6月30日 水曜日
天花起き

定例スケジュール。
久々青学ランチ。学食の雰囲気は好き。

19時 元気いいぞう30日夜会
中野ハルコロへ

今日で一旦終了。ということで、いつもよりお客さん多め。

一部はいつものステージ。清水健太郎の歌などがオモロ。第二部に元気さんのおなじみの曲を持ってくる構成があったため、昔の曲はやらず、ほとんど新曲(下ネタ中心)。逆にやりづらそうだった。参院選ということで又吉イエス、マタヨシ光雄の爆笑政権放送。前日のラジオで録音したとか。

ゲスト 大友さん
リコーダーでバッハ
ラストは、パッヘルベルの「カノン」(悲しい時〜の後ろで流れてる名曲)をソプラノで。心に染みいる曲。

休憩を挟んで第二部。大友さんセレクト、元気いいぞう愛を歌う。有線かわら版でやったスタイル。大友さんの横に元気さんが座って、大友さんの私的曲解説の後に歌うスタイル。大友さんが言語化した解説を、もとに聴き入る観客。

以下、リスト(ジャンル分けは大友氏)
■まっとうなラヴソング
今夜はトゥナイト
恋するマジシャン
■逸脱した恋人からの贈り物
毛糸の地引き網
千羽鶴
■自己愛
オナニー
もしもオレが女だったら
■フケセン
猫ババア
■愛の対象さまざま
男はみんなホモになれ
恋する日教組
オレたちのカーセックス(時間の都合で省略)
■一方的な愛
ちんちん電車の福神漬(時間の都合で解説のみ)
ストーカーをぶっとばせ
■成就しない愛
歯医者さんマイラブ
原発ひとり旅(時間の都合で解説のみ)
夢見る想像妊娠
■胎児願望
折伏してる君が好き(リコーダーカラミあり)
エンディング「すべての人の心に花を」

時間がなかったので、1つの曲をじっくり聴くことができなかったのが残念ですが、いい曲ばかりのセレクトで満足。元気さんの曲の美しさを改めて感じる。

その場の簡単な打ち上げに初参加。来ているお客さんたち、サブカルマスコミ系が多数。やっぱそうなんだと納得。

ライブドア、近鉄買収ニュース。
東スポ見出し「近鉄買収名乗り社長は、奥菜恵夫妻の友人」

まあそりゃあそうだけど、やっぱスゴイ。
去年やってた深夜の『ド・ナイト』では1000万円のサーバーを大盤振る舞いしたり、さとう珠緒とお見合いしたり。すごい才能があるし、これから伸びる企業であることは間違いないのですが、あの鼻持ちならない雰囲気がどう評価されるか。


6月29日 火曜日
天花起き

書き物や読み物いろいろ。

18時 浅草・木馬亭
玉川福太郎の徹底天保水滸伝第二回へ

今回の『鹿島の棒祭り』は、繁蔵の用心棒で酒好きの浪人・平手造酒(ひらてみき)が助五郎側の用心棒3人と居酒屋で斬り合いになる話。平手造酒は北辰一刀流千葉周作の道場で免許皆伝までいきながら酒が原因で破門になったという、酒にだらしないというキャラクター。酒さえ飲まなければいい人、逆にいえば酒を飲めば無頼の強さを発揮する。

祭りで賭場の用心棒を務めるために3日間断酒した平手。3日目の終わりが近づいた時、うっかり口にした酒がもとで大けんかが起こる。すべてが主役を引き立たせるための設定やフリで、誰でもわかりやすいように工夫されているから、話にすんなり入り込める。それを福太郎さんみたいに声がよくて雰囲気のある人がやるわけだから、面白くならないはずがない。クライマックスは、平手が助五郎側の用心棒3人と居酒屋で斬り合いになる直前、相手の顔を睨みつけながら大きな盃で酒を飲むところ。斬り合い(チャンバラ)は見せずに終わった。あっというまの30分?。

その前に出たのが会のプロデュース担当で福太郎の弟子の玉川美穂子さんで「猫餅の由来」。

彫刻の名人・左甚五郎もの。甚五郎が掘ったものには生命が宿る。甚五郎が身分を隠して泊まったり立ち寄った店や宿で残していった彫り物に命が宿り、その店が大繁盛するという定番もの。猫餅の由来のヘンなところは、甚五郎が彫った猫が元で、繁盛した店のおばあさんが、怪しいものを使っているとして役人に捕まり、牢屋に入れられてしまうところ。そこに虫の知らせを感じた甚五郎が駆けつけて解決する。すんなり終わらせず、これでもかと善人をいたぶるところが何とも言えず。

ゲストに出てきた井上ひさしさんも、浪曲ってここまでやるのかと、かなり感心していた。というか、ここまでえげつなくやってもいいところが浪曲なんだと微妙な感覚を舞台でしきりに言ってたな。

