今宮に戻って2000円の怪しいビジネスホテル。畳3畳敷き。テレビのみの和室だった。ちなみに他のホテルも超デフレで1600円なんてとこもあった。駅からほんのちょっと離れてたからパス。このあたり、古びたビジネスホテルだらけ。平日はもちろん休日も稼働率少なそうだ。古いホテルはアパートとして貸してて月額30000円だって。「年金生活のあなたにピッタリ」って書いてあった。

6月13日 日曜日
9時起き

ビデオに撮り貯めておいた『笑いの金メダル』(金曜9時テレ朝)を3週分(5/28、6/4、6/11)、ぶっ続けで見る。

以前書いたとおり、ネタの消費スピードの速さは相変わらずで、芸人にとっては体力勝負のキツイ番組。名前を売るメリットと潰されるプレッシャーと戦わなければならない。

一般審査員のコンクール番組で典型的な例が「さくらんぼブービー」と「マイケル」でした。インパクトの強さでキワモノが受かる。「面白かった芸」で選ぶと当然入ってくるから審査結果は真っ当だ。ところが「もう1回見たい」となると違ってくる。1回戦を通ればいいと思ってきた彼らに決勝戦を戦う気力もネタもなかったみたいだ。ネタの中身を変えても同じパターンだったため、あっさりと負けてしまった。このあたりが可能性や期待をこめて残すプロの審査員との違いなんでしょうね。もちろん、「大衆の求めているものが一番」と考えるとこのシステムは悪くないのですが、限界が見えてくるのは早そう。いずれ、いろいろ整備されてくるでしょうね。3回チャンプになって300万円って、魅力的はあるけどやっぱきついでしょう。

久々登場のつぶやきしろーは、さすがで、1回戦と決勝戦でテイスト変えて決勝も勝った。芸人にとって場数とか経験って大事なんですよね。正直感動しました。ネタ勝負で生き返る芸人さんが出てくるところはこの番組の功績ですね。

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高速バス夜行で大阪へ。
池袋発だったので池袋ひかり町 ラーメン名作座に行ってみた。

6月12日 土曜日
10時起き
さすがに疲れ出て。天花は昼に。

昨日の取材テープ起こしから一気に原稿まで。

株本の後送資料作って終わり。

週末の目処がついた。

冬ソナ10、1時間のうち50分くらいは主人公(女)が泣いていた。こんなに泣いてて辛気くさいのになんで面白いんだろう。

6月11日 金曜日
天花起き

14時 茅場町 証券会社取材。
広告の記事。不景気になると、企業は広告を減らすので、ここ3、4年くらいは広告の仕事が減っていたのだが、ここに来て月2本くらい続くようになってきた。金融関係がいいみたいなので景気は上向きか? 

出版業界は他の業界より少し遅れて景気の影響を受けると聞いたことがあるので、上向きになるのはもう少し先か、上がらないかどっちかなんでしょうが。


レビュー記事仕上げで送信。

夕方、ちむや、ナヴィさんのバンド「寿」のライブ。
前半、沖縄民謡(八重山)、後半はバンドの唄の構成。ピースボート乗船でパレスチナ難民キャンプの前で歌ったということで、いつにも増して平和モードのナヴィさん。盛り上げるところはきっちりで。一緒のテーブルに座って三線仲間とか連れてった友だちとか盛り上がる。やっぱ大勢はいいね。

いつもはすすぬいで1000円がボトル入れていっぱい注文してお店に貢献。

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