いろいろな描き方を応用してあらゆる角度の上半身を描きこなしていく。

前のページでは三通りの方法を実践したのでここではまとめて応用して練習していきましょう。人物は上を向いたりかがんだり横を向いたりするだけでとても描くのに困難を感じますが、ここを乗り越えればかなり楽になり自信が付きます。
  • さあ、鉛筆もって描こうよ! たのしくね。
左の絵を見てみよう。左から角度が上がって斜横上の人物を描いてあるけど、どうですか。とても難しい構図に見えちゃうけど大丈夫、三日月、ブーメラン、びろんびろん描法を思い出そう!  今のあなたならそんなに難しく感じないはずだよ。自分に自信をもって描いてみよう。ちょちょいのちょいっと、けろけろやんて感じにさらさらーっとね。
デッサンが狂ってるかなと感じたら右の絵のように基本線をいっぱいひこう。早くフリーハンドで定規のように線が描けるように練習を重ねよう。それだけでもデッサンの狂いは格段に減ってくるよ。
  • ちょっとアドバイス

ここまでデッサンを続けてきたみなさんには今までラフに描いていこうとすすめてきましたが、このへんで一度自分で納得いくまで一つのデッサンを描いてみることをおすすめします。たとえば一枚の人物の写真を時間をかけて模写仕上げると恐ろしく技術が上がります。びっくりしますよ。

肩を描く最後の締めくくりです。ここまでした事を織りまぜていろいろな男女の肩のポーズを描いておきます。ずいぶんしつこく肩を描くコーナーを解説してきましたがこれでおしまい。おつかれさまでした。
上の図の通り基本線をしっかり引いて、説明しなくても描き方はもうわかってるよね。最初のあいだはとにかく基本線を引きデッサンの狂いを抑える努力をしよう。
自分の中に自分の描きやすい法則をどんどんつくっていこう。人物を描くには自分の決まりみたいなものをつくって描くようにしていくと同じポーズを見本を見なくても容易にデッサンしていくことができる。