今回も客席満員。プロデュースの手腕の高さを感じる。帰り際のお客さんは、ほとんどが満足そう。50、60歳を過ぎた年配のお客さんが、楽しそうに語りあいながら帰っていった。

6月28日 月曜日
天花起き

日記などたまった書き物を。

現在、TBSで深夜2時くらいから山口百恵主演の「赤い衝撃」を再放送している。やっているのは知っていたが、今日、やっと見ることができた。「赤い衝撃」は1974年から78年くらいまで放送された「赤いシリーズ」の4作目で、1976年〜77年までに全29話が放送された。

山口百恵の役は、日本陸上界期待の短距離アスリートで実業家の娘。恋人である刑事(三浦友和)に誤って撃たれて、下半身付随になる。その中に愛する2人の血のつながりや家族同士の憎しみなどが入ってどろどろになる大映テレビの王道パターン。

「冬のソナタ」を昔のドラマと評する人が多いように、路線的にはそう変わらない。主人公たちはいやおうなく運命の渦に巻き込まれてドロドロになる。30年近く前のドラマでもちっとも古く感じない。運命が劇的に変わっていくし、筋書きもわかりやすいので、途中から見たとしてもついていくことができるでしょう。まったく退屈しない。しかし、これで29話もたせるってある意味スゴスギ。

動く山口百恵を知らない人は、改めて山口百恵の魅力に気付くでしょう。今の若い人がみても「いいな〜」と思うはず。三浦友和も全然変わっていません。トリビアで注目されている中江真司さんのナレーションもgood。今日が14話だったから7月中旬までは続くんじゃないでしょうか。ただ、深夜なのでCMが異常に長い。眠気に耐えられない人はビデオでどうぞ。1話だけ見ても楽しいです。

サイトを巡って探したレビューではbaddreamfancydresserというページが一番わかりやすくて面白かった。

作家・野沢尚さん自殺の報。今年4月のテレ朝の特別企画でやった2時間ドラマ「砦なき者」(野沢さんの小説を自身でシナリオ化)を見た後だけに。子どもの頃、父親の首吊り自殺を見た男(妻夫木聡)が、子ギャルを首吊り自殺と見せかけて殺害。さらに、それを追求しようとしたニュースキャスター(役所広司)も首吊り自殺に見せかけて殺す。首吊り3連発でこれってことなのか?

6月27日 日曜日
8時起き
暑いからつい目が覚める。

13時45分 『柳家一琴の会』。中野・なかの芸能小劇場へ。
前座 柳家小たま 道具屋
喜多八師匠のお弟子さん。語り口、雰囲気ともによくて気持ちいい。最近あまりきかない「鉄砲落ち」だった、ズドーンってやつ。

あとは一琴さんの『子別れ』。上、中、下の通し。間に休憩を挟みながら。
吉原の女郎に入れ込んだ大工の熊五郎。女房と子どもを追い出して、年季(奉公の義務期間)が明けた女郎を引っぱり込んだが、長続きしない。独りになって自分が悪かったということに気づいた熊五郎。酒を断って、心を入れ替えた。三年がたったある時、道で子どもとばったり出会う。子どもとのやり取りから、元の女房が一人であることを知る。最後は子どもが2人の間を取り持って元のさやに収まる噺。

全部やると長いので、別れのきっかけとなる吉原遊びが「上」、ケンカ別れをするまでが「中」、子どもがきっかけで元のさやに収まるまでが「下」と分けて演じられるが、今日は上、中、下を通しでやった。「上」は笑い話、「下」は人情噺だから、聞く機会は多かったが、「中」は初めてか2回目くらい。確かにそこだけ聞くと、熊五郎がすごく嫌な人間に描かれるし、夫婦げんかして、女房を追い出すシーンがほとんどなので、救いようがない。なるほど、やる機会がないのもわかるが、中と下をセットにして噺を組み替えると、別の話として成立しそう。

最初は嫌な人間だったが、心を入れ替えてって真人間に生まれ変わるって噺を組み込むだけで、噺が立体的になる。確かに子どもと親の関係を深く描くなら、今のままの下のほうがすっきりしてるし、そこだけを濃密に描ける。だから、多くの人はそうしているんだろうけど、中のおいしいところを活かすって手もありそうだなぁと思った次第(他の子別れをあまり見てないので、既に誰かがやっていたらゴメンなさい)。

今日の子別れは、上中下を全部やって2時間くらい。1人で2時間やるって、めちゃくちゃスゴイこと。足がよく持ったなあと感心。一琴さん、高座でも言ってたけど、「50分くらい覚えたら、それ以上頭に入ってこない。だから、上が終わったら上を消して中を頭に入れて、順番に消しながらやる」とか。冗談にしても、ネタ下ろしでそれだけ覚えるのはさぞかし大変だったんだろうなあ。

帰宅後、原稿書き。
鶴瓶師のラジオ、大瀧泳一氏ゲスト。
主流を古賀政男、傍流を服部良一に例える。このセンス、めちゃオモロ。タモリ古賀、たけし服部、中道さんまとか。

6月26日 土曜日
天花起き
頑張る

たまには本の感想など。
『映画の構造分析』(2003年/晶文社)

著者は、内田樹(たつる)さんといって現在、神戸女学院大学文学部教授で、専門はフランス現代思想。観客が「読む」ことの面白さが、伝わってくる本。超オススメ。
サブタイトルが「ハリウッド映画で学べる現代思想」とあるように、「エイリアン」「大脱走」などを通してラカンやフーコーの思想を学ぼうというもの。

例えば、「エイリアン」はフェミニズム映画であり、男性の攻撃的な性的欲望と戦う自立した女性への応援歌と読む。「大脱走」は父性の拒否であり母性の奪還、「ゴーストバスターズ」はトラウマの本質という。

ハリウッド映画は「極度の女性嫌悪」に貫かれている。という読みも面白い。「私が最初にアメリカ映画の女性嫌悪に気づいたのはマイケル・ダグラスによってである。彼が出演する映画では、そのときどきにアメリカでいちばん人気のある女優が(実際に、あるいは社会的に)『抹殺される』。」「マイケルダグラス映画では例外なく女性が「悪役」となり、主人公を誘惑し、彼のプライドをずたずたに切り裂き、そして、最後に怒りにかられた主人公によって「抹殺」される。
それに対して日本映画には「八〇−九〇年代に限っていえば、日本であからさまに女性嫌悪的な映画で興行的に成功したものは存在しない」とある。これらの仮説を立てて証明していく過程が独自性にあふれてて、読みもスリリング。こんな面白い評論は久しぶりに読んだ。

全体を通すと構造主義の基礎がわかる入門書になっているので、映画そのものを知らなくても理解できます。

夕方、三線取りにちむやへ。稽古以外で行ったのは久しぶり。
冬ソナ間に合いで帰る。
ダンドリ芝居だらけ、編集しているせいもあるけど無駄なシーンはひとつもなくて、その後泣かせのシーンが続くって感じ。なのに面白いのはなぜの嵐?

6月25日 金曜日
天花起き

締め切り近いので原稿書きに専念。6月は意外と働いたような気がする。

『ホームドラマ!』最終回。視聴率は悪かったけど、個人的には雰囲気が好きだった。
やっていることはすごく先を読んでる。半歩以上先に進みすぎているだけか。

6月24日 木曜日
朝まで飲んだは久しぶり。

9時起きで頭ぼっとしたまま。
今日は、あまり仕事がないので助かる。

『離婚弁護士』最終回。
ほぼ日テレビガイドの感想が楽しくて一緒に見た。最終的に得をしたのはキャラが立った天海祐希でしたね。

日本ブレイク工業の社歌を作った萬Zさんの第二弾、八景島シーパラダイスのレストラン・ローズベイハウスの店歌「エビフライ」。BARKSのサイトでノーカットのプロモが見られます。

6月23日 水曜日
天花起き

いつもの水曜日。
地道にお勉強。

三線稽古でくわっちへ。
次回から新メンバー参加予定。
これでまた楽しくなりそう。

なおきさんラストウィークで、ちむや終わってブロードウェイ近くのバーへ。なんだかわけのわからないまま朝まで。これ以上お酒飲みたくなかったのでうだうだ。

アンルイスのDVD、めちゃくちゃかっこいい。ポップでロックでメロディアス。今の時代に生きてても、十分通用するし、熱狂的なファンが増えるでしょう。20年経ってもアン・ルイスのような人は出て来ないし、特別な人なんだなぁと思った次第。DVD欲しくなってきた。

6月22日 火曜日
天花起き

原稿書き。
今週は締め切りが少ないのでゆっくり。
フェリカの原稿送信。

最近、調べ物のためにGoogleを使って検索すると、ブログの記事が多くひっかかるようになった。それでいいんですが、調べ物で使う場合、かなり迷惑。

ネットを使って調査する場合、使えるのはニュースや企業や公的機関の公式ページのみで、個人のページは使えない。公式ページだって間違いがあるわけだから、個人の日記やページは推して知るべし。自分の日記だって、厳密に裏をとらないで書いているから、100%正しいという自信もない。

逆に、好きに書けるブログだからこそ、多種多様な話題にあふれていて、ネタ探しの参考になる。

ブログの記事検索に便利なページがライブドアの「未来検索livedoor」。キーワードを入力するだけで国内にあるすべてのブログ記事を検索できるところがミソ。ブログだけが対象なので、人が感じたことだけを抽出できる。映画や本の感想やレストランの口コミ情報などの収集に役立ちそう。自分や友だちの名前なんかで検索してみても楽しいでしょうね。

6月21日 月曜日
天花起き

台風接近だが、今日は一日出かける予定がないので引きこもりで、一日クーラー漬け。

ケータイ原稿執筆。
日記も書いたり。

今月は時間すぎるの早い。

